もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2006年06月

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(写真1)高千穂峰を霧島連山から見る
(写真2,3)高千穂河原付近の紅葉
(写真4)噴火口
(写真5)最後の登り

九州の山

私は九州が好きです。仕事の関係で行くこともあるのですが、それよりもプライベートで行く事の方が多いです。
今回は九州の山について少し話をしたいのですが、九州の山というと一般にはやや地味な印象がありますが、なんのなんの、登ってみると個性的な山々が多く、アルプスや大雪とはまた違った山歩きが楽しめます。
今回から何度かに分けて、私がかつて踏破した山々について思いつくままに書き込みたいと思います。

高千穂峰

九州南部、鹿児島県と宮崎県の県境に位置する山です。逆三角形の美しい形の山で、昔から神話的な言い伝えが残っています。坂本龍馬が新婚旅行の際に登った山としても有名です。

登山口は高千穂河原。国分市から車で30~40分の所にあります。霧島神宮の巨大な鳥居があります。
私がこの山に登ったのは秋でした。天気は快晴。歩き始めると樹木帯の中に入っていきます。季節が秋なので紅葉がとても綺麗でした。

森林限界を超えると視界が広がり、目の前に雄大な高千穂峰が見えてきます。しばらく歩くとガレ場の急斜面。歩きにくい急斜面をひたすら登る。30分ほどで噴火口を眼下に見る地点に着きます。右手に巨大な噴火口を見つつ緩やかな登り道を進んでいきます。噴火口からは今でも噴煙が吹き上がっていて、この高千穂峰が霧島火山帯の中でも活発な活動を続ける火山の1つであることを教えてくれます。

御鉢回りを半周した所から少し下り、やや低い鞍部を通って高千穂峰への最後の急登が始まります。頂上までの標高差は200m弱。最後の斜面もガレ場で登りにくいですが、周囲に見える山々の景色はとても綺麗です。

頂上までの所要時間は約2時間。錦江湾に浮かぶ桜島、大隈半島の山々も見えます。近くには韓国岳、新燃岳等の霧島の山々、少し離れて北の方には市房山も見えます。

感想

高千穂峰は霧島連山の中でも独立峰に近い山です。その分登山経路のバリエーションにやや乏しく、大抵の場合は高千穂河原からの往復というコースになると思います。その点、様々なバリエーションコースが楽しめる韓国岳、新燃岳といった霧島連山主要ルートに比べると、山歩きの楽しさ、という点では一歩見劣りします。

この山の魅力は雄大な噴火口の景色と、山頂からの景観にあると思います。また高千穂河原に車を停めて半日あれば山頂往復ができ、近くには温泉も数多くあるので、山歩き+温泉と洒落込むのも良いかも知れません。

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世界の艦船2006年8月号 海人社

特集記事が面白そうだったので購入しました。巻頭のカラーページは海上保安庁の観閲式と展示訓練の風景か紹介されています。最近の「海猿」ブームの影響もあってか、海保に対する注目度が俄かに高まっているようですが、こうして見ると海保の巡視船艇もなかなか絵になりますね。高速巡視船が30ノットで疾走する写真などは、護衛艦の編隊航行とは又違った魅力を感じます。

肝心の特集は「対空兵装の変遷」。航空機の誕生に伴う対空兵装の揺籃期から、WW2を得て、対空ミサイル装備へと進み、イージス、そして近年のミサイル・ディフェンスまで話が及んでいます。具体的には、対空火器の変遷についての概説記事、砲熕兵装、ミサイル兵装といった個々の兵器システムの発展、艦隊防空システムの発展、旧日本海軍における対空兵装、近未来の対空兵装について記事にしています。中でも近未来の対空兵装について、レールガンや自由電子レーザー等、SFの世界から出てきたような兵器がそろそろ登場しつつあるというのは、懐疑心を持ちながらも、新鮮な驚きを覚えました。

この種の雑誌の常として、ページ数や値段の割りに読む所が少ない、という問題があります。本書でもその傾向は否定できませんが、対空兵装の発展や今後についてある程度まとまった記事が読みたい場合には、それなりに重宝ではないかと思います。

評価★★

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C3i Squadron Pack 1 "Fighters"

