もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2011年05月

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先日旅行の際に大阪へ立ち寄った際、昼飯を食べたのが主題の店です。
\880の焼き鳥定食。焼き鳥5本とご飯、味噌汁、漬物のランチメニューです。
御飯が美味しかった。
焼き鳥もタレが美味しくてぐー。
サービスとして出されるオレンジジュースも美味しかったです。

大阪駅近くという立地条件にも関わらず、リーズナブルな値段で美味しいご飯を食べさせてくれるお店でした。

お奨め度★★★★

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Ukraine43(GMT/CMJ)は、1943夏から秋にかけてのロシア戦線を扱ったシミュレーションゲームで、同年7月のクルスク戦に勝利したソ連軍が、ウクライナ全域に対して実施した大攻勢と、それを迎え撃ったドイツ軍を主体とする枢軸軍の戦いを描きます。

今回私は独軍を担当することになりました。Ukraina43自体のプレイ回数は何度かあるのですが、対人戦で独軍を担当するのは初めてです。さてさてどうなることやら・・・。

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セットアップ時の状況

第1Turn

Ukraine43の第1Turnはソ連軍による大規模な攻撃から始まる。航空支援、砲兵、攻城連隊が組み合わさった攻撃は強力。独軍はただ麾下の部隊が次々と撃破されていくのを見続けるしかない。しかもソ連軍のダイスが良い。序盤の攻撃で5,6の連発。陣地攻撃で攻撃側が1~4の目を出した場合、攻撃側は追加損害を強いられるのだが、今回はそれがなかなか出てくれない。
ソ連軍ターンが終了した時、難攻不落に思われた独軍戦線はあちらこちらに穴が開く。北方では、ベロゴルドからスミの間で東西に走る独軍戦線を、機械化集団2個を擁する強力なヴォロネジ方面軍が突破口を穿つ。
中央部ではドネツ側の湾曲部、イジューム突出部でソ連軍が突破口を開く。
南に目を向けると、アゾフ海沿岸の要域タガンログはなんとか独軍が守り切ったが、その北方、ドネツ工業地帯前面をではソ連軍ショックアーミーが戦線を抜く。

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第1Turnのソ連軍プレイヤーターン終了時における北方戦線

独軍は直ちに対応行動を開始した。北方戦線では、歴戦の第48装甲軍団が、4個装甲師団(第6、7、11、19)とティーガー大隊による反撃を実施。戦線西端付近のスミ付近でソ連軍先鋒部隊を撃破した。
独軍対応移動。第48装甲軍団をばらしてベロゴルドからスミ間で戦線を引く。
スミ方面に第48装甲軍団反撃(6,7,11,19PzDiv+Tiger)。スミ前面でソ連軍を撃破し、戦線を整理した。
イジューム突出部では、第2SS装甲軍団麾下の4個装甲師団(3SS、5SS、3、17)で反撃を実施。ソ連軍をかなり押し戻したが、完全に安定化するには至らず。
ドネツ前面では第3装甲軍団の2個装甲師団(1SS、23)が歩兵及び山岳兵と共同で反撃を実施。初期の陣地線まで戦線を戻した。

第2Turn

ソ連軍は各地で攻撃を継続する。砲兵支援を欠いた攻撃なので先ほど程の圧力はないが、それでも兵力をものに言わせた攻撃は独軍にとって苦しい。
南方戦線ではタガンログの戦いでは独軍が勝利を納めたものの、その北方、ドネツ前面では再びショックアーミーが猛威を奮い、独軍は後退を強いられる。
北方の要域ベロゴルドは、10個師団以上のソ連軍による集中攻撃によってあえなく陥落。
圧巻はスミ~ベロゴルド間の攻防戦で、猛将ジューコフ督戦の元、ソ連軍が1.5-1の比率で陣地に籠る独軍歩兵師団に対して強襲を実施した。この戦いでソ連軍は独軍師団を2ヘクス後退させることに成功したものの、その償として実に5ステップものソ連兵が天に召された。

独軍は前回と同様の対応で反撃を実施。
ベロゴルド南方では第48装甲軍団がソ連軍2個戦車軍団を撃破し、さらに歩兵軍団数個を撃退せしめてベロゴルド手前まで戦線を押し戻した。ドネツ戦線では装甲反撃によってショックアーミーを後退に追い込み、イジューム戦区でも状況は徐々に改善しつつある。

