もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2011年04月

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かつて南海電鉄貴志川線と呼ばれていた路線がありました。
JR和歌山駅と貴志駅を結ぶ14.3kmのローカル線です。
一応南海電鉄の1路線ですが、他の南海路線と全く接続していない点が少し特異な路線でした。

2006年に南海電鉄が貴志川線を廃止。後を引き継ぐ形で和歌山電鐵が同年4月1日から和歌山駅、貴志駅の営業を開始。それ以来和歌山電鐵による営業運転が続けられています。
今回、その和歌山電鐵貴志川線に乗りに行きました。

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諸般の事情があって和歌山駅到着は午後4時半頃。1日乗車券(\650)を買い、和歌山、貴志間を往復してきました。ローカル線なので1時間ぐらいで往復できるかな、と、思っていたのですが、意外と時間がかかりました。トータルで2時間ほどはかかったと記憶しております。

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沿線は都市化された田園風景。特筆するようなものはありません。所々で桜がチラホラ咲いていましたが、まだ満開には程遠いようです。

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和歌山電鉄の車両は南海電鉄時代のものがそのまま使われていますが、一部面白い車両があります。その1つが「おもちゃ列車」。外装は赤を中心とした派手な色合いになり、内装はメルヘンチックなものになっています。JR九州の特急列車「ソニック」を彷彿させる内装でした。味気ない通勤車両も、このように様変わりすると、全く別の車両のようになるので不思議です。
後で知ったのですが、和歌山電鐵の車両デザインを担当しているのは、水戸岡鋭治さん。水戸岡さんといえば、九州新幹線をはじめ、特急「ソニック」や旧特急「つばめ」といったJR九州の特急列車をデザインした方として知られています。「おもちゃ列車」の内装が「ソニック」に似ているのも、そう考えると当たり前なのかも。

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世間の主要駅には大抵「駅ビル」なるものが併設され、買い物や食事ができるようになっています。
ご多分に漏れず、和歌山駅にも駅ビルがあり、その地下には食堂街になっています。これも定番。

今回紹介するラーメン屋さんは、その駅ビル内のお店です。

店の名前は「宝屋」。
和歌山なので和歌山ラーメンかな、とも思いましたが、どうやら違うようです。
豚骨風スープに中太麺。大阪周辺で良くあるタイプのラーメン屋のようでした。
ラーメンはそこそこ美味しく、お奨めできる味です。

同時にちゃー丼なるサイドメニューも追加したのですが、何のことはない、ただのチャーシュー丼でした。醤油味のたれが美味しかったです。

お奨め度★★★

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勝利を決めた名将たちの伝説的戦術

松村つとむ PHP文庫

紀元前のギリシア時代から米南北戦争までの主に西洋における決戦における名将の決断を紹介した著作である。単なる紹介ではなく、個々の戦いでの名将達の決断を三択形式で読者に選択させようとしている点が目新しい。以前に某国営放送で似たような番組を放送していたが、それに似ている。ただ選択肢の設定に問題があるように思える。多くの読者にとっては、本書の提示する選択肢の中から正解を導き出す過程が、論理的思考に基づいたものではなく「当てずっぽう」になってしまい、あまり意味がないようにも思える。
筆者の主張はかなり「日本軍的」で、主導権は渡すな、防御よりも攻撃、いけいけドンドン、的である。また現在の日本政府に対してかなり不満を持っているらしく、随所に現行政府に対する批判が出てくる。
正直な所あまり得る所はない書物のように感じてしまった。

お奨め度★★

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20世紀の末に京都駅がリニューアルされ、大きな駅ビルが併設されました。
今回紹介するラーメン屋さんは、その駅ビル内のお店です。

いくつかのラーメン屋が1ヵ所に集まっている所謂「ラーメン横丁」は、今や全国至る所にあります。
今回紹介する「すみれ」は、京都駅前「伊勢丹」の中にあるラーメン横丁の中の1店舗です。

今回行ったのは昼の正午前。隣の徳島ラーメンの店は行列ができていましたが、こちらはそれほどでもなく、特に待ち時間なしでした。
醤油味の大盛りラーメンを注文。黒いスープと中太の縮れ麺で、スープと麺の相性が良かったです。

お奨め度★★★

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前回までの流れ-->こちら

Asian Fleet(アジアンフリート、以下アジフリ)は、2007年に国際通信社から発行された現在海戦ゲームです。今回、そのアジフリをプレイする機会を得ました。参加者は計3名。プレイしたシナリオは、シナリオ5「Far East War」。台湾統一に向けて軍事行動を起こした大陸中国に対し、日米台の3ヶ国が立ち向かうという設定です。私は大陸中国を担当しました。

第4Turn(2日目午前)

2日目の戦略航空作戦。中国軍の弾道弾攻撃は台湾本土2ヶ所の航空基地に損害を与えた。

米軍機による中国本土攻撃が次第に本格化してきた。このTurnより戦列に加わったF-117「ナイトホーク」が嘉手納基地より、B-2「スピリット」はグアム島よりそれぞれ中国本土攻撃を実施。ヘクス2138の中国軍航空基地に2打撃を与えた。また台湾の対岸に位置する福州上空では中国空軍と台湾空軍の大規模な空中戦が発生し、台湾空軍のMirage2000がステップロスしたものの、中国空軍は新鋭のJ-10戦闘機を失い、虎の子Su-30MKK2がステップロスしてしまう。