今回発注したゲーム類の中で大本命が、この"Squadron Pack 1"です。
Down in the Flames(DiF)シリーズの追加機体を集めたパックです。Air Forceシリーズ(AH)のエクスパンションキットに相当するパッケージと言えるのではないでしょうか。この作品については機会を見つけてもっと詳しい解説を書きたいのですが、今回は登場機種を簡単に紹介するに留めておきましょう。

ドイツ機

Ta-152H-1、Bf-109G-6/R6、Bf-109K、Fw-190Fが登場します。数こそ計4種類とやや少なめですが、いずれも極めて特徴的な性能を持っています。Bf-109G-6/R6は機動性こそやや平凡ながら、大火力と特別ルールメタノールブースターが素敵。Bf-109KはP-51D、P-47Nに匹敵する機動性能と重火器マーカーが魅力。Ta-152H-1に至っては、大火力と高高度の機動性でP-51DやP-47Nすらも凌駕しかねない超高性能機です。

アメリカ機

P-40F、P-40N、P-51Aの3機種が登場しますが、ちょっと寂しいラインナップです。P-40FとP-40Nを比べると、何故かP-40Fの方が強いという不思議なレーティングになっています。

イギリス機

Gladiator、Fulmar、Hurricane2C、Typhoon、Tempest、MosquitoFB1が登場します。Tempest Mark 5はさすがに高性能で、高高度性能を除けばP-51DやP-47Nとも互角以上に戦える性能を有しています。反対にMosquitoは意外と平凡。このスケールのゲームでMosquitoの魅力を表現するのは少し難しいのかも知れませんね。Fulmarについてはまあ予想通りの性能です。インド洋で零戦のカモになっていただきましょう。

ソ連機

I-153、LaGG-3、Yak-1、La-7、Yak-9U、P-63Aが登場します。この中で列国の水準に達している機体はYak-1La-7Yak-9Uで、Yak-1は一応Bf-109Eと互角に戦えるだけの性能を有し、La-7はコルセアと瓜二つの性能、Yak-9Uは高高度性能を除けばP-51Dと互角に戦えます。P-63Aがソ連機として扱われているのは恐らく歴史的な経緯からでしょう。1944年という登場時期を考えればやや平凡な性能のP-63ですが、一応重火器マーカーが使えるので、相手が二流機や旧型機ならそれなりに戦えるでしょう。

イタリア機

CR-42、M.C.200、G.50bis、MC.202、M.C.205Vが登場します。運動性重視のイタリア戦闘機は日本機に非常に似た特性を持っています。例えば1941年登場のM.C.202は、データを見れば我が一式戦と瓜二つ(防弾性でややM.C.202が上)だし、1943年登場のM.C.205Vは、四式戦の初期型と瓜二つです。

日本機

海軍のJ1N1-S"月光"と陸軍のキ45改"屠龍"が登場します。たった二機種とは日本人として少し寂しい気もしますが、日本機の多くは"Zero"及び"Corsair & Hellcat"で登場済みなので、こんなもので良いのかもしれません。

フランス機

Potez631、Hawk75A-1、MB-152、D.520が登場します。この中でBf-109Eと互角に渡り合えるのはD.520だけです。Hawk75A-1が登場したのは嬉しい限りです。元々は米国製のこの戦闘機には様々な伝説がありまして、機会があれば紹介したいなあ、と思っています。

その他

英連邦、ポーランド、ルーマニア等の戦闘機も登場しますが、特筆するほどではありません。

最後に

これだけ色々な飛行機を一気に紹介してしまったのは勿体無かったですね(笑)。数回に分けて紹介するほどのボリュームと魅力を持ったゲームパッケージであることは間違いありません。今後も機会を見つけて、このパッケージに収録されている魅力的な機体を紹介していきたいと思います。

おわり

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(写真1)京王線高尾山口駅
(写真2)高尾山頂へ続く石畳
(写真3)山道に咲くツヅジかな?
(写真4)高尾山薬王院

