もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2009年10月

「ケータイ国盗り」について詳しくは-->こちら

「ケータイ国盗り」とは、携帯電話を利用して全国の「国盗り」をするゲームです。
日本全国が計600の「国」に分かれていて、プレイヤー自身がその場所に行くことにより「国盗り」が達成される仕組みです。
仕組み自体は簡単なのですが、自分の支配国が徐々に増えていく達成感は病みつきになります。

私の場合、9月末から開始して現時点で162ヶ国を支配しました。日本全国の1/4を支配したことになります。
まだまだ先は長そうです。

あと「ケータイ国盗り」友達募集中です。

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先日、主題のゲームをソロプレイしました。
以下はその記録です。

注:このゲームには「ターン」という概念がありません。しかし本リプレイでは、便宜的にカードのシャッフルするまでを「1ターン」として扱っています。

第1ターン

イメージ 2最初に引いたカードが「徳川家康動く」カードであった。そのため、このターン、大きな動きはなかった。

第2ターン

東軍動く。福島正則隊4ユニットが岐阜城に接敵して攻撃態勢に入り、池田輝政隊、浅野幸長隊計6ユニットが犬山城に接敵する。

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第3ターン

西軍宇喜多秀家隊5ユニットが伊勢神戸城を出撃、松阪城に隣接する。

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宇喜多隊5ユニットは西軍最大の攻撃力を持つ部隊である。いわば西軍の決戦部隊。その決戦部隊が伊勢の小城に向う意味は何か。それは調略マーカーにあった。本作では調略マーカーによって戦役全般の「世論」を表す。調略マーカーが不利な位置にある場合、本来ならば自軍に属するはずの武将が次々と裏切り、その結果調略マーカーがさらに悪化するという悪循環をもたらすことになる。
調略マーカーを動かす最も確実な手段は敵の城を落すことだ。西軍宇喜多隊がすぐに関ヶ原方面へは向わず、まず最初に松阪城に向った訳は、調略マーカーを少しでも自陣営に有利な場所にしておくためだ

第4~5ターン

東軍福島隊が岐阜城に猛攻を加えた。岐阜城を守る西軍織田秀信は奮戦したが所詮は多勢に無勢。岐阜城は1回の攻撃で陥落した。岐阜城陥落によって調略マーカーは東軍側に2列動く。
一方の西軍も負けてはいない。宇喜多隊が松阪城に猛攻を加えた。東軍古田重勝は1ターン持たず、松阪城は陥落した。この結果調略マーカーは西軍側に1列戻る。

調略マーカーの動きは城の重要度によって差がある。岐阜、佐和山、大津、大垣、田辺といった重要な城郭の場合、2列移動するが、それ以外の小さな城では1列しか移動しない。

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第6ターン

岐阜城を陥落させた福島隊は、休む間もなく行動を継続する。合渡の渡河点で揖斐川を越えた福島隊は、西軍の要域大垣城の北側に迂回し、重要拠点である垂井の線に進出した。
そしてこのターン、遂に徳川家康本隊が岡崎城に登場してきた。

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第7~8ターン

家康本隊が岐阜城に入り、さらに赤坂まで前進した。
東軍の先鋒たる福島隊は、無防備の関ヶ原を抜けて琵琶湖岸に進出。石田三成の本城たる佐和山城前面に進出した。
西軍戦線崩壊の危機迫る。
西軍は主力部隊たる宇喜多隊は急遽反転して中仙道を走り福島隊の背後に迫った。
宇喜多隊が福島隊を叩き潰すのが先か、あるいは福島隊が佐和山城を落すのが先か・・・・。
その頃東軍池田、浅野両隊がようやく犬山城の攻略を完了させた。これで調略マーカーの位置が東軍側に一列動く。

