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United States Naval Aviation 1919-1940

E.R.Johnson McFarland & Company Inc

タイトル通りWW1とWW2との間、所謂戦間期における米海軍の航空機について扱った著作である。内容は個々の機体解説、航空機搭載艦についての解説であり、どちらかといえばハードウェアの説明が主である。ソフトウェア、すなわち運用や戦術に関する記述はメインではない。航空機といっても量産された機体ばかりではなく、1機しか製造されなかった試作機や実験機のような機体も取り上げられている。また戦間期の米海軍航空兵力を語る上で欠かせない「空気よりも軽い航空機」、すなわち飛行船についても多くのページを割いている。本書を読むと米海軍が航空兵力の一翼を担う存在として飛行船を重視した様が良く分かる。
戦間期の航空機といえば日本では資料が少なく、そういった点からも貴重な著作と言えるだろう。

お奨め度★★★★