バイストンウェルの物語りを覚えている者は幸せである。 心豊かであろうから・・・

ゲームはストーリー中盤第8話頃から開始されるドレイク軍によるミの国侵攻から始まって、最終的にはバイストンウェルを構成する4つの大国、ドレイク軍、クの国、ラウの国、ナの国の総力戦までを描います。「史実」では総力戦段階では地上世界へ「浮上」したので、バイストンウェルが主戦場ではなくなりましたが、本作では「浮上」がなかったものと仮定してバイストンウェルで最後まで戦います。
なお、今回ヒストリカル性を重視するために、以下のハウスルールを採用しました。
ゲーム開始時、ミの国はシーラ陣営で参戦状態とする(シーラ担当プレイヤーが指揮する)。
このルールを採用せずにオリジナルのままの場合、ドレイク軍はミの国へ侵攻せずにアの国へ最初に侵攻することができます。しかし史実では、ドレイクはまずアの国王フラオン・エルフの勅命によってドレイク軍はミの国へ討伐軍を出した、というストーリーです。(その直後にドレイクはフラオンに反旗を翻すのですが・・・)
もし、ドレイク軍がミの国へ攻めずに直接宗主国であるアの国へ侵攻した場合、ドレイクには大儀が立ちません。また、余りにあからさまなドレイク行動は、隣国ミの国王ピネガンの警戒心を引き起こし(フラオン・エルフは無能ですが、ピネガン王はそこそこ有能です)、ラウの国と結んで軍事力を強化することは十分に考えられます(ゲーム的には「静観」から「軍備」状態へ移行する)
もし、ドレイク軍がミの国へ攻めずに直接宗主国であるアの国へ侵攻した場合、ドレイクには大儀が立ちません。また、余りにあからさまなドレイク行動は、隣国ミの国王ピネガンの警戒心を引き起こし(フラオン・エルフは無能ですが、ピネガン王はそこそこ有能です)、ラウの国と結んで軍事力を強化することは十分に考えられます(ゲーム的には「静観」から「軍備」状態へ移行する)
勿論ゲームとしてみた場合は、ドレイク軍の行動の自由度があった方が面白いので、オリジナルのままでも全然無問題だと思います。

アの国王フラオン・エルフの勅命を受けてミの国へ宣戦布告したドレイク軍。ドレイク自ら率いる主力軍団が国境を越えてミの国へ侵攻した。その戦力はブルベガー級オーラシップが5隻(5ユニット)とオーラバトラー19機(19ユニット)である。オーラバトラーは、ドレイク軍の主力機である「ドラムロ」が15機と、聖戦士用の新鋭機「ビランビー」が4機である。
圧倒的な兵力を持つドレイク軍は、レッドバーの砦とキロン城攻防戦で兵力に劣るミの国軍をたやすく撃破。国王ヒネガンの乗るオーラシップ「ナムワン」も、キロン城を巡る戦いでドレイク軍の攻撃を受けて轟沈。国王ピネガンも壮烈な戦死を遂げる。
キロン城攻防戦に間に合わなかったゼラーナ隊は、ミの国へ向かわずにリアンの海岸へ向かう。そこにはラウの国の秘密工場があった。そこでゼラーナ隊はラウの国が開発中の新型オーラバトラー「ボゾン」を受け取る予定である。


果たせるかな、ゼラーナ隊に先立ってエルフ城に到達したドレイク隊は、アの国王フラオン・エルフ自らが指揮するエルフ城攻撃を開始した。ドレイク軍の「ドラムロ」「ビランビー」隊は、アの国「ゲド」の半数以上を撃墜し、自らは損害なしであった。ドレイク軍のオーラバトラーとオーラシップはエルフ城に集中攻撃を加えてそれを半壊させた。


そして激しい攻防戦の末、エルフ城は遂に陥落した。国王フラオン・エルフは、エルフ城の尖塔から転落して敢無い最期を遂げる。
その頃、ラースワウには新たな地上人が召喚されていた。アレン、ジェリル、フェイの3人である。ドレイク軍は確実に強化されている。


この時、ゼラーナのクルーはリアンの海岸に取り残されたことになる。ルールブックによれば「非常に稀ではあるが、成長や生還したキャラクターが搭乗できるユニットがそのヘクスに残っていない場合、ただちに自軍ユニットのある最寄りのヘクスに移すこと」とある。この時、ルール通り解釈したら、一番近い自軍ユニットは「リアンの海岸の城郭」になるが、そうなるとゼラーナのクルーがリアンの海岸で「木を数えながら残りの人生を無為に過ごす」ことにもなりかねない(キャラやオーラバトラーだけでは移動できないので、艦で迎えに行く必要がある)。それではいくら何でもあんまりなので、上記の場合は重傷と同じ扱いとし、次ターンの増援で任意の友軍ユニットのいるヘクスに配置できるものとした。


「ウィルウィプス」を旗艦とするドレイク艦隊は、ラウの国を守るカラカラ山脈の要塞線に襲いかかり、これを一撃の元に陥落させていた。
一方、フォイゾン率いるラウの主力艦隊は、前進基地であるナブロの要塞から、ラウの首都であるタータラの城壁まで後退した。タータラが両雄決戦の地となるのか・・・。
