GDW社のThe Third World War(以下「T3WW」)は、1990年頃に発生すると予想されていた東西対決を描いたシミュレーションゲームです。今回、T3WWをプレイするにあたり、いくつかのハウスルールを採用しました。またプレイシナリオはキャンペーンで、中欧戦線だけではなく、北欧、南欧も含んでいます。ただしペルシャ湾は含んでいません。プレイスタイルはソロプレイです。
航空戦

まあバルカン戦線におけるWP軍のカウンタエアストライクも似たようなもので、Su-27 1ユニットに護衛された、Tu-160、Tu-22M各1ユニットという編成で行われた攻撃はNATO側防御砲火による妨害もあって僅かにクレーター2個を追加したのみに終わった。

WP第1梯団






ユーゴ戦線ではザグレブ(A0219)を無血占領したWP軍が西進。イタリア国境付近でユーゴ軍主力を捕捉した。戦力に優るWP軍は海岸部を突破。WPはユーゴ軍の背後に回り込み、それを包囲しつつあった。
ギリシア方面ではテッサロニキ(D1402)に立て篭もるギリシア軍に対してソ連、ルーマニア、ブルガリア連合軍が攻撃を仕掛ける。大都市に対する4-1なので一撃陥落は難しいと思われたが、結果はEXで一撃で陥落。ギリシア軍はアッティカ半島北部に連なるキテロン山系に後退し、防衛線を敷く。

NATO予備

オーストリア戦線では遂に来るべきものが来たという感がある。ウィーン、インスブルックが陥落した今となっては、オーストリアを救う手立てはない。今や戦線はアルプスを越えて北イタリアにまで広がってきた。突出してきたヘリ部隊を叩くべくイタリア軍が反撃に転じたが(オッズ3-1)、結果振るわずD/Dに終わってしまう。

WP第2梯団


ユーゴ・イタリア戦線ではユーゴ軍主力がイタリア国境付近でWP軍戦車部隊につかまった。新鋭の第6親衛戦車軍を初め、第13軍、第19軍、第38軍等に所属する戦車師団9個、機械化歩兵師団3個、空中機動旅団2個がユーゴ軍を叩く。ヘリを持たず、戦車兵力にも限りがあるユーゴ軍はWP軍の猛攻に耐えられず、数個師団が壊滅。生き残った僅かな部隊はイタリアに向けて退却していく。

NATO第1~2梯団
北欧戦線ではバルドゥフォス(G4142)北部に孤立していたソ連軍機械化空挺連隊をノルウェー軍が掃討戦を行う。4-1のオッズで結果はEX。ソ連軍は掃討されたものの、ノルウェー軍戦車旅団1個も道つれになってしまう。

この反攻にNATO軍が投入した兵力は、米重師団4個、西ドイツ軍機甲師団2個、米第101空中機動師団、オランダ軍第4機械化師団、米第2騎兵機甲連隊、対戦車ヘリ旅団等である。攻撃目標はアムステルダム(B0508)。第15親衛機械化歩兵師団(9-9-7)が守っている。オッズは10-1でソ連機械化歩兵師団に勝ち目はなかった。アムステルダムの守備隊は降伏し、NATO軍はアムステルダムを奪回する。


先のWP軍プレイヤーターンに大損害を被ったユーゴ軍はトリエステまで撤退し、そこから船便でイタリア国内やユーゴ南部へ撤退していった。


(表紙の写真)
