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最近マイブームになりつつある「Victory at Sea」ですが、ソフィア会でプレイしました。
今回、下名は連合軍を担当しました。
以下はその記録です。

1Turn

イメージ 2北大西洋と南大西洋にてドイツ軍ポケット戦艦が通商破壊戦を仕掛けてきた。哨戒中の空母「イーグル」(1-2-4-1)(注)とグロリアス(0-1-6-2)が追撃戦を実施。暗い海にソードフィッシュが発進してポケット戦艦を探す。やがて英艦載機に所在を暴露した2隻のポケット戦艦は英雷撃機の集中攻撃を受けるととなる。ポケット戦艦「アドミラル・シェアー」「グラーフ・シュペー」(いずれも2-2-5)は、艦載機の攻撃を受けて海の藻屑となった。

(注)数値の意味は、空母の場合は砲撃力-防御力-速力-空襲力、その他の艦艇の場合は砲撃力-防御力-速力となる。

ちなみに「イーグル」の速度は4、ポケット戦艦の速度は5なので、ルールに従えば通商破壊戦を行うポケット戦艦相手に「イーグル」は空襲できない。ここでは通商破壊戦のルールについて細部を理解していなかったため、ルール間違いを犯してしまった。

累積POC=+1

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2Turn

イメージ 3英艦隊がバレンツ海で大規模な作戦を実施してきた。航空偵察でそれを察知したドイツ海軍は、バレンツ海の支配を確保すべく艦隊出撃でこれに呼応する。バレンツ海海戦と呼ばれる戦いで、ドイツ軍の巡戦2.重巡3に対し、英軍は巡戦2、空母1、重巡2が参加した。「マイティ・フッド」こと大型巡洋戦艦「フッド」(4-4-7)が活躍し、ドイツ巡戦「グナイゼナウ」(3-5-7)を撃沈。しかし、巡戦「シャルンホルスト」(3-5-7)が見事に僚艦の仇を取って「フッド」を撃沈、さらに巡戦「レナウン」も「シャルンホルスト」の餌食となる。英重巡3隻も独軍の餌食となり、僅かに空母「フォーミダブル」(0-2-7-2)が傷つきながらも英本土に辛くも帰還した。

イメージ 4北大西洋では、唯一残ったポケット戦艦「リュッツォー」(2-2-5)が通商破壊戦を展開したが、英軍の重巡2隻がこれを追跡。見事に「リュッツォー」を仕留めた。開戦2Turnにして、早くも全滅の憂き目を見たドイツ海軍ポケット戦艦隊。

累積POC=+1

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3Turn

イメージ 5ドイツ海軍に新鋭戦艦「ビスマルク」(4-9-6)が就役する。唯一残った戦艦「シャルンホルスト」と組んで出撃、と思いきや、「シャルンホルスト」は先のTurnに受けた損傷を修理するたけにウィルヘルムスハーフェンに入泊。「ビスマルク」は重巡3隻を伴って北の海に出撃する。「ビスマルク」を追う英艦隊は、新鋭戦艦「キングジョージ5世」(4-5-6)、「プリンス・オブ・ウェールズ」(4-5-6)、巡洋戦艦「レパルス」、空母「ヴィクトリアス」(0-2-7-2)、重巡3隻である(注)。

実際のプレイでは、英艦隊が「ビスマルク」を追ったのではなく、英艦隊の出撃状況を見て「ビスマルク」が出撃してきたのであるが・・・。

英側2隻、独側1隻の英独新鋭戦艦同士の対決では、英艦隊の圧勝に終わり、「ビスマルク」が轟沈。英側の損害は「キングジョージ5世」が小破しただけであった。ただし重巡同士の対決では、独側が技量の冴えを見せて、英重巡2隻を撃沈。独側の損害は皆無であった。

