もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2005年12月

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(写真1)今年やり残したゲームたち
(写真2)今年やり残したゲーム Whistiling Death

 今年もあとわずかです。今日は女子フィギュアファイナルを見ながら年賀状書きに精を出しました。人付き合いが苦手な私も年賀状を書く相手ぐらいはいるわけで(というよりも年賀状ぐらい書かないと誰も遊んでくれない?)、それなりに時間をかけて年賀状を書きました。とはいっても「筆王2006」を買ってきて、昨年貰った年賀状から住所録を引っ張り出し、順番に住所を入力し、プリンターで印刷し、それぞれに一言一言メッセージを書き込むだけです。その気になれば1~2時間で済む作業なのですが、「その気」になるまでが結構面倒ですね。

 なにはともあれ、今年も色々なゲームをプレイしました。しかし実際の所、購入したゲームのうちプレイできたものは(ソロプレイも含めても)ホンの一部で、あとは大半が未プレイ状態です。やりたいゲームは沢山あるし、やりつくしていないゲームも沢山あります。そこで今回は現時点でまだ未プレイのゲーム。あるいはプレイはしたけどまだまだやり残した課題の多いゲームをいくつか取り上げてみたいと思います。

購入はしたけど未だ未プレイ

Whistiling Death (Clash of Arms Game)

 タイトルだけ見れば何のゲームかさっぱりわかりません(このタイトルだけでゲームの概要を理解できた貴方は相当の「通」です。「死の口笛」とでも訳するのでしょうか。米海軍/海兵隊の主力戦闘機=F4U-1 Corsairの渾名です。このゲーム、Whistiling Deathは、太平洋戦域における空中戦を1機レベルで再現する戦術級ゲームです。デザイナーはJ.D.Webster。日本でも発売されたことのある"Air Superiority/Air Strike"のデザイナーです。このゲームについては、機会を見つけてもう少し詳しいレポートを書きたいと思っているのですが、なかなか「機会」がありませんね(笑)。

Onslaut (CMJ.64)

 簡単なルール、エキサイティングな展開と評判が良いゲームです。「部隊名なし」というのは少し寂しい気もするのですが、そこは割り切ってプレイすべきでしょう。敷居の低いゲームなので、まずはソロプレイからチャレンジしたいと思います。

Ukraina43 (CMJ.60)

 日本語版が出る前から「プレイしたい、プレイしたい」と思っていたゲームです。セットアップする所までは行ったのですが、プレイをスタートする所までは至りませんでした。機会を見つけて(こればっかり)、プレイしたいですね。この手の人気ゲームは研究され尽くされている感があり、変なプレイをすると横から「それは違う」などと言われそうなのが少し嫌です(笑)。

激闘!マンシュタイン軍集団 (GJ.4)

 私の唯一の対戦相手が(何故か)東部戦線が好きで、その中でもどうやらスターリングラード戦前後が好みのようです。私はこの通り東部戦線は門外漢なのですが、対戦相手に合わせるためにスターリングラード周辺の地名やらスターリングラード戦に参加した部隊名ぐらいは押さえておきたい。そのための格好のゲームがこれかも知れません。

激闘!キエフ奪回作戦 (GJ.9)

 今年の初めは是非やりたいと思っていたゲームの1つでした。今年は結局プレイする機会がなかったです。ややトリッキーなシステムなので(GJの付録ゲームはトリッキーなものが多く、その点は少し不満です)、プレイに対するモチベーションが少し下がり気味です。

Okinawa (CMJ.44)

 これもプレイしたいです。ルールの難易度、プレイ時間の長さなどがネックになっていますが、日本人なら一度はプレイしてみたいテーマだと思います。あとはルールブックの不完全さがネックかな。

日露戦争 (CMJ.40)

 良いゲームだと思います。しかしながらややゲーム的過ぎる点とテクニックが研究され尽くされている感があるのが難点です。

英国海軍 (自費出版)

 太平洋の覇者(AH)の海賊版ゲームです。これも(話のタネぐらいに)プレイしたいと思っています。

電撃戦1941 (CMJ.7)

