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このブログでも何度か紹介したと思いますが、東京から会津若松に行くための鉄道ルートはメインとなる新幹線経由ルート以外に、もう1つあります。それは東武浅草から東武線(今風に言うとスカイツリーライン)に乗り、日光・鬼怒川温泉の向こう側である新藤原まで行き、そこから野岩鉄道、会津鉄道を乗り継いで西若松に出て。最後はJR只見線で会津若松に至るルートです。この鉄道は四季折々の風景を楽しむことができる楽しい路線で、しかもJRではない私鉄の長距離列車が走っているとあって、個人的には好きな路線の1つです。特に18切符の使える時期等は、1泊2日の休みを利用して、初日は上記ルートで会津入り。2日目は只見線の絶景を楽しみつつ、上越線、高崎線、東海道線経由で帰ってくるというミニ温泉旅行を楽しんだりしていました。
(残念ながら、只見線が現在台風被害のため、上記ルートが使えなくなっています)

今回その会津鉄道にジョイフルトレインが走っているという情報を聞きつけ、早速乗り鉄に行きました。

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18切符を利用して宇都宮経由でJR日光に着いたのは1120頃でした。外人さんが多いなあ、と思いながら、高原の空気を感じながら、JR駅から徒歩3分の所にある東武日光駅に向かいます。

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東武日光駅で西若松までの乗車券を買い、駅構内に入ると、お目当てのジョイフルトレインが既に入線していました。「会津マウントエクスプレス」と書かれた真っ赤なボディ。短い2両編成ながらも車内はオール転換クロスシートで、新幹線等よりも豪華と思える造り。しかも車販嬢まで乗務していると来て、にも関わらず特別料金の類は一切なし。なんとま、有難いことかな。

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こんなに「お得」な列車なので、車内は余程混んでいるかと危惧しましたが、予想に反してガラガラ状態。途中の鬼怒川温泉までは家族連れ等それなりに乗っていましたが、鬼怒川温泉でどーっと降りたので、あとは殆ど貸切状態でした(ちょっと大袈裟ですが・・・)。

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面白かったのはコーヒーを注文した時で、コーヒーを買って\300、というのはいつものパターンなんですが、その後に「これ、サービスです」といって何やら透明容器に入った怪しい食べ物が・・・。話によると何でも地元桧枝岐村の名産品で地元の名水を固めて作ったゼリーとのこと。水だけのゼリーなんて旨いのかな、と、半信半疑で食べてみたら。これが案外イケてる。とても有難いサービス品でした。

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あとは地元の人が乗り込んできて地元の名産品を販売したり、途中の下今市では私鉄には珍しい(というか、JRでも今は殆どなくなりました)駅弁の立ち売りがあったり、所々で沿線案内があったりと、至れり尽くせり。JRにも色々とジョイフルトレインがありますが、ここまでサービスの良い列車は珍しいのではないでしょうか(辛くもJR九州の観光列車がこれに匹敵するぐらいか・・・)

関東近郊でこんなに楽しいジョイフルトレインが走っているとは、不覚にも今まで知らなかったです。3セクながらも会津鉄道、侮れませんなぁ・・・

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