「決戦、アバオアクーDX」(以下、本作)について説明は不要だろう。
今回、久しぶりに本作をプレイすることになった。下名はジオン軍を担当する。また選択ルールは要塞兵器を含めて全採用とした。

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初期配置

イメージ 15連邦軍は兵力を概ね3:1の割合で配分し、主力をNフィールド、残りをSフィールドに配置してきた。またNフィールドの部隊は左翼隊、右翼隊に分け、左翼隊が3、右翼隊が2ぐらいの割合に配分してきた。
対するジオン軍は艦船部隊の70%以上、MS部隊の約60%をNフィールドに配置し、残りをSフィールドに配置した。その中でもMS-14(ゲルググ)、MS-09R(リックドム)といった新鋭機やドロス、グワジン、ザンジバルといった強力な艦船部隊はNフィールドに回し、Sフィールドにはザク、ムサイといった比較的性能に劣る部隊を配置した。Nフィールドにて攻勢を仕掛けて連邦軍の屋台骨を分断する作戦である。期待はMS-14、MS-09Rのエリート部隊だ。

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1Turn

ミノフスキー粒子濃度(以下、M値)=1、アクション順(以下、AC)=N,N,E,Z(N=No Action,E=EFSF Action,Z=Zion Action,以下同じ)
最後にアクションを取ったのがジオン側だったのでNフィールドで攻勢を仕掛けた。RB-79(ボール)やFFX-7Bst(コアブースター)といった防御力を弱いユニットを狙い撃ちして、FFX-7Bst 1ユニット、RB-79 3ユニット、RX-77D(量産型ガンキャノン)1ユニットを撃破した。しかし連邦軍の反撃によってMS-09R 2ユニットが撃破されてしまう。

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2Turn

イメージ 17M値=6,AC=Z,Z,E,N
増援:連邦=補充(6)、ジオン=MA-08(ビグザム)
連邦は補充を使って先に撃破されたユニットを全て復活させた。このように倒しても倒しても復活するのが連邦軍の強みである。対するジオン軍は大型モビルアーマー「ビグザム」を登場させた。

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このTurn、ジオン軍のアクションが序盤に2回続いた。前のTurnから数えるとジオン軍が連続3アクション続いた計算になる。この機にジオン軍は連邦軍に猛攻を加える。エリート部隊を中核とするジオン軍の攻撃によって連邦軍Nフィールド部隊は壊滅的な損害を被った。このTurnだけで撃破されたユニット数は17に達し、その数は連邦軍全戦力の30%近くにも及んだ。その他、撃破こそされなかったが、戦闘不能になったユニットも多数に及ぶ。Nフィールドの右翼部隊は事実上壊滅した。
連邦軍も一部の部隊が善戦しジオン軍に損害を与えている。特にパブリク突撃艇の部隊は奮戦し、グワジン級戦艦、ザンジバル級機動巡洋艦各1ユニットを撃破した。

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3Turn

イメージ 18M値=4,AC=E,Z,N,N
増援:連邦=補充(5)、ザビ家の内乱、ジオン=MA-06(ヴァルヴァロ)
ジオン軍の増援は強力な火力と高い機動力を誇る高速モビルアーマーMA-06「ヴァルヴァロ」だ。
ジオン側防空網の隙を突いてアバオアクーの防空識別圏に連邦軍パブリク突撃艇が進入してきた。それを迎撃に向かうのは増援で登場してきたMA-06だ。さすがに突撃艇ではモビルアーマーに敵うべくもなく、パブリク突撃艇は戦闘力を失い後退していく。

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4Turn

イメージ 16M値=4,AC=Z,E,N,N
増援:連邦=補充(3)、RGM-79GS、ジオン=MS-14S、MS-14S
連邦軍の増援はRGM-79GS「ジムコマンド」だ。エリート部隊でバニング少佐率いるバニング中隊である。一方のジオン側増援はMS-14S「ゲルググ」2ユニット。それぞれシャア、ランバラルが率いる部隊である。
Nフィールドでは戦線を立て直しつつある連邦軍に対してさすがにジオン軍も疲労の色が隠せず、一旦アバオアクー方面に後退していった。Nフィールド方面への増援に出撃したシャア、ランバラル両部隊が早くも連邦軍と交戦。ランバラル部隊がRGM-79 1ユニットを一撃で撃破した。またシャアの部隊は連邦軍バニング中隊と交戦。バニング隊の攻撃を躱したシャアは逆にバニング隊を瞬殺した。

