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近年は観光列車ブームで、JR各線や第3セクター線、私鉄線等で観光列車が走っています。JRについては、観光列車に一番熱心なのはJR九州ですが、その他JR東日本、JR西日本、JR北海道などでも観光列車が走っています。JR四国でもアンパンマン列車などの観光列車が走っているようですが、一昨年よりより本格的な観光列車である「伊予灘ものがたり」を走らせています。私は観光列車に乗るのが好きなので、先日四国を旅行した際、この「伊予灘ものがたり」に乗っていました。

「伊予灘ものがたり」は、松山と八幡浜又は伊予大洲を2時間前後で結ぶ観光列車です。JR予讃線は、伊予市と伊予大洲の間を海線と山線に分かれていますが、「伊予灘ものがたり」は「愛ある伊予灘線」と呼ばれる海線を経由します。私は1328松山発の八幡浜線と呼ばれる八幡浜行きに乗り、八幡浜から1606発の道後編と呼ばれる松山行きに乗りました。いずれも快速列車なのですが、グリーン車利用になるので青春18きっぷは使えません(注1)。

1300過ぎに松山駅3番線に行くと、既に「伊予灘ものがたり」のスタッフらしきメンバーが駅のホームに集まっていました。いやがおうでも気分が高まります。やがて宇和島側から「伊予灘ものがたり」の車両がホームに入ってきました。元々はキハ47系の旧式ディーゼルカーで、その内装を改造しています。松山駅で午前の便に乗っていた客が降り、またスタッフの交代、車内清掃等が実施されます。停車時間10分そこそこで準備を全て済ませる必要があるので、スタッフの負担も並々ではないようです。

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松山駅を発車した列車はほぼ満席。「伊予灘ものがたり」の人気の高さが伺えます。Wikipediaによれば、「伊予灘ものがたり」は日本の観光列車の中で人気ナンバーワンとなっており、乗車率からもなるほどと思わせてくれます。

発車するとすぐに食事券の確認が行われます。この車両は事前に予約していると車内で食事を楽しむことができます。メニューはいずれも地元の食材を利用した自慢のもの。私が乗車した「八幡浜編」では地元の食材を利用したフランス料理のお弁当でした。確かに本格的なフランス料理はおいしいのですが、値段(=4500円)を考えると少し微妙な気分になります。

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列車は途中の下灘駅に停車。ここは夕陽が綺麗な駅として有名。駅から海がすぐ近くに見えます。

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その後列車は伊予灘沿いに海の景色を堪能しながら走ります。途中の喜多灘駅にはスタッフ手作りの看板があったりします。伊予長浜駅を過ぎると列車は海を離れて山間部に入っていきます。五郎駅近くでは地元の人たちが手を振ってくれます。五郎駅に限らず地元の人たちが手を振ってくれるのが「伊予灘ものがたり」の特徴と言えます。

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伊予大洲駅で乗客の一部が下車し、左手に藤堂高虎が築いたとされる大洲城が見えます。一見して「良い城」なので、機会があれば行ってみたいです。伊予大洲を過ぎるとラストスパート。山間部の田園地帯を抜け、市街地が近づいてくると、八幡浜に到着。2時間20分の旅は一旦終了です。

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八幡浜駅でスタッフの一部が交代。1606発の松山行き「道後編」になります。「道後編」でも給食サービスがありますが、私の場合、帰りは予約せずに車販を利用することにしました。スイーツのセットと地ビールを注文。地ビールを飲みながら海岸線を走るのは至福の一時でした。

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やがて列車は松山に到着。約2時間の旅を終えました。

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今回乗った「伊予灘ものがたり」。噂に違わず良い列車でした。運行区間が四国の西側なのでそうそう何度も「乗る」訳には行かないのが残念です。いずれにしても近くを立ち寄った際には乗車してみたいと思います。
不満な点を2つほど上げると、1つは車内のトイレ。シャワートイレ式で良いのですが、1個しかないのですぐに混むのが残念です。せめて男性用の小用は付けてほしかったかな?(注2)。あと途中停車駅が少なく、途中下車できるのが下灘駅だけというのもやや残念です。約2時間の長丁場なので、あと2~3個所停車駅があっても良かったように思いました。

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(注1)青春18きっぷで乗ることができるグリーン車としては、JR東日本が首都圏近郊で運行している列車があります。
(注2)あと高齢者の乗客が多いので、トイレをロックしないまま使う人が多いのも閉口しました(オイオイ)。