 かつて「名作」として一声を風靡した作品です。私は決して「名作」とは思えなかったのですが、それを確かめるために再度プレイしてみたく思います。

ビルマの落日 (GJ.16)

 数少ない日本陸軍モノのゲームとして興味深いです。ルールも簡単そうだし、ソロプレイ向きかな?。ややトリッキーなシステムを採用しているみたいなのが少し気にかかります。

激闘硫黄島 (GJ.16)

 こちらは「ビルマの落日」に比べると今ひとつ食指が動きません。硫黄島戦をゲームにして何が面白いのかな?、というのが正直な所です。ソロプレイ専科の私向きでないというのも難点かもしれません。

真・バルバロッサ作戦 (GJ.1)

 テーマ的な知名度は抜群、デザイナーは有名な銀一郎氏と、話題性には事欠かないゲームなのですが、何故か話題になる機会が少ないですね。かくいう私もまだ駒も切っていません。

その他「折角購入したから1度ぐらいはプレイしても良いかな」ゲーム

Murumansk'41 (CMJ.63)
ウーグモン (CMJ.61)
河井継之助 (CMJ.61)
Korea'95 (CMJ.58)
壬申の乱 (GJ.12)

つづく

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 テレビで昨日のフィギュア女子を見ました。注目の安藤美姫は6位。なかなか良い演技だったのですが、意外と得点が伸びず、他の選手(荒川静香、村主章枝等)が素晴しい演技を見せたために順位は下がってしまいました。
 子供の頃は「フィギュアなんて何が面白いんだろう?」と疑問に思っていましたが、今見てみると結構ハラハラドキドキするものですね。スケベ心で見るという面もなきにしもあらずですが(笑)、純粋に演技として見るのもなかなか良いものです。(ただ男子フィギュアは未だに楽しめないのですが・・・)

 さて、ソロモン夜襲戦大和シナリオ、今回は趣向を変えて英国艦隊で挑戦してみました。英国自慢の不沈戦艦「キングジョージ5世」と我らが「大和」の対決。シナリオでは両者の性能差を考慮して、日本側2隻、英側4隻としています。
 果たして勝利の栄冠はどちらの頭上に輝くのか。

英艦隊の挑戦

 初期配置:英国艦隊は4隻の戦艦を2グループに分け、3キロの距離を隔てて平行に配置する。日本艦隊との距離は37キロ。日本艦隊の針路を遮りつつ両者の距離を詰めるという戦策だ。この配置は絶妙で、このまま両者が直進を続ければ、日本艦隊は艦首砲しか使えないが、英国艦隊は全火砲を使用できる。もちろん日本側が間抜けでなければ、そのような姿勢を嫌うはずだが・・・。

 第1ターン:日本艦隊は右舷側に英艦隊を見るように左60度回頭。射撃を開始したのは英艦隊が先。距離28キロから「アンソン」「ハウ」の2艦が射撃を開始した。

 第2ターン:英艦隊は日本艦隊との接近戦を企図しているので両者は急速に接近する。距離24キロから「大和」「武蔵」が初弾発砲。距離が近いために「大和」の初弾が早くも「アンソン」に命中した。命中弾2発。1発は「アンソン」の司令塔をぶち抜いて英艦隊の指揮に僅かながら混乱を引き起こした。もう1発の18インチ砲弾は「アンソン」の装甲が辛うじて耐えた。「アンソン」のダメージは5p。巨大な18インチ砲弾2発を食らった割には「アンソン」の被害は軽微であった。

 第3ターン:英艦隊は右120度回頭。日本艦隊の頭を押さえるべく運動に入った。距離16キロから今度は「武蔵」が命中弾を与えた。「ハウ」に1発。その18インチ砲弾は「ハウ」の主砲塔を吹き飛ばした。ダメージ11p。「ハウ」小破。
 距離が近づいたことにより英艦隊の砲撃もようやく日本艦隊を捉えた。「キングジョージ5」の主砲弾5発が「大和」に命中した。しかし「大和」の装甲は強靭だ。5発もの主砲弾が命中しながらダメージは僅かに6p。「デュークオブヨーク」は「武蔵」に3発当てた。しかし「武蔵」の損害はたったの2p。14インチ砲弾はモンスターに対して殆ど無力であった。

