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ソフトウェアプロセス改善手法SaPID入門

安達賢二 日科技連

SaPID(さぴっど)とは、筆者が考案したソフトウェア改善手法である。所謂改善活動のノウハウを体系化したもので、ソフトウェアプロセス改善と銘打ってはいるが、それ以外の改善活動全般にも適用できそうである。
SaPIDでは、現状把握、改善の検討、改善の実行を出来る限り早く回すことに主眼を置いた改善手法である。所謂PDCAと基本的には同じだが、SaPIDでは、各プロセスが必ずしも順番に回す必要はなく、状況に応じて並行作業したり、行きつ戻りつしても良いとしている。一方でSaPIDでは、改善プロセスを早く回すことを特に重視しており、1つの改善活動は3ヶ月以内、さらに改善時にトライアルと呼ばれる縮小版実運用を取り入れ、早い段階で改善のフィードバックを得るように工夫している。間違っているかもしれないが、改善活動の「アジャイル版」といえば当たらずとも遠からずか・・・。
また巻末には改善推進者の心得として「対等な立場でアプローチする」「~させようという下心は持たない」等26ヶ条が記載されており、大いに参考になった。

お奨め度★★★★