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ローマ人の物語(全15巻)

塩野七生 新潮社

ローマの誕生から衰退までを扱った全15巻の大作である。とにかく長かった。多分読み通すのに1年以上かかっている。Kindle版だったから輸送の手間や保管の手間がなかったのが大きかったが、もし紙媒体なら果たして本作にチャレンジしたかどうかは怪しい。
内容といえば、多分門外漢の私などが語らなくても、もっと良い書評がアマゾン等に出ていると思うので、そちらを参照した方が有益だと思う。私としての感想は、人名や地名の把握が大変(というよりも殆ど諦めていた)だったので、「ふーん、そんなものか」程度の理解しか得ていない。もちろん「ハンニバル」等のキーになりそうな部分は真剣に追いかけたが、それ以外は時間、空間、人物把握が怪しいので、内容を完全に理解できていない、というのが正直なところだ。ただローマに関する政治、外交、軍事、経済、宗教、インフラ、そして人物といった問題について、おぼろげながらも理解できたと思う。また単なる政治史や人物史といった枠組みを超えて、多角的な視点からローマの歴史を追いかけたというのは、筆者の面目躍如と言った所だろう。

お奨め度★★★★(私のようなローマのことを全然知らない人間でもそこそこ楽しめたという点を評価して)