もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2009年09月

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以前に「Shifting Sands」をプレイした際、対戦相手の方から「MMPの「PanzerBlitz」面白いよ」と紹介されたので気になっていたのですが、CMJ88を購入する際に一緒に購入しました。テーマはWW2西ヨーロッパ戦線における戦術戦闘です。1ヘクスは250メートル、1ターンは実際の15分に相当し、1ユニットは小隊規模(兵員数十名又は車両数両)を示します。

PanzerBlitzといえば、かつてアヴァロンヒル社から発売されていた戦術級ゲームを思い出しますが、本作品は直接AH版とは関係ないようです。システムもかなり異なっています。ただしボックスアートは酷似しており、ルールブックの序文にもアヴァロン版の発展版である旨の記述があります。

本作の特徴の一つとして、史実に基づいたマップがあります。通常戦術級ゲームの場合、マップは典型的な地形を描いたものが数枚用意され、シナリオの指定に応じてマップを並べ替えるというのが一般的な方法でした。しかし本作ではマップはフルマップ1枚のみ。フランス・ノルマンディ地方、カーン西南地区112高地周辺を描いたものだけです。
112高地といえば、1944年6月~7月にかけて英独両軍が激闘を繰り広げた所。本作もそれを反映し、112高地を巡る8つの戦いがシナリオ化されています。

登場するのは英軍と独軍のみ。米軍は登場しません。ドイツ軍は4号戦車、5号「パンター」、6号「ティーガー」、3号突撃砲等の戦闘車両が登場し、英軍は「シャーマン」、「ファイアフライ」、「チャーチル」、「アキリーズ」、「クロコダイル」、「ブレンキャリア」等が登場します。そういえばいつもは「ヤラレ役」の「クロムウェル」戦車がユニット化されていませんね。

ルールブックは英文16ページ。それなりの分量ですが、決して多すぎることはありません。ただルールインデックスや索引がないのは少し辛い所。索引はとにかく、インデックスぐらいはつけて欲しかったな、と思います。

同じテーマの作品としてCMJ/エポックの「装甲擲弾兵」があります。「装甲擲弾兵」も良い作品ですが、本作をプレイして両者の違いを追ってみるのも面白いかもしれません。


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秋の魚といえば「サンマ」。サンマで有名な南三陸女川で秋サンマを食べてきました。

女川駅に降り立ったのは午前11時と少し前。以前に女川には一度来たことがありましたが、記録によるともう10年も前のことでした。時間の経つのは早いものだと改めて実感。

女川駅前に出てみると、昔の記憶とはかなり雰囲気が違っていました。駅前は綺麗になっていたし、駅の隣には女川温泉という共同浴場ができていました。町の雰囲気や駅構内の雰囲気は相変わらずでしたが・・・・。

駅から歩いて5分ほどの場所にある「マリンパル女川」。そこの一角にある食堂に入りました。注文したのは「サンマの塩焼き定食」と「サンマの刺身」。締めて\1,550はかなり良心的です。

サンマの塩焼きは脂が乗っていて美味しかったです。刺身は今ひとつ。折角の港町なのに鮮度が今一の感がありました。総合評価としては「味はまあまあだけど、わざわざ交通費かけて来る程ではないかな」と思いました。

お奨め度★★★

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大雪の紅葉風景の続きです。

前回は-->こちら

高原沼

高原沼周辺は、大雪山系一帯の中でも特に紅葉が綺麗な場所です。見頃は例年9月20日前後。今年も概ね例年通りでした。この一帯の魅力は数々の湖沼群と鮮やかな紅葉の組み合わせです。特に滝見沼やえぞ沼の紅葉は、ポスター等で良く使われている定番の場所です。
私は今回高原沼には計3度足を踏み入れました。1回目と2回目は紅葉が素晴らしかったのですが晴天には恵まれず、逆に3回目は天気は素晴らしかったけれども紅葉は少し色が落ちた状態でした。

