もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2005年09月

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(写真1)北岳
(写真2)北岳山頂にて
(写真3)今回のコース

南アルプス縦走

先日、2泊3日で南アルプス縦走に行ってきました。
先週木曜日夜半に出発。金曜日早朝に登山口のある奈良田温泉に到着。バスで広河原へ移動し、そこから登山を開始しました。主なコースは以下の通りです。

広河原-->北岳山荘(泊)-->北岳-->間ノ岳-->三峰岳-->農鳥小屋(泊)-->農鳥岳-->広河内岳-->大門沢小屋-->奈良田

写真は新たに秋のアルバムを立ち上げました。よろしければ見てやって下さい。

行動経路

9/8(木)

自宅2115-(車)->道の駅「とみざわ」2400(仮眠)

 車で出発。厚木ICから富士ICまで東名高速を走る。途中の足柄SAで山菜うどんを食べる。これが意外と旨かった。富士ICからは西富士自動車道、そして国道52号線に乗る。道の駅「とみざわ」には日が変わる直前に到着。ビールを飲んで仮眠を取る。

9/9(金)

道の駅「とみざわ」0430-->奈良田0550/0725-(バス)->広河原0825
広河原0900-->二俣1100/1110-(途中道に迷う)->八本歯コル1421/1430-->北岳山荘1550(泊)

 起床0400。歯磨きなどをして0430に出発。奈良田を目指す。奈良田には0600前に到着。時間があるので朝食を食べる。0725発のバスに乗る。小型のマイクロバスは22人乗りで満員である。バスの中で仮眠。
 0825に広河原に着く。天気は良い。広河原周辺で少し写真を撮る。登山届に記入し、0900頃山に入っていく。登っている途中で天候が悪化してきた。ガスが上空を覆っている。
 二俣に着いたのが1100。10分ほど休憩する。ここから道は二手に分かれて、一方は北岳肩ノ小屋方面、もう一方は八本歯コルに行く。私は後者を選んだ。ガスの中を歩いていく。途中でレリーフを右手に見て、そこから谷沿いの道に入っていく。
 道の様子がどうもおかしい。沢沿いの急な岩場が連続する。ロープ、鎖等の補助具もなく、一般登山道にしては難易度が高すぎる。登山道を示すような標識も見えない。でも「やっぱ南アルプスは厳しいわ」などと暢気なことを考えながら標高を上げていく。途中から霧雨が降ってきた。
 一瞬霧が晴れた時、谷を挟んだ向こうに稜線が見えた。その稜線を上がっていく人が見える。「これは道を間違えたか?」。そんな懸念が一瞬頭をよぎる。でも登った道を引き返すのは億劫だ。なんとかこのまま登りたいと思う。それでもGPSの表示を見れば明らかにコースが西に偏している。道を間違えたことはもう疑う余地はない。登った道を引き返すのはなんとも心苦しいが、3000mを超えるような山で登山路を見失うのは自殺行為である。せっかく苦労して登ってきた道を今度は苦労しながら降りていく。
 1315頃ようやく正常コースに戻る。その間1時間以上のロスタイムがあった。体力の消耗も大きい。気を取り直して山道を登っていく。1時間ほど歩いて八本歯コルの下に辿り着いたが、そこからが厳しい。階段やハシゴをいくつも登って行き、ようやく八本歯コルの頂部にたどり着いたのが1421。10分ほど休憩する。稜線部は濃い霧に包まれている。風も強い。霧雨も続いている。予定ではここから北岳頂上に向かい、その後北岳山荘に向かうことになっている。しかし今は天候が悪い。ここは天候を優先し、北岳登頂は明日に延期。北岳山荘へ直行することにした。
 狭い稜線を慎重に歩き、強い風の中1550頃に北岳山荘に着く。荷物を置いて、生ビールを飲む。冷えたビールが本当に旨い。小屋は空いていた。手足を伸ばしてゆっくりと眠れた。

9/10(土)

北岳山荘0530-->北岳頂上0715/0800-->間ノ岳1050/1120-->三峰岳1206/1220-->間ノ岳1316/1330-->農鳥小屋1440(泊)

