もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2008年08月

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こちらで予告していた通り、アルプスへ行ってきました。
期間は5泊5日、うち山中3泊です。

今回は第4日目の行程です。

(その他の記録は --> こちら)


鳥倉林道へ向かう

朝3時過ぎに起床。シャワーを浴びて出発準備をする。0420にホテルをチェックアウト。途中コンビニで食料を補充し、車で鳥倉林道を目指す。
林道への道はかなり狭い道。ジグザク走行で走りにくい。事故を起こさないように慎重に走る。国道152号線。南アルプスを真横に見る山岳路線で、個人的にはとても好きな道だ。

0630頃に鳥倉林道ゲート前に到着。そこが駐車場になっている。車を停めて出発準備をする。今日は辛い1日になりそうだという予感がある。登山も今日で4日目。私の個人的な経験でも4日間連続の山歩きは初めてだ。しかも今日は登山口から塩見小屋まで標高差1200mの登りになる。標準コースタイムは約7時間だが、果たして疲れ切ったこの足でこのハードコースを歩き通すことができるか。
「いざとなったら這ってでも登ってやる」
ちょっと悲愴な覚悟を秘めて歩き始めた。

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朝の鳥倉林道ゲート前

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鳥倉林道から奥へ続く登山道を見る。青い↓の向こうに登山口があるが、そこまで延々林道を歩いて行かなければならない。ぎょえー

三伏峠へ向かう

林道ゲートから登山口までは歩いて30~40分かかる。その間ずーっと林道を歩いて行かなければならない。緩い登り坂になっているが、林道を延延歩いて行くのは結構辛い。
いいかげん林道歩きに飽きて来た頃、ようやく前方に本当の登山口が見えてくる。バス停の終点。バスならばここまで入ってこれるらしい。水を飲んで喉を潤し、いよいよ塩見岳へ挑む。

登山口から最初は急な登りになる。カラマツの林、所々に咲く高山植物。足の疲労が懸念されたが、今の所は快調。いつもよりも速いペースで標高を稼いでいく。

登山口から30分程歩いた所で豊口のコルに着く。ここが登山口-三伏峠の1/3地点である。水を飲む。昨日購入しておいたアミノ酸サプリを飲む。新兵器=アミノ酸サプリが果たして威力を発揮するか。

豊口のコルからはやや平坦になる。ただし登山道は少し歩きにくくなる。所々に木造の橋や朽ち果てそうな梯子がある。そんなところは慎重に歩く。所々で下山者とすれ違う。今朝塩見岳に登頂してきたのだろうか。皆、満足気な顔をしている。

登山口から2時間と少しで三伏峠に着く。標準コースタイム3時間なのでここまでは快調と評してよい。三伏峠は塩見岳へ向かう登山者達にとって貴重な休憩場所になっている。何人かの登山者が腰を下ろし、中にはバーナーでラーメンを作っている人もいる。私も麓で購入してきたパンを食べ、空腹を癒す。そして今日何度目かのアミノ酸サプリも飲む。


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鳥倉林道終点の登山口。ここからいよいよ塩見岳に向けて長い旅が始まる。

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三伏峠へ向かう登山道。前方を歩くのはテント泊の若者達

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三伏峠にて

塩見小屋を目指して

三伏峠を出たのは1000頃。ここからは稜線部を歩いて塩見小屋を目指す。標準コースタイムは3~4時間。この先大きな登りはないが、いくつかのピークがあってアップダウンが続くらしい。

三伏峠を出て少し歩くと、いきなりピークに出る。標高2615mの三伏山山頂だ。低い潅木の向こうに憧れの塩見岳が見える・・・・、はずだったが生憎低い雲がかかっていて見えない。やんぬるかな。

三伏山から先は少し下りになる。しばらくアップダウンの少ない緩やかな登山路が続くが、本谷山近くで急激な登りがあり、それを登り切った地点が本谷山の山頂になる。標高2650m。三伏山との標高差は殆どない。

本谷山から先は少し下って再びハイマツの中の稜線歩きとなる。アップダウンが少なく歩きやすい。塩見小屋まであと1kmを切ったあたりから急登になる。ゴールは近いはずだが、ゴールの場所が正確にはわからない。このような歩きが一番辛い。とにかく急登を登っていくのみ。やがてハイマツ帯から稜線に出て、左右の山々が見えてくるようになる。左手から塩見新道が合流し、なおもしばらく歩くと、目の前に塩見小屋が見えてきた。ようやくゴールに辿り着いた。

時計を見ると1245。登山開始からの所要時間は丁度6時間ぐらいだった。思いの他ハイペースで登ってこれたので、自分の脚力に少し自信を深めた。これもアミノ酸サプリの威力だろうか。


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三伏山の頂上

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本谷山へ続く上り坂。登山路には菊のような黄色い花が咲いていた。

