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意作成中の空母戦ゲーム「海空戦、南太平洋1942」(以下、本ゲーム)だが、珊瑚海空母対空母に続く作戦級シナリオの第3弾が「第2次ソロモン海戦」である。

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戦闘開始

イメージ 58月24日の夜が明けた。両軍とも多数の索敵機が敵を求めて飛び立っていく。先に敵を見つけたのは日本側の索敵機だ。ガダルカナル東方約180海里にそれぞれ空母を含む機動部隊2群を発見したのだ。しかし米軍の索敵機もすぐに日本艦隊を見つけ出す。彼我の距離は180~210海里。航空決戦には手頃な間合いである。直ちに両軍とも攻撃隊を発進させた。

先に攻撃を開始したのは米側の攻撃隊である。「サラトガ」を発進した戦爆連合35機が日本機動部隊を襲ったのだ。しかし珊瑚海の時とは違って日本空母もこの時はレーダーを装備していた。飛行甲板に待機していた攻撃隊を次々と発進させ、自らも迎撃戦闘機を上空に上げて待ち構える。
零戦3個中隊が米攻撃隊に襲いかかった。しかし米軍の戦闘機隊は勇敢でかつ優秀だった。零戦の攻撃を巧みにかわし、挙げ句の果てには返り討ちで零戦2機をたたき落としたのである。

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イメージ 6米戦闘機隊の奮戦によって1機も失うことなく日本艦隊に接近した米艦爆隊は、眼下に見える日本空母「翔鶴」に向けて急降下を開始した。3機が対空砲火によって撃墜され、9機が対空砲火によって目標をそらされた。「翔鶴」に命中したのは計3発。飛行甲板が3カ所に渡って破壊され、そのために航空機の運用能力が完全に失われた。

「翔鶴」中破

続いて「エンタープライズ」から発進した戦爆連合35機が日本空母に迫ってくる。しかし日本軍にとっては極めて幸運だった。「エンタープライズ」の攻撃隊は眼下に見えるはずの日本空母を見落とし、そのまま爆弾を投棄して帰路についたのだ。

ガダルカナル北方270海里を航行中の日本輸送船団は、ガダルカナルを発進したSBD艦爆9機の奇襲攻撃を受けた。兵員輸送中の仮装巡洋艦「金竜丸」が目標となったが、危ない所で目標を撃退。「金竜丸」に被害はなかった。

反撃

イメージ 72隻の日本空母を発進した戦爆連合72機からなる第1次攻撃隊は、米艦隊に近づきつつあった。零戦2個中隊、99艦爆4個中隊、97艦攻2個中隊からなる堂々たる攻撃隊だ。攻撃目標となったのは、空母「サラトガ」を中心とする第11機動部隊である。「サラトガ」上空には、自艦から発進したCAP機だけではなく、「エンタープライズ」からの応援も加わって計48機もの戦闘機が日本機を迎え撃った。約3倍の米軍戦闘機に苦戦を強いられる零戦隊。

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しかし零戦は強かった。
3倍の敵をモノともせず、自らの損害なしで敵機7機を撃墜。そして見事に艦爆・艦攻隊を守り切ったのである。
イメージ 8「サラトガ」に殺到する「瑞鶴」「翔鶴」の攻撃隊。激しい対空砲火が日本機を迎え撃った。艦爆8機、艦攻4機が対空砲火の犠牲となった。しかし生き残った攻撃機は「サラトガ」に爆弾5発、魚雷2本を命中させた。大破した「サラトガ」は激しく炎上し、洋上に停止してしまう。