 起床0420。窓の外では風がびゅーびゅー吹いている。おいおい。今日も悪天かよ?。一瞬「もう引き上げようか」とも思う。0500から朝食。食事を終えたら外に出て朝日を見る。綺麗な朝焼けを見ると、今日はひょっとしたら良い天気じゃないかな、と期待をする。
 0530出発。風は強いが天気は良い。周囲の山も綺麗に見える。山小屋の近くで写真を撮る。今日の予定は北岳山頂を往復し、そこから間ノ岳、三峰岳往復、そして農鳥小屋に行く。歩行時間の上からはかなり余裕のある行程のはずだが、はてさて・・・。
 北岳へ向かう途中、何度も後方を振り返る。青空の下、間ノ岳が美しい。何度か立ち止まって写真を撮る。
 北岳山頂に到着したのは0715。日本第2位の山である。山頂から見える景観はまさに絶景。東には雲海に浮かぶ富士山、南には間ノ岳、西には仙丈、北には甲斐駒や鳳凰三山が見える。写真を撮っているとあっというまに時間が過ぎていく。
 0800出発。次に目指すは間ノ岳である。北岳山荘前に戻ってきたのは0840。ここから北岳と間ノ岳が綺麗に見えるので、時間をかけて写真を撮る。北岳山荘からは再び登りになる。25分ほど登った後、標高3055mの中白根岳で着く。ここから見る景観も素晴らしい。写真撮影をする。
 中白根から間ノ岳までは1時間足らずの行程である。しかし昨日からの疲れがたまっているのか、さすがに足の進みが悪い。50分ほど歩いて間ノ岳に着いたのは1050頃だった。ここでも相変わらずの晴天だが、次第にガスが上がってきた。進行方向に農鳥岳が見えている。ここでパンを食べて写真を撮る。ここからの予定は三峰岳往復である。標準コースタイムでは往路30分/復路60分。足は疲れているし、ちょっと億劫である。でも気を取り直して出発する。
 滑り落ちそうな稜線部を慎重に歩きながら三峰岳を目指す。途中でガスが上がってきた。風も強くなる。誰も歩かない稜線部を歩くのは怖いものである。標準コースタイムでは30分のところを、45分かけてようやく三峰岳にたどり着いた。周囲はガスが上がってきて視界が良くない。誰もいない山頂を独占するのは気持ちの良いが、視界が効かないのは残念である。
 1220に三峰岳を後にして間ノ岳に向う。帰りは登りである。疲れた足を引きずりながら、それでも1歩1歩と登っていく。本当に3歩登って一息つく。そんな感じである。間ノ岳山頂に戻ってきたのは1316。辺りはガスに包まれている。「山の勝負は午前中」。そんな言葉が頭をよぎる。
 間ノ岳から農鳥小屋に向けて降りていく。農鳥小屋にたどり着いたのは1440。この小屋は酷い小屋だった。水は雨水そのまま、飯はまずい、部屋は寒い、電気もない。とんでもない場所であった。できれば2度と泊まりたくない小屋であった。しかし考えてみれば、こんな小屋こそは本当の山小屋なのかも知れない。お金を出せばビールも飲める。部屋には四六時中電気がついている。こんな山小屋の方が異常なのかもしれない。
 宿泊者は定員の7割程度。手足を伸ばして寝ることはできたので良しとしよう。

2泊3日の山行きから帰ってきました。
山の話はまた別途書きます。

選挙は結局行けませんでした。
家に帰ってきたのが午後10時過ぎ。その時には自民党圧勝という大勢が決していました。
個人的には「ほりえもん」を応援していたのですが、落ちちゃったので残念です。
(選挙区は全然別なんですけどね)

選挙よりも気になっていたのが野球界のこと。
山に出かける前、阪神-中日のゲーム差が3ゲームだったのが、一体どうなっていたのか・・・。
ドキドキしながらカーラジオをつけると、なんと、なんと、5ゲーム差・・・・。
しかもその日も初回から打線爆発で10-0と楽勝ペース・・・。
中日ファンの皆様には申し訳ないのですが、これで今年は貰ったぞ、と思いました。

