もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2009年02月

コマンドマガジン85号読みました。

(詳しくは-->こちら)

付録ゲームの「レッドタイフーン」は「ドイツ装甲軍団システム」なのであまり興味は湧かないのですが、本文記事の方は面白かったです。
特に面白かったのが野上靖氏の「ゲームで見る赤軍史」。特定のテーマを設定し、その歴史的な流れを追いながらゲームを紹介していく手法は比較的メジャーな手法といえますが、ロシア内戦からWW2を経て東西冷戦につなげていくという切り口は今までになかったので、その点が興味深かったです。こういう記事を読むとGDWの「サードワールドウォー」が無性にプレイしたくなりますね。

徳岡正肇氏のPC Simulation Gameers。この記事も切り口が斬新で好きなのですが、今回もまたまた面白い切り口でした。ご一読をお奨めしたいです。

新作コーナーでは"Birds of Prey"に興味津々です。プレイできるかどうかはわかりませんが、入手だけでもしてみたいな、と思える内容でした。

岩永秀明氏の"Shifting Sands"(MMP)の紹介記事も購買意欲/プレイ意欲をそそる内容でした。最近「Empire of the Sun」でCDSゲームの面白さに引き込まれつつある私。さて次は「Paths of Glory」「For the People」「Twilight Struggle」のどれにしようかな、と悩んでいた所に、またまた新しいアイテムが出てしまいました。

PFB2008が完成しましたので、注目選手の皆さんを紹介したく思います。

今までは主にセリーグの選手を紹介し、パリーグといえば第3回にライオンズの選手を紹介しただけでした。
そこで今回はライオンズを除くパリーグ各チームの打者を紹介します。

過去の掲載分
 2008Giantsの場合 --> こちら
 2008Tigersの場合 --> こちら
 2008Lionsの場合 --> こちら
 2008セリーグ打者 --> こちら
 2008セリーグ投手 --> こちら

後藤光尊

イメージ 1バファローズの場合、ローズ、カブレラの両外国人が突出しています。どちらを紹介しようか迷いましたが、少し趣向を変えて左の選手を紹介します。
打率.285、本塁打14本と平凡ですが、この人の強みは長打力と出塁率、そして足を兼ね備えていること。セイバーメトリクス"OPS"(出塁率+長打率)の.793はローズ、カブレラに次ぐチーム第3位。その他の部分でも決して目立ちませんが、そこそこの数値を残しています。これでセカンドというポジションを考慮すれば、十分に価値のある選手といえるでしょう。史実では6~8番を打つことが多かった選手ですが、俊足を生かして1~3番といった上位打線で使ってみるのも面白いかもしれません。

稲葉篤紀

イメージ 2ファイターズについては全般的に貧打で、傑出した選手が少ないです。森本、高橋信、スレッジ。色々考えたのですが、やはり全日本の3番を打ったこの人を外す訳にはいかないでしょう。稲葉の"OPS"は.894。これはローズ、カブレラ、中島、GG佐藤といったオリックス、西武勢に続く第5位です。またセイバーメトリクス"TA"(1つのアウトを取られる間にどれだけ塁を奪えるか)は.889でリーグ4位。出塁率.380もリーグ4位です。
こうしてみるとそれなりに好打者と思われる稲葉なのですが、数少ない弱点の1つが走力=S。もともとそんなに足が遅い選手というイメージが少ないだけにどうしてかな、と思ったのですが、どうやら併殺の多さが響いたようです。

大松尚逸

イメージ 3正直な所、マリーンズの選手たちには余り馴染みがないので(マリーンズファンの皆さん、ゴメンナサイ)、誰にしようか迷いました。出塁率の高い西岡、長打力に優れた今江、一発長打の大松。今回はその中からチーム最多の24本塁打を放った大松を取り上げたいと思います。
データカードを見ると、なるほど本塁打24本が効いているためか、長打力はさすがに優れています。本塁打率でいえば、ホークスの松中や小久保以上です。打率と出塁率がやや小さいため、5~6番あたりの「返す」場面で使うのが良いかと思います。

リック

イメージ 4今までもコンスタントに3割の打率をキープしてきたリックでしたが、今年は長打力を加えてさらに威力を増しました。打率.332はライオンズ中島を.001差で押えてリーグ1位です。ただリックの場合、打率以外の数値について少し不満が残ります。出塁率.365はリーグ10位。首位打者にも関らず出塁率が低いということは、それだけ選球眼に難があるということでしょう。実際、セイバーメトリクス"BB/K"(三振に対する四死球の数)は.490と低いレベルに留まり、選球眼の悪さが伺えます。決して三振が多いタイプではないため、所謂「早打ち」が多いのかもしれません。
データカード的には走力Sが痛いです。

川崎宗則

イメージ 5かつては打者王国だったホークスですが、ここ数年の流出その他によってすっかり寂しくなってしまいました。松中、小久保両選手にしても、年齢的にそろそろ苦しい状態。若い選手の台頭に期待したい所です。
そんなホークスから誰を選ぶかは悩みましたが、五輪出場を果たした川崎宗則を取り上げたいと思います。
川崎の特徴は高い打率と俊足です。打率.321はリーグ第3位。ただ出塁率.350は先のリックよりも低い数値で、いわゆる「早打ち」タイプであることを伺わせています。走力Fは当然として、盗塁成功率69は意外と低い値ですね。史実の数値を見ると成功19に対して失敗9。成功率68%ですから、こんなものかもしれません。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