高尾山に登る

先日、高尾山に登ってきました。東京西方、八王子のちょっと西にある「あの」高尾山です。

その日は本来ならば「箱根」方面へ出掛けるつもりが、なんと、地図を忘れてくるという大ボケをかましてしまいました。一応GPSは持参していたのですが、GPSのみではさすがに山歩きは不安なので、地図なしでも「まあ大丈夫だろう」と思われる高尾山に急遽目的地を変更したのです。

朝9時前に京王線高尾山口駅に降り立った私。さあ出発。ケーブルの駅を左手に見ながら舗装された急斜面を登っていきます。最初のうちこそ普段の運動不足が祟って「ゼイゼイ」言いながらの山登りでしたが、しばらく歩いていると段々体調が良くなってきます。山登りはいつもそうなのですが、苦しいのは一番最初と一番最後。ペースさえ掴めれば途中はそれほどキツいということはありません(やせ我慢?)

金毘羅台という景色の良い場所で少し休憩。よく冷えた水を2杯ほどぐいっと飲む。汗をかいた体に冷たい水が気持ち良い。山の中を通る風も気持ちが良い。天気は曇り。晴れていないのが残念といえば残念ですが、その分涼しい山登りができました。

ケーブルの高尾山駅を過ぎると道はやや平坦になってきます。ここからはケーブルカーを利用した家族連れや団体客が急に増えてきます。高尾山薬王院を過ぎると山頂まではあと一息。山頂に着いたのは10時少し前で、麓からの所要時間は1時間10分ほどでした。

今回の登山は標高差約400m、歩行時間約2時間(下りも含めて)で、アルプスの山々に対する登山と比べた場合、1/4~1/3程度の「軽い」山登りです。登山としては軽度でも、登っている途中はそれなりにきつく、また汗も随分絞られました。普段の運動不足を解消するには良い機会になったと思います。また久しぶりに体を動かすと、体の中から毒が出て行くようで気持ちよかったです。最近は山登りの機会もめっきり減ってしまいましたが、そろそろ登山シーズン。梅雨が明ける前にもう少し鈍った体を鍛えておくことにしましょうか・・・。

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(写真1)第3次戦闘で零戦52型がヴラチュー中尉のF6Fに火を噴かせた瞬間
(写真2)第6次戦闘:6機の特攻機と4機の援護戦闘機が米空母部隊に迫る!!

GMT "Zero"で沖縄決戦

GMT "Zero"のリプレイです。"Zero"はカードで行う空中戦ゲームで、ユニット、マップ、ダイスは一切使用しません(マーカー類は使用します)。空戦ゲームとしてはルールは簡単で、1回の空中戦であれば30分程度で終えることができます。

今回お届けするのは「沖縄決戦」シナリオ。いくつか用意されているキャンペーンシナリオの1つで、数回に渡る攻防戦を繰り返してキャンペーンの勝敗を競うシナリオです。

第1次戦闘:嘉數丘陵

爆装した2機のF4Uと4機のF6Fが日本軍の篭る嘉數丘陵の陣地攻撃に向かった。それを4機の零戦52型が迎撃する。F6Fには米海軍のエース、ヴァレンシア中尉が搭乗していた。
先手を取った米軍の編隊は、2機のヘルキャットがロケット弾を投棄して零戦隊に向かい、残る4機は高度を下げつつ攻撃態勢に入っていた。宙返りで零戦の背後を取ったヘルキャットが銃撃を浴びせて零戦に煙を吐かせた。零戦隊も持ち前の格闘戦性能で粘ったが、機数、性能、そして技量に優る米戦闘機隊の敵ではなかった。低空での短い空中戦が終わった後、3機の零戦が撃ち落とされていた。そのうち1機はヴァレンシア中尉が撃ち落としたものである。米軍の損害はコルセアとヘルキャット各1機に軽微な損害を被っただけであった。
地上の損害は2ポイント。要塞化された陣地に対してはロケット弾の威力も半減してしまい、大きな効果は発揮できなかった。
16VP

零戦とヘルキャット/コルセアとを比較した場合、零戦が苦しいです。52型といっても所詮は21型と大きな違いはなく、対する米艦載機は馬力、機動性、防御力の全ての面で零戦を凌駕しています。その上技量面でも大きな差があるので、余程のコトがない限り零戦で勝つのは難しいのではないでしょうか