台湾、南西諸島方面における西側連合軍の対潜攻撃も活発化し、九州南方海上では原潜1隻を含む3隻の中国潜水艦が消息を絶ち、台湾近海では最有力なキロ型潜水艦SS369が西側対潜機の攻撃により撃沈された。対する中国潜水艦は、日本の護衛艦「くらま」を魚雷攻撃により撃沈した。「くらま」は海上自衛隊が戦闘行為によって失われた最初の護衛艦となった。(確か「沈黙の艦隊」でも最初に沈んだのは「くらま」だったような・・・)

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第4Turn終了時


第5Turn(2日目午後)

なおも米軍機による中国本土に対する猛攻が続く。B-2、F-117に加えて、このTurnは被ステルス機であるB-1「ランサー」もF-15C「イーグル」の護衛の元に中国本土攻撃に加わった。ヘクス2138の中国航空基地が壊滅。在地のJ-11戦闘機(Su-27の中国バージョン)と旧式の強撃5型攻撃機2ユニットが失われた。さらに巡航ミサイル攻撃も加わりヘクス2045の航空基地も壊滅した。

中国軍は航空攻撃と水上艦艇による艦砲射撃で新竹の台湾航空基地を壊滅に追い込んだ他、潜水艦が台湾海軍のフリゲート艦2隻を対艦ミサイルにより撃沈、他の潜水艦が海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」を大破せしめた。

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第5Turn終了時


第6Turn(2日目夜間)

時間的にこのTurnが最終Turnとなった。最後なので派手に中国海軍が台湾艦隊に対して近接戦闘を仕掛けてみた。台湾軍のフリゲート艦4隻が大破し、哨戒艇1ユニットが壊滅した。

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中国海軍蘭州級駆逐艦

結果

中国軍の損害

水上艦:駆逐艦3隻沈没
潜水艦:潜水艦7隻+3個小艦隊沈没
航空機:11ユニット(Su-30MKK2、J10、J11x2、JH7、旧式機6)

日本自衛隊の損害

水上艦:駆逐艦1隻沈没(「くらま」)
航空機:4ユニット(F15Jx2、F4EJ、P3C)

米軍の損害

航空機:4ユニット(B52、F15E、F16Cx2)

台湾軍の損害

水上艦:フリゲート艦17隻沈没、哨戒艇5ユニット沈没
航空機:4ユニット(Mirage2000x2、F5、RF16)

VP的には中国軍の圧勝。西側連合軍は下地島と沖縄で大量の航空戦力を失ったのが痛かった。

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両軍の損害

感想

アジフリの本格的なシナリオに挑戦するのは初めてです。今回は直前になってプレイゲームがアジフリに決定したため、AWACSやイージス艦ルールといったアジフリ特有のルールがやや不慣れだった感は否めません。

余談ですが、AWACSルールについては、最新のアップデートキットである「オレンジのなる頃に」では、AWACSの効果がやや緩和されているので、こちらの方のルールを採用する方が良いかもしれません。

プレイそのものは面白かったです。フリートシリーズが元々完成度の高い作品であり、アジフリはフリートシリーズの良い点を引き継ぎながら、現在戦に上手く適合させた作品であるといえましょう。ステルス機による攻撃や巡航ミサイルの大量発射、弾道弾による攻撃等は、「それっぽさ」を感じます。中国側も単なる「人海戦術」だけではなく、Su30やJ-10、J-11といった新鋭機、新型潜水艦等も登場してくるので、それなりに楽しめました。

難点を挙げれば中国軍の航空機ユニットがやや多すぎることですね。これは「実際にそうだから」ということであれば仕方がないのですが、プレイする際に煩雑さを感じることは確かです。特に複数基地から攻撃隊を発進させた場合等、どの基地に戻って良いのかわからなくなることが多かったです。
あと中国、台湾水上艦艇の多さも辛かったですね。当初補給ルールありでプレイしたかったのですが、艦艇数が余りに多く(かつユニット名も不慣れ)、記帳作業の手間が許容負荷を超えそうだったので断念しました。

アジフリは、同人ゲームとは思えない程プレイバリューの高い作品です。オリジナルのフリートシリーズと比べると、シナリオの完成度等でやや粗削りな感は否めませんが、その点は今後の発展に期待したい所です。
今回プレイしたシナリオ5はアジフリの中でも規模の大きなシナリオですが、次のシナリオ6は中国と韓国が連携し、日米と戦うというアジフリ最大のシナリオです。韓国のイージス艦やF15K、中国海軍の空母等も登場してくるので、中韓側プレイヤーも楽しめそうな内容です(相変わらず中国軍の人海戦術的ユニットの多さにはやや閉口しますが・・・・)。こちらも機会があればプレイしてみたいです。

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中国海軍Su30MKK2マルチロールファイター

Photo by sinodefence(http://www.sinodefence.com/)


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