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GMT社のUkraine'43の第2版をプレイしてみた。今回はドイツ軍を担当し、2日間にかけてキャンペーンシナリオに挑戦してみた。


14Turn(43/10/06)

天候=雨
イメージ 3またもや雨が降った。しかし雨の中、ソ連軍はポルタワに向けた決死の攻撃が続く。ソ連第5戦車軍その他の部隊が3面からポルタワに肉薄。1-1の戦闘比から雨、陣地により2シフトダウン。砲兵2個を投入して2シフトアップ。出目が"6"で結果はA1/D1。マンシュタインの振り直しを要求したが、今度は出目が"4"で結果はA1/DR。突撃砲大隊(2-2-7)をリードユニットにして死守を試みるも、出目"1"で失敗。ポルタワは遂に陥落した。
このTurn、ドイツ軍はパブログラード(Pavlograd 4123)も放棄したため、ソ連軍は2VPを獲得。VPの合計は16となり、ソ連軍サドンデスの可能性はやや遠ざかった。

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Turn終了時のVP=16(20)


15Turn(43/10/11)

イメージ 4ポルタワ西方でソ連軍が活発な行動を開始した。ソ連第5親衛戦車軍の攻撃を受けてドイツ第10装甲擲弾兵師団(6-7-7)と第101猟兵師団(5-6-5)が撃破されて後退した。
しかしこのTurnのソ連軍Turn終了時点で次Turnで勝利得点を1点獲得するのは困難と判断。可能性から言えばザポロジェダムか、あるいは(可能性は非常に小さいものの)ドニエプルペトロフスク(Dnepropetrovsk 3724)を占領できる可能性はあった。しかしその可能性は非常に低いということで両プレイヤーが合意し、ここでゲーム終了とした。

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Turn終了時のVP=16(21)


感想

イメージ 5苦しいと言われているドイツ軍で勝てたので満足である。序盤のドンバス防衛戦が比較的上手く行ったのでVPを回すのが楽になった。逆にソ連軍としてはサドンデスラインに追われるような戦いになったので、苦しかったと思う。
ドイツ軍もミスがいくつかあったが、いずれも致命的なミスにならなかったので良かったと思う。

イメージ 6途中でも書いたが、ドンバスで守っていて、ポルタワにソ連軍が攻めかかってきた時には、戦線が伸びきっていてきつかった。露骨に後退すると勿体し、相手にこちらの後退意図を悟られてしまうので、徐々に兵力を減らしつつ後退させていったが、さてさてどうだったものか。今回はソ連軍がVPサドンデスに苦しんでいたので陣地化された都市部に直接攻めてくれて助かった。しかしソ連のVPラインに余裕があると、ドンバスとドニエプル川の間を突破することで、ドイツ第6軍、第1装甲軍を片翼包囲することも夢ではない。そうならないためにはドイツ軍としてはドンバスを放棄して撤退せざるを得ず、ソ連軍としては労せずにドンバス一帯を手中に収めることができよう。そう言った意味では、序盤のソ連軍はやはり果敢な攻撃が必要であり、損害を恐れずVPラインをクリアしていく必要があると感じた。VPラインをクリアし続けることで自らの作戦自由度が増すと共に、相手の作戦自由度を奪うことができると思う。

イメージ 7ドイツ軍の立場から言えば、ハリコフ等の超重要拠点以外で都市の守備兵力に装甲部隊を使うのは良策ではないように思えてきた。確かにSS装甲師団のエリート修正は都市の防御力を高めてくれよう。その結果、都市を攻撃するソ連軍は攻略戦に苦労することになるだろう。しかし包囲された都市はいずれは落ちる。都市を守りきるためには、その後方連絡線を堅持しなければ無理なのだ。後方連絡線を守るためには、敵の突出部隊を叩く機動打撃兵力が必須である。そしてSS装甲師団はその機動打撃兵力の中核となる戦力になるのだ。
イメージ 10そう考えると都市部を装甲部隊で守るという選択肢は条件をつけて考えるのが良いように思う。すなわち都市への後方連絡線が確保されている間は守備兵力として装甲部隊を使うのは良い。しかし後方連絡線が遮断される直前に装甲部隊を後方に逃がし、歩兵のみによる防衛に方針を転換すべきだと思う。このあたり、撤退時期の見極めが難しいが、「まだ後方への撤退が可能なギリギリのタイミング」ということになろう。

イメージ 8ドイツ軍の機動反撃については、所謂「キラースタック」を作るのが有効だと感じた。装甲3個師団+重戦車大隊。これで攻撃力30以上を確保する。これで平地の敵に対しては通常で4:1以上、相手が戦車軍の場合でも3:1は確保できる。初期攻撃時にはキラースタック以外の兵力も加わるので5:1を確保し、機動襲撃で3:1での襲撃を実施すれば、戦車軍を含めた敵2個スタック以上を戦闘不能に持っていける。死守に成功されればどうしようもないが、初期攻撃で5:1を確保しておけば最初に躓くことはない。機動強襲途中での相手の死守は、たとえそれが成功したとしても、相手に余分に1ステップ損害を与えたということで良しとしよう。あと機動強襲中にキラースタックが被るであろう損害については、リスクの一部として割り切るべきだ。装甲ステップは確かに貴重だが、それと同様に歩兵ステップも貴重なのだ。装甲ステップと歩兵ステップの価値の違いに拘って機動反撃部隊の衝撃力を殺ぐよりは、装甲ステップの損害をリスクと割り切って機動反撃力を発揮した方が良いと思う。

イメージ 9そしてドイツ軍の機動反撃だが、所謂「三矢サイダーアタック」(相手をZOCボンドで囲んで退路を断って殺す)は、慎重に考えて実施した方が良い。チャンスだと思って安易に行うと、包囲されている相手を殺しきれに逆に包囲を仕掛けたこちらの機動部隊が逆包囲で殲滅されることになってしまう。兵力に余裕のあるソ連軍は「相互交換上等」でどんどん包囲を仕掛けていって構わないと思うが、ドイツ軍の場合は自軍兵力の消耗を招くような作戦は慎むべきだろう。「三矢サイダーアタック」は、(1)相手の残りが1ステップの場合(相手は絶対に消える)、又は(2)包囲を形成する友軍部隊全ての後退路が確保されている場合、のいずれかが成立する場合に限るべきだと思う。無論、常に「三矢サイダーアタック」の可能性を見せておいて、相手に脅威を与え続けることは重要であるが・・・。

その他、細かい点だが、今回気がついた点をいくつか列挙したい。
(1) Auto DSには気をつけよう。2面攻撃の可能性がある場合は最低6~7防御力、3面攻撃の場合は8~9防御力は欲しい。今回は致命的な問題にはならなかったが、結構ヤバイ場面はいくつかあった。
(2) マンシュタインのダイス修正は使う時に使うべき。
(3) 挟まれても諦めない。戦闘結果で失うのは1ステップだけなので、後退路さえ残っていれば、なんとかなる。

最後に今回2日間に渡ってお相手頂いた対戦相手氏には、心からお礼を申し上げたい。

おまけ

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図-1 両軍の保有ステップ数と戦力比

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図-2 両軍の損害

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図-3 原因別損失ステップ数