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「史上最大の侵略」はウルトラセブンにおける侵略者と地球防衛軍との戦いを描いたシミュレーションゲームです。プレイヤーは地球防衛軍又は侵略者を指揮し、それぞれ地球防衛又は地球侵略を目指して戦います。侵略者側は45体の侵略者の1つでも侵略に成功すれば勝利で、地球防衛軍は侵略者の侵略から地球を守り抜けば勝利です。

今回私は侵略者を担当しました。

経過

イメージ 7ウルトラセブン記念すべき第1話は「人間牧場」。登場したのはブラコ星人。若い女性を緑に変色させるという奇妙な宇宙人で、「それがどうした?」と言いたくなるようなお話である。しかも番組タイトルが「ウルトラセブン」にも関わらずウルトラセブンは登場せず。「御覧の通りの風来坊」を新メンバーに加えたウルトラ警備隊は、自力でこの事件を処理したのでした。

イメージ 8第2話の「海底基地を追え」も奇妙な話。戦艦「大和」を改造した侵略用戦艦「アイアンロックス」で艦砲射撃を行うミミー星人。それを防衛軍はウルトラホークとハイドランジャーの集中攻撃でこれを撃沈した。オイオイ、肝心の「ウルトラセブン」はどこへ行ったよ・・・。

第3話「円盤が来た」でようやくウルトラセブンが登場。ペロリンガ星人がセブンのアイスラッガーが真っ二つになってしまふ。その後「第4惑星の悪夢」「姿なき挑戦者」「マックス号応答せよ」「必殺の0.1秒」とセブンの活躍が続き、侵略者瞬殺の日々が続く。

イメージ 9侵略者側がセブンに初めて一矢を報いたのが第8話「ダン対セブン」に登場してきたサロメ星人とニセ・ウルトラセブン。ダンを拉致してウルトラビームの秘密を盗み出したサロメ星人は、本物のセブンを上回る戦闘力を持つ「ニセ・ウルトラセブン」を完成。地球防衛軍に戦いを挑んだ。防衛軍の攻撃も殆ど奏功せず、我らがセブン登場。しかしセブンのアイスラッガーはニセセブンに躱され、逆にニセセブンの攻撃で我らがセブンが敗退する始末。
雪辱を期するダンは、生身の状態でニセセブンに一撃を加えた後、セブンに変身した。「ジョワッ!!」
セブンは必殺のワイドショットをニセセブンに放った。ニセセブン爆発。我らがセブンが辛くも勝利したが、生身のダンによる1ヒットがなければ、セブンも危なかった所であった。

イメージ 10その後もセブンの苦戦は続き、第10話「プロジェクト・ブルー」では、俊敏な格闘戦能力を誇るバド星人にセブンは一度は敗北。2回目の挑戦でワイドショットを使ったセブンは辛くもバド星人を退ける始末。
第13話「散歩する惑星」では、強敵リッカー相手にまたもやセブン大苦戦。最初の交戦ではワイドショット2発撃ちという豪華さにも関わらずリッカーの反撃を封じることができずにセブン敗退。苦し紛れに投入したカプセル怪獣「ウィンダム」もリッカーに軽くあしらわれて効果なし。セブン2回目の交戦でワイドショットが漸くリッカーに命中。エネルギーレベル15ポイント消費するという大盤振る舞いの末にリッカーを退けた。この段階でセブンのエネルギー残量は60ポイント。早くもエネルギーの残量が約40%まで落ち込んだセブンであった。オイオイ、あと32話も残っているのに、大丈夫かセブン?。

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イメージ 11第22話「あなたはだあれ?」で登場したフック星人は、地球防衛軍とカプセル怪獣「ウィンダム」の共同攻撃で殲滅されるという興味深い展開もあったその直後、中盤戦最大の山場がやってくる。第23話「ウルトラ警備隊西へ」、第24話「零下140度の対決」、第25話「セブン暗殺計画」だ。無敵の宇宙怪獣キングジョー。零下140度の超低温でセブンを苦しめるボール星人と怪獣ガンダー。そして「いかなる戦いにも敗れたことがない」と自称する「上から目線」宇宙人=ガッツ星人の登場だ。