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第9ターン

イメージ 8先に動いたのは東軍福島隊だった。佐和山城を守る石田正澄隊を瞬殺し、佐和山を陥落せしめた。これにより調略マーカーはさらに2列移動した。
時を移さず徳川家康は松尾山を守る小早川秀秋に対して調略を実行。成功率は50%であったが、ダイス目は東軍側に幸いして小早川秀秋は(史実どおり)東軍側に寝返った。小早川の寝返りと松尾山の陥落によって調略マーカーがさらに2列東軍側に移動。調略マーカーの位置は「5」。東軍のサドンデスまであと一歩である。

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第10ターン

今まで大垣城から動かなかった石田三成隊が大垣城を出撃。東軍黒田長政隊を攻撃する位置に進出した。東軍の反撃を受ければ石田隊が壊滅しかねない危険な移動であったが、このまま状況を静観しても敗北は必至。それならば、と西軍は最後の賭けに出た。
しかし時既に遅し。西軍大谷隊の朽木、脇坂らに対し、家康の調略が及んできた。ダイス目「5」以下で成功するその調略は、西軍プレイヤーの願いも空しく予定通り調略に成功。朽木、脇坂らの寝返りにより大谷吉継は戦死し、東軍は調略マーカーをまた1列自陣営側に動かした。この時点で東軍のサドンデス勝利が決定した。

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感想

今回は東軍の勝利に終わったが、実際にはかなり危ない場面もあった。
例えば第8ターンに東軍福島隊が佐和山に取り付いた時。この時福島隊の背後の丘陵地帯には西軍主力宇喜多隊が進出してきており、もし福島隊が動く前に宇喜多隊が動くか、あるいは福島隊が佐和山城攻略に手こずった場合、福島隊は宇喜多隊の逆落とし攻撃によって壊滅する恐れがあった。今回福島隊が先に佐和山を手中に収めることができたために状況は東軍有利に傾いたが、逆に福島隊壊滅によって戦況がこう着状態になる可能性も十分にあったのである。

今回は東軍のサドンデス勝利に終わったが、全般にゲームバランスは悪くないようだ。東軍が勝利する場合は、今回のようなサドンデスか、あるいは劣勢下で一か八かの威嚇射撃による逆転勝利になるだろう。逆に西軍が勝利する場合は、大垣、関ヶ原の線で東軍の進撃を阻みつつ、大津、田辺といった主要な城郭を落すことにより状況の好転をはかり、最後は秀頼出陣によって東軍陣営崩壊を狙うというパターンになりそうだ。いずれにしても時間は西軍にとって有利に働くので、東軍は可能な限り電撃的な勝利を求めるべきであり、西軍は逆に長期戦を狙うことになるだろう。

1つの作品として見た場合、ルールの簡単さは評価してよい。たった4ページのルールで関ヶ原の合戦を描ききった手腕はさすがである。本作とほぼ同様のテーマを扱った作品として、CMJ78号の「天下強奪」があった。本作と「天下強奪」を比べた場合、歴史的な再現性は本作の方が優れていると思う。「天下強奪」の場合、不条理とも思えるスタック制限や事実以上に大活躍する徳川秀忠隊など、歴史的に見ると首を傾げるような演出が目に付いた。その点本作の場合はあまりそのようなことは感じない。

細かい点でケチをつけることは可能であるが、本作は適度な歴史性とゲーム性を兼ね備えた佳作ゲームであると評価できる。

富士吉田といえば、富士山登山で有名な町ですが、最近は「吉田うどん」というご当地メニューでも有名なようです。先日、その富士吉田に出かけ、「吉田うどん」なるものを食べに行きました。

富士吉田への入口である大月駅に着いたのは1020頃。そこから富士急行線に乗って富士吉田を目指します。富士急行線のホームに行くと、なにやらカラフルな車両が停車しているではありませんか。何かのイベント列車かなと思ったら、どうやら通常運転の列車だそうで「富士登山列車」という名称つきの鈍行列車でした。この列車、外観も奇抜ですが、内装も凝っていて、木目調の椅子や車両片隅に設置されている売店コーナー等、観光を意識したものになっていました。例えるならJR九州の特急「はやとの風」に似ています。驚いたことに、専用の女性乗務員(CA)が2名乗務していて、観光案内や売店業務等を担当していました。この辺りのJR九州に似ています。ちなみにこのCAさん、「昨日まで女子高生やってました」的なちょっと垢抜けしない感じがしたのですが、その辺りはJRとはチョット違いました。