 第4ターン:距離は13キロまで迫った。「キングジョージ5」の主砲弾1発がさらに「大和」に命中したが、「大和」の強靭な装甲が弾き返した。

 第5ターン:日本艦隊は英艦隊との接近戦を嫌って左へ舵を切る。英艦隊は日本艦隊の懐に飛び込むべく左へ舵を切った。距離9~12キロ。日本艦隊は2グループに分かれた英艦隊のうち近い距離にある「アンソン」「ハウ」の2艦に狙いをつけた。「大和」の主砲弾2発が「アンソン」に命中。「アンソン」は10pのダメージを被り、累積損害が15pになった。「アンソン」小破。
 至近距離から降り注がれる英艦隊の砲撃は猛烈を極めた。「デュークオブヨーク」「アンソン」「ハウ」の3艦が「大和」に砲火を集中した。とにかく1隻を仕留めれば勝利条件的には英軍の勝利である。合計9発もの14インチ砲弾が「大和」に命中した。その1発は「大和」の指揮系統を破壊し、一時的にだが「大和」を戦闘不能に陥れた。しかし近距離から放たれたにも関わらず14インチ砲弾の威力は乏しかった。ダメージは合計12p。累積ダメージは18pに達して「大和」は小破したが、既に「大和」に命中した14インチ砲弾は合計15発にも達していたにも関わらず、「大和」の戦闘能力は未だに健在であった。

 第6ターン:英艦隊の猛砲撃はなおも続く。「アンソン」「ハウ」の2艦から放たれた14インチ砲弾4発と、さらに副砲弾数発が「大和」に命中。「大和」の累積損害は24pに達したが、「大和」はまだ健在だ。

 第7ターン:「キングジョージ5」の砲撃が今度は「武蔵」を捉えた。命中弾は3発。「武蔵」の損害は10pである。戦闘航行に支障はない。「アンソン」「ハウ」の主砲弾2発、副砲弾数発が「大和」に命中。「大和」の損害は27pに達した。「大和」中破。この時点で日本艦隊の盤端突破は不可能になった(移動力の関係上)。しかしこのままシナリオ終了を迎えるつもりはない。
 傷ついた「大和」に代わって「武蔵」がその砲火を英艦隊に向けた。主砲は「ハウ」に3発の命中を与えた。「ハウ」はまたもや砲塔誘爆。損害は19p。累積損害は34pに達して「ハウ」は大破した。「武蔵」の副砲は「アンソン」に多数の命中弾を与えた。副砲なので「アンソン」の被害はわずかであったが、それでも3pのダメージを与えて「アンソン」の累積損害は18pに達した。「アンソン」中破。これで英戦艦2隻が大中破したことになる。

 第8ターン:両軍とも損害を出したことによって指揮能力が低下していた。そのために射撃がやや散漫になってきた。

 第9ターン:「武蔵」は目標を無傷の英戦艦に切り替えた。6キロの至近距離から放たれた18インチ砲弾が次々と「デュークオブヨーク」に命中した。命中弾は5発。「デュークオブヨーク」の耐久力はそれに耐えることはできなかった。「デュークオブヨーク」轟沈。戦闘能力を残しているのは遂に「キングジョージ5」だけになってしまった。

 第11ターン:とにかく「武蔵」を黙らせたい英軍。しかし「キングジョージ5」の砲撃は「武蔵」を捉えることができず、逆に「武蔵」の主砲弾2発が「キングジョージ5」に命中した。砲塔誘爆を誘って「キングジョージ5」の損害は15p。「キングジョージ5」小破。この時点で英艦隊は「武蔵」撃破を諦めた。煙幕を張って逃げる「キングジョージ5」。


 その後:勝利条件の達成を諦めた日本艦隊は3方へ遁走する英艦隊を追った。そして16ターンに「武蔵」が12キロの距離から「アンソン」に5発の主砲弾を命中させた。「アンソン」沈没。

