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戦史叢書-南東方面海軍作戦(1)

雲新聞社

所謂公刊戦史で、1942年1月のラバウル攻略戦から同年8月末のラビ(ミルン湾)攻略作戦までのソロモン、東部ニューギニア方面における彼我の戦いを描いている。主な戦いは、ニューギニア沖海戦、ポートモレスピー攻略戦、珊瑚海海戦、米軍のガダルカナル上陸、第1次ソロモン海戦、第2次ソロモン海戦等があり、それらの戦いについてかなり詳しい記述がある。読んでいて面白い類の書物ではないが、これらの戦いに関する基本資料なので、調査する際には必須の資料であろう。
読み物としてみた場合、例えば第1次ソロモン海戦に関する横須賀砲術学校の所感(各艦の詳しい戦闘記録含む)や駆逐艦「江風」と米駆逐艦2隻の決闘、さらには1943年3月の米空母2隻によるラエ・サラモア強襲等の記述が興味深かった。

お奨め度★★★