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京大。京都大学。日本を代表する国立大学で、東京大学と並んで偏差値では日本トップクラスのエリート大学だ。また京大は、将来の官僚候補が約束されているような東大とは異なり、国家権力とは一定の距離を置いたイメージがあります。さらに京都という土地柄が昔から革新系の政党が強いということもあり(街路のそこかしこに日本共産党の看板があります)、京大には未だに(政治的な意味で)革新的なイメージを強く残しているような所があるとかないとか。

こういった話を定宿のご主人から聞いたものなので、一体どんな所なのか覗いてみたくなりました。そこで4月初旬のある日。京大=京都大学を覗いてみた訳です。

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百万遍のバス停を降りた目の前に京大の入り口があり、早速中に入ってみると・・・。

「ない。xxxの看板がどこにも・・・ない」

どこにも「戦争反対」とか「成田闘争」とかいった看板が見つかりません。あれ、宿の主人に担がれたのかな、と、思いながらも歩きまわること数十分。

結局、本部構内と呼ばれるエリアにはその手の看板はほとんど見当たらず、正門入り口に「立て看反対」という立て看があったぐらい。これなら「ノンポリ大学」「企業の犬」と言われていた私の母校の方が、まだ元気だったような・・・・。

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本部構内に隣接する吉田エリアに移動すると雰囲気は一変。掲示板には左翼系活動家の手と思われるポスターが一面に張られており、その種の活動が未だに盛んに行われていることを伺わせます。また吉田エリア南端に位置する「吉田寮」は、今にも朽ち果てそうな佇まい(窓ガラスが所々で割れていて、建物も半ば崩れかかっている)ならも、未だに活動家たちの活動拠点になっているそうです。

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京大に隣接した熊野神社の近くにある京大熊野寮は、つい最近大阪府警による家宅捜索が入り、学生と一触即発の状況になったといういわくつきの場所。その外観は鉄筋コンクリートの至って普通の学生寮で、吉田寮のような如何わしさはない。だけどネット情報によれば、未だに中核派の活動拠点になっているとのこと。

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だけど京大って一応「国立大学」でしょ。ということは国の税金で運営されている訳でして・・・。そんな所が中核派の活動拠点というのは如何なものでしょうね・・・。