もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2009年10月

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Wildcat - The F4F in WW2

Barrett Tillman Naval Institude Press

題名と通りF4Fワイルドキャットの本です。機体開発からウェーク島での実戦参加、珊瑚海、ミッドウェー、ガダルカナル等の主要な戦場でのワイルドキャットの活躍を描きます。太平洋戦域でのワイルドキャットの戦い以外に、地中海、大西洋での米空母の戦い、英海軍におけるマートレットの戦い等も描きます。
興味深かったのはF4F-4に関する記述です。翼の折り畳み機能を追加して空母上での搭載量増大を図ったモデルであったが、重量増加による性能低下がパイロットに不評であったことは周知の事実。さらに機銃火力を増強したにも関らず搭載弾数が減少しパイロットに不評だったこと。さらに航続距離の不足がF4F-4の重大な欠点として認識されていたことも興味深かったです。
他には日本側における「1機の零戦で3機のワイルドキャットに対抗できる」といった評価を取り上げていること(その後には「にも拘らずワイルドキャットは高いキルレシオを達成した」と続くのですが・・・・)。つまり零戦に対する日本側の高評価は米側も認識しているということになります。

お奨め度★★★★

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主題のゲームをプレイしてみました。
現時点ではまだルールの疑問点が多く、まともなプレイにはなっていません。
決して難しいゲームではないのですが、普通のゲームとは少し違ったルールになっているので、細かい点で曖昧な点があります。
ルール自体のまとめ方もやや甘いように思いました。
とりあえず疑問点を以下に記載します。

ルールの疑問点

以下の疑問点はCMJ編集部にも確認しておきます。

【質問1】
6.3項:シアトルからバルデスに補給ポイントを輸送した連合軍輸送船は、同じ作戦フェイズの終了時にシアトルに帰還しても良いか?。
【筆者の現時点における解釈(以下「筆者解釈」)】恐らくYes

【質問2】
6.5項:目的3で補給ポイントを使用する場合、輸送船の帰還先は必ず目的地になるのか?。
例:パラムシロを出港した日本輸送船がアッツ島で混乱状態にある友軍地上部隊に対して補給ポイントを届ける場合、その輸送船は当該フェイズ帰還ステージ終了時には必ずアッツ島に帰還していなければならないのか。あるいは海上移動フェイズにアッツ島に移動して補給ポイントを届けた後、同じフェイズの帰還ステージにパラムシロ又は盤外に帰還しても良いのか。
【筆者解釈】恐らく後者が正解

【質問3】
6.14項:日本軍の補充で「前のターンに除去された全ての陸上機を補充できます」とあるが、九七大艇も補充できると考えて良いか。
【筆者解釈】Yes

【質問4】
6.14項:「日本軍は第2~7ターンの毎ターン、二式水戦か零式水偵のいずれか1個を補充できます」とあるが、二式水戦、零式水偵いずれも2.4項の区分に従えば戦闘力が黒なので陸上機になる。そうすると続く「前のターンに除去された全ての陸上機を補充できます」という文章と矛盾するが、二式水戦及び零式水偵は「前のターンに除去された全ての陸上機を補充できます」という条項を適用しないと考えて良いか。
【筆者解釈】Yes

【質問5】
8.1項「両軍とも同時に4個(A~D)の艦隊を編成することができます」
と書かれてあり、その一方
8.3項「1個の自軍海上移動ステージに編成できる艦隊の数に制限はありません」
とあるが、これは
「両軍とも編成できる艦隊は4個以内、ただし1個の自軍海上移動ステージに4個の艦隊すべてを編成しても良い」
という解釈で間違いないか?。
【筆者解釈】Yes

【質問6】
9.2項:移動開始時点で敵偵察機又は敵潜水艦と同じエリアにいる艦隊は、索敵の対象となるのか。
【筆者解釈】不明。Yesとしておこう

【質問7】
9.3項:「上陸作戦(12.0章参照)を行う意志のある艦隊は(中略)自動的に発見されます」とあるが、上陸を行わず艦砲射撃だけを行う艦隊も9.3項のルールに従って自動的に発見されるのか。
【筆者解釈】Yes

【質問8】
10.7項:たとえば飛行場と地上部隊が同じ島嶼に存在し、同じ海空戦ステージにそれぞれ別々に航空攻撃を受ける場合、地上部隊の対空砲火は両方の攻撃に対して射撃することが可能か。
【筆者解釈】Yes

【質問9】
10.7項:2つの地上部隊が同じ島嶼に存在し、同じ海空戦ステージにそれぞれ別々に航空攻撃を受ける場合、地上部隊の対空砲火は両方の攻撃に対して射撃することが可能か。
【筆者解釈】Yes

【質問10】
10.8項:4.地上ユニット(地上支援)について「地上支援は、同じ島嶼または陸地に自軍地上ユニットがいる場合のみ行えます」とあるが、まだ自軍自動ユニットが存在していない上陸予定地点に予め地上支援用航空機ユニットを貼り付けておくことは可能か?。
【筆者解釈】可能

【質問11】
13.3項:地上戦で防御側ユニットが混乱していない1ユニットの場合で結果がD2の場合、防御側ユニットは混乱の二重適用で即座に除去されるのか。それとも混乱のまま留まって良いのか。
【筆者解釈】混乱のまま留まって良い

