もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2010年04月

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ついに来ました。
「Beyond Valor」
ASLシリーズの独ソ戦モジュールです。

SPIの大箱を思わせるボックスの中に、マップ10枚、カウンターシート14枚、シナリオ12枚(24本)という内容。中でもカウンターシート14枚が圧巻で、カウンター総数は3000ぐらいか?。黒い武装親衛隊が入っていないのが少し残念。

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こちらはシナリオとマップからなる拡張モジュールです。ノルマンディ戦における米英軍と独軍の戦いを描いたシナリオセットで、戦車も沢山登場する派手なシナリオが多そうです。こちらについては私「Yanks」も「West of Alamein」も持っていないのでプレイできないはずなのですが、VASLがあればなんとかなるかな、と楽観視しております。

後半戦も忙しくなりそうですね。

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倉渕温泉 - 長寿の湯

先日、浅間隠山登山の帰りに立ち寄った温泉です。
高崎市内から車で1時間弱の場所にある倉渕町(旧倉渕村)の一角にある温泉です。

泉質は無色無臭。浴室には比較的小さな内湯が一つと露天風呂があります。
私が入った時には数名の先客がいましたが、いずれも地元のお爺さんでした。
入浴量は\500。

特記すべき点はありませんが、内装は綺麗で、安心して入れる温泉です。

お奨め度★★★

詳細は-->こちら

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今年の冒頭、毎月1回以上山登りをするという目標を立てていたのですが、2月3月は体調不良(この時期はつきものの花粉症)に祟られてついに1度も山へ行く機会がありませんでした。

4月に入って体調が戻ってきたので、捲土重来の機会を伺っていたのですが、先日ようやく山へ行く機会を得ました。行って来たのは浅間隠山(1757m)。群馬県西部の山で、日本二百名山の1座でもあります。

前夜から車を飛ばし、途中のSAで仮眠。高崎ICで高速を降りて1時間ほどで二度上峠の登山口に到着します。ここには小さな駐車場があります。春とはいえ、早朝の上州路はまだまだ寒い。積雪の残る登山時を踏みながら山に入っていきました。

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浅間隠山登山口

30分ほど緩やかな上り坂を登って行くと、前方に雄大な視界が広がり、目の前に浅間隠山が見えてきます。ここからは景色を見ながらの登山になります。少し平らな道を歩いた後、再び上り坂にさしかかります。「少し歩いたかな」と思う間もなく山頂に到着。所要時間は約1時間でした。

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山頂の風景

山頂は狭いのですぐに下山。途中で座る場所を見つけたのでそこで少し休憩し食事をしました。帰りは元来た道をピストンし、1時間弱で登山口に戻ってきました。

今回の登山は往復の所要時間が約2時間という比較的短時間の登山でした。コースタイムでも2.5時間なので比較的楽な登山といえます。登山コース上は特に危険な個所はなく、標高差も400m前後と手頃です。山に慣れていない人や手軽に山歩きを楽しみたい方にもお勧めしたいコースです。

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YSGAの例会に参加し、CMJ#44の付録ゲーム「沖縄」をプレイしました。
私は日本軍を担当。以下はその記録です。

1Turn(4月1日)

沖縄に米軍が上陸。海空では激戦が続いているようであるが、我が地上部隊主力は牧港、与那原の線まで後退。内陸部に引きつけて米軍を迎え撃つべく体制に入る。


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第1ターン終了時。日本軍は牧港-和宇慶の線に主抵抗線を引いて待ち構える。

2Turn(4月4日)

米軍の上陸を受けて幕僚会議が開かれた。幕僚会議の結果は「予備解放」。これで後方に待機している第44旅団、に動けるようになった。第24師団、第44旅団の主力が続々と北上し、牧港、与那原ラインに進出する。次ターンの総攻撃に備えるために・・・。

最初の幕僚会議で「予備解放」の結果が得られた意味は非常に大きい。通常、ゲーム前半の日本軍において米軍の矢面に立つのは第62師団だけである。しかしこの「予備解放」が適用されると日本軍はほぼ全力で米軍を迎え撃つことが可能になるのだ。史実に当てはめて考えた場合、2次上陸の脅威があったこの段階で日本軍は予備兵力を全て北上させることは考えにくいのだが、ゲーム上は可能である。

