
最近嵌っているRed Storm - Baltic Aooroaches(以下、本作)。前回の シナリオ3「Clean Sweep」 に続き、今回は初めて対人戦に挑戦した。
今回プレイしたのは、シナリオ7「Very Low and Very Fast」。開戦7日目、悪天候下のバルト海。NATOディーゼル潜水艦(西ドイツ海軍のUボート等)に対して掃討作戦を展開しているソ連海軍対潜部隊に対し、NATO軍は航空攻撃によってこれに打撃を与えようとした。1個中隊規模の攻撃部隊が、護衛機や各種支援機を伴ってバルト海へ向けて飛ぶ。
今回、私はNATO軍を担当した。
作戦計画

なおWP側の兵力としては、上記対潜部隊の他、ソ連ミサイル駆逐艦・フリゲート艦各1隻からなる防空任務部隊が1個、迎撃戦闘機が2隊計4機である。
次にNATO側の戦力である。NATO側の戦力はランダムに以下の3パターンが設定されている。
・西ドイツ/デンマーク軍
・英空軍
・米空軍
どれが出てくるかはランダムで判定する。

この編隊の特徴としては、比較的バランスが取れた構成になっていること。確かにコルモランの最大射程は短いが、SEAD及び攻撃本隊のトーネード機が比較的高い電子戦能力を持っているので、ある程度SAMの威力圏内へ強行突入が可能である。ただ、敵戦闘機の迎撃に対しては脆弱な面があるのは否めず、さらに護衛のF-16Aが電子戦能力にやや劣った面があるのでSAM威力圏内の活動にやや不安がある。

この編隊の強みは何と言ってもシーイーグル対艦ミサイルの長射程。実に22Hexの最大射程を誇っているので、ソ連ミサイル駆逐艦の射程外から対艦ミサイルをぶっ放せるのが強みである。一方弱点としては空対空戦闘能力にやや乏しい所。ファントムFGR.2は一昔前の機体だし、攻撃機のバッカニアも鈍足。敵戦闘機の反撃にあった場合、その生残性は極めて疑わしい。さらにいくら最大射程が長い対艦ミサイルとは言っても、対艦ミサイルを発射する前に敵艦を「識別」しなければならない。そのためには敵艦から8Hex以内に飛び込む必要があり、SAMや敵戦闘機に対して脆弱である。

一方で米空軍の強みは爆撃機を支援する各種航空機の優秀性と全体的な電子戦能力の高さだ。制空戦闘機はF-15C、SEAD機はF-16Cと、当時最強の戦闘爆撃機コンビ。さらに強力な電子ジャミング能力を持つEF-111Aレイヴンも登場する。攻撃本隊12機と制空用F-15C 8機、SEAD任務のF-16C 6機、そして各種支援機、偵察機が4機の計30機が登場する。
なお、いずれのパターンでもNATO側には水上部隊としてハープーン対艦ミサイル4発搭載したデンマーク海軍のミサイル艇1隻が登場する。
上の写真はセットアップ時の状況とNATO側の攻撃計画の概要を示したものである。写真下の海の上に点々と配置されている肌色の駒がソ連艦隊である。NATOの攻撃隊は写真左上から進入してくる。
上の写真はソ連艦隊の配置を拡大したもの。TF-1となっている所には長射程対空ミサイルを装備したミサイル駆逐艦が位置している。陸地に展開するSA-2、SA-3といったSAM部隊の存在に注意されたい。
0Turn
まず戦力を決める。航空兵力は米空軍となった。爆撃機主体なので対空砲火を浴びる危険性は高いが、世界最強の「鷲」F-15Cイーグル、強力なスタンドオフジャミング能力を持つEF-111Aレイヴン等、バラティに富んだ強力な戦力である。さらに天候チェック。悪天候となり、海面は波立ち、さらに海面付近にはミストが漂っている。このため目視による爆撃は命中精度が極めて悪化するのみならず、超低空に降下した際には、バーティゴに陥って墜落の危険すらある。攻撃側としてはちょっと嫌な天候である。
1Turn

上記を利用し、NATO攻撃隊は、大半が超低空からマップに進入してきた。例外は、制空戦闘を担当するF-15戦闘機の半数(4機)、スタンドオフジャミングを担当するEF-111Aレイヴン、そして海上哨戒機P-3Cオライオン各1機で、これらは中高度又は高高度を飛行した。
WP側戦闘機も同じ考え方で超低空を飛行している。
2-3Turn


つづく
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