もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2007年04月


半分ぐらい終わりました。
ふー。

「今日はこのぐらいで許してやるか」

この分で行けばなんとかサンセットさんの「希望納期」に間に合うかな・・・・。
いやいや、油断禁物。

(注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちら

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/a/a/aa65077e.jpg
米機動部隊によるマーシャル諸島攻撃

最近は空母「エンタープライズ」の戦闘詳報にハマっています。英文なので読むのは大変です(私の英語力はかなり乏しいです)。でも最近はインターネットのおかげで米軍側から見た太平洋戦史についても比較的容易に調べることができるようになってきました。紹介される機会こそ多くはないですが、だからこそ「新しい発見」があるかもしれない。付け加えるなら「自分にとっての英語の勉強」にもなるかも知れませんしね(笑)。

そんな訳で今回もまた空母「エンタープライズ」の戦闘詳報を中心に「知らざれる太平洋戦史」について紹介していきたいと思います。今回紹介するのは「エンタープライズ」によるマーシャル諸島空襲です。開戦当初劣勢に立たされた米太平洋艦隊が行った最初の反撃作戦です。

注:「エンタープライズ」の戦闘詳報は以下のページを参照しました。



真珠湾の報復

1942年1月。先月の真珠湾攻撃によって大きな打撃を受けた米海軍は、日本軍に対して報復の機会を伺っていた。
1月2日。ニミッツの参謀達はマーシャル及びギルバート諸島に対する攻撃を提案した。ニミッツは攻撃プランに同意したが、空母の損失を恐れて彼に反対する意見も多かった。ニミッツには援助が必要だった。
1月7日、空母「エンタープライズ」(USS Enterprise CV-6)を旗艦とするハルゼー中将の機動部隊が真珠湾に帰ってきた。ハルゼーはマーシャル諸島への攻撃プランに即座に同意した。当時米海軍にあってハルゼーよりも空母の攻撃力を理解している者はいなかったから、彼の意見は即座に勝利を収めた。
1月9日、ニミッツハルゼーに命令を与えた。

「第8機動部隊は「ヨークタウン」(USS Yorktown CV-5)グループ(海兵隊輸送中)をサモア諸島まで護衛せよ」

その後「エンタープライズ」と「ヨークタウン」はそれぞれ機動部隊を率いてマーシャル、ギルバート諸島への攻撃を行うことになっていた。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/d/d/dd800086.jpg
空母「エンタープライズ」

1月11日、空母「エンタープライズ」他、重巡3、駆逐艦6からなる第8機動部隊が真珠湾を出航。南へ向かった。彼らの航海は必ずしも「幸多い」ものではなかった。出航したその日の夕刻、

「空母「サラトガ」(USS Saratoga CV-3)が日本潜水艦の攻撃により甚大な損害を受けた」

という情報が入ってきた。出航2日目には未熟なパイロットが無線封止を破った。駆逐艦「ブルー」(USS Blue DD-387)の乗員が海に落ちて行方不明。重巡「ソルトレークシティ」(USS Salt Lake City CA-25)で乗員1人が事故死。SBD艦爆1機が着艦事故で全損、TBD艦攻1機が行方不明・・・・。

色々とあったが、第8機動部隊は予定通りサモア諸島近海に到着した。そしてサモア諸島北方100nmで哨戒行動を行った。その間「ヨークタウン」部隊はサモア諸島に海兵隊を無事送り届けることに成功した。

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米第8機動部隊の編成

1月25日、「エンタープライズ」「ヨークタウン」とその護衛艦艇は1600nm彼方のマーシャル諸島へ向けて行動を開始した。ハルゼーの参謀長マイルス・ブローニング大佐(彼は当時海軍が最も必要とした聡明でかつ行動的な戦術家だった)は、以下のようなプランを作成した。

1.「ヨークタウン」部隊はギルバート諸島のマキン島及びマーシャル諸島南部のミリ島、ヤルート島を攻撃する。
2.「エンタープライズ」部隊はマーシャル諸島北部のタロア島及びウォッゼ島を攻撃する。

しかしその後潜水艦「ドルフィン」(USS Dolphin SS-169)が新たな情報をもたらした。それによるとウォッゼから150nm西方のクエゼリン環礁において、日本軍の活発な動きがあるという。ブローニングハルゼーを説得してクエゼリン環礁を攻撃目標に追加することにした。
それはかなり危険を伴うものだった。クエゼリン環礁を攻撃可能な位置まで「エンタープライズ」を前進させた場合、「エンタープライズ」はウォッゼやタロアに危険なほど接近して作戦行動することを強いられることになる。しかしクエゼリン環礁を攻撃しないで放置するのも明らかに危険である。この結果「エンタープライズ」は否が応でも敵爆撃機の行動圏内に入ることとなった。敵が脆弱な米空母に対して攻撃隊を放つ機会を与えないように、敵基地の存在する環礁群を徹底的に叩くことが必要になった。

2隻の空母は攻撃地点へ向けて進んでいった。その間「エンタープライズ」が夜間の洋上給油を行ったことは注目に値する。1月28日、タンカーからの給油作業が予定を超過してしまい、日没までに護衛艦艇への給油が完了しなかった。最後になった「エンタープライズ」はタンカーと併走し、1600から5時間半に渡って給油作業を完了させた。これは歴史上初となる主力艦艇(Capital Ship)に対する夜間洋上給油である。2年後、この能力はより洗練された形で普及し、米艦艇は基地から遠く離れて1ヶ月以上も連続して作戦行動が取れるようになった。

