これまで何度か紹介しているTDFの傑作ゲーム「ラコックの陰謀」。これまで何度もプレイしてみたが、どうしても勝てない。先日の山科会で、何とか解放軍で勝ちを見出すべく解放軍でプレイしてみた。

イメージ 1


1~3Turn

序盤は取りあえず支配域を広げていく。連邦軍のカーディナルに対するゲリラ制圧が思いの外弱い。影響マーカー3個が残った状態なので、上手くいけば「ダグラム完成」なるか。しかし引いてきた地下活動のチットは最悪の「ダブル1」だった。

イメージ 2


4~6Turn

それでも「ダグラム完成」に望みを託す解放軍はカーディナルで地下活動を続けるが、第4Turnに連邦軍による鎮圧作戦が功を奏いて「サマリン博士逮捕」。ダグラム完成の望みを断たれた解放軍は、クリン・カシムを奔らせて「ダグラム奪回」。さらにすかさず新型のターボザックを装備しパワーアップを図る。ボナールを目指す。にしても、地下活動のチット引きがもう少しマトモならばと切歯扼腕する解放軍なのであった。

イメージ 3

イメージ 4


7~9Turn

ボナール東方の砂漠地帯でダグラムが初めて実戦に参加する。ソルティックH8「ラウンドフェイサー」5個小隊と交戦し、そのうち2個小隊を撃破するという大戦果を上げたダグラムだったが、その直後、クリンのかつての上官ダーク曹長の率いる「ラウンドフェイサー」隊の攻撃を受ける。ダグラムは中破し、ボナールへ逃げ込んだ。

イメージ 5

イメージ 6


なお、ボナールでダグラム量産のチャンスがあったのだが、直前で政変があってデロイア州自治法が発布。それに伴ってボナール市の市長が、解放派のデスモント氏から連邦派のグランフェルド氏の交代した。事態に絶望したデスモント氏は拳銃自殺を遂げたのだが、それはデロイア州政府から病死と公表され、壮大な葬儀が開催されることになる。

イメージ 8


10~12Turn

ボナール市でゲリラ会議が開催された。これによってゲリラ勢力の統合が図られ、解放軍も次の動きに向けて動き始める。会議直後、修理の終えたダグラムはパルミナ大陸へ渡航。パルミナ大陸でゲリラ鎮圧の任に当たっていたガルシア隊を撃破した。

イメージ 7


13~15Turn

解放軍は新たな地歩を求めてパルミナ大陸北端のエストール、そして西のガーランドに新たな活動を求めた。その一方で政治犯として収監されていたサマリン博士を解放し、組織の再建に努める。しかし連邦軍のゲリラ制圧は容赦ない苛烈さで行われた。その先鋒を担ったのは、かつてサマリン博士と共に解放軍の中心として活躍していたデスタンだった。彼はかつての解放軍内での人脈を利用して巧みに解放軍の勢力を切り崩していく。しかしそれは一方で彼自身の心に大きな傷跡を残していくことにもなった。

イメージ 9


16~18Turn

デロイア自治州成立以来過酷な政務に明け暮れていたドナン・カシムが遂に倒れた。病院に担ぎ込まれたドナン・カシムの鞄の中には(決して携帯端末やノートPCではない)、地球連邦議会で演説する予定であった演説文の草稿が収められていたという。

19~21Turn

連邦軍の苛烈なゲリラ鎮圧は、遂に解放軍をパルミナ大陸の一角に追い込んだ。兵力の殆どを失っていた解放軍は、アンディ鉱山籠城に最後の望みをかける。そして連邦軍内では新しい動きが出てこようとしていた。

22~24Turn

連邦軍ウルナ基地で反乱が発生。世に言う「ザナ中尉の反乱」だ。「ラウンドフェイサー」3個中隊を伴ったザナ中尉は解放軍に加わる。兵力を強化した解放軍はパルミナ大陸東方のグランテ攻略を目指す。しかし連邦軍の守りは堅く、グランテは攻略できない。
対する連邦軍は新鋭の「ビックフット」「ヘイスティ」「ブロックヘッド」といったコンバットアーマー多数を揃えてダグラムを追った。この戦いでは連邦軍の名将ザルツェフ少佐が初めて陣頭指揮をとった。対するダグラムは太陽の牙を欠き、僅かにJロックのバギー部隊による支援があるのみだった。
新鋭機多数の攻撃は凄まじく、ダグラムは瞬殺。この段階で勝利を望みを断たれた解放軍は連邦軍に降伏した。
イメージ 10

イメージ 11



感想

今回、途中までは正直「勝った」と思った。デスタンの狂気ポイントはどんどん貯まって行くし、議会で演説する前にドナンカシムはぶっ倒れてくれたので、アンディ鉱山も安泰。後はザナ中尉が裏切って呉れて、解放人民政府樹立に成功しさえすれば・・・、と思ったのが、「詰め」を誤った。
ザナ中尉をパルミナ大陸で寝返らせたのは大物狙いもあったからだが、これは失敗だったと言わざるを得ない。それよりも例えばサンドリアあたりにいる少数の連邦軍を寝返らせて、一気に人民解放政府樹立を狙うべきであった。そうすればスタック制限が無制限になるのでアンディ鉱山に兵力を蓄えることができる。そこからパワーアップしたダグラムを使って活路が見えてくるかもしれない。

とはいえ、真の敗因はパルミナ大陸に追い詰められたことだろう。勿論今回はエストールも攻めたし、ガーランドも攻めた。しかし圧倒的な連邦軍歩兵部隊によって容赦ないゲリラ討伐を仕掛けられたら、解放軍としてはなすすべもない。デスタンの狂気も終盤まで持っていければ意味があるが、そうでなければ無用の長物となる。

一体どうすれば解放軍で勝てるのか。その鍵を知るためには、一度連邦側でプレイしてみる必要があるのかも知れない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ダグラムアーカイヴス [ モデルグラフィックス編集部 ]
価格:4,730円(税込、送料無料) (2023/11/19時点)


太陽の牙ダグラム メモリアルブック
Get truth 太陽の牙ダグラム(1) (ビッグコミックススペシャル)
Get truth 太陽の牙ダグラム(2) (ビッグコミックススペシャル)
Get truth 太陽の牙ダグラム(3) (ビッグコミックススペシャル)