 結果的には日本軍の突破を阻止した英艦隊の勝利に終わったが、両者の損害を比較すれば英艦隊にとってとても「勝利」と呼べるものではなかっただろう。

両軍の損害

戦艦「大和」        被弾21、ダメージ29、中破
戦艦「武蔵」        被弾6、 ダメージ12、戦闘航行に支障なし
戦艦「キングジョージ5世」 被弾2、 ダメージ15、小破
戦艦「デュークオブヨーク」 被弾5、 ダメージ36、沈没
戦艦「アンソン」      被弾9、 ダメージ36、沈没
戦艦「ハウ」        被弾4、 ダメージ34、大破(沈没寸前)
(被弾は主砲のみカウントし、副砲の命中はカウントしていない)

プレイ時間約90分

感想

 今までの「大和」vs「アイオワ」に比べるとプレイ時間が3倍近くもかかってしまいました。登場艦船が多いこともその原因の1つですが、接近戦になるために夾又機会が多く、命中判定に時間がかかるのも原因の1つだと思います。副砲も距離が近づくにつれて射撃機会が増えるので射撃判定に時間がかかってきますね。
 英新鋭戦艦と「大和」の対決ということで、英戦艦が個艦性能の劣位を数的優勢でどこまでカバーできるかがこのシナリオの焦点です。14インチ砲の威力不足は予想以上に深刻で、1対1ではまともな撃ち合いになりません。「アイオワ」の16インチSHSなら、威力不足とはいっても10発も当てれば、いかな「大和」でも大破あるいは中破程度のダメージは与えられていました。それが14インチ砲弾なら15発当てても小破にしかなりません。一方で「大和」の砲撃は5発程度で英戦艦をお陀仏にできます。
 ところでシナリオの勝利条件を考えた場合、英側の勝利はさほど困難なものではありません。日本側はとにかく2隻の戦艦を盤端から外に出さなければならないので、その逆をついて英側は敵に接近戦を挑み、できるだけ多数の砲弾を敵艦の1隻に注ぎ込むだけです。1隻を大破させれば即勝利、仮に中破であっても敵の機動如何では敵に勝利条件達成を諦めさせることができます。ただし、その過程で味方戦艦の大半を失うことになるかもしれません。

 まだ1回ソロプレイしただけに過ぎないので結論を急ぐべきではないかも知れません。しかしこのシナリオは「大和」vs「アイオワ」に比べると少しバリエーションに乏しいように思います。英側の作戦はとにかく接近戦。日本側にそれを回避する手段が乏しい以上、戦いは必然的に接近戦になります。そうなると先にも書いたように「英艦隊が全滅する前に「大和」又は「武蔵」の足を止められるか」という単純なダイス勝負になります。勝率から言えば英艦隊にも十分勝機はあるのですが、味方が全滅寸前で「勝利」と判定されても、素直に勝利を喜べる気持ちにはならないでしょうね。このシナリオは「大和」の圧倒的な強さを感じる、という風に割り切って考えたほうが宜しいかもしれません。
 プレイバリエーションを広げるという意味では、例えば夜戦シナリオとし、英側の戦艦を3隻に減らすというのも手です。そうすれば英側も自艦の損害に無頓着ではいられなくなりますから、ある程度中距離砲撃戦で日本艦隊を痛めつつ、勝機を確信した時点で接近戦という、「大和」vs「アイオワ」に似た展開が期待できます。ただ14インチ砲が「大和」に対しては絶望的に非力なので、中距離砲戦で「相手を痛めつける」ことはかなり困難かも知れません。
 それにしても英新鋭戦艦はこんなにも弱いのでしょうか?。「大和」相手に2対1でも勝利を得ることは困難なのでしょうか?。


まずはデータ収集だ!!