(訳注)本当にこれが「歴史上初の主力艦艇に対する夜間洋上給油」なのかは興味深い所です。

1月29日、「エンタープライズ」と「ヨークタウン」は分離し、それぞれの機動部隊を率いて攻撃目標へ向かっていった。
1月31日、攻撃開始まで24時間を切った「エンタープライズ」の艦内では、第6戦闘機中隊(VF-6)の搭乗員達が彼らのワイルドキャットの座席背面に即席の防弾用装甲板を取り付けていた。ハルゼーは麾下の各艦艇に対し曳航用装備の準備を命じた。搭乗員と航海士は海図を広げ、目標地点と暗礁の位置を確認した。


中身はびっしり朱書きが入っていました。
さすがは「プロの仕事」です。
でも感心している場合じゃないぞ。
サンセットさんからのお手紙には

「GW中に校正を完了してくださいネ」

と優しく書かれてありました。

とほほ。

(注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちら

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ドイツ海軍入門 広田厚司 光人社NF文庫

WW2期におけるドイツ海軍の歴史、艦艇、装備等について解説した著作です。戦艦、巡洋艦といった有名な艦艇ばかりではなく、駆逐艦や水雷艇、魚雷艇といった今まで知られていない艦種についても詳しい解説がなされています。大型艦の陰に隠れて目立ちませんが、これら小艦艇がWW2中に大型艦に優る劣らずの活躍を見せたことが本書では記されています。
その他にも色々とドイツ海軍の「ウンチク話」が書かれているのですが、最大の難点は「読み物として全然面白くない」ということでしょうか・・・・。だから「読み物」としてはあまりお奨めできませんが、ちょっとした「ドイツ海軍ウンチク事典」としてはそれなりに有益なのではないでしょうか。

お勧め度★★

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あるいは単なる衝動買い

先日「モデラーいちねんせい」の私が塗料を買いに模型屋へ行きました。塗料も大体買い終えて一旦外に出て茶を飲んでいたら、突然私の内なる声が

「末期の日本海軍を再現したい」

と叫んでいるのに気づきました。

「そうだ、末期戦だ」

そう思った私は、お茶もそこそこにして模型屋に向けて「反転180度」。訝しそうな顔つきの模型屋主人を尻目にウォーターラインを3作品も購入する羽目になってしまいました。

なぜ末期戦なのか

個人的な感想で恐縮なのですが、WW2期の日本艦についてスタイルという点から言えば、私は大戦初期よりも中期あるいは後期以降の方により魅力を感じます。
なぜか?。
「強い弱い」という観点から言えば、大戦初期の日本艦の方が「相対的」な意味においては強いでしょう。大戦中期・後期以降の艦は電波兵装や対空兵装こそ強化されているものの、艦全体のバランスから言えばむしろ「改悪」といっても良いかもしれません。

しかし後期の艦はそれまでの激しい戦闘によって鍛えられてきた「凄み」のようなものを感じます。所狭しと並べられた対空火器は、彼女らが数多くの実戦を潜り抜けてきた「証」のようなものを感じます。そして今後も必死になって生き残っていこうとする「生命力」のようなものも感じます。
その点、スマートな外観を誇る戦争初期の日本艦は、どこか「世間知らず」というか「お坊ちゃん」的な感じを受けてしまいます。

何を買いましたか?

今回購入したのは以下の3作品です。
・重巡洋艦「利根」
・軽巡洋艦「五十鈴」
・一等駆逐艦「松」

重巡洋艦「利根」

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「利根」を「末期艦」というカテゴリーに入れるのは少し無理があるかもしれません。しかしサマール島沖海戦では米軍の反撃を潜り抜けて米護衛空母に痛打を与えた数少ない艦の1つです。幸いモデルの方は単装機銃が沢山用意されているので、レイテ戦期の「利根」を再現するのは比較的容易ではないかと思われます。

軽巡洋艦「五十鈴」

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ここでも少し触れましたが、長良型軽巡洋艦「五十鈴」は、戦争中の被害復旧時に防空軽巡に改造されました。レイテ沖海戦では空母群を守って奮闘。空母群は全滅してしまいましたが、「五十鈴」は敵機の攻撃を退けて無事帰還しています。防空軽巡としてみた場合、12.7cm砲6門というのはやや貧弱な気がしますが、対空機銃を所狭しと並べたその姿は「末期艦」というに相応しいものがあります。

一等駆逐艦「松」

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駆逐艦における末期艦の代表といえば松か秋月なのですが、「より末期らしさ」を出すならば「松」を置いて他にはないでしょう。こちらは元々「末期艦」なので、素直に組めばOKかと思います。


まとめ

最近はプラモデルを「大人買い」することが多いです。でも作る暇がない。「槍隊ゲームバッファ」ではなく「作り隊モデルバッファ」がどんどん貯まってくる感じです。
でも・・・・、
ゲームよりはプラモデルの方が「価値のある趣味」かも知れないな、と最近思ったりしています。
だってねえ・・・・、
ゲームって買っても買っても

「あーあ、このゲーム、多分俺が死ぬまでに一度もプレイしないんだろうな」

と悲しい思いをするばかり。

その点プラモデルの場合、半日なり1日なり時間を捻出すればまず完成させることができる。趣味としての「完結性」という意味でプラモデルの方が数段優れているのではないかな、と思う今日この頃です。

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