滝見沼

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緑沼

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緑沼からエゾ沼へ向かう途中

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エゾ沼

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式部沼

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大学沼

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高原沼

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その他

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所謂シルバーウィークを使って秋の北海道を旅行してきました。
行き先は今まで何度か紹介したことのある東大雪です。
この辺りは紅葉が綺麗だということも無論なのですが、私が例年この時期東大雪に通う理由は、実は景観だけではありません。現地で知り合った沢山の友達と再会するためです。友達といっても年に数回会うだけなので、「顔は知っているけど名前は知らない」人などもいます。それでも皆旅が好きな人ばかりなので、少し話すだけで意気投合できてしまう。不思議なことです。

さてさて私の個人的な事情はこれぐらいにして、今回も東大雪で撮った紅葉写真をいくつか紹介します。今年は紅葉の当たり年らしく、紅葉は全般に綺麗でした。ただ天候面ではやや巡り合わせが悪く、紅葉が綺麗な日は天気が今一で、逆に快晴の日は紅葉が終わりかけていた、といった感じになってしまいました。

赤岳

標高2078mの赤岳は、銀泉台登山口から第1花苑、第2花苑、第3雪渓、第4雪渓といった紅葉の名所が続きます。今回赤岳には9月19日に尋ねたのですが、その日は残念ながらあまり天候が良くなく、輝くような紅葉は目にすることができませんでした。

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緑岳

標高2019mの緑岳は、高原温泉の登山口から片道3時間程度の行程で登ることができる山です。途中には第1、第2花畑といった紅葉の名所があり、さらに緑岳山頂から見下ろす紅葉もまた素晴らしいものがあります。
私が今回緑岳に足を踏み入れたのは9月19日のことでした。天候はあまり良くありませんでしたが、緑岳山頂から見下ろす紅葉は素晴らしく、その景観を堪能することができました。

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「トップガン」という言葉を知らない人はあまりいないでしょう。
映画のタイトル?。勿論その通り。そして映画「トップガン」のタイトルの由来になったのは、米海軍航空兵器学校(United States Navy Strike Fighter Tactics Instructor)、つまり米海軍の優れた戦闘機乗りが集まってくる学校のことです。「トップガン」とは、優れた戦闘機乗りを示す言葉でもあった訳です。

ところで「トップガン」という言葉が「優れた戦闘機乗り」の意味だと知った時、私は少し違和感を感じました。
「トップガン」は、直訳すれば「射撃が一番上手」という意味です。戦闘機乗りにとって射撃技量は勿論重要ですが、それは戦闘機乗りにとって「沢山ある技量の中の1つ」に過ぎません。優れた視力や状況判断能力、そして何よりも優れた操縦技量こそが重要なはず。優れた戦闘機パイロットとは、卓越した視力・状況判断と巧みな操縦技量によって有利な位置を占めることができる者ではないか。そう思ったものでした。

ところで先日「零戦-アメリカ人はどう見たか」という本に面白いことが書かれていました。それは戦前戦中における日米両軍の戦闘機パイロット訓練について述べた箇所で、日本軍は専ら後上方及び正面からの射撃に終始したのに対し、米海軍では積極的に偏差射撃を訓練に取り入れていると記載されていました。そして米海軍では射撃技量を重視し、訓練の場において実弾射撃を多く取り入れているとのことでした。別の言い方をすれば「日本人は理想的な射撃位置を占めるための技量を重視し、アメリカ人はいかなる射撃位置からでも有効な射撃を行いうる技量を重視した」ともいえます。

そういえば米側の空戦記を読むと、しばしば「日本側パイロットの射撃は下手」だとか「彼らがもし我々と同じ程度の射撃技量を有していたら、我々は全滅していただろう」といった記述を見ます。これは単なる「自画自賛」と評することもできますが、どうやらそうではなかったらしいです。彼らは射撃技量を非常に重視し、そして恐らく彼らの射撃技量は平均的な日本軍パイロットよりも高かったのだと思われます。

F4FやP-40が我が国では評価が低く、しかしその一方で実際の戦歴では零戦を上回っているという事実の背景には、偏差射撃や射撃技量に対する日米双方の考え方の違いがあったのかもしれません。



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