イメージ 1

「ブダペスト45」(コマンドベスト#8)をプレイする

「ブダペスト45」(以下、本作)は1945年1月に行われたソ連軍によるブダペスト攻略戦とドイツ軍によるブダペスト救出作戦を描いたシミュレーション・ゲームです。スケールは、1ヘクス=2.5マイル、1Turn=2日、1ユニット=約1個師団を示します。
ブダペスト戦は、かつてHobby Japan社からBitter Endというゲームが出版されていました。Bitter Endはドイツ軍が連隊規模となり、1Turnも確か1日(うろ覚え)だったように覚えています。本作に比べて細かい部隊運用が可能ですが、プレイにはそれなりの時間がかかります。一方、本作はスケールが大まかになっていてマップもやや小さめなので、プレイの負荷はBitter Endよりも軽そうです。

本作については、随分前から槍隊と思っていたのですが、テーマがマイナーなせいか、なかなかプレイする機会がありませんでした。先日ルールブックを読む機会があり、読んでみたら意外と簡単そうでした。そこで「誰かやろうよ」と釣り糸垂らしたら、あらあら大きなお魚がバクり。

という訳で即興でブダペスト45をプレイすることになりました。下名はソ連軍を担当。兵力で押しまくってブダペストを落すぞー。

まあ細かい展開は省略します。初心者が勝てるほどゲームは甘くはない、ということで、ドイツ軍に完膚無きまでに(と言えば些か大袈裟ですが・・・)叩きのめされました。ブダペストもかなり押し込んだのですが、最後は救援部隊に外郭陣地を破られ、ブダペスト守備隊と救援部隊が見事に握手。見事なサドンデス負けです。

とはいえこのゲーム、面白いです。ソ連軍はもう少しブダペストの攻め口を研究せなあきません。それからシークエンスがちょっと癖があり、枢軸軍は普通に移動・戦闘・機械化移動なのですが、ソ連軍は違う。戦闘・移動の順で、しかも1ユニットは移動か戦闘かどちらかしかできない。従ってブダペストのような市街戦は兎に角、野外の戦闘で枢軸軍を捕捉するのは至難の業です。寄ってきた所を叩き潰すしかないのかなぁ・・・?。

Bitter Endとの違いは、難易度やプレイヤーへの負荷感(両方ともBitter Endの方が大きい)以外に、地形の重さがあります。Bitter Endの場合、北からの突破口は地形的に厳しく、殆ど成算はなさそう。それに対して本作は北方からでもそれなりに抜けそうです。

今回はボロ負けでしたが、もう少し研究して、再戦してみたい作品です。

;
イメージ 2
ゲーム終了時の状況。あきませんわ。