 世の中便利になったもので、昔は野球ゲームのデータ入力は手作業(一部スキャナー使用)でエッチラオッチラ行っていたものですが、今ではネットで検索すれば大方のデータは入手できます。もちろん守備率とか故意四球数とかいった変なデータは今でも手入力が基本ですが・・・。
 なにはともあれ、まずはデータを集めておかなければなりません。そこで最初にセリーグ6球団について入手可能なデータを漁ってみることにしました。

球団別オフィシャルサイト


http://www.hanshintigers.jp/
阪神タイガースです。投手、野手別の個人成績があります。守備成績はありません。成績は一欄表形式になっていて、ソートも出来るので便利です。あと「一軍登録抹消履歴」という便利なデータもあります。これはデータ作りの際に重宝しそうです。

http://www.dragons.co.jp/
中日ドラゴンズです。今年度の個人成績はありません。使えないなあ・・・。

http://www.baystars.co.jp/index.php
横浜ベイスターズです。投手、野手別の個人成績があります。守備成績はありません。

https://www.yakult-swallows.co.jp/
ヤクルトスワローズです。個人成績あり。ただし一覧表形式になっていないので使いにくいです。

http://www.giants.jp/top.html
読売ジャイアンツです。投手、打者別の個人成績があります。守備成績はありません。成績は一覧表になっていて使いやすいです。選手名がフルネームなのも有難いですね。また(これはデータ作成にはあまり関係ないのですが)最近10試合の成績だとか、対戦相手別成績なども参照できるようになっていて面白かったです。

http://www.carp.co.jp/
広島東洋カープです。個人成績あり。ただし一覧表形式になっていないので使いにくいです。

とまあこんなところですね。
問題なのは、中日、ヤクルト、広島の3球団。それと各選手の守備成績です。

その他のページ

他に色々とページを漁っていると、こんなページが見つかりました。


ヤフーのスポーツ関係のページです。昨年における各選手の成績をチーム別に一覧表示してくれます。このページだけで大半のデータは入手できそうです。ただ投手の打撃成績がない点と守備成績が入っていない点が気がかりです。

http://www.npb.or.jp/index.html
これは日本野球機構のオフィシャルサイトです。期待したのですが内容はショボいです。

http://www.ne.jp/asahi/kami/j/baseball/
ここは選手起用について色々と掲載しているページです。残念ながら今の所は昨年度データ(2004年)までしか登録されていませんでした。

http://081.in/james/hansin/dazyun.html
タイガースの打順・守備別先発出場回数が出ています。こういうページは結構便利。やっぱり「アニキ」は4番固定でした。

http://www12.ocn.ne.jp/~carp/dajun05.html
こちらはカープ。日替わりですな。

他にも色々と当たってみたのですが、こんなもんですかね。

どなたか、お勧めのページがあれば教えて下さい。

戦艦「大和」撃沈


もう意地だあ

 なかなか「大和」が沈まないので、半ば意地になって「大和」シナリオを、それこそ「猿」のようにプレイしました。そして前回レポートした次の次の対戦(大和vsアイオワ、通算5回目!!)で、ようやく「大和」を仕留めました。その時は殆ど猿状態だったので、記録もなければ写真もないのですが、記憶(ってついさっきの対戦だから記憶もクソもないのですが)を頼りにレポートします。

 第1~2ターン:米軍指揮官は悟った。「奴に勝つためには、とにかく奴よりも先に弾を当てなければならない」と。だから初動、日本側に十分なCPがない間に正確な射撃を見舞って撃破してしまおう。と。その作戦が効を奏したのか、「アイオワ」の射弾が早くも「大和」を捉えた。3発命中。13ダメージ。

 第3~5ターン:近寄ると見せかけて遠ざかる。そのような運動を行いながら米艦隊は日本艦隊との距離を巧みに30キロ前後を維持する。しかも敵から離れるときには尻から煙幕を吐いて敵の視認を妨害するという念の入れよう(だってこっちはレーダーだから煙幕関係ないしー・・・)。このような「セコイ」対策が効を奏したのか、日本艦隊の砲撃は米艦隊に全然当たらない。やーい、やーい。
 第6ターン:「アイオワ」の砲撃が再び「大和」を捉えた。3発命中。ダメージ15。累積のダメージが28となり、「大和」は中破した。ついでに「ニュージャージ」も「武蔵」に1発当てた。ダメージ5。