第3Turn

ソ連軍の攻撃は明らかに鋭さを欠いてきた。このターン実施した攻撃は計5箇所であったが、ダイス目にも恵まれずAR1回、Ex4回の結果に終わった。そのうち突破に成功したのはExによって1ステップ残すのみになっていた独軍歩兵師団を倒した1箇所のみ。

ドイツ軍は新たにグロスドイッチュランド(GD)師団を戦線に投入した。独軍最強のGD師団はドネツ戦線に投入。兵力の優位により遮二無二に攻めてくるソ連軍部隊と激しい戦闘に入っていった。

第4Turn

相変わらずソ連軍の攻撃はダイス目に恵まれず突破を成すことができない。
スミ東方で久々にソ連軍が突破口を啓開。大きく突進したが、独第48装甲軍団が直ちに現場に急行。突破してきたソ連軍機械化部隊を撃破し、戦線を回復した。


第5Turn

ソ連軍は北部ハリコフ北方と南部タガンログ北方の2箇所で独軍戦線を突破してきた。特にハリコフ北方では、第5親衛戦車軍団、第1戦車軍団という2個戦車軍団を擁するソ連軍は戦線突破後に独軍歩兵師団2個を包囲殲滅。ソ連軍らしからぬ電撃戦を演じてみせた。

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第5Turn途中の状況。ハリコフ北方で漸くソ連軍が突破口を開きつつあった。

独軍は第48装甲軍団をハリコフ北方に派遣。合計7個以上の装甲師団を投入して反撃を実施。ソ連側第1戦車軍団を撃破した。

第6Turn

ハリコフ北方、調子に乗って敵中に突出した独装甲集団(装甲3個師団)がソ連軍の重囲下に陥った。第5親衛戦車軍を主力とするソ連軍の大部隊がジューコフ将軍の督促の元、1.5-1の比率で総攻撃を敢行する。完全包囲下の独軍装甲師団は、絶体絶命の危機。しかし(半分近い確率で大戦果であったにも関わらず)ソ連軍の攻撃はダイス目悪く失敗。独軍装甲集団はギリギリで乗り切った。

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第6Turn途中の状況。包囲下に陥った独軍装甲部隊であったが、運よく危機を脱した。

今度はドイツ軍の番である。3個戦車軍団を主力とするソ連第5親衛戦車軍を文字通り一網打尽で討ち取るチャンスだった。手順さえ間違えなければ100%撃滅できたはずだが・・・。今度は独軍がポカをして第5親衛戦車軍の退路を残してしまう。比率5-1、マグニチュード3の大攻撃で第5親衛戦車軍に大損害を与えることには成功したが、完全に撃滅することはできなかった。

第7Turn

このターンは大きな動きなし。ショートシナリオはこのターンで終了となる。ソ連軍の戦果はベルゴロド陥落の1点のみ。VP的には独軍の圧勝に終わった。が、内容は決して褒められたものではない。特に第6Turnの危機はこちらの不用意が招いたもので、注意深くプレイしていれば避けることができた。それまでにやや楽勝ムードだったので慎重さに欠けていた点は否めない。戦況に関係なくベストを尽くす。簡単なように見えてなかなかできないことだが、今回も「まだまだ修業が足らんな」と思ってしまった。

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ゲーム終了時の状況


それにしてもUkraine43は面白い。ロシアの大平原で繰り広げられるダイナミックな機動戦。両軍とも攻撃が楽しめるというシチュエーション的な面白さ。その一方で繰り広げられる血みどろの陣地戦等、プレイしていて飽きない。決して簡単とは言えないルールであるが、実際にプレイしてみると見た目ほどは難しくない。曖昧な部分は熟練者に聞けば良いし、失敗したらまたやり直せば良い。Ukraina43は繰り返しプレイするに値する魅力に満ちた作品である。

今回の対戦も結果的にはワンサイドに終わったが、対戦相手の方も十分に満足頂いたようである。次回の対戦が待ち遠しい今日この頃だ。

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伊吹山といえば滋賀県と岐阜県の間にそそり立つ標高1377mの山です。新幹線に乗って関ヶ原から米原方面に向かう際、右窓から外を見た時に見える山です。標高から言えば決して高山ではありませんが、周囲を圧するその威容は、標高以上の迫力があります。歴史的に見ても、日本武尊の伝説があったり、織豊時代では麓で何度も大きな合戦があったりと、話題に事欠きません。

先日、その伊吹山に登ってきました。伊吹山は山頂付近まで道路が敷かれているのでその気になれば車でラクラク登山も可能です。が、それではあまりに意味がないので、今回は麓から登ってみました。

