前回までのあらすじ↓
「5th Fleet」は、米Victory Games社が1989年に発売を開始した現在海戦ゲームです。今回、YSGAにて「5th Fleet」のシナリオ11を計4名(西側連合2名、ソ連2名)プレイすることになりました。筆者の担当は連合の北西海域で、ペルシャ湾とアラビア半島沿岸が主要な戦場です。第1Turn、連合軍は巡航ミサイルと空母艦載機でイラン中部のkermanとアジハバードのソ連・イラン軍基地を攻撃。両基地にダメージを与えることに成功しました。まずは第1段階作戦成功、といった所でしょうか。
連合軍は水上艦による巡航ミサイル攻撃をアジハバードに実行。1発が命中し、アジハバードは遂に壊滅した。アジハバードのTu26爆撃機2ユニット、Mig31戦闘機1ユニットはアジハバードと運命を共にした。


ソ連側のアクションである。ソコトラ島を発進したTu16Cバジャー爆撃機が「憂さ晴らし」とばかりに西インド洋を航行中の連合軍輸送船団を襲う。フリゲート艦1隻(インド海軍のリアンダー級)が大型ミサイルを受けて轟沈。輸送船団にも若干の損害を被った。



ソ連軽空母「キエフ」。本シナリオではインド空母「ヴィクラント」を撃沈したり、米空母「エンタープライズ」を中破させたりと大暴れであった。

第2Turn終了時におけるマップ全域の状況。マップ右端で米ソ両艦隊の激しい戦いが始まっていた。
第3Turn(1日目夜間)


ソブレメンヌイ級駆逐艦。強力な対艦ミサイル「P-270 モスキート」(NATO名 SS-N-22 Sunburn)を装備する同艦は、西側水上部隊にとっては重大な脅威といえる。
ソ連軍は航空攻撃で対抗。オマーン方面ではサラーラ航空基地に対してソ連航空隊が波状攻撃を実施。度重なる攻撃によってサラーラ基地は壊滅した。オマーン空軍のトーネード、ジャガー各1ユニットも運命を共にした。
東インド洋ではTu16バジャー爆撃機が跳梁し、インド海軍のフリゲート艦がミサイルを受けて轟沈した。
東インド洋ではTu16バジャー爆撃機が跳梁し、インド海軍のフリゲート艦がミサイルを受けて轟沈した。
ターン終了時に修理を実施。ディエゴガルシアの損害が2から1へ減少した。
第4Turn(2日目午前)
2日目である。ランダムイベントでソ連軍に指揮混乱が発生。ベンガル湾、インド、北アラビア海、スマトラ方面で基地航空兵力の活動が大幅に制約を受けることとなった。ラッキーである。天候は晴れだった。




ペルシャ湾方面では、米潜水艦「キーウェスト」が残ったトマホーク巡航ミサイルをイラン国内の目標に向けて発射した。狙われたのはイラン南部のShiraz航空基地。ここには旧式のJ6迎撃機とF4ファントム戦闘爆撃機が配備されている。ミサイルは見事に命中し、Shiraz基地もまた機能を停止した。

第3Turn終了時におけるマップ全域の状況。マップ右端での戦いは激しく続いている。
第5Turn(2日目午後)
このターンはあまり大きな動きはなかった。ペルシャ湾方面では先ほどの巡航ミサイル攻撃で傷ついたShiraz基地に対し、米海兵隊のF18Dと「レンジャー」のA6が型通りの波状攻撃を実施。Shiraz基地もまた型通りに壊滅した。

ペルシャ湾に展開していた「レンジャー」機動部隊が進路を南に変じた。新たな敵を求めてアラビア海に向う。機動部隊に随伴していた2隻の米原潜(「キーウェスト」「バトンルージュ」)も「レンジャー」機動部隊と共に南下を開始した。
第6Turn(2日目夜間)
東インド洋でインド海軍の潜水艦が暴れまわった。キロ型通常潜水艦「シンドゥライ」が傷ついたクリバック3型フリゲート艦"Dzgutshi"を撃沈。先ほど戦果を上げた原潜「ボンベイ」は別のクリバック3型フリゲート艦"Imeni-27-Syezda-KPSS"を撃沈した。半身不随となったソ連艦隊に対抗する術はない。アラビア海や西インド洋では、ソ連潜水艦の跳梁によってタンカーが次々と撃沈されている。
こうして2日目が暮れていった。戦いはいよいよ3日目に突入する。

第6Turn終了時の状況