このTurn、大西洋主要部を全て押さえた英軍がPOC3点を獲得し、累積POCは+4になった。

4Turn

イメージ 7ドイツに新鋭戦艦「ティルピッツ」(4-9-6)が就役する。ドイツ軍は水上部隊の温存とバルト海でのロシア艦隊せん滅を図るため、「ティルピッツ」と修理のなった「シャルンホルスト」、そして重巡2隻でバルト海に出撃する。対するはロシアの旧式戦艦2隻(いずれも3-3-3)。戦う前から勝敗は明らかだった。
しかしロシア海軍は予想外の善戦を見せた。戦艦「マラート」の砲撃は「ティルピッツ」を捉えてこれに計6打撃を与えた。防御力に優れたビスマルク級だったから「ティルピッツ」は沈没を免れたが、それでも大破は免れなかった。もっと悲惨だったのはベテランの巡戦「シャルンホルスト」で、こちらはロシア戦艦「10月革命」の砲撃により轟沈の憂き目を見てしまう。ロシア戦艦2隻もドイツ軍の反撃によっていずれも海の藻屑となったが、楽勝と見た対ロシア戦で思わぬ出血を強いられたドイツ軍なのであった。

イメージ 8地中海ではイタリア海軍が活発な活動を開始していた。今までは同盟国の苦戦を尻目に何らの活躍を見せなかったイタリア海軍。英提督の「眼光」に脅されて出撃してもすぐ引き上げる日々が続いていたイタリア海軍であったが、ここに至って漸く地中海の覇権を巡って英艦隊と全面対決に乗り出してきた。
イタリア艦隊の戦力は戦艦6、重巡4、英艦隊は戦艦6、空母1。戦艦戦力はほぼ互角、航空戦力で英軍が勝り、巡洋艦ではイタリア軍が勝っていた。
イタリア軍が砲戦の冴えを見せ、英艦隊の旗艦「ロドネー」(5-5-3)を砲撃にて撃沈。他に旧式のR級戦艦2隻が仕留められ、1隻が大破した。イタリア側に沈没艦はなく、新鋭戦艦「リットリオ」「ヴィットリオ・ヴェネト」(いずれも4-6-6)及びカブール級戦艦2隻が大破しただけであった。

地中海はイタリア海軍の支配する所となったのである。

累積POC=+4

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5Turn

イメージ 6イメージ 16これまで触れなかったが、南太平洋では英旧式空母「イーグル」が対潜戦に大活躍していた。Uボートテクノロジーが英側に有利になっていたこともあるが、対潜戦でダイスを3回触れるという空母の特性を生かして毎ターン南大西洋に投入してきたドイツのUボートを確実に1~2隻仕留めていった。独軍も「イーグル」を目の上のコブとして排除しようとしたが、何故かUボートの魚雷が「イーグル」には当たらず、「イーグル」の活躍は続いていた。

イメージ 9地中海には先の海戦で大損害を被った英地中海艦隊を強化すべく、新鋭戦艦2隻、巡戦1隻等からなる増援部隊がジブラルタル海峡に向かっていた。英軍の動きを察知したイタリア海軍は、いったん出撃していたものの、出撃を取りやめて基地に引き揚げてしまう。そこで英米連合軍はイタリア本土に対する空襲を実施。この空襲により本土で修理中であったイタリア戦艦「ヴィットリオ・ヴェネト」(4-6-6)と「ジュリオ・チェザーレ」(4-3-5)が撃沈されてしまう。

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イメージ 10バレンツ海では、援ソ船団PQ-17がムルマンスクに向けて航行を続けていた。水上戦力の大半を失ったドイツ軍は航空戦力でこれに対抗する。船団援護中の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」がHe-111の雷撃によって撃沈されたが、船団は航空攻撃をかい潜ってムスマンスクに到着した。

海域支配、船団到着等によって累積POCが7点に達した。この時点で反撃兵力の大半を失っていた独軍が敗北を認めたので、この時点でゲーム終了となった。

感想

イメージ 15結果的には勝利に終わったが、出目に助けられた感はある。
本文中では余り触れなかったが、Uボートテクノロジーが殆ど連合軍+2の状態であったため、Uボートが連合軍の対潜行動によって殆ど封じ込められたのが大きい。また序盤にルール適用ミスもあったが、ポケット戦艦3隻があっさりと英軍によって撃沈されてしまったこと。ロシア戦艦の思わぬ活躍。新鋭戦艦「ビスマルク」の初陣での最期等。全般的に連合軍のダイス目が良かったことは否めない。

このゲーム、連合軍のダイスが走ると、枢軸軍はどうしようもないな、という気がした。