 第9ターン:「アイオワ」の砲撃が三度「大和」を捉えた。3発命中。ダメージ13。累積ダメージが41となり、遂に「大和」は大破した。ここに米艦隊は、本シナリオで初めて勝利の栄冠を手にした。しかしこのまま終わってしまったら面白くない。ここまで来たら、恨み重なる「大和」「武蔵」を海底へと送り届けてくれよう。

 第9ターン:しかしその頃ようやく日本側の射撃も米艦隊を捉えていた。「武蔵」の主砲弾2発が「アイオワ」に命中。ダメージ8。命中数が少なかったのでとりあえず助かったが、危ないところであった。

 第10ターン:米艦隊は接近戦で「武蔵」を仕留めるべく針路を敵に向けた。その途端「武蔵」の放った3発の主砲弾が「アイオワ」に命中。ダメージ15。累積ダメージが23。「アイオワ」小破。さらに特殊損傷「主砲電路切断」によって「アイオワ」は主砲射撃不能となった。

 第11ターン:接近し続ける日米の両艦隊は、ついに距離12キロまで接近してきた。「武蔵」は戦闘能力を失った「アイオワ」から目標を「ニュージャージ」に変更。目標変更直後にも関わらず主砲3発を「ニュージャージ」に命中させた。弾薬庫の一部爆発などもありダメージ20。「ニュージャージ」小破。しかし撃たれた方も黙ってはいない。距離12キロから放たれた「ニュージャージ」の主砲弾が3発が「武蔵」に命中。16ダメージ。「武蔵」小破。この距離では「大和」型戦艦の重装甲でも、40センチ砲弾を止めることは出来ない。

 第13ターン。主砲電路がようやく復旧した「アイオワ」。しかし同艦には「武蔵」からの射弾が降り注いだ。3発命中。ダメージ23。累積ダメージは46に達したが、ギリギリで持ちこたえていた。

 第14ターン:「ニュージャージ」の主砲弾が「武蔵」を捉えた。命中3発。ダメージ18。累積のダメージは34に達し「武蔵」は中破した。「大和」大破、「武蔵」中破。

 第15ターン:「ニュージャージ」は損傷を受けて逃走中の「大和」を射程距離内に捉えた。3発命中。ダメージ13以上。「大和」のダメージは54に達し、遂に戦艦「大和」を撃沈した

 第16~18ターン:「ニュージャージ」は目標を「武蔵」に変更。「武蔵」も深刻なダメージを受けながらも、わずかに残った主砲火力で「ニュージャージ」に対抗する。距離8ヘクス(12キロ)で平行砲戦に入る両者。「ニュージャージ」の射弾が「武蔵」に次々と命中するも「武蔵」の砲火は止まない。とにかく1発でも当たれば大被害は免れない恐怖の46cm砲である。「ニュージャージ」もとにかく早く「武蔵」を黙らせようと躍起となって砲火を注ぐ。
 結局、第18ターン終了時に「武蔵」の累積ダメージは45になった。その時点で「武蔵」は大破。戦闘能力を失った。「武蔵」の砲火も2度に渡って「ニュージャージ」を夾叉するも惜しいかな命中弾はなし。結局このシナリオは「大和」「武蔵」の2大戦艦を撃沈破した米艦隊の勝利に終わった。

 米艦隊の勝利

両軍の損害

戦艦「大和」      被弾12、ダメージ54、沈没
戦艦「武蔵」      被弾 9、ダメージ45、大破
戦艦「アイオワ」    被弾 8、ダメージ46、大破(沈没寸前)
戦艦「ニュージャージ」 被弾 3、ダメージ20、小破

プレイ時間約40分

感想

やっと「大和」を沈めました。それにしても恐るべき艦です。接近戦で「武蔵」対「アイオワ」級戦艦2隻で、下手したら2:1でも負けるのではないか、という恐怖を覚えました(笑)。第11ターン、「ニュージャージ」に命中した46cm砲弾の1発が弾薬庫に飛び込み、あやうく大破轟沈の危機を迎えたことがありました。この時はダイス目に助けられて奇跡的に小被害で切り抜けました。恐らく「ニュージャージ」の主砲弾薬庫では、英雄的行為によって艦の誘爆を阻止した勇敢な水兵がいたのでしょう。いずれにしても「アイオワ」では対「大和」用としてはいささか役不足の感があります。次回は「モンタナ」級で戦ってみましょう。