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一方のSフィールドだが、MA-08「ビクザム」が戦場に到着した。強力なメガ粒子砲がアウトレンジでマゼラン級戦艦を攻撃。これを一撃で撃破した。までは良かったが、MA-08も弾切れを起こして戦闘不能となってしまう。

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5Turn

イメージ 19M値=4,AC=N,E,N,Z
増援:連邦=補充(6)、RX-78、ジオン=補充5、MS-15、MA-04X
連邦軍に最強のRX-78「ガンダム」が登場する。「ガンダム」が登場した場合、ジオン側の増援が1枚増える(そのTurnのみ)。喜び勇んで増援ユニットを引くジオン軍。しかし引いてきた増援部隊はよりもよって最弱のMS-15「ギャン」とMA-04X「ザクレロ」。あまりの引きの悪さに唖然とするジオン軍。

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Sフィールドから進入してきた連邦のRX-78は早くもFラインを突破しアバオアクーに迫る。それを迎え撃つのはMS-06、MA-04Xが各1ユニットのみ。ジオン軍はSフィールドに増援部隊を送り込んで守りを固める。

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Nフィールドではシャア、ランバラルが先頭に立って連邦軍に突入していく。

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6Turn

イメージ 20M値=1,AC=N,E,N,Z
増援:連邦=RGM-79SP、強襲揚陸艦、ジオン=補充2、MAN-08
連邦軍の増援は「ジムスナイパー2」と強襲揚陸艦「ホワイトベース」。ジオン軍はMAN-08「エルメス」が登場した。抜群の長距離攻撃能力を誇るMAN-08だが、ミノフスキー粒子が濃いのでこのTurnはあまり威力を発揮できない。
このTurn活躍したのはマクベが乗るMS-15「ギャン」。ジム部隊相手に白兵戦を仕掛けて、これを一撃で撃破していた。期待が薄かっただけにこの戦果は嬉しい。

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7Turn

M値=6,AC=N,N,E,Z
増援:連邦=補充(5)、ザビ家の内乱、ジオン=MS-09R
このTurnからゲーム終了判定が始まる。「ザビ家の内乱」を引いた連邦軍はダブルインパルスに期待をかけるが、チット引きに恵まれず1アクションのみで終了。それでも「ガンダム」の活躍で要塞ユニット1個が撃破され、残り1個で連邦側の勝利という状況になった。

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このTurnの終了判定。ゲームはまだ終わらない。

8Turn

M値=3,AC=N,N,Z,E
増援:連邦=補充(4)、ジオン=MAN-03
連邦軍はこのTurnも1アクションしかない。結局8Turnを通じて連邦軍は毎Turn1アクションにずつ終わった。平均値で言えば連邦軍1.33アクション/Turn、「ザビ家の内乱」を引いた場合は1.6アクション/Turnだ。8Turnで平均すると10.2アクション得られる計算だが、今回は8アクション。明らかに平均値を下回っている(ちなみにジオン側は平均9.6アクションに対して実績9アクションなので概ね平均値だ)。連邦軍苦戦の原因はアクション数の少なさにあるのは明らかだ。
「ビクザム」が「ガンダム」を無力化すべくアウトレンジ射撃を実施する。33%で「ガンダム」を無力化できる所であったが、出目に恵まれず外れ。「ガンダム」が「ビグザム」に白兵戦を仕掛けてこれを撃破した。

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結局このTurnも連邦軍は勝利条件を達成できなかった。またTurnの終了判定。ゲームはまだ終わらない。

感想

未だに決着はついていないが、時間の関係でここまでとした。盤面の状況はかなりジオン軍有利で進展しており、「ガンダム」以外の連邦軍はほぼ完全に戦闘能力を失っていた。これでは如何に「ガンダム」が強力でも勝利を得るのは難しそうだ。
とはいえ、連邦軍にもチャンスはある。「ガンダム」が要塞にあと2ヘクスまで迫っている。ということは連邦軍が2アクション取れれば(確率は40%)、「ガンダム」が要塞にとりつき、白兵戦を仕掛けられる。「ガンダム」の白兵戦で要塞を除去できる確率は約70%。従って連邦側にも十分勝機が残っている。

それにしても「アバオアクー」は面白い。一時は連邦軍が絶望的な状況にも思えたが、途中でちゃんと盛り返している。行動チットの引きに左右される面はあるが、それはそれでドラマだろう。