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麓から登り始めると伊吹山は結構手ごわい。山頂までの標高差が1,000mを超えます。コースタイムも4時間近く
で、「気楽に登山」という山ではありません。

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1合目までの所要時間は約20分。1合目で視界が開け、スキー場のような所を登って行きます。道は良く整備されていて歩きやすい。眼下に見える麓の景色がどんどん小さくなって行き、標高を稼いでいくのが実感できます。
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3合目に着いたのは登山開始後70分。夏場にはゴンドラリフトがこの3合目まで通じています。黄色いタンポポのような花畑が広がっていました。

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5合目に着いたのは1030頃。登山開始から約90分が経過していました。ここにはジュースの自販機がありました。

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5合目から8合目までは一気に登りました。その間約40分。それまでは比較的緩やかな斜面が続いていましたが、さすがに8合目から先は少し山道が厳しくなってきました。登山開始から2時間以上が経過し、そろそろ疲れも出てくる頃です。最後のひと踏ん張りで山頂を目指します。

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山頂に着いたのは1140頃。麓からの所要時間は2時間40分です。コースタイムを1時間以上も下回ったのでちょっと満足です。山頂部は強風が吹いていましたが、眼下に見える湖北の景観を楽しみながら、しばしノンビリしました。

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帰りは登ってきた道を引き返します。登山路が良く整備されているので下りも順調で、約2時間で麓に戻ってくることができました。

感想ですが、予想以上に楽しい山でした。
標高差がかなりあるので少しビビッていたのですが、登山道が良いため殆ど疲労は感じませんでした。登り始めてすぐに視界が開けてくるので、どんどん標高を稼いでいく感じが良かったです。
「さっきまで遙か上の方に見えていた避難小屋があんな下の方に見えている」
こんな感じで疲労を忘れさせてくれます。
伊吹山は本来「花の百名山」としても知られている花の山です。今回は残念ながら花畑があまり見られませんでしたが、次回は花の全盛期に登ってみたいと思います(でも暑いかも・・・)。

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自作ゲーム「戦術級日本海海戦」をソロでテストしました。
ゲームの主なスペックは以下の通りです。
1ユニット=1隻(巡洋艦以上)、1ヘクス=1km、1ターン=10分

1Turn

ロシア艦隊は3列に分かれて盤内に進入してきた。
左翼は軽巡「スベトラーナ」を旗艦とする第5戦隊。
中央は戦艦「スワロフ」を先頭に、戦艦7、重巡1からなるロシア艦隊最強の戦隊(第1、第2戦隊)。
右翼は仮装巡洋艦「ウラル」と輸送船6隻である。
勿論ロシア軍の戦力は上記だけではなく、さらに後方盤外からは戦艦「ニコライ1世」を主力とする第3戦隊と巡洋艦「オレーグ」を旗艦とする第4戦隊が続いている。
日本艦隊は、第1戦隊と第2戦隊の戦艦4隻、装甲巡洋艦8隻が単縦陣となってロシア艦隊の前方左舷を扼する位置にいる。その距離は約13~17km。まだ有効射程距離内ではない。

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2Turn

ロシア艦隊は速力に優る第1戦隊、第5戦隊を最大戦速に移行せしめた。ぐんぐんと速度を上げていく新鋭艦艇群。旧式戦艦の戦隊はそれに追いつくことができない。

日本艦隊は史実通りの敵前大回頭を実施。ロシア艦隊の前面に展開。理想的なT字戦法を取るべく運動する。しかしそれは危険な動きであった。回頭中の日本艦隊に向けてロシア主力艦隊が砲火を開く。「スワロフ」以下4隻の主力戦隊は、距離6~7kmで上村彦之丞中将の旗艦「出雲」(装甲巡洋艦)に砲火を集中する。戦艦に比べると遙かに脆弱な装甲巡洋艦はロシア戦艦の猛火に耐えることはできなかった。「出雲」の損害ポイントは6に達し、「出雲」中破。第2戦隊は早くも戦闘指揮に重大な支障を来すことになる。

日本艦隊は「三笠」以下4戦艦がロシア側旗艦「スワロフ」に集中砲火。しかし回頭中からの射撃は命中率が低く、「スワロフ」に軽微な損害を与えたのみ。「春日」「日進」「出雲」「磐手」の4装甲巡洋艦は2番艦「アレクサンドル3世」に集中砲火。損害ポイントは1ポイントに過ぎなかったが、「混乱」の結果を得たので「アレクサンドル3世」は一時的に戦闘力を失う。