第2次戦闘:嘉數丘陵

再び嘉數丘陵攻撃である。爆装したF4Uが2機とそれを護衛するF4Uがやはり2機。そのうち1機のコルセアには、海兵隊のエース、ウォルシュ中尉が搭乗していた。迎撃するのは日本陸軍の三式戦「飛燕」が2機。しかしいずれも新米搭乗員である。日本陸軍の新鋭機「飛燕」もコルセア相手にはあまりにも非力だった。しかも技量差も大きい。1機の「飛燕」がウォルシュ中尉の射弾に撃ち落とされた。もう1機も大破したほうほうの体で逃げるのが精一杯だった。
地上の損害は2ポイント。それはさっきと同じである。
8VP

飛燕は零戦と大差はありません。零戦に比べると防弾性が少しだけ優っていますが、「アジャイル」特性がなくなっているのでドッグファイトは不利になっています。とはいっても「アジャイル」特性ってあまり使い道ないんですけどね

第3次戦闘:九州西方海上船舶攻撃

3度目の出撃は九州西方海上における船舶狩りである。空母から発進したTBM艦攻が2機と新型のSB2C-4艦爆が2機の計4機が、それぞれロケット弾と爆弾を抱えて九州西方海上へ向かった。それを2機のヘルキャットが上空から援護する。ヘルキャット隊は「マリアナ七面鳥撃ち」のエース、ヴラチュー中尉がリーダーを務めていた。
日本軍は2機の零戦52型を迎撃に差し向けた。上空から攻撃の機を伺う零戦隊に対して、ヴラチュー中尉は果敢に挑んだ。持ち前の射撃技量(特性"BU";)を発揮し、零戦のリーダー機に2連射を立て続けに命中させた。
しかし今回の零戦はいつもの「ターキー」共ではなかった。彼は被弾に屈せず半宙返りでヴラチュー中尉の背後を取ると、正確な射撃を中尉のヘルキャットに見舞った。

 「こいつ、只者じゃない」

中尉が気づいた時には既に彼のヘルキャットは翼の付け根から黒い煙を吐き出した。

 「中尉!」

ウィングマンが素早く敵機の側面に回りこみ、偏差射撃を零戦に打ち込んだ。命中。燃料タンクを撃ちぬかれた零戦は、黒煙を吐きながら海中へと突っ込んでいった。リーダーをやられたもう1機の零戦に対してヴラチュー中尉は報復の刃を向けた。しかし彼のヘルキャットは傷つき、その性能を十分に発揮できない。一方の零戦は高度を巧みに使ってヘルキャットの追撃をかわしていく。結局、ヴラチュー中尉の僚機が零戦に数発を命中させたものの撃墜には至らず、結局この空中戦は米側の撃墜1、被弾大破1という結果に終わった。

一方の海上攻撃隊4機は超低空から爆弾の雨を降らせて日本貨物船を撃沈していた。ヘルダイバーやアヴェンジャーはロケット弾も携行していたが、こちらは出番なしだった。
14VP


日本軍のリソース"2"は"L/W A6M5"又は"L/W Ki-43II"となっているのですが、これって(余程の一式戦ファンではない限り)普通は零戦を使うでしょ。だって運動性や防弾性は全くの互角で、火力が零戦の方が有利なのだから。それともこの選択ってプレイヤー側に選択肢はないのかな?。


第4次戦闘:嘉數丘陵

またもや陣地攻撃である。4機のコルセアが攻撃に向かった。2機はロケット弾、2機はナパームを搭載している。邀撃に上がってきたのは零戦52型が2機。しかし零戦はコルセア相手に軽く戦っただけで上空へ退避していった。地上攻撃も大きな戦果がない。

0VP

第5次戦闘:「大和」出撃

日本軍は「大和」出撃を選択した。魚雷を搭載した4機のアヴェンジャー、爆弾を搭載した4機のヘルダイバー、そしてこれも爆装した4機のコルセアである。日本軍の迎撃戦闘機は1機もいなかった。アヴェンジャー隊が2本の魚雷を「大和」に命中させたのを始め、数発の爆弾とロケット弾が「大和」に命中。「大和」は撃沈された。
米軍の損害は、アヴェンジャー隊2機が対空砲火によって撃墜され、他にヘルダイバー2機とコルセア1機が重大な損傷を被り、さらに5機が軽微な損傷を被った。無傷で帰還したのはコルセアとアヴェンジャーが各1機のみ。「大和」撃沈には成功したものの、米軍の被害も決して小さくはなかった。
12VP