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本谷山山頂にて。若者達が昼寝をしていた。

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本谷山山頂から見る塩見岳。残念ながらガスがかかっていて見えなかった。



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大阪へ行く用事があったので、日曜日に戻ってきたのですが、これがもう大変。
新幹線が大雨で止まってしまい、京都駅で足踏み。
小田原に帰ってきたのが翌朝の3時半でした。
小田原で始発列車を待ち、家に戻ったのが5時半。
少し仮眠をとったので楽にはなりましたが、あーあ、今日も雨の中出勤か・・・・。
大雨が恨めしいです。

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京都駅で足止めを食う「ひかり号」。時計の針は11時になろうとしています。結局京都駅を発車したのは、翌0時半でした。

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ようやく辿り着いた小田原駅。ちなみに時刻は3時半

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小田原駅の在来線入り口。帰るに帰れない乗客達がそこかしこに寝転がっています。

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ようやく動き出した始発電車。結局家に帰ったのは5時20分頃でした。

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こちらで予告していた通り、アルプスへ行ってきました。
期間は5泊5日、うち山中3泊です。

今回は第3日目の行程です。

(その他の記録は --> こちら)

前回

別山に登る

今日は室堂に戻って下山するだけである。まあ真っ直ぐ戻るのも芸がないし、いくつか登っておきたい山もあるので、寄り道していこうと思う。

[「剣沢山荘」]で朝食を済ませ、少しゆっくりしてから0600頃出発する。最初は剣御前へ向かう登山路を登っていくが、途中で別山へ向かう登山路へ入っていく。標高約2500mの剣沢から、標高2880mの別山頂上までは標高差にして400m程ある。軽めの登山程度だが、このあたりも剱岳みたく危なっかしい登山道があるので、慎重に登っていく。昨日の疲労はそれほど感じない。

1時間程で別山頂上に着く。ここは剱岳や立山を見る絶好の展望台だ。昨日よりも空気が澄んでいるのだろうか。剱岳が昨日よりも綺麗に見える。

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別山頂上から見た剱岳

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こちらは立山。

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別山山頂にある祠

剣御前へ

別山山頂でノンビリ時間を潰し、剣御前へ向けて下山を開始する。別山から20分程で剣御前に着く。ちょっとした無名峰で写真を撮っていると、いきなりヘリの轟音が響いてきた。
「何事」
と思ってヘリを見ていると、超低空を飛行してきたそのヘリが目の前の無名峰に緊急着陸。
「へえ、こんな狭い所に降りれるんだ」
と思ったも束の間、無名峰の近くに待機していた登山者2名が吸い込まれるようにヘリに乗り込み、ヘリはそのまま緊急発進。すぐに視界から消えていった。
まるでベトナム戦争の一場面を見るような一瞬だった。

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別山から剣御前へ向かう登山路

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剣御前小舎を見下ろす

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その時突然ヘリが現れ

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目の前に着陸した

雷鳥平へ降りていく

剣御前で休憩。剱岳の姿を目の中に焼き付ける。そして下山。この先は剱岳は視界から消える。
帰りは雷鳥沢の右岸を降りていくことにした。昨日登って来たルートとは少し違っている。昨日のルートよりもやや遠回りになるが、その分景色は良い筈だ。期待したとおりこのルートは非常に楽しい。剱岳こそ見えないが、立山、大日岳、そして沿道の花々が目を楽しませてくれる。

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剣御前より剣岳に別れを告げる。剣よさらば。自分の甘さと山の厳しさを教えてくれた山だった。

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上空を飛ぶ輸送ヘリ。何故か今日はヘリが多い。昨日は1機も見なかったのに・・・

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沿道に咲く高山植物。チングルマかな

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花畑の向こうに大日岳が見える

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雷鳥平まで降りてきた。川に架かる小さな橋は浄土橋。その向こうに立山が見える。

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雷鳥平から雷鳥沢のカールを見る

みくりが池温泉

雷鳥平から室堂までは例によって100~200段の石段を登って行かなければならない。疲れた足にこれはキツイ。しかし泣き言を言っても仕方がないので我慢して上がっていく。一歩一歩。これで明日からの南アルプス登山は大丈夫なんだろうか。そんな不安が頭をよぎる。
階段を登りきった場所にある「みくりが池温泉」という所に立ち寄る。日帰り入浴可能ということなので、温泉に入っていくことにする。疲れた体に温泉は気持ち良い。しかし「みくりが池温泉」そのものは浴槽が狭くて今ひとつだった。泉質は悪くないのだが・・・・。
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みくりが池温泉。「日本最高所にある温泉」とのことだが、温泉そのものは今ひとつだった。

室堂から扇沢へ

室堂ターミナルに着いたのは1130頃だった。一昨日も人が多かったが、今日はそれに輪をかけて人が多い。こりゃたまらん。そう思ったが、幸い1145発のトロリーバスに乗ることができた。次の大観望駅でロープウェーを少し待たされたが、その他は概ね順調。人でごった返してた割には比較的短時間で下山できた。
扇沢に戻ってきたのは1345頃。所要時間2時間はまあ悪くない。

