尖閣ショウダウンドイツ装甲師団長2をプレイしたその日、時間が少しあったのでGMT社のWing Leader(以下、本作)をプレイしてみました。空戦ゲームといえば、平面の地図上に航空機を配置し、高度をマーカーその他で表現する方法が一般的でした。この方法の場合、航空機同士の立体的な位置関係を把握し辛く、空戦ゲームに慣れないプレイヤーを阻む要因となっています。
本作では、平面地図方式を排し、横から見た形のマップを採用しています。つまりマップの縦軸が高度、横軸が彼我の水平距離を示す訳です。この方式なら彼我の水平面での位置関係を正しく表現できないという問題があります。しかしデザイナーによれば、航空戦とは接近軸に沿った形での位置関係が最重要で、その他の位置関係は左程重要ではないとのこと。つまり左右方向の位置関係を無視してもゲームとしては成立するという訳です。これはコロンブスの卵的な発想ですが、プレイアビリティを考えればなかなかうまい考え方です。

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イメージ 3今回プレイしたのはシナリオV10「カクタス飛行隊」。1942年9月のガダルカナル上空の戦いを描いています。日本側は護衛の零戦21型3個中隊(24機)と陸攻隊3個中隊(24機)の計48機。対する米海兵隊は、グラマンF4F-4ワイルドキャット6個小隊計24機です。日本軍の目的は敵の抵抗を排除しつつヘンダーソン基地を爆撃すること。米側の任務はその阻止にあります。私は日本側を担当しました。

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イメージ 4細かい展開を書いても面白くないので、結果と概略だけを書きます。日本側は零戦2機を失ったものの、陸攻隊は全機無事に爆撃に成功。ヘンダーソン基地に重大な損害を与えました。米側の損害は戦闘機2機を失い、1機が被弾大破しました。陸攻隊が対空砲火で損害を出さなかったことと、敵戦闘機の攻撃から陸攻隊を守り切ったのが勝因と言えましょう。前者は単にラッキーなだけでしたが、後者は零戦隊の護衛が完璧だったと誇って良いかな、と思っています。また高高度から進攻してくる陸攻隊に対し、上昇力に劣るワイルドキャットで迎撃するのはかなり困難だというのが上手く表現されていたように思います。

イメージ 5今回のプレイ時間は1~2時間程度。彼我あわせて70機以上の大空中戦を1~2時間でプレイできるというのは大したものです。今回はルールに少し曖昧な点があってプレイに支障を来したので、ルールブックを再読し、曖昧さを失くしておきたいと思います。