第6次戦闘:神風攻撃

最後の任務は米空母機動部隊に対する特攻攻撃である。日本軍は旧式の九九艦爆4機と天山2機が特攻機として出撃し、それを新鋭の紫電、紫電改各2機が援護する。対する米軍はヘルキャット4機が迎撃する。ヘルキャットのパイロットには「鷹の目」を持つスティムプソン大尉と第3次戦闘で危うく命拾いをしたヴラチュー中尉が含まれていた。

第1ターン
スティムプソン大尉が紫電改に、ヴラチュー中尉が紫電に食いつき、それぞれ2ダメージを与えた。
日本機は高度変更と急旋回で振り切ろうとする。紫電改はシザース運動で立場逆転。スティムプソン大尉に1ダメージを与えた。

第2ターン
ヴラチュー中尉は紫電になおも追いすがり、合計6ダメージを与えて撃墜寸前に追い込んだ。
スティムプソン大尉も紫電改を低空域に引き込んだ後にシザース運動で立場逆転。こちらも合計6ダメージ与えて紫電改を撃墜寸前に追い込んだ。
紫電改、紫電は被弾により性能低下に悩まされながらも急上昇、急降下、急旋回でなんとか米軍機を振り切ろうとした。

捜索ターン
日本軍特攻隊は眼下に敵巡洋艦を発見した。しかし小者は相手にしない。狙いは敵の空母だけだ。
このターン、ヴラチュー中尉は紫電の長機を撃墜した。
スティムプソン大尉も紫電改を追ったが、その紫電改が突如として見事なサッチウィーブを見せた。一瞬にして立場が逆転。
2機の紫電改から集中射撃を浴びたスティムプソン大尉は、何が起こったのかわからない間に撃墜された。

Ingressターン
遂に日本軍は眼下に敵空母を発見した。編隊を解いて降下する6機の特攻機。
各艦から激しい対空砲火が打ち上げられる。紫電改の1機が火を噴きながら落ちていった。2機の九九艦爆も白煙を引きながらも懸命に飛び続ける。

Bomb ターン
特攻機が次々と突入する。1機の九九艦爆は海面に突っ込んだ。九九艦爆1機と天山2機は空母「ベニントン」のすぐ近くで撃墜された。しかし九九艦爆2機が空母「ワスプ」に命中した。爆発。幸い致命部を外れていたので「ワスプ」の被害は比較的軽微であったが、それでも「ワスプ」は数時間の間作戦不能となった。

その後
ふらふらになってようやく対空砲火の威力圏外に出た2機の日本戦闘機にヘルキャットが襲いかかった。1機の紫電がヴラチュー中尉の射撃によって撃墜された。残った1機の紫電改が傷だらけになりながらもなんとか戦場を離脱した。

1VP

最終結果

米軍51VPで結果は"Bad"。つまり米軍にとって史実よりも悪い結果です。これでも最初の頃は日本軍が無駄なVPを米軍側に計上していたので、それがなければもっと米軍のVPは減ったと思います。

ゲームとしてみた場合、任務の内容に有利不利の差が大きいように思います。例えば任務#9「首里防衛線」では、米側に6機の艦攻、艦爆が登場するので、それだけでかなり多くのVPを得ることができます。それに対して最後に行った任務#14「神風攻撃」や任務#8「嘉數丘陵」(でしょ?"Kakuza Ridge"って?)では米軍にとってのVP源が少なく、米軍にとって「美味しくない」任務です。キャンペーンの勝敗はこの任務の「引き」によって多くの部分が決まってしまうのではないかな、という気がしました。そういった意味からは勝利条件の設定にもう一工夫欲しかったと思います。ただ逆にこれら任務の特性を見極めた上でリソースの配分を考えると、色々と面白い面が見えてくるのかも知れません。

このシナリオでは、米軍側登場機の大半がコルセアとヘルキャットで、その点少し寂しい思いがしました。

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