 最後に一言。
「ヤマト撃沈を総統にご報告しろ・・・」



Yamato_Trial_1941


「大和」シナリオ再び



 先日「大和」シナリオをソロプレイしました。以下はそのレポートです。
 第1~第2ターン:米艦隊は日本艦隊の左舷前方から出現。日本艦隊の斜め前方に占位しつつ距離22ヘクス(33キロ)で平行砲戦に入った。電探による遠距離射撃の優位を生かして、まずは日本側の戦力を殺ごうとする戦術である。日本艦隊はそれに応じる形で射撃を開始した。
 第3ターン:なんと先に命中弾を得たのは日本側だった。「武蔵」の放った46cmm砲弾が見事に「ニュージャージ」を夾又。そのうちの3発が「ニュージャージ」に命中した。「ニュージャージ」は13ダメージを被って小破。しかも46cm砲弾の1発が「ニュージャージ」のエンジンを貫いた。「ニュージャージ」の速度は一気に2(約10kt)にまで落ち込んだ。速度の低下した「ニュージャージ」は次第に後落していった。
 第4~5ターン:「武蔵」の砲火は速度の低下した「ニュージャージ」を狙う。しかし距離が遠いのと「ニュージャージ」の回避運動によって命中弾は得られない。一方生き残った「アイオワ」は日本艦隊に対して主砲射撃を続けるが、なかなか命中弾が得られない。
 第6~7ターン:エンジンの修理を終えた「ニュージャージ」が戦列に復帰してきた。しかし丁度その時、今度は「大和」の砲火が「アイオワ」を捉えた。命中弾はなんと5発。「アイオワ」の被ったダメージは22ポイントに達し、特殊損傷の「衝撃」によって「アイオワ」は一時的に戦闘能力を失った。
 第8ターン:米艦隊がようやく一矢を報いた。「ニュージャージ」が「武蔵」に4発の命中弾を与えた。「武蔵」のダメージは14ポイント。「武蔵」小破。
 第9~11ターン:損害を被った米艦隊は、一か八かの接近戦を挑むべく運動を開始した。
 第12ターン:「ニュージャージ」の主砲が再び「武蔵」を捉えた。命中1。しかし「武蔵」の強靭な装甲はその一撃を弾き返した。その頃「大和」が再び命中弾を得ていた。距離14ヘクス(21キロ)に接近してきた「アイオワ」に対して2発の46cm砲弾を命中させたのだ。「アイオワ」のダメージは累計34ポイントに達した。しかも命中弾の1発が「アイオワ」の司令塔をぶち抜いた。指揮系統に混乱を来たした米艦隊。
 第13ターン:混乱してまともな指揮が取れない米艦隊になおも砲火が降り注ぐ。「大和」の放った46cm砲弾3発が「アイオワ」に命中した。既に甚大な被害を被っていた「アイオワ」はその衝撃に耐えることができなかった。「アイオワ」轟沈。
 第14ターン:日本戦艦2隻は盤端突破を果たした。

 日本艦隊の勝利

両軍の損害

戦艦「大和」      被弾0、ダメージ0、 無傷
戦艦「武蔵」      被弾5、ダメージ14、小破
戦艦「アイオワ」    被弾9、ダメージ48、沈没
戦艦「ニュージャージ」 被弾4、ダメージ13、小破

プレイ時間約30分

感想

今まで先に命中弾を与えるのは大抵米側だったので、今回のように日本側が初ヒットを得るケースは初めてでした。もし日本艦隊が先に命中弾を得た場合、このシナリオはかなりワンサイドゲームになりますね。今回の例を見ればわかるように46cm砲の破壊力は正に圧倒的であり、「アイオワ」程度の装甲では全く用をなしません。一撃で小破、あるいは中破させられます。米側としてはとにかく「当たらないように」祈るしかないのですが、当たる当たらないが「運頼み」である以上、どうしようもないのかも知れません。

 最後に一言。
「この艦では奴らに勝てない・・・」かな?


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