引き続いて日本空母を飛び立った第2次攻撃隊計54機が米艦隊上空に近づいてきた。先に日本艦隊から緊急発進した攻撃隊である。緊急発進のため攻撃隊は編隊を構成する暇がなく、空母毎にバラバラの編隊で米空母上空に迫ってきた。
攻撃目標となったのは、「エンタープライズ」を中心とする第16機動部隊である。まず「翔鶴」の攻撃隊が「エンタープライズ」隊に襲いかかった。この部隊には新鋭戦艦「ノースカロライナ」と防空軽巡「アトランタ」が直衛艦として配備されていた。そのために対空砲かも圧倒的に強力であり、突入した艦爆、艦攻の半数が帰らなかった。
戦果の方は、防空軽巡「アトランタ」に魚雷1本を命中させて、最大速度を25ktまで低下させたものの、これを撃沈するには至らなかった。また本命の「エンタープライズ」は艦爆隊の投じた250kg爆弾の水柱に囲まれたが、奇跡的に命中弾は免れた。

続いて「瑞鶴」を発進した27機が「エンタープライズ」に迫る。再び激しい対空砲火が攻撃隊を包み込む。艦爆隊の半数が対空砲火の犠牲となった。戦果の方は「エンタープライズ」に魚雷1本が命中した。しかし「エンタープライズ」の損害は軽微であり、作戦行動は十分に可能であった。

ヘンダーソン飛行場が日本機の攻撃を受けた。零戦1個中隊、陸攻3個中隊からなる戦爆連合編隊である。ワイルドキャット2個中隊がそれを迎え撃った。零戦5機と陸攻5機が撃墜され、ワイルドキャットの損失は2機であった。爆撃によってヘンダーソン飛行場は暫く航空機運用能力を失った。

瑞鶴被爆

イメージ 9「サラトガ」は沈没した。敵によって、ではなく、味方の手によってである。急追してくる日本艦隊は40cm砲搭載の「陸奥」を始めとして戦艦5隻を有しており、戦艦「ノースカロライナ」1艦しかない米艦隊を圧倒していた。速度7ktまで低下した「サラトガ」は到底日本艦隊の追撃から逃げ切れない。敵戦艦の主砲攻撃を避けるため、「サラトガ」処分を決意したのだ。

両軍の移動によって彼我の距離は210海里まで広がった。米軍は「エンタープライズ」から待機していた第2次攻撃隊を発進させた。SBD艦爆1個中隊、F4F艦戦1個中隊の計2個中隊からなる攻撃隊だ。攻撃隊は日本艦隊上空で零戦隊の迎撃を受け、護衛のF4Fは鎧袖一触で撃破された。しかしわずか9機のSBD艦爆は2倍の数の零戦からなる迎撃隊を巧みに躱し、逆に2機の零戦を防御砲火で撃墜した。
激しい対空砲火を浴びながら艦爆隊は突進。約2/3が対空砲火の餌食となったが、残った機体が無傷の空母「瑞鶴」に必殺の1000ポンド爆弾をたたき込んだ。1発が艦の中央部に命中。「瑞鶴」の航空機運用能力がほぼ完全に失われてしまう。これにより、日本側の航空攻撃能力は軽空母「龍驤」のみとなり、その航空戦能力はほぼ失われた。

午後に入ると米艦隊は合流。日本艦隊は損傷空母2隻を北に逃がす。日本水上部隊が急速に南下し、米機動部隊との距離が90海里(3ヘクス)まで迫ってきたので、「エンタープライズ」からは艦爆18機が緊急発進。接近してくる日本艦隊を攻撃した。重巡「妙高」を18機で攻撃し、直撃弾1を与えたが、「妙高」の損傷は軽微だった。

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夜になって日本艦隊はいったん後退し、ガダルカナル近海へ向けて移動した。またガダルカナル上陸を目指す輸送船団は、夜半にはフロリダ島北方海域まで到達している。連合軍の沿岸監視員は、夜半にも関わらずその姿を捉え、友軍司令部に報告していた。
一方米機動部隊は、燃料補給を終えた空母「ワスプ」を中心とする第18機動部隊と合流し、再び空母2隻体制となる。その位置はヘンダーソン飛行場から330海里(11ヘクス)南方の洋上である。