3Turn(4月7日)

雨:総反撃開始。3箇所で突撃して96師団を疲弊せしめた。
日本軍の総反撃が開始された。前線に展開し、命令を待つ日本軍将兵達は、春雨の降る中、地を蹴って反撃に転ずる。白兵突撃にたじろぐ米軍。無尽蔵とも思える鉄量を誇る米軍ではあったが、降雨の中の接近戦では意外な脆さを見せることになる。

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第3ターン終了時。予備兵力を前線に投入し、兵力に余裕を得た日本軍は、主抵抗線から出撃し米軍部隊に猛攻を加える。

4Turn(4月10日)

晴れ渡った前線で日本軍の総攻撃が続く。唸る米軍の砲兵部隊。前進するシャーマン戦車。しかし浸透戦術に長けた日本兵は前線の間隙を縫って米軍に対して白兵戦闘を挑む。日本軍の主目標となった米第96歩兵師団は、疲労困憊(疲労レベル20)し、事実上戦闘力を失った。

「沖縄」では射撃戦闘と突撃戦闘という2種類の戦闘方法がある。日本軍は例によって突撃戦闘を得意としている。といっても突撃戦闘力が大きい訳ではなく、突撃戦闘は米軍に大きな疲労を強いるので、米軍は突撃戦闘を嫌がるのである。今回のように全戦線に渡って日本軍が突撃を敢行した場合、米軍は凄まじい疲労を強いられることになる。

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第4ターン終了時。日本軍の攻撃はなおも続き、その前線は普天間の近くまで到達していた。

海では海空軍による反撃が開始されたようだ。戦艦「大和」が出撃。米軍機の攻撃で撃沈されながらも、その攻撃を吸引することにより特攻機の攻撃を援護。その特攻機は沖縄近海に遊弋する米艦隊を猛撃し、相当の戦果をあげたと聞く。

今回のプレイでは、海空戦は別プレイヤーが担当していたので、詳細は知りません。

5Turn(4月13日)

天候は回復した。4月の沖縄はもう初夏である。青空の下、日本軍の激しい攻撃が続く。沖縄東岸を進む米第7歩兵師団に対して日本軍は白兵攻撃を仕掛けていった。これまでの戦闘でほとんど無傷の状態であった第7歩兵師団であったが、一連の攻撃により一気に疲労していった(疲労レベル=12)。
その一方で疲労困憊の米第96師団に対しても激しい攻撃を繰り返し、3ユニットを葬った。

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第5ターン終了時。ついに日本軍の先鋒が普天間市街に突入した。

6Turn(4月16日)

兵師団は後方に下がり、代わって第27歩兵師団が最前線に立った。
その第27歩兵師団。全線に渡って激しい射撃戦闘を仕掛け、日本軍も少なからぬ損害を被った。それに対する日本軍。お家芸の白兵戦闘を仕掛ける。攻撃の戦果はいま一つであったが、一連の戦闘によって疲労の極みに達した米第7歩兵師団はこのターンに戦闘力を失った(疲労レベル=19)。

このターン、米第77歩兵師団が伊江島に上陸した。米軍部隊は伊江島の日本軍を次第に圧迫。生き残った日本兵は伊江島に最後の防衛陣地を築いた。

7Turn(4月19日)

4月の後半に入ると南西諸島は半ば雨季に入っていく。このターンも雨である。小雨の降りしきる中、日本軍は新たに前線に現れた「健康な」米第27歩兵師団に対し、疲労を狙った広範囲にわたる突撃戦闘を仕掛けた。戦いの焦点となったのは普天間地区。日本軍の攻撃は実効性にこそ乏しかったものの、米第27師団の疲労レベルを確実に高めていった(疲労レベル18)。

伊江島では生き残った日本兵がまだ城山の一角で頑張っていた。まだ伊江島は落ちていない。

8Turn(4月22日)