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3Turn

T字戦法嫌ったロシア艦隊は第1戦隊を左旋回させて北方に向かわせた。T字を取ろうとする日本艦隊の裏をかき、日本艦隊の背後をすり抜けようという運動である。また速力に劣るロシア第2、第3戦隊は右へ回頭。日本艦隊と並行砲戦に出るべく運動する。両者激しい砲撃戦を展開するものの、回頭中のために両者とも決定打はない。練度に優る日本艦隊がスコアを上げ、戦艦「ボロジノ」「オスラビア」「ニコライ1世」、装甲海防艦「ウシャコフ」、巡洋艦「ジェムチューグ」「アルマーズ」等に損害が発生する。

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4Turn

二手に別れたロシア艦隊は日本艦隊を挟撃すべく運動する。一方の日本艦隊も艦隊を二手に分離し、「三笠」以下の第1戦隊をロシア側第2,3戦隊に向けさせ、「出雲」以下の装甲巡洋艦6隻はロシア側第1戦隊との砲撃戦に当たらせた。
「三笠」とロシア艦隊は距離2kmの至近距離に迫った。「オスラビア」以下4隻の砲火が「三笠」に集中。「三笠」にかなりの損害が出た(4損害ポイント)。

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5Turn

「三笠」以下第1戦隊はロシア艦隊の中に突入。凄まじい接近戦を演じる。さらに後方から近付いてきた上村彦之丞の装甲巡洋艦6隻も距離3,000mで「オスラビア」以下8隻のロシア艦隊の頭を押さえた。「浅間」以下4隻の装甲巡洋艦が戦艦「シソイ・ヴェリーキー」に多数の命中弾を与えた。6損害ポイントを被った「シソイ・ヴェリーキー」は中破。速力を失っていく。また巡洋艦「浪速」以下4隻の集中砲火を浴びた仮装巡洋艦「ウラル」が中破。速度を失っていく。さらに「厳島」「鎮遠」ら4隻からなる第5戦隊はロシア巡洋艦「アルマーズ」等に命中弾を与えていた。

ロシア側最強の第1戦隊は、日本艦隊の左後方から追いすがるように砲撃を浴びせる。装甲巡洋艦「八雲」「吾妻」に数発の命中弾が発生したが、もとより決定的な戦果ではない。

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6Turn

両軍通じて初の沈没艦が出た。日本側第5戦隊の砲撃を受けたロシア巡洋艦「ジェムチューク」が弾薬庫に直撃弾を受けて轟沈したのである。
さらに激しい接近戦は衝突事故を多発させる。ロシア側輸送船と装甲巡洋艦「八雲」が衝突。装甲に劣るロシア側輸送船に損害が発生する。
戦艦「ナワリン」は日本戦艦「朝日」に対してラム戦を強行。両者とも損害が発生する。

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7~9Turn

日本側の優越が顕著になり始めた。
「三笠」以下4戦艦はまず高速戦艦「オスラビア」に3損害ポイントを与え、累積9ポイントに達した「オスラビア」がまず中破する。さらに旧式戦艦「ニコライ1世」も多数の命中弾を受け、誘爆等もあって大破。列外に後落していく。さらに装甲巡洋艦「春日」がラム戦で装甲海防艦「ウシャコフ」を撃沈していた。同じ時期に日本第2戦隊は、新鋭戦艦「ボロジノ」に多数の命中弾を与えてこれを中破。さらに装甲海防艦「アプラクシン」にも命中弾を与えて中破せしめている。ロシア艦隊の戦列は乱れ、バラバラの状態で必死にウラジオストックを目指す。
その間、「春日」はロシア装甲海防艦「セニャーウィン」等の砲撃を受けて中破。東郷平八郎大将の旗艦「三笠」も多数の命中弾を受けて損害を増やしていったが、ギリギリで戦列に留まっている。

軽快艦艇同士の戦いでは、巡洋艦「浪速」等の砲撃を受けた仮装巡洋艦「ウラル」を撃沈。巡洋艦「須磨」以下4隻からなる第6戦隊はロシア高速巡洋艦「イズムルド」を砲撃で撃沈していた。