イメージ 12キングジョーはワイドショットの攻撃を撥ね飛ばし、一度はセブンを撃退した。しかしぺダン星人の人質であるドロシー・アンダーソンを地球防衛軍が救出してから形勢が逆転。ドロシーの知恵を借りた地球防衛軍がライトンR30を利用した特殊弾頭でキングジョーを集中攻撃。体中ボロボロになったキングジョーはセブンのアイスラッガーによって打倒された。

イメージ 13続いて登場した冷凍怪獣ガンダーはワイドショットの一撃で撃破。その次のガッツ星人も苦戦しながらもワイドショット2発撃ちでセブンの勝利に終わった。しかしこの時点でセブンのエネルギーレベルは28ポイントまで低下した。エネルギー残量は20%強。しかし倒すべき侵略者はまだ20体以上は残っている。果たしてセブンに、そして人類に明日はあるのか・・・。

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イメージ 14その後「魔の山に飛べ」「悪魔の住む花」「栄光は誰がために」「遊星より愛をこめて」「蒸発都市」「700キロを突っ走れ」「緑の恐怖」といった各話でセブンのエネルギーは徐々に減っていき。セブンのエネルギーレベルは遂に10ポイントを割り込んでしまう。
ダンの枕元にセブン上司が現れるのもこの頃からか・・・。
「変身してはいかん!」

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イメージ 15その頃、かつて地球防衛軍の攻撃により船団を全滅させられたザンバ星人は、密かに復讐の機会を伺っていた。頃合い良しと見たザンバ星人は、宇宙怪獣ペテロを使って月面の地球防衛軍基地を襲う。急きょ駆け付けるウルトラ警備隊。しかしペテロは警備隊の攻撃を全く受け付けない。業を煮やしたダンがセブンに変身。エメリウム光線を放ったが、ペテロには通用しない。そして必殺のワイドショットを放ったが、またもやペテロには通用せず。この時点でセブンのエネルギーレベルは残り1。残り1で武器が使えるかどうかはルールに書かれていなかったので、使えると解釈してセブンに変身しようとするダン。
「変身してはいかん!」
叫ぶセブン上司。逃げるダン。駆けつけるアンヌ。そして有名なあのシーン。
「アンヌ、僕は……。 僕はね……、人間じゃないんだよ! …M78星雲からきた、ウルトラセブンなんだ!」

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そしてセブンに変身したダンは、ペテロ相手に最後の戦いを挑む。必殺のワイドショットを放つウルトラセブン。しかし・・・・。
やはりセブンの武器はペテロには通用しなかった。崩れ落ちるセブン。そしてその瞬間、人類はザンバ星人の前に屈した。

「ウルトラセブン、第33話にて打ち切り」

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感想

イメージ 16フルキャンペーンの場合、侵略者が有利だと思う。というのも侵略者側は侵略者達の登場順をコントロールできるので、例えば「キングジョー」「ガッツ星人」「ガンダー」「ゴース星人」といった大物キャラを集中的に投入して地球側の対処能力を飽和させる。あるいは「マゼラン星人マヤ」「ダリー」といった「セブン以外では倒せない侵略者」を最後まで温存しておき、セブンのガス欠を狙って登場させれば、セブンは対処できなくなる。

対する地球防衛軍側の戦略としては、健康管理と同じで「侵略者の早期発見、早期除去」(別名、ウルトラ警備隊の「サーチ&デストロイ」作戦)が有効だと思われる。侵略者を早めに見つけ出し、見つけた侵略者を可能な限り警備隊の攻撃だけで対処する。セブンの登場回数を減らせばそれだけエネルギー温存が可能になり、後半に出てくるであろう凶悪な侵略者にも対処できるようになる。

キャンペーンシナリオはそれなりに時間がかかる(4~6時間ぐらい)のが難点と言えば難点だが、それを凌駕する魅力があるので、機会があれば是非挑戦したいアイテムだ。

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P.S. 私的には警備隊を担当して「負ける気がしない」と豪語しておきましょう。