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沖縄、シュガーローフの戦い

ジェームス・H・ハラス 猿渡青児訳 光人社NF文庫

シュガーローフとは、現在では沖縄戦での激戦地で、那覇と首里の丁度中間地帯にあたる。沖縄戦当時は丘陵地帯であったとのことだが、現在では市街化が進み、ゆいレールの「おもろまち」駅を中心に大型ショッピングセンター、飲食店、映画館等がある商業地帯だ。
シュガーローフで戦った米軍は、米海兵隊第6海兵師団で、本書では第6海兵師団の目線から描いたシュガーローフの戦いを描いた著作である。本書の中でシュガーローフの戦いが如何に凄惨なものであったか、またシュガーローフを攻め落とすのが如何に困難であったが克明に描かれている。
沖縄戦の実相を知るには良い著作である。

お奨め度★★★