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山科会のあった翌日。帰りに少し時間があったので「青春18切符」を使って丹波路を乗り鉄してみました。

朝0638発の京都発福知山行は6両編成。しかし福知山まで直行するのは前の2両だけで、後の4両は途中の園部まである。
京都を発車した列車は高架線を大きく右にカーブして丹波路へ向かう。カーブの左手には梅小路機関車基地があり、蒸気機関車が水蒸気を上げていた。太秦映画村を左手に見つつ、左右が山が近づいてきて、嵯峨嵐山を過ぎた辺りから山間部へ。トンネルをいくつか抜けると、時折有名な保津峡の渓流が見えてくる。昔の線路は保津峡沿いに敷かれていたので、今よりも遙かに景観に恵まれていただろう。少し過ぎた昔が恨めしく思う。

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保津峡を抜けて山から出ると、本格的に丹波路へ入っていく。亀山、園部等に停車。園部で6両編成から2両編成に変わると、車内が混みあってくる。和知、綾部といった町を抜けて、目的地福知山には0830頃に到着。そこから山陰線豊岡行きに乗り換える。同じような山間の山村が続く中、30分ほどで列車は和田山に到着する。丹波地方の中心都市、という訳ではないが、山陰本線と播但線が接続する駅なので、鉄道ファンにはそこそこ有名な駅だろう。

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播但線に乗るのは何年ぶりだろう?。自分の記録には残っていないので、多分15年以上も前だと思う。一応「乗潰しマップ」にはマーク済みだったので、乗ったことがある鉄道であることは間違いないのだが、いつのことは覚えていない。大阪から比較的近い場所を走る鉄道ながらも、接続の悪さ、所要時間等がネックとなってなかなか乗る機会のない路線だ。かつては山陽地区から鳥取方面への接続線という位置づけもあったみたいで、今でもローカル線にしては珍しく特急が走っているが、20年ほど(もうそんなに昔になるんだ)前に第3セクターの智頭急行が山陽本線と鳥取とを事実上直結してしまったため、山陽、山陰地区への短絡線という役割は智頭急行が担うことになった。

そんな播但線。鉄道ファンとしては興味深い路線で近いうちに乗ってみたいと常々思っていたのだが、実際に乗ってみると・・・・。まあ、そんなものだろう。鉄道の旅なんて大半はそうだ。和田山、寺前間は旧式のディーゼルカーが1両でゴトゴト走る。沿線の風景はそれなりに興味深いが、観光資源になるようなものはない。生野という駅があったが、生野の銀山と関係あるのだろうか。あるいは昨今の「官兵衛ブーム」にあやかって町興しでも目指すのだろうか。
寺前から姫路まではややローカル色の薄れた2両編成。電車だったかな?。ロングシートなので旅情もなくなってくる。周囲の風景も「鄙びた山村」から「姫路の郊外住宅地」に様相が変化してくる。旅もそろそろ終わりに近づいてきたかも・・・、と思っていたら、終点の姫路に着いてしまった。

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