もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2006年09月

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北海道の大雪山は日本で一番早く紅葉が訪れる場所として知られています。
9月に入ると山頂付近では早くも紅葉が始まり、9月半ばには黒岳、赤岳、緑岳といった辺りが紅葉の最盛期を迎え、9月下旬には麓の方にも紅葉が降りてきます。

今回は大雪山系の紅葉の中から、いくつか選んでご紹介したいと思います。


黒岳、御鉢巡りコース

標高1984mの黒岳は、大雪山系北東部に位置するピークの1つです。登山口は奇観で有名な層雲峡で、そこからロープウェー、ペアリフトを乗り継いでいけば、約30分で7合目まで辿り着けます。7合目から1時間の登山で黒岳頂上に辿り着けます。大雪山系の中では最も手軽に登れるピークの1つなので、登山者の多い山でもあります。

この黒岳を基点とし、北海岳、間宮岳、北鎮岳といったピークを経て黒岳に戻ってくるルートを「御鉢巡り」と呼びます。コースタイムで約5時間。日帰り可能なコースです。コース上様々な場所から高山植物や紅葉、そして山岳景観を楽しむことができ、また層雲峡の駐車場を利用することにより自家用車登山も楽しむことができるお奨めコースです。

黒岳山頂まで

天気予報ではやや不安な天気でしたが、当時は抜けるような快晴でした。層雲峡駐車場に着いたのは早朝0530。いつもは午前6時が始発の黒岳ロープウェイですが、連休期間中は0530始発となっていました。知っていたらもっと早くここに行っていたのに・・・。私は0540発のロープウェイに乗り、リフトを乗り継いで0610頃には黒岳7合目に着きました。

黒岳7合目から頂上までは自分の足で歩きます。7合目、8合目付近はまだ紅葉がそれほど進んでいませんでした。9合目付近から登山道やその周辺の紅葉が綺麗になってきました。ザックから三脚を取り出し、周囲の写真を撮ります。


(写真1)黒岳登山路の紅葉
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(写真2)黒岳まねき岩付近の紅葉
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黒岳山頂

7合目から1時間余り時間をかけて黒岳山頂に辿り着きました。天候は晴。周囲の景観は素晴しいです。

(写真3)黒岳頂上から見た白雲岳(左奥)と北海岳(右奥)
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(写真4)黒岳頂上の風景
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黒岳石室まで

黒岳頂上からおよそ10分で黒岳石室に着きます。ここは避難小屋でトイレもあります。これからの長丁場に備えてここでトイレを済ましておきましょう。


(写真5)黒岳石室。少しわかりにくいですが、中央やや左の赤い屋根、黒い屋根が石室です。
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今日は仕事で午前さま。
さっさと帰れば良かった・・・。
で、帰ってニュースみたら・・・、

阪神タイガース、9連勝

中日とのゲーム差2!!

という文字が躍っていました。

いやいや・・・。
一時は諦めかけていたものの、ここまできたら、もう

「奇跡の逆転優勝」

しか、ないでしょ。

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しばらく紹介しない間に一気に3冊読破しました。今回は3冊分まとめて紹介します。

翔ぶが如く(4) 司馬遼太郎 文春文庫

本巻では薩摩に帰った西郷の日常、佐賀の乱とそれに対する大久保の苛烈な処置。征台論の台頭と台湾出兵等を描きます。今回は川路利良も宮崎八郎も少し休み。新キャラとして薩摩の村田新八が登場します。肝心の台湾出兵については、マラリア対策の不備により戦場で多数の戦病死を出すは、強引な外交政策が列強から散々に叩かれるは、と、殆ど見るべき成果はありません。

翔ぶが如く(5) 司馬遼太郎 文春文庫

台湾出兵により悪化した日清関係を修復すべく大久保利通は北京へ渡った。国内における強硬派の突き上げと清国側の強硬な態度に苦悩する大久保。このままでは日清間で戦争という事態に発展してしまう。清国に対しては強硬な姿勢を崩さない大久保も、国内の実情を知る彼にとって対外戦は絶対に不可であった。八方塞の状況の中で大久保は、50日も及ぶ熾烈な外交戦の末、遂に平和的解決の糸口を掴んだ。・・・

