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道北戦争1979

木元寛明 光人社NF文庫

「1970年代後半、ソ連軍が稚内周辺に進攻してきたら」というif設定に基づく仮想戦記である。ネタバレ的な話は避けたいが、戦闘シーンはそれなりにリアルである。本書を下敷きにして「道北防衛戦」という中隊から大隊規模の戦術作戦級ゲームを作ってみたくなった。本書のオチについては人それぞれだが、恐らくは筆者自身も現実にこのような「オチ」になるとは考えていないのではないか。そう思えている。
1980年前後という背景での「ありえた可能性のある話」と考えれば、本書はそこそこ楽しめるのではないか。

お奨め度★★★