もし阪神が優勝したら・・・。
PFB2005を発表します。
え、もし阪神が優勝を逃したらどうするかって?。
そんな、ありえない話をしても、仕方がないでしょう

ちなみにPFBとは私が個人的に作っているダイス野球ゲームです。
2003年は出しましたが、2004年はサボってしまいました。

そういえばネタがありました。
選挙です。

11日に衆議院議員の選挙があります。
私も日本国民の1人として投票の権利を行使したいと思っているのですが・・・、
そのころは山にいるので多分選挙にはいけません。
世の中、不在投票という便利なものもあるのですが、
受付は「午前8時半から午後8時まで」って、アホか?。
普段仕事をしているサラリーマンが、一体どうやって20時までに市役所に行けるというのだ?。
残業だってあるかも知れない。
定時後にプライベートな予定だってあるだろう。
もちろん万難を排してなんとかすれば、できなくはない。
でもそこまでして選挙に行きたいとは思わない。
それよりもだ。
選挙のやりかたを変えればよいだけではないか。
例えば不在者投票を24時間可能にするとか。
インターネットで投票できるようにするとか。
改革方法はいくらでもあるはずだ。
昨今、投票率の低下が問題になっているが、インターネットで投票できるようにすれば、恐らく10%ぐらいは投票率のアップが望めるだろう。

今や郵便局でも24時間郵便物が受け取れる時代である。
近くのスーパーは24時間営業している。
スーパー銭湯も23時間営業だ。

郵政を民営化するのも良いが、その前に政府を民営化した方が良いのでは・・・
(もちろん冗談ですよ)

最近、このブログもなかなか更新が進まないのですが・・・。
この週末にまた山へ行きます。
おかげで週末ブログの更新は無理かも知れません。
ネタはあるんですよ。ネタは。
「米国の魚雷」シリーズの続編は半分以上翻訳が終わっているし、
Tigers in the Mistのリプレイも終わっていて、今はリプレイ執筆中です。
今週は出張があったり、飲み会があったりでちょっと定時後時間が取れなったのですよ。
(言い訳)
まあ、山から帰ってきたら何か書き込みます。
このブログの数少ないファンの皆様(って今ファンはたった一人やん)。
今しばらくお待ち下さい。

では。

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(写真1)三ツ峠山山頂
(写真2)今回のコース

三ツ峠山

前回の金峰山から2週間空きましたが、9月初の山登りは山梨県の三ツ峠山です。富士山を眺める展望の山として知られ、富士山の北方45km、標高1786mの山です。日本二百名山の1座としても知られています。

写真もちょっとだけ追加しました。
よろしければ見てやって下さい。


行動経路

自宅0600-(JR/小田急/JR/富士急行)->河口湖0910/0915-(バス)->三ツ峠登山口0945
三ツ峠登山口0950-->三ツ峠山1115
三ツ峠山1215-->達磨石-->町営施設ー1430/1510-->三ツ峠駅1530
三ツ峠1559-(富士急/JR)->自宅2100

登山口まで

少し寝坊した。予定通り山へ行こうかどうか迷ったが、天気予報を見ると今日は晴れらしい。18切符もあと2回分余っている。使い切らないのも勿体無いので予定通り山へ行こう。0600出発。藤沢、町田、八王子、高尾、大月で乗り換えて、富士急行の終点河口湖駅に着いたのが0910。丁度0915の天下茶屋行きバスがあった(勿論、事前に調べてきてはいる)。それに乗る。30分ほどで三ツ峠登山口に着く。

三ツ峠登山口-->三ツ峠山

しばらくはやや広い車道を歩く。15分ほど歩いて駐車場に着く。綺麗なトイレもある。
ここからは少し道が狭くなるが、山道らしさは全然ない。広くて歩きやすい道である。それもそのはず。小型ジープも走れるほどの広さだ。危険を感じさせるような場所もない。
1時間ほどで頂上付近の稜線に出る。向こうに富士山が見えるが、中腹より上には雲がかかっていてよく見えない。ここには山小屋が2件あって通年営業している。ここから15分ほどで頂上に着く。頂上ではNHKの大きなアンテナが立っていた。