本書では征台論を巡る日清の対立と大久保利通の苦悩する対外交渉を描きます。いわば「火事場泥棒」的に台湾へ攻め込んだ日本軍に対して清国は強硬な姿勢を崩しません。諸外国も日本に同情的な視線を向けながらも、理は清国にあることを認めています。そのような状況の中、大久保がいかにして外交戦に勝利し、平和的な解決を実現したかが本巻の最大の見所です。

翔ぶが如く(6) 司馬遼太郎 文春文庫

本巻では薩摩を巡る太政官政府の動き、長州で不穏な動きを見せる前原一誠に対する川路利良の密偵政治、そして熊本神風連の乱とその鎮圧を描きます。

本巻の最後を飾る神風連の乱。熊本における急進的保守勢力であった神風連は、明治9年に発令された廃刀令に反対し、独自の勢力で成否を顧みず遂に決起に踏み切りました。反乱軍は白兵戦法によって熊本鎮台その他を襲撃。当時「百姓兵」と士族達から嘲られた鎮台兵達はなす術もなく逃げ回るだけでした。ここで登場するのが児玉源太郎。当時24歳の児玉源太郎少佐は、生き残った鎮台兵を率いて射撃戦を敢行。火力の優越を生かして神風連を鎮圧することに成功しました。わずか1日にして壊滅した神風連。しかしその時垣間見せた鎮台兵の「弱さ」は、後の西南戦争における西郷軍の戦略に微妙な影を落とすことになったのです。

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帯広、豚丼対決

このブログでも既に紹介していますが、私、先日北海道へ行ってきました。宿泊地は東大雪の山中にあったのですが、そこから車で1時間ほどで帯広市内に出ることができます。十勝の帯広といえば「豚丼」で有名です。炙った豚肉に甘辛いタレをつけてご飯と一緒に食べるそれは、たまーに食べると結構美味です。
そこで今回は私が今まで食した帯広豚丼の中から数店舗選び、それぞれ味、その他について述べたいと思います。部外者の戯言に過ぎないのですが、何かの参考になれば幸いです。

「ぱんちょう」

帯広の豚丼といえばこの店。全国にその名を知られた有名店です。たまに行ってみると、昼時等は店の前で長蛇の列ができています。「そこまでして食べたいのか」と言いたくもなりますが、まあそれだけの魅力があることは確かなのでしょう。帯広駅から歩いて1分というアクセスの良さも人気の秘密なのかも知れません。初めて行く人は、駅員さんに「ぱんちょう」ってどこ?、と聞けば間違いなく教えてくれるでしょう。


(写真1)「ぱんちょう」外観。雪があるのはご愛嬌
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(写真2)「ぱんちょう」の豚丼
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ちなみに帯広駅の構内には「はげてん」という豚丼屋もあります。「ぱんちょう」が混んでいる時等、何度か利用したことがありますが、最近はここも長蛇の列ができることが多いみたいです。

「いっぴん」西帯広店

こちらは少し離れて帯広の郊外になります。「長崎屋西帯広店」というのがあるのですが、その目の前にある店です。自分の足があると問題ないのですが、旅行等で来た場合は駅からは少し離れているので不便です。一応帯広駅から1時間に2本程度の割合でバスが出ています。
私が注文したのは「豚丼セット」(\924)というやつです。普通盛りの豚丼の他、梅奴(うめやっこ)、味噌汁、漬物がセットになったメニューです。豚丼はいわゆるオーソドックスな味なのですが、白ネギが添えられていて、それが良いアクセントになっているように思います。豚の硬さも適度なもので、個人的な見解では「ぱんちょう」よりも旨いのではないかと思いました。


(写真3)「いっぴん」外観
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(写真4)「いっぴん」の豚丼
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「新橋」

帯広駅から歩いて15分ぐらいの場所にあります。歩いて行くのはやや中途半端な距離ですね。ここの豚丼は普通の豚丼とは違う「黒ダレ」です。味もやや甘口で、普通の豚丼に食べ飽きた時、あるいはちょっと変わった豚丼が食べたくなったとき等に食べてみるのも良いかもしれません。

(写真5)「新橋」外観
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(写真6)「新橋」の豚丼、味噌汁は別料金、お新香はサービスでした。
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北海道の大雪山は日本で一番早く紅葉が訪れる場所として知られています。
9月に入ると山頂付近では早くも紅葉が始まり、9月半ばには黒岳、赤岳、緑岳といった辺りが紅葉の最盛期を迎え、9月下旬には麓の方にも紅葉が降りてきます。

