荒船山と言えば、以前に9月初旬の雨中登山を紹介しました。その時にピークを取り忘れたので、6週間後に再び荒船山を訪れました。天気は曇り時々雨。どうも私と荒船山は雨と縁があるようです。

前夜、ゲーム会に出席した後に車で関越道へ移動。上里SAで車中泊した後、小雨降る中荒船山を目指しました。時に10月中旬。丁度季節の変わり目で夜はかなり冷え込む時期。そのためか朝から少々風邪気味で、中程度の頭痛を感じます。

下仁田ICで上信越道を降りて、国道254号線を西に向かいます。途中の「道の駅しもにた」でトイレその他を済ませてさらに西に向かい、内山峠を超えて長野県側へ。峠の先で左に折れて山中に入っていき、急な山道を登った先が荒船不動。荒船山の登山口になります。

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荒船不動前に車を停めて、山道を歩き始めたのが08:20頃。幸い雨は上がっていました。人のいない静かな山道。木立の中の緩やかな上り坂をゆっくりと歩いて行きます。登山道のすぐ横を滑津川の源流が気持ちよく流れ、カラマツの林が気持ち良い。残念ながら紅葉はあまり見られませんでしたが、その分静かな山歩きを堪能できました。

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40分ほどで星尾峠に到着。ここから尾根道を進み、経塚山分岐から経塚山方面に向かいます。前回、経塚山を取り損ねたので、今回は忘れずにピークを取りましょう。分岐から10分ほど上り坂を歩くと、そこが経塚山の山頂です。荒船山の最高点。ホンの少しですが、紅葉が見えていました。

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経塚山を降り、前回も歩いたトモ岩を目指します。荒船山山頂部分の溶岩台地は緩やかなアップダウンがあり、登山道も整備されていて歩きやすい。こういう登山路は歩いているだけで楽しくなってきます。相変わらず人には全く逢わない静かな登山が続きます。
30分ほど歩いてトモ岩に到着。晴れていれば絶景が楽しめる筈なのですが、残念ながら今回も霧が立ちこめていて視界が効きません。仕方がないので霧のトモ岩を写真に収めました。

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トモ岩で少し休憩した後、溶岩台地を元来た道に戻ります。その途中、初めて2人の登山者に出逢いました。町で逢えば何とも感じない筈ですが、山での出逢いは格別です。お互い満面の笑みにになり、気持ち良く挨拶を交わした後、一言二言たわいもない会話を楽しみました。かの加藤文太郎が単独登山を愛しながらも、山での出逢いに恋い焦がれた気持ちが少し判るような気がしました。

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星尾峠から荒船不動に戻ったのが11:00過ぎ。帰りは雨の中の登山になりました。所要時間3時間弱。雨の中の短い登山になりましたが、非常に満ち足りた気持ちになったことを覚えています。荒船山は私にとって「最も好きな山の一つになりそう」。そんな予感がした山歩きでした。

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