【質問12】
14.4項:飛行場のない陸地又は島嶼に小規模飛行場を設営する際、設営隊又は工兵隊は必要か。それとも不要か。
【筆者解釈】必要である

【質問13】
増援・補充・撤収
第4ターン連合軍の撤収で「CLx2,DDx2,S級潜水艦x1,PBYx1,輸送船x1,カナダ軍艦船全てを除く全ての艦船ユニット、及びPBYを撤収」とあるが、「カナダ軍艦船~」という記述は、前半の記述と矛盾する。第4ターンにおける連合軍の撤収は以下のどちらが正解なのか。
(1) カナダ軍以外の全艦船と全てのPBYユニットが撤収する。
(2) CLx2,DDx2,S級潜水艦,PBYx1,輸送船x1が撤収する
【筆者解釈】(1)

【質問14】
増援・補充・撤収
戦略決定表の結果によって増援が遅れる場合があるが、この場合も撤収及び復帰は予定通り行われると考えて良いか。
【筆者解釈】良い

注:こちらに製作者側からの回答を記載しました。


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世界の艦船2009年12月号

海人社

特集は「日米空母太平洋の戦い」。特集に惹かれて購入しました。
本文記事に目新しい所はあまりありませんでしたが、太平洋戦争における日米空母戦がコンパクトにまとめられています。
ただ誤記が多いのは少し閉口しました。特に米空母の隻数は結構滅茶苦茶です。また、元防大教授が「1944年10月沖縄攻略戦が始まると・・・・」と書いているのは、なんだかなあ、と思いました。

お奨め度★★

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そろそろ紅葉季節も後半に入り、山から里に降りてきました。
そこで里の紅葉を見ようと思い、南東北へ2泊1日で出かけてきました。
期待の紅葉については天気に恵まれなかったこともあって見るべきものはなかったのですが、その際、南東北の蕎麦処をいくつか回ってきたのでそばの食べ比べをしてきました。

1.会津柳津「清流苑」


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確か3~4年前に会津を旅した時、立ち寄ったのがこの「清流宛」です。
独立した店ではなく、会津柳津の道の駅の中で営業しています。
以前に立ち寄った時には「道の駅の店とは思えない程美味しい」というものでしたが、はたして今回はどうだったでしょうか。

現地に到着したのは1030頃。一番シンプルな味ということで「ざるそば」(\700)を注文しました。
「新そばはじめました」ということで期待したのですが・・・・、
「不味くはないけど・・・・」
旨いという程ではありません。正直にいえば「些か期待外れ」でした。

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お奨め度★★★


2.宮古そば「かわまえ」


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福島県喜多方市に山都(やまと)という駅があります。この山都駅から車で10km程山の中に入って行った所に宮古(みやこ)という名の集落があります。この宮古はそばを常食としていることで有名な集落なのですが、その中の1軒「かわまえ」に立ち寄りました。

宮古そばは「そば懐石」で有名です。普通そば料理といえば、そばが基本のシンプルなメニューで、場合によっては若干の惣菜(天ぷら等)がつく程度。しかし宮古のそばは「そば懐石」といい、そばはあくまでも主食の位置づけで、その他に焼魚、天ぷら、酢の物、刺身こんにゃく、キノコ汁、豆腐等々、様々な料理がくっついてきます。下は私が注文したAコース(\3,675)です。そば以外にさまざまな料理が計10皿以上。とてもじゃないけど、食べきれません。

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味の方ですが、「量が多すぎてよくわからない」というのが正直な所です。そばの方は期待した程ではありませんでした。太さがまちまちでそばそのものにもあまり腰がない感じ。水っぽい感じもしました。「野趣あふれる」といえばそうかもしれませんが、期待した程のものではありませんでした。

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お奨め度★★


3.山形そば「三津屋」

当初の予定では会津だけ回って帰路につくつもりでしたが、「ケータイ国盗り」で「じい」が「米沢、山形方面へいけばコバンが貰えるぞ」と言ってくるので、予定を変更して山形県へ足を踏み入れました。喜多方から北へ伸びる国道121号で県境を越えたそこが山形県です。米沢や長谷堂城跡等、直江兼継ゆかりの地を回ったり(あんまり直江山城には興味ないんですけど)、蔵王温泉で野趣あふれる露天風呂を楽しんだ後、夕方になってようやく小腹が空いてきました。そこでネットで調べて旨そうなそばの店を探しました。

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この「三津屋」は山形駅から徒歩10分ぐらいの所にあります。店の前には大型の駐車場もあり、車で行っても大丈夫です。店に入ったのは18時頃でした。有名店ですが店内は数名の客がいるだけでした。「天ざるそば」(\1,600)を注文。早速食べてみました。
「美味しい」
見た目も綺麗なそばですが、味もなかなか。会津そばのような水っぽさや野暮ったさはなく、洗練された味です。天ぷらとの相性も良く、十分満足できる味でした。どこかのネットで「山形そばはハズレなし」と紹介されていましたが、その意味が少しわかったような気がしました。

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お奨め度★★★★


4.おまけ

今回は往路に東北自動車道、復路に常磐自動車道を使いました。その間「ケータイ国盗り」をポチポチ行い、これで支配下国は162ヶ国。全国の1/4を支配しました。

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DVDで主題の作品を見ました。
モノクロ版です。

その昔、この作品をテレビで見たときには「なんだか締まりのない作品だな」と思いました。
今回改めて見てみると、確かに「娯楽作品」としてみた場合はややまとまりのない作品だと思います。
しかし上陸部隊や空挺部隊、レンジャー部隊やレジスタンスまで、それぞれの立場で描いた「一番長い日」は、確かに臨場感はあります。現在の撮影技術から見ると幼稚な部分も多いですが、それはそれで臨場感があって良いです。

お奨め度★★★

ところで・・・・
英軍の上陸部隊がバグパイプを吹きながら進軍していくシーンがあるのですが、あれって実話なのかな?

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