この段階で米軍は最前線に投入していた3個歩兵師団(第96、第7、第27)のいずれもが疲労困憊により攻撃能力を喪失していた。そこで日本軍は米軍部隊の消耗を狙った広域突撃戦術を敢行した。狙いは最前線に展開する米第27歩兵師団。一連の攻撃により2ユニットを壊滅させ、さらに1~2ステップの損害を米軍に強いた。

9Turn(4月25日)

なおも雨が降る。日本軍の突撃は続き、米第27歩兵師団をさらに2ユニット壊滅させた。
このターン、伊江島が陥落する。

10Turn(4月28日)

天気は晴。このターンはやや控えめな攻撃を行い、2箇所で突撃を行った。しかし米第77師団を攻めなかったのは失敗だった。疲労を回復させてしまう。

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第10ターン終了時。今回のプレイで日本軍が最も進出した状況である。既に普天間周辺は日本軍の支配する所となり、米軍は北谷川の線まで押し戻されていた。

11Turn(5月1日)

朝から始めたこの対戦も、気がつけば夜の8時になっていた。開始してから10時間近くが経過したことになる。
今回はこのターンを持って終了とした。
最終ターンの米軍は、沖縄中部の掃討を完了した第1海兵師団が増援として登場する。第1海兵師団は射撃戦を主体とした攻撃により日本軍を攻撃。相応の戦果を収めた。

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第11ターンの状況


感想

不慣れであったためルールをいくつか間違えていました。たとえば射撃戦。日本軍のスタックが2ヶ所以上から射撃を受けた場合、それぞれのユニットが別々の目標に対して射撃しなければならないのですが、今回その点をすっかり失念していました。また速射砲のスタック制限、砲兵による前線観測の使い方、舟艇機動等、ルールを十分理解していなかったため、有効に利用できなかった点やや心残りです。

ゲーム全体に対する感想としては、やたら細かいルールが多いなあ、と感じました。先に挙げたルール群もしかりですが、もう少し整理して欲しかった気がします。またルールブックの書き方も非常に読み辛く、どこに何が書いてあるのか、あるいはこのルールは何を言いたいのか、非常にわかり難かったです。全般的にルールが十分に練られておらず、まだ未成熟な感があります。

ヒストリカルな面から見た場合、日本軍の能力が過大評価されているのではないか、と感じました。今回のプレイで兵力約3個師団の日本軍が、米軍4~6個師団を押しまくるという展開は違和感を禁じえません。日本軍の突撃戦力を過大評価しているためか、あるいは米軍の疲労を過大評価しているのか、いずれが原因かはわかりませんが・・・。

幕僚会議の影響が大きいですね。今回は日本軍にとって最良の結果となりましたが、別の卓では逆の結果となってしまい、日本軍の敗北に終わったようです。「このゲームにおける幕僚会議は「そんこともあるよ」と受け入れるのが一番」と本作に詳しい某氏は語ってくれましたが、うーん・・・。またキャンペーンシナリオがプレイ時間20時間以上と実質的に「プレイ不可能」な本作においては、シナリオプレイが最も適した「遊び方」なのかもしれません。

いずれにしても今回は自分的には不完全燃焼であり、他日再戦を期したいと思います。

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「ソロモン夜襲戦」登場艦艇紹介

今回は「ソロモン夜襲戦」に登場する艦艇について紹介したいと思います。実際の性能や戦歴は他の史料等を見ればわかる話なので、ここでは「ソロモン夜襲戦」におけるこれらの艦(フネ)の扱いについて書いていきたいと思います。

 (注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちらをご覧下さい


「レパルス」

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概説

「レパルス」「レナウン」は元々両者とも第1次世界大戦期に建造された巡洋戦艦です。38cm主砲を装備し、巡洋戦艦としては比較的強力な砲撃力を有していましたが、防御力は薄弱であり、大戦終了後に防御力を強化する工事が行われています。
第2次世界大戦開戦後「レパルス」はノルウェー作戦やビスマルク追撃戦等に参加した後、極東水域に進出。「プリンスオブウェールズ」と共にマレー沖海戦に参加し、日本機の攻撃を受けて撃沈されました。

