珊瑚海海戦のテストプレイについてMust Attackで紹介した際、
「艦艇を対空戦闘の行う度に戦術マップに並べるのは面倒ではないか」
という意見が提示された。

考えてみれば、確かに艦隊シートの艦艇を戦術シートに並べて、戦闘が終わってまた艦隊シートに戻すのは面倒といえば面倒。余計な手順であることは間違いない。

そこで戦術マップを使わない方法を検討してみた。

まず戦術マップの代わりに「艦隊カード」を使う。「艦隊シート」にしないのは、戦闘の毎に艦隊シートを相手に公開すると、戦闘に関係ない艦隊の編制もバレてしまうためだ。「艦隊カード」方式にして、戦闘に関係する艦隊のみを公開する方法としたい。

イメージ 1


戦闘の解決方法は戦術マップの場合と同じ。ただし対空射撃のルールは戦術マップを使用しないので、少し変更する。

 (1) 艦隊を「スクリーン」と「コア」に分ける。その時、「スクリーン」の隻数は「コア」の隻数+6以下でなければならない。例:コアが2隻なら、スクリーンは8隻以下
 (2) 航空攻撃を受けた場合、狙われた艦が対空火力の2倍で射撃できる点は戦術マップ使用時と同じ。
 (3) 自艦が攻撃目標にならなかった場合、自身の対空火力を他艦に提供できる点も戦術マップ使用時と同じ。
 (4) 1つの攻撃に対して支援可能な艦数は以下の通り定められている。
  (a) 目標が「コア」の場合、支援可能な艦数は6隻で、そのうち「コア」は1隻以下
  (b) 目標が「スクリーン」の場合は、支援可能か関数は4隻で、そのうち「コア」は1隻以下
  (c) 攻撃目標が日本艦の場合、支援可能な艦数は、それぞれ4隻、2隻に減少する。いずれも「コア」は1隻以下。
 (5) 上記全ての場合において、耐久力2以下の艦船(駆逐艦等)は0.5隻としてカウントする。

例えば、珊瑚海海戦時の米機動部隊の場合、空母2、重巡5、駆逐艦8の計15隻だが、駆逐艦は0.5隻としてカウントするので、艦隊編成上は11隻となる。スクリーンはコア+6隻以下なので、コアは最低3隻必要(2隻ならスクリーンが8隻までなので計10隻になる)。コア3隻、スクリーン8隻という編制が可能だ。
例えば空母2隻と重巡1隻をコアに配置し、重巡4隻、駆逐艦8隻(4隻相当になる)をスクリーンに配置しよう。
この編制なら、コアの艦が狙われた場合は自艦の他に6隻が支援射撃してくれる。スクリーンが狙われた場合は4隻だ。

このルールの良い点は、先にも書いた通り、一々戦術マップに移す手間が省ける点。それと日米の対空戦闘に関するドクトリンの違いが比較的容易に再現できる点にある。
逆にやや不自然な点として、支援射撃を実施する艦を艦隊側プレイヤーが選択できるので、常に最強艦が対空戦闘を行うことになる。攻撃側は最強艦を避ける選択肢がある筈なので、少し変な気はするが、防御側も敵の脅威軸に合わせて防空火力の優れた艦を配置するので、それほど変ではない。

ルールが多いのでプレイする際に戸惑うかもしれない。ルールの意図が理解できなければ、納得を得られない危険性もある。しかし対空戦闘が簡便となる効果は大きい、のだろうか・・・。

P.S. 艦隊カード方式を止めて通常の艦隊シートに戻そうとも考えている。この場合、艦隊シートから戦術マップへ移す作業は発生するが、戦術マップ上に一々並べるわけでもないので、負荷は左程かからない。艦隊カード方式と殆ど負荷は変わらず、しかもコスト面でも有利だと思うのだが、如何だろうか。