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先にも書きましたが、YSGA第4回塩原合宿でAir Powerの練習プレイを行いました。
以下はそのレポートです。

Air Powerのチュートリアルプレイ

空戦ゲームについて今ひとつ盛り上がらないYSGAに空戦ゲームを普及させるべく企画した「初心者が学ぶAir Powerコーナー」を開きました。シナリオT1,T2(一人で飛び回るやつ)だと流石にアレなので、シナリオT3「First Air Combat! Korea」を試してみました。これはF-86Eを駆ってランダムに動く2機のMiG-15を追い詰めて撃墜する。受講生は・・・、残念ながら1人です。
最初に移動ルールと旋回ルールを教えてスタート。旋回の仕方自体はそれほど難しくはなかったようですが、加速減速ルールが難しいと感じた様子。マニュアルは英文ルール、それを元に口頭説明するだけで理解するのは流石に無理だったか・・・。(ちなみに受講生の方は、英語自体は全然OKの方です)
とはいっても話を進めないと話にならないので、強引にZoom Climbのルールを説明。HFPとVFPの違い、VFPを使った「その場で旋回するワザ」等を理解してもらいました。ついでにここで「ハイスピードヨーヨー」についても簡単に解説。くるくる回る敵機の背後をどうやって取るのか、についても説明しました。
そんなこんなでゲームを進めていく間に敵機はどんどん離れていく。ランダム移動といってもMiG-15が性能限界で振り切ろうとするので、F-86Eでそれを追い詰めるのは至難の業です。いわんや旋回とズーム上昇しか知らない初心者が目標をガンレンジに捉えるのはほぼ無理。そこでランダム移動を一時中断し、手心を加えてMiGを飛ばすことに切り替えました。
ある程度敵機の背後を占める所まで来た所でSteep Diveのルールを説明。これで水平飛行、上昇、降下を一通りマスターしたことになります。また敵機の移動に手心を加えた結果、なんとかセイバーのガンサイトに目標を捉えることができました。50口径機銃の2連射射撃によってMiGに命中弾を与えましたが、残念ながら頑丈なMiG-15には有効弾とはならず、MiGの頑強さに舌を巻いた所でいったんお開きとしました。

ルールを教えながら思ったことは、加速ポイント、減速ポイントを次Turnの速度変化に反映させるプロセスの理解がポイントだということ。ここを理解できれば少なくとも旋回戦は概ねOK。逆にここに躓けば先には進めません。後はFPをVFPとHFPに分割する所。ここも普通の陸戦ゲームにはない概念なので躓きやすいポイント。しかもHFPはまだしも、VFPについては上昇や降下の種類によって1VFPあたりの高度変化が違うといった所も初心者にとっては間違いやすい所なのかもしれませn。

4時間ほどのチュートリアルで説明できたのは「速度変化」「旋回」「ズーム上昇」「緩降下」ぐらい。あとはスライドマニューバー、バレルロールマニューバーについても簡単に解説しておきましたが、このシナリオで使う機会は殆どなさそうです。

受講者の感想ですが、結論から言えば好感触を得て頂いたようです。基本的な概念さえ理解できれば、Air Powerの飛行ルールが見た目ほどは複雑ではないこと。またAir Powerの飛行ルールが航空力学をかなり正確に再現していること。またそのスケール(1Hex=1/3nm、1Turn=12s)が実戦的な感覚にマッチしていることについても理解して頂けたようです。受講者にはこの後どのルールを読めば飛行を理解できるかを伝授してチュートリアル終了。受講者も基本的な飛び方とルールを読み解くポイント(全てのルールを読む必要はない)を理解できたようでした。今後の発展が楽しみです。

ちなみにこの後、乗機をF-86EからMiG-17Cに乗り換えて同じシナリオにチャレンジしてみました。同じ亜音速機でもアフターバーナー有/無では性能が段違いであることを実感して頂けたようです。MiG-17は飛行特性が素直なので、初心者向きの機体なのかもしれません。
「ザクとは違のだよ、ザクとは・・・」

余談ですが、シナリオT3はベテランにとっても結構骨があります。MiGを1機落せば勝ちなのですが、射撃の出目が悪いとしくじります。いわんや2機以上落とすのはかなり至難ではないかと・・・。機会があれば、シナリオT3のリプレイなんかも紹介したいと思います。

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