もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2008年12月

今年もあとわずかです。今年も色々なゲームをプレイしました。しかし実際の所、購入したゲームのうちプレイできたものは(ソロプレイも含めても)ホンの一部で、あとは大半が未プレイ状態です。やりたいゲームは沢山あるし、やりつくしていないゲームも沢山あります。そこで今回は現時点でまだ未プレイのゲーム。あるいはプレイはしたけどまだまだやり残した課題の多いゲームをいくつか取り上げてみたいと思います。

1.目標達成度

まずは「年始に立てた目標」の達成状況はどうだったでしょうか?。

2008年の目標は-->(こちら)

優先度A


・Pacific Fleet(SSG/HJ)リプレイの完成 --> 達成
・PFB2007チーム別解説記事の作成 --> 達成
・PFB2004の完成 --> 未達成
・「ソロモン夜襲戦」登場艦列伝の完成 --> 未達成
・「ソロモン夜襲戦」新シナリオの発表 --> 達成
・ASLシリーズのマスター

達成率50%はまだまだですが、昨年の0%に比べればかなりマシかな。
達成率が高かったのは、「できそうな目標」を設定したことが大きかったと思います。
それでも半分ですからまだまだですね。

優先度B

・Second World War at Seaシリーズのマスター --> 未達成
・新作ゲームのデザイン --> 未達成
・戦略級・日露戦争(SA) --> 未達成
・DAK the Desert(旧GJ.51) --> 未達成
・激闘!マンシュタイン軍集団 (GJ.4) --> 未達成

こちらは全滅です。
具体的なタイトルを絞り込んだのが失敗の原因かもしれません。

優先度C

・Combat Commander(GMT)の対人戦 --> 未達成
・オンスロート(CMJ.60) --> 未達成
・ウクライナ44(CMJ.70) --> 未達成
・ドイツ装甲軍団(CMJ.74) --> 達成
・シンガポール陥落(CMJ.77) --> 達成
・天下強奪--関ヶ原を越えて(CMJ.78) --> 達成
・The Speed of Heat(COA) 対地攻撃ルールマスター --> 未達成

こちらは43%の達成率です。うーん・・・・。


2.主目標以外の成果

主目標以外でもいくつか成果が出ました。そのいくつかを取り上げます。

Game Journal誌に連載記事掲載

ページ数は少ないですが、毎号コンスタントに記事を掲載させて頂くことになりました。
いつまで掲載して頂けるかはわかりませんが、できる限り頑張って行きたいです。

英文資料読破

昨年読破した英文の書籍は6冊です。いずれも太平洋戦関係。決して多くはありませんが、自分的には満足しています。

本格的作戦級ゲーム2作制覇

「パットン第3軍」(CMJ#81)、「モスクワ攻防戦」(SA#11)を対人戦を含めてプレイしました。本格的な作戦級ゲームをプレイするのは久しぶりですが、大変楽しめました。

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「幕末維新始末」テストプレイに参加

ミニゲームですが、しっかりとした内容の作品でした。

それでは、皆様、良いお年を。

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年の瀬になってくると、私も含めて「今年の反省、来年の抱負」といった話題が出てきます。残念ながら年始に立てた目標を完全にクリアすることはなかなかできず、多くの場合いくつか積み残しが発生してしまいます。

この原因は
(1) 最初から達成不可能な目標を立てている(できないことはハナから承知の上)
(2) 達成するつもりで目標を立てているが、予測の甘さ、リスク管理の不徹底等で目標を達成できない
のいずれかが考えられます。

私の場合は(2)のケースに当てはまります。

そこで来年は達成可能で精度の高い予測を目指し、SLGの所要時間と年間計画について考えてみました。

基本的な考え方

2つの変数を考えます。
A:SLGに投入可能な年間時間
B:プレイしたいゲームの総所要時間
AがBよりも多ければ、その目標は達成可能である可能性が高く、逆にBがAを大きく下回っていた場合、「絵に描いた餅」になります。

考察

A:SLGに投入可能な年間時間

過去6ヶ月分のデータに基づいてSLGに投入可能な時間を見積もってみました。
すると、私の場合、年間約360時間(月平均約30時間)という値が出てきました。

B.SLGの所要時間

Aは比較的簡単に計測できるのですが、Bはなかなか難しい。
あくまでも経験則ですが、1つの目安として以下のような式を考えてみました。

 あるSLGの所要時間 = そのSLGの標準的なシナリオのプレイ時間 × 5

例えば標準的なシナリオのプレイ時間が12時間のゲームは、総所要時間は60時間になります。これは「ルールの理解」「ソロプレイ等による練習」「本番」「フォローアップ(記事の作成等を含む)」を考えた時、「だいたいこれぐらいかかるだろう」という目安です。この値は当然個人差がありますので、一概に上記の値が「正しい」とは言えません。私の場合は「あくまでこれぐらいだろう」という程度にお考え下さい。

結論

上記より来年の目標設定について1つの目安が生まれてきます。
(1) 本格的なSLG(プレイ時間8~12時間程度)の場合、その処理ペースは年間6~9作品が限界である。
(2) プレイ時間1~2時間程度のSLGの場合、年間36~72作品(月3~6作品)なら可能である。
これを目安にして来年の目標を設定していきたいと思います。

余談

上記を考えると「このゲーム、買うべきか買わざるべきか」についても目安が見えてきます。
例えばCMJを年間6冊、GJを年間4冊購入するとして、その付録ゲーム全てをこなすだけでどれだけの時間が必要か。仮にこれらの作品について平均プレイ時間を4時間とした場合、10冊分の所要時間は400時間に達します。この値は私がSLGに投入可能な年間時間を超過してしまいます。

結局の所「市販されているすべてのSLGをプレイすることは不可能である」という当り前の結論が見えてきたので、あとは「選択と集中」を如何に上手く行うかが決めてになりそうです。

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PFB2008の作成を鋭意進めていますが、諸般の事情で年内発表は難しい状態になってきました。
1月中には必ず発表しますので、今しばらくお待ち下さい。

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少し前の話になりますが、志賀方面へ紅葉を撮りに行った際に寄り道した温泉です。
到着したのは0900頃。日帰り入浴者の入浴時間にはまだ少し早かったようですが、宿側が気を利かせて入浴できるようにしてくれました。泉質は白濁して硫黄臭あり。かなり匂いが強いです。温泉から上がった後もしばらく匂いが取れませんでした。温泉は内湯と露天風呂で内装は木。入浴料\1000はちょっと高めですが、設備や泉質を考慮すれば納得できます。

お奨め度★★★★

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彗星夜襲隊-特攻拒否の異色集団

渡辺洋二 光人社

本書の主役、芙蓉部隊とは、美濃部正少佐率いる3個飛行隊の通称です。主な装備機は水冷型彗星と零戦。戦法は夜襲であり、敵空母や航空基地に夜襲を加えてこれを撃破しよう、という着想に基づいています。
芙蓉部隊で有名なことは、沖縄戦の渦中にあって特攻拒否を貫き、通常戦法で戦い続けたことでしょう。本書はその芙蓉部隊の誕生と活躍、そしてその終焉を描いています。
芙蓉部隊の戦記といっても、内容的には「血湧き肉踊る」ようなものではありません。来る日も来る日も夜襲。飛行場に爆弾を落として「火災を認めた」が戦果報告。空母撃破等といった華々しい戦果もなし。全般に地味です。そういった意味では所謂「面白い」戦記ではありませんが、あの時代に特攻拒否を貫いた美濃部少佐の思想や戦いぶりは興味深いものがあります。

お奨め度★★★

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