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10~14Turn

逃げるロシア艦隊と追う日本艦隊との間で激しい砲撃戦が展開される。
列外に後落した戦艦「シソイ・ヴェリーキー」を「厳島」「松島」「橋立」「鎮遠」の4艦からなる第5戦隊が追う。典型的な落ち武者刈りだが、さすがに「腐っても戦艦」。「シソイ・ヴェリーキー」は意地を見せる。接近してきた第5戦隊に猛烈な砲火を浴びせて旗艦「厳島」を中破に追い込んだ。「シソイ・ヴェリーキー」も多数の命中弾を浴びて沈没寸前に追い込まれたが、ギリギリで盤外離脱に成功した。

一方で落武者狩りの犠牲になるものもあった。まず戦艦「オスラビア」が「三笠」以下の砲撃により撃沈された。「オスラビア」も意地を見せて「三笠」を中破に追い込んだが、そこまでだった。

旧式戦艦「ニコライ1世」、装甲海防艦「アプラクシン」は、「須磨」「和泉」「千代田」「秋津州」という弱小な巡洋艦群の砲撃によって撃沈されていった。

一方で落武者狩りに対して手痛い損害を強いた例もあった。
「スワロフ」以下4隻の主力戦艦はそれまで比較的軽微な損害で済んでいたが、それに対して「笠置」「千歳」ら4隻の高速巡洋艦からなる日本側第3戦隊が勇敢にも接近戦闘を挑んできた。しかしこれは些か無謀であった。装甲の薄い防護巡洋艦が戦艦群に敵う訳がない。しかも「スワロフ」以下は落武者といっても戦闘単位としての能力を未だ維持していたのだ。
旗艦「笠置」は多数の命中弾を受けて轟沈。出羽少将も艦上で壮烈な戦死を遂げた。
第3戦隊の危機を救うべく「浪速」以下第4戦隊も馳せ参じたが、ロシア戦艦はこちらに対しても猛烈な砲火を浴びせてきた。「浪速」大破。「高千穂」「対馬」中破。さらに「対馬」「明石」の2艦は火災が発生していた。第4戦隊は壊滅的な打撃を被ったのである。「スワロフ」以下は日本艦隊の追撃を振り切り、盤外へ離脱していった。

結果

日本側の損害(中破以上のみ)

沈没:巡洋艦「笠置」
中破:戦艦「三笠」、装甲巡洋艦「出雲」「春日」、巡洋艦「浪速」「高千穂」「対馬」「厳島」

ロシア側の損害(中破以上のみ)

沈没:戦艦「オスラビア」「ニコライ1世」、装甲海防艦「ウシャコフ」「アプラクシン」、巡洋艦「イズムルド」「ジャムチューグ」「ウラル」、輸送船1ユニット
中破:戦艦「ボロジノ」「シソイ・ヴェリーキー」、巡洋艦「オレーグ」

日本側辛勝

感想

ロシア艦隊を二分したのが失敗でした。ロシア側は一部の艦艇だけが逃げても勝てないので、可能な限り一団となってウラジオストックを目指すべきでした。いずれにしも史実で日本側がボロ勝ちした海戦であり、ロシア側が不利なことは否めません。

ゲーム全体の感想としては、バランスはまあいい感じかなと思います。今回日本側の辛勝に終わりましたが、VP的にはギリギリだったので、ロシア側がもうひと頑張りで引き分けに持ち込めました。まあ史実が史実だけに日本側有利なのは止むを得ないとは思っています。

1つ気になったのはプレイ時間。今回のプレイはVASSALで行ったのですが、約6時間かかってしまいました。ちょっと気になる長さです。砲撃の解決に時間がかかるのが主な原因です。対策としては、例えば2等巡洋艦以下を2隻1ユニットにして駒数を減らすという手段があります。しかし個艦単位に拘りたい面もあり(できれば同じシステムで日清戦争も再現したいと思っているので・・・)、悩ましい所です。

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巡洋艦「笠置」。同型の「千歳」と共に日本海海戦に参加した日本艦の中では最速を誇る。武装も20cm砲を装備する等、このクラスの巡洋艦では比較的強力である。

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自作ゲーム「戦術級日本海海戦」のマップが完成しました。
自作ゲームの場合、ユニットはなんとか自作できるのですが、マップ作成がネックになることが多いと思います(私の場合だけかも知れませんが・・・)。
今回は専門の印刷業者に発注し、A1版のマップを印刷してもらいました。
その成果が上の写真です。

期待したよりも良いものが出来たかな、というのが今回の感想です。
ちなみに費用は\1,700+送料。元になるjpgファイルを業者に送るだけなので手軽な所が良いです。

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