今回は大雪山系の紅葉の中から、いくつか選んでご紹介したいと思います。


赤岳、緑岳、縦走コース

標高2078mの赤岳は大雪山系東部に位置するピークの1つです。登山口の銀泉台から2~3時間の登山で頂上に辿り着くことができます。赤岳への登山路は、著名な花の名所が数多く存在し、夏は高山植物の群れ、秋には紅葉を楽しむことができます。
さらに赤岳から南へ1時間程歩くと標高2010mの緑岳頂上に着きます。この緑岳斜面も美しい紅葉で知られています。緑岳から登山口の大雪高原温泉までは2時間ほどで到着できます。

今回私は銀泉台を出発点とし、赤岳頂上、緑岳頂上を経て、高原温泉に降りてくるルートを歩きました。秋の紅葉時期は、大雪湖レイクサイド駐車場から銀泉台方面及び高原温泉方面へシャトルバスが出ています。これを利用すれば大雪湖レイクサイドを基点とし、上記の縦走コースが可能になります。

前回まで

前回は、駒草平から赤岳頂上までを紹介しました。今回は赤岳頂上から緑岳への縦走、そして緑岳から高原温泉までの下山路を紹介します。

緑岳へ向かう

赤岳から小泉岳分岐を南に向かうと、およそ1時間余りで緑岳山頂に辿り着きます。その銃走路は見晴らしが良く、右手には白雲岳、そのやや前方に白雲避難小屋が見え、天候が良ければその前方に高根ヶ原とその向こうに忠別岳、さらには北海道第2位のトムラウシ
(2141m)が見えることもあるそうです。

(写真1)緑岳への縦走路から見た白雲避難小屋(画面中央やや左)と白雲岳(画面右)
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緑岳からの下山路

緑岳からの下山路は、かなり急峻なガレ場のような場所を降りていきます。右手には赤、オレンジ、黄色に染まった紅葉が緑の斜面を彩っています。三脚を立てる場所は少ないのですが、それでも所々に三脚を立てて写真を撮りました。かなりのズーム撮影になるので、ブレに備えて何枚も撮りました。

(写真2)緑岳下山途中に見る緑岳斜面の紅葉
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第一、第二花畑

急な傾斜路を降りきって少し歩くと、今度は第二花畑と呼ばれる場所に着きます。ここも夏は高山植物の綺麗な場所です。紅葉も綺麗です。その先に第一花畑。この辺りであれば高原温泉の登山口から1時間程で辿り着くことができます。ただし第一花畑については、私の行った時にはあまり紅葉していませんでした。

(写真3)第二花畑の紅葉
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(写真4)第一花畑の景観。背後に見えるのが緑岳
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大雪高原温泉

第一花畑から歩くこと約30分程で登山口である高原温泉に着きます。ここは緑岳への登山口としての役割の他、高原沼方面への登山基地としての役割も果たしています。高原沼は、これもまた紅葉の名所として知られていますが、時期的には9月下旬が一番の見所で、私が訪れた時期(9月中旬)はまだ少し早かったようです。

(写真5)高原温泉の風景
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ここからシャトルバスで約30分で大雪湖レイクサイドに辿り着きます。

まとめ

今回のコース「銀泉台-赤岳-緑岳-高原温泉」は、銀泉台からの入山が0700頃、高原温泉へ降りてきたのが1400少し前ぐらいでした。所要時間は7時間弱。途中で何度も写真を撮りながらゆっくり歩いたので、歩くだけなら5~6時間で十分だと思います。コース上に危険個所はなく、悪天候にさえ遭遇しなければまず大丈夫です。ただコース途中にトイレが少ないことには注意が必要です。赤岳から緑岳へ行く途中に20分程寄り道をすると白雲避難小屋があり、そこのトイレが唯一の「避難場所」です。

今回は天候に恵まれなかったのがちょっと残念でした。天気予報は「晴」だったのですが、山の中は「曇」でした。山の天気はわからないものですね。昨年も「曇」でしたが、次回こそ「抜けるような青空」の下で赤岳、緑岳の紅葉を見てみたいものです。

満足度★★★(やや辛口かな?)


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