三ツ峠山-->町営施設

山頂付近で少し寛いだ後、山小屋近くまで戻ってくる。山小屋のテーブルに座って(テーブル使用料\100、ちょっとセコイ)昼食を取る。昼食を終えて少しノンビリした後、1215頃下山を開始する。少し降りた後、三ツ峠山の巨大な岩壁の横を歩いていく。岩壁には多数のクライマーが取り付いてロッククライミングをしている。そういえば三ツ峠山はクライマー達のゲレンデとしても知られている。若い人が多いのかと思っていたが、40~50ぐらいのオジサン、オバサンが意外と多いので驚いた。
岩に沿って歩くこと50分。八十八大師というお地蔵さんが沢山並んだ場所を通り過ぎると、道は樹林帯の中に入っていく。こちらのルートは、往路の登山道に比べるとかなりキツイ。斜度もかなり急である。1時間ほどで一気に600m程も下っていくのだから急斜面であることも頷ける。
結構疲れ切った状態でようやく達磨岩に着く。ここからは舗装された一般道なのでかなり楽になる。それでも炎天下の車道を歩くのはかなり厳しい。冷たい水が美味しい。
車道を30分ほど歩いた所にグリーンセンターという町営の設備がある。温泉ではないが風呂もあるらしい。そこに入って汗を流す。疲れた足に風呂は気持ちが良い。

町営施設-->自宅

かなり爽快な気分になって風呂から出てくる。ここまで来たら駅まではもうあと1km少しである。道路の両脇には民家や商店、小工場が見え始めた。電車の汽笛も聞こえてくる。
1530頃駅に着く。次の列車は1559発の新宿行き臨時快速「ホリデー快速河口湖」号だ。乗り換えなしで新宿まで行けるのは有難い。便利な列車だから混んでいるのか、と少し危惧したが、車内はガラガラ。おかげで新宿までかなり優雅な気持ちで乗っていくことができた。
東京で本を8冊も買ってしまう。文庫本2冊、技術系の雑誌2冊、カメラ系の雑誌3冊、そしてGame Journalの最新号だ。出費は合計1万円以上、うーん・・・?。さすがに重かった。
帰宅は2100。さすがに疲れた。

感想

 とにかく楽な山です。前回登った金峰山と比べてもこちらの方が全然楽です。とにかく頂上付近まで車道が通じているのですから、危険を感じるような箇所は殆どありません。またトイレの設備も充実していて、山登りに慣れていない初心者と一緒に歩く場合も安心できます(山に慣れない人と一緒に歩く場合、トイレ事情は結構切実な問題です)。
 肝心の富士山ですが、残念ながら雲がかかっていて全容を見ることはできませんでした。しかし仮に富士山が見えていても、大きな感動はなかったと思います。この時期は富士山が最も「美しくない」季節です。また三ツ峠から見る富士山は、正午頃は丁度逆光になってしまいます。三ツ峠から富士山を楽しむ場合、(1)秋から春にかけて、(2)早朝、がよろしいかと思います。頂上に山小屋が2件もあるのも、早朝の富士山を撮りたいカメラマンが多い証拠でしょう。
 車を使った山登りが一般化しつつある今日(私も普段は車派です)、三ツ峠登山口-三ツ峠山の往復が最も一般的な登山ルートでしょう。それはそれで構わないのですが、三ツ峠山の魅力を感じるには少し物足りないコースです。三ツ峠の岩壁はロッククライマーならずとも一見の価値ありです。アルペン的な景観というと少し大げさかも知れませんが、そんな風に思わせてくれる景観です。富士山の景観以外は大きな期待していなかった私にとって、三ツ峠の別の魅力を感じることができたのは収穫の1つでした。
 そういえば帰りの車道で蛇を見ました。場所はキャンプ場の近くです。今まで何度か山を歩いていて蛇を見ることは殆どないのですが、人里に下りてくると蛇を見ることが何度かありますね。まあそれでも年に1~2回ですけど。
 ちなみに私は蛇が大嫌いです。

満足度50%

 青春18切符が残り1回余ってしまった。どうしよう?。

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