名古屋で有名な味噌カツ丼の店です。エプロンをつけた豚の看板が有名です。
過去に数回行ったことがありますが、この度数年ぶりに行ってみました。

まず店が大きくなっていたのに驚き。
前回行ったときには矢場町の交差点の外れにある小さな店でしたが、今回行った時には多層階のビルになっていました。店のキャパも大きく、また店員の数も増えていたため、前回よりも待ち時間がかなり減っていました。

「味噌カツ丼定食」(\1,050)を注文。味は前回と変わっていないかな?。少しクドさが弱まっていたように思いました。
「お奨め度」を評価するのは難しいです。不味いという訳ではないのですが、「豚カツ」と「味噌」という組み合わせが人によっては拒否反応を示すかもしれません。その一方で「ハマればやめられない」味になる可能性もあります。

決して万人向けする味ではありませんが、名古屋に行く機会があれば、一度試してみたい味です。

お奨め度★★★★

イメージ 1

米高速空母部隊の弱点

と言うほど大げさな話ではないのですが、ちょっと以下の表を見て下さい。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/6/5/6531a485.jpg

これはレイテ島進攻作戦開始時における米高速空母部隊の編成です。
上の表を見てどう思いますか?。
「護衛される艦」に比べて「護衛する艦」が少ないとは思いませんか?。

護衛される艦:大小空母計17隻
護衛する艦:戦艦、巡洋艦、駆逐艦計78隻

比率にすると1:4.6

比率だけを見れば十分に見えますが、仮に駆逐艦を除外して考えてみると、その比率は17対20で殆ど1:1に落ち込みます。つまり「護衛される艦」1隻に対し、「護衛する艦」は1隻しかつかない計算になるのです。

特に弱いのが巡洋艦兵力。空母よりも少ない隻数です。
巡洋艦は駆逐艦にはない航洋性能と高速空母に随伴可能な運動性能を持った存在なので、空母の直衛艦としては最適です。しかも新世代の巡洋艦はいずれも強力な対空火力を有しており、優秀な射撃用電探の存在と相まって有力な対空直衛艦でした。

その後台湾沖航空戦での損害(「キャンベラ」「ヒューストン」の被雷)やスミス戦隊(旧式重巡3隻基幹)の合流等があり、レイテ沖海戦直前では以下のような状況でした。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/3/a/3aec3e17.jpg

巡洋艦と空母の比率は15対16で、ほぼ1対1に近づきましたが、それでもまだ巡洋艦の方が少ないです。実際のレイテ沖海戦では4群の空母のうち1群(TG-38.1)が燃料補給のために一時戦場を離れていたため、決戦場面での米側参加兵力は以下のようになっていました。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/9/5/95d67607.jpg

そしてレイテ海戦。当初は高速空母と同行していた高速空母部隊所属の戦艦、巡洋艦ですが、作戦中に日本水上艦隊との対決に備える必要に迫られ、戦艦6、巡洋艦7、駆逐艦18を分離したため、空母直衛部隊は巡洋艦1(防空軽巡)、駆逐艦25にまで減少してしまいました。空母1隻に対して護衛艦が2.6隻。しかもその全てが駆逐艦クラス(防空軽巡は巡洋艦というよりは大型駆逐艦に近い存在)です。素人目に見ても「如何にも脆弱」という感は否めません。

史実のレイテ沖海戦では日本側の航空反撃兵力が弱体化していたために米空母群に大きな損害はありませんでしたが、もし日本側の航空兵力が充実していたならば米空母群にとって危険な状況になっていたかもしれません。

とはいってもホントはね

1943年11月11日、ラバウルを発進した約70機の攻撃隊は、ソロモン海を行動中の米高速空母群に殺到した。この時日本機に襲われたのはモントゴメリー少将率いるTG-50.3で、その編成は大型空母2隻、軽空母1隻、駆逐艦9隻という編成でした。つまり空母以外は全て駆逐艦という編成です。
「如何にも手薄」と思われるTG-50.3ですが、結果から言えば日本機の攻撃を完封することに成功しました。この時は上空直衛を担当した米海軍のヘルキャット戦闘機、さらにはニュージョージアから発進していたコルセア戦闘機の奮戦が光りましたが、それでも戦闘機の妨害を突破してきた日本機に対しては空母そのものに搭載された対空火器が威力を発揮したようです。

上の事例を見る限り巡洋艦の隻数云々は実は大した問題ではなかったのかもしれません。


イメージ 1

VASSALで主題のゲームを進めています。
今まで3回プレイしましたが、いずれも日本軍の勝利でした。
連合軍は勝利条件が厳しいです。
特に第4ターン(1942年後半)以降に適用される「支配下ヘクスを5ヘクス以上獲得しない場合、政治ポイント(-1)」というのがキツイです。強襲上陸作戦の場合、奇襲に成功しない限り日本艦隊の迎撃を受けることは必至。しかもこのゲームにおける日本艦隊及び航空部隊は極めて強力なので、まともに戦えば勝ち目が薄いです。

仮に連合軍による奇襲に成功したとしても、有力な守備隊が守る敵拠点を攻略するのは容易なことではなく、生半可な部隊で上陸を仕掛けようとしても撃退されてしまいます。

うーん、連合軍の勝利は厳しいなあ・・・・・。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/b/c/bc65df56.jpg
マーシャル近海で激突する日米主力艦隊。物量を誇る米艦隊であるが、個艦性能に優れた日本艦隊を撃破することは容易ではない

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/8/f/8fc118f9.jpg
エニウェトク環礁を守る日本軍。わずか1ユニットの守備兵力だが、これを排除するために攻略部隊は多大な出血を覚悟しなければならない。

(つづく)


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