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大観望駅から見下ろした黒部ダム。赤沢岳や針ノ木岳が見える。

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トンネル内ですれ違うケーブルカー

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扇沢駅に着いたトロリーバス

明日に備えて

2泊3日の北アルプス登山は終わった。明日からは南アルプスが待っている。北アルプスでかなり体力を使ったので、とにかく回復させたい。扇沢で車に乗りこんだ後、市街地に出た。コンビニで軽く食事をとる。それからスポーツ店へ行く。ここで日焼け止めとアミノ酸サプリを買った。日焼け止めはとにかく、アミノ酸サプリについては「剣沢山荘」で同宿だった人に教えてもらった。なんでも筋肉疲労が嘘のように消えるらしい。本当かどうかはわからないが、とにかく試してみよう。

続いて本屋へ行く。山の上で読む本を探す。剣・立山にも本は持参したが、ちょっと難しすぎる内容だった。読んでいて眠くなるような本は山ではいらない。もっと簡単で楽しく読める本でないと。丁度手頃な本があったので1冊買う。

あとは今日の宿に向かうだけ。高速で伊那市内のホテルにチェックイン。軽く食事を済ませて早めに寝る。明日もまた早い。

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「アルプス1人歩き」の2日目に泊まった宿です。

剱岳の近くには3件の山小屋があります。
便利な順番から書くと
・剱山荘
・剱沢小屋
・剱御前小舎

今回泊まったのは上から2番目の剱沢小屋。
剱岳への登山口から徒歩30分程の場所にあります。
剱岳への登山口に隣接している「剱山荘」に比べて、剱岳へのアプローチは幾分不利ですが、その分宿泊客が少ないのではないか。そういう期待をこめてこの宿にしました。そういえば「剱御前小舎」の所で
「剱沢小屋は予約客以外は泊まれません」
てなことが書いてあったかな。

私の場合、宿泊日の朝に直接現場に行ってチェックインしました。明きがあればそれでもOKみたいです。部屋割りは6畳ぐらいの部屋に5人でした。十分手足を伸ばして寝ることができます。シーズン中でこの部屋割りは
「まるで天国」
かな。

食事は豪華なものではないにせよ、ちゃんとしたものです。内容は写真を見て下さい。

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「剱沢小屋」のテラスから見た剱岳

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「剱沢小屋」の夕食。エビフライが美味しかったです。

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こちらは朝食。豪華ではありませんが、朝の食事としては必要十分なものです。

ちょっと山の話から離れて一息。

まずは下の写真を見て下さい。

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これは、米軽巡「ヘレナ」がメアアイランド海軍工廠で損傷修理時に撮影したもの、とされています。時期は1942年6月27日。損傷は真珠湾攻撃時に受けたものです。

ここで注目していただきたいのはメインマスト直前の主砲射撃用方位盤です。方位盤の上にレーダーアンテナが見えますが(図中の青丸)、これはMk-3射撃管制用レーダーのアンテナだといわれています。つまり1942年6月末の時点で「ヘレナ」はMk-3射撃管制用レーダーを既に装備していたことになります。

1942年10月11日のサボ島沖海戦(米側呼称エスペランス岬沖海戦)で「ヘレナ」は速やかに日本艦隊をレーダー探知し、それが本海戦における米側勝利の大きな要因になったことは広く知られています。しかしこの時活躍したのはSGレーダーと呼ばれる水上捜索レーダーであり、Mk-3レーダーではありません。また「ヘレナ」の射撃自体もレーダー射撃だったのかそれとも光学射撃だったのかは今ひとつハッキリしないのが実情です。SGレーダーは捜索レーダーなので射撃管制に用いるのはかなり無理がありますが、Mk-3ならばその点問題はなかったはずです。事実この1ヶ月後に戦われた第3次ソロモン海戦では、戦艦「ワシントン」がMk-3レーダーを有効活用し、戦艦「霧島」を撃沈しています。

この点について米側の戦史やネット情報を調べてみましたが、納得の行く答は見い出せませんでした。「モリソン戦史」等を読んでみても、SGレーダーのことは書かれていますが、Mk-3レーダーのことは全く触れられていません。

果たしてサボ島沖海戦で「ヘレナ」のMk-3レーダーが有効に働いたのか。あるいは活躍できかなったのか。
もし有効に活躍できなかったのであればその原因は何か。
もし活躍できたのであれば、その活躍が現在広く知られていないのは何故か。

興味はつきません。

以下余談
拙作「ソロモン夜襲戦」では、米軽巡のレーダーを「TypeA」(これはSGレーダーを意味する)としていますが、ひょっとしたら「TypeB」(FCレーダー)に変更する必要があるかもしれません。

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