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下吉田駅に着いたのは1115頃。この下吉田駅も綺麗に改装されていました。「富士登山列車」の観光コースにもなっているらしく、ここで10分ほど停車します。私は駅で降りてしまうので、観光はなしです。

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下吉田の駅から歩いて10分ほどの所に「しんたく」といううどん屋さんがあります。地図では少しわかりにくかったのですが、行く途中に大きな案内板があったので、道に迷うことはありませんでした。

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うどん屋さんといっても食堂風ではなく、普通の民家の一室でうどんを食べる、という感じです。ちなみに吉田うどんの店はこのパターンが多いようです。店内はそれなりに混んでいましたが、行列ができる程ではありませんでした。

最初に冷やしたぬき(\380)を注文。冷たいスープに浸したうどんにキャベツと天カスが乗せられているというシンプルなものです。味はなかなか美味しかったです。さぬきうどんのような繊細さはありませんが、太くて固いうどんは豪快さがあって良いです。

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別のうどん屋をハシゴしようとも思ったのですが、ここのうどんが美味しかったので別のメニューを注文してみました。今度は肉うどん(\410)。暖かいうどんに牛肉が申し訳程度につけられています。こちらもそれなりに美味しかったのですが、私的には冷やしたぬきの方が旨かったです。

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讃岐うどんの魅力が上品さだとすれば、吉田うどんの魅力は豪快さです。太くて固い麺、具材としてのキャベツ等、讃岐うどんとはまた違った魅力があります。「毎日食べてみたい味」ではありませんが、ご当地メニューとしては悪くないなと思いました。
最後に注意点。吉田うどんの店は昼の時間帯のみ営業している店が多いです。従ってもし食べに行く場合、現地着1100頃を目安にされるのが宜しいかと思います。逆に1400以降はまずダメです。

お奨め度★★★★

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海軍護衛艦物語

雨倉孝之 光人社

WW2における日本海軍海上護衛戦を描いた著作である。この分野では古典ともいうべき「海上護衛戦」(大井篤著)があるが、本作と「海上護衛戦」を比べると、いくつかスタンスの違いが見えてくる。まず1点目は海上決戦の位置づけ。大井氏は海上護衛戦が海軍の本務であるとし、艦隊決戦に固執したことが敗因だとした。しかし雨倉氏は艦隊決戦の勝利こそが海上護衛を安全ならしめる絶対条件であり、そういった観点から見た場合日本海軍の艦隊決戦中心主義は誤りではなかったとしている。雨倉氏は海上護衛をないがしろにしたことが誤りであるとし、その点大井氏と違っている。この場合、雨倉氏の主張が正しいと思う。
他にWW1における地中海戦役や大戦間における対潜戦の進歩についても記述している点が興味深い。
値段の割にページ数が少なく、すぐに読み終わってしまう点に少し不満が残るものの、海上護衛戦に新しい視点を提供してくれる作品であることは評価したい。

お奨め度★★★

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先日茨城県の勝田に行く機会がありました。
用事を終えて帰ろうとした時、目の前につけ麺の看板が飛び込んできました。
丁度小腹も空いてきたので、少し早いけどメシにしよう。そう思って入ったのが「FRYDAY」です。

「濃厚つけ汁ソバ」と玉子かけご飯を注文。「濃厚つけ汁ソバ」は所謂「つけ麺」で、太目の麺にキャベツとモヤシが乗ったシンプルなものです。漬け汁は少し辛めにしてありました。なかなか美味しかったです。玉子かけご飯も良かったです。

決して絶品という訳ではありませんが、食べてみて「損したなー」という味でないことは確かです。

お奨め度★★★★

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