ゲームでの性能

速度「6」は巡洋戦艦としては標準的。主砲火力は38cm砲「4-6-2」で、手数の少なさが少し気になる所です。
問題の装甲値は「6-9-6」。これは「金剛」よりもさらに低い数値で、戦艦級の中ではゲーム中最弱です。
本級のライバルは日本の「金剛」級(又はドイツの高速戦艦)になります。本級と金剛を比較した場合、速力は互角ですが、砲力では手数の多い「金剛」の方が有利。38cm砲は1発当たりの威力が大きいものの、砲の数自体が「金剛」の3/4に過ぎません。装甲値は「金剛」の方がやや有利ですが、いずれにしてもこの程度の装甲では36cmや38cmの砲弾に対して殆ど無力です。

シナリオでの扱い

シナリオ3に登場します。「金剛」や日本の重巡群相手に「レパルス」がどれほどの働きを見せることができるのか、注目したい所です。

「レナウン」

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概説

「レナウン」は1936~39年にかけて大改装を行い、装甲の強化、対空火力の増強等、面目を一新しました。艦容も「キングジョージ5世」級戦艦を思わせる近代的な塔型艦橋により大きく変貌しました。近代化改装により「レナウン」は実質戦闘力において最も強力な英巡洋戦艦となりました。
第2次世界大戦では、1940年のノルウェー作戦で独戦艦「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」の2艦と交戦しこれを撃退。その後はジブラルタルを基地とするH部隊に所属し、「ビスマルク」追撃戦等に参加しています。その後本国艦隊、東洋艦隊で活動し、セイロン島を基地として日本軍を牽制しました。

ゲームでの性能

「リパルス」の改良型として扱われています。装甲値が「6-10-8」に強化され、中遠距離における耐弾性が向上しました。その結果、中距離砲戦では36cm砲に対して安全圏を有することになり、「金剛」相手に有利に戦いを進めることができるようになりました。

シナリオでの扱い

本級が登場するシナリオはありません。

「フッド」

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概説

ドイツ海軍の「マッケンゼン」級大型巡洋戦艦に対抗して計画された大型巡洋戦艦が「フッド」級です。当初は4隻が建造される予定でしたが、「マッケンゼン」級が完成する見込みがなくなったため、建造は1隻に留まりました。これまでの英巡洋戦艦とは異なり、戦艦並の防御を施された巡洋戦艦で、防御を強化したため基準排水量は約43,000トンに達しました。
第2次世界大戦時には、1940年7月のメル・エル・ケビル攻撃に参加し、港内に在伯する仏戦艦1隻を撃沈、2隻を中破させる戦果を挙げました。その後一旦本国に帰還した「フッド」は対空レーダーと射撃用レーダーを増設し、1941年5月の「ビスマルク」追撃戦に参加しました。この戦いで「ビスマルク」と交戦した「フッド」は、「ビスマルク」の主砲弾を弾薬庫付近に被弾し、生存者3名を残して轟沈しました。

ゲームでの性能

本級は戦艦並みの砲力と巡洋艦並みの速力を併せ持つ、真の意味での巡洋戦艦です。主砲火力は38cm砲「4-8-4」で、傑出している訳ではありませんが、それでも戦艦と互角に渡り合えるだけの最低限の火力は有しています。
装甲値は「8-10-7」。戦艦に比べると見劣りすることは否めません。
本級のライバルはドイツの「ビスマルク」級、と言いたい所ですが、残念ながら「ビスマルク」は現時点でデータ化されていないので(仮に比較しても勝負にならないとは思いますが)、今回は「金剛」級戦艦を比較対象としてみます。
「金剛」と本級を比較した場合、速力は同等、火力は38cm対36cmで本級が有利、防御力も装甲値で本級が優ります。総じて本級は「金剛」よりも有力な艦と言えます。1対1で戦えば、かなり有利な砲戦を展開できると思われます。
相手がもう少し強力な「扶桑」とした場合、速力で優位に立ちますが、砲力の優位は失われ、防御力は劣勢になります。両者とも中距離帯に安全圏を持ちますが、手数の多い「扶桑」の方が心持ち有利かもしれません。

シナリオでの扱い

本級が登場するシナリオはありません。

おわり


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