もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2012年12月

イメージ 1

イメージ 2

福井県の勝山市はおろし蕎麦で有名な所らしい。
先日、近くを通った際に、ちょっと寄り道してみた。
地元のガイドさんのお勧めの店がココ。
「八助」と書いて「はちすけ」と読むらしい。
勝山の駅からレンタサイクルで5分ほどの場所にある。
量的にはやや不満が残ったが、味は良かった。
店の雰囲気も昔ながらで風情があった。

お奨め度★★★

イメージ 1

アメリカ戦艦史(世界の艦船2012.No.768)

今から20年以上も前、1990年に「世界の艦船」増刊として発売された「アメリカ戦艦史」。当時は157ページ1,600円だったが、今回は174ページ2,300ページとなった。ボリュームは増えたが、費用対効果はやや悪化している。写真ページは増え、記事の内容も前回よりも豊富になっている。そういった意味においては購入する価値はあるが、\2,300の価値があるかどうかは微妙な所だ。

お奨め度★★

イメージ 11

フリートシリーズの最終作"Third Fleet"。その最終シナリオであるシナリオ12「Soviet Offensive in the North Atlantic」をプレイしました。シナリオの詳細はこちらをご覧下さい。

今回の参加者は3名。下名はソ連側を担当しました。


前回までのあらすじ-->第1回第2回

7Turn(3日目午前)

ランダムイベント

またもやソ連側に指揮混乱が発生してしまった。しかも今回は影響範囲が広く、英仏海峡等一部を除いて殆どすべての海域で戦略航空作戦任務ができなくなってしまった。ピンチ。

戦略航空任務

指揮混乱の影響で出来る事は限られている。NATO側偵察機が縦横無尽に飛び回る中、ソ連側としては英仏海峡に機雷敷設するぐらいしか出来る事はなかった。

No1 Action(NATO潜水艦)

英原潜がソ連水上部隊に追い打ちをかけてきた。トラファルガー級攻撃型原潜「タイアレス」(HMS Tireless, S88)の魚雷攻撃を受けてソ連ミサイル駆逐艦「ソブレメンヌイ」が撃沈されてしまう。
さらにヴィクター1型攻撃型原潜「アドミラル・ラプシン」がオランダ海軍ワルラス級ディーゼル潜水艦「ブラーニヴィス」(S805 Bruinvis)の雷撃を受けて沈没した。

No3 Action(NATO航空機)

カデカット海峡でバルト海艦隊が再び英軍機の攻撃を受ける。カーニングスビー航空基地を発進したトーネード混成編隊による攻撃によりソ連クレスタ2型ミサイル巡洋艦「ティモシェンコ」が轟沈してしまう。バルト海艦隊が保有する大型水上艦は、2隻とも失われてしまった。
時を同じくしてユトランド半島上空でもNATO軍の混成編隊が東ドイツ領内のWP軍航空基地に対して航空攻撃を仕掛けてきた。期せずしてユトランド半島上空でNATOとWP軍の戦闘機隊同士の大空中戦が繰り広げられる。この空中戦に勝利したWP軍が、一時的にせよユトランド半島上空の制空権を確保した。

イメージ 7



No4 Action(ソ連航空機)

ユトランド半島上空の制空権を得たWP軍。この機を逃さじと一大攻勢を仕掛けてきた。その先陣を切ったのがポーランド空軍のSu-20フィッター攻撃機。コシャリン(Koszalin 4121)を発進した彼らは、西ドイツ軍のトーネードとファントムが展開しているシュレースヴィヒ(Schleswig 3418)を叩いた。さらにリガ(Riga)を発進したソ連空軍のSu-24フェンサーとSu-27フランカーの混成編隊が後に続き、エルブロンク(Elblag 4421)から発進した東ドイツ空軍のSu-20フィッター3個編隊が追い打ちをかけ、最後はリガから飛び立ったTu-16バジャーCの爆撃がトドメを刺した。シュレースヴィヒの西ドイツ軍航空基地は壊滅する。

別の長距離爆撃機はノルウェーベルゲン沖で突出してきたオランダ艦隊(FFx5)を叩いた。Tu-26バックファイアのSSM攻撃で2隻のオランダ海軍フリゲート艦2隻(「ウィッテ・デ・ウィス」(F813 Witte de With)、「テルク・ヒデス」(F830 Tjerk Hiddes))を撃沈した。

今回撃沈したオランダ海軍のフリゲート艦は、ヤコブ・ヴァン・ヘームスケルク級、カレル・ドールマン級に属する新鋭艦で、ハープーンSSM、対潜ヘリ、シースパローPDSAM等で武装した優秀な汎用水上艦であった。

イメージ 6



No6 Action(ソ連水上艦)

スカゲラク海峡を北上中のバルト海艦隊は、ノルウェー南部に対する強襲輸送作戦を敢行した。一部の損害を出しつつも大半はノルウェー南部に到着した。
スカゲラク海峡に出撃して機を伺う西ドイツミサイルボート部隊に対して、ポーランド、東ドイツのミサイルボート部隊が奇襲した。彼らは兵力劣勢ながらも2ユニットの敵ミサイルボードを撃沈することに成功する。

ベルゲン沖のオランダ艦隊に対しては、ソ連水上部隊がSSM攻撃を敢行し、フリゲート艦「ヤコブ・ヴァン・ヘームスケルク」(F812 Jacob van Heemskerck)を撃沈した。

イメージ 1



8Turn(3日目午後)

No3 Action(ソ連航空機)

ベルゲン沖に残っていたオランダ水上部隊をTu16バジャーC/Gの編隊が攻撃を仕掛ける。これまで生き残っていたオランダ艦隊のフリゲート艦2隻(「ヴァン・アムステル」(F831 Van Amstel)、「フィリップス・ヴァン・アルモンド」(F823 Philips van Almonde))は、いずれも大型SSMの直撃を受けて轟沈していった。
Tu-26バックファイアは、英海軍のASW部隊を攻撃した。SSM攻撃によりタイプ22型フリゲート艦「キャンベルタウン」(HMS Capbelltown, F86)と12I型フリゲート艦「カリブディス」(HMS Charybdis, F75)を撃沈した。

イメージ 5


No4 Action(NATO潜水艦)

NATO潜水艦の攻撃により北海にてヴィクター3型攻撃型原潜「アドミラル・A.E・ヤキムチク」沈没。

No5 Action(NATO航空機)

バルト海艦隊がスカゲラク海峡で英軍機の爆撃を受け、小型哨戒艦6隻からなる小艦隊1個が壊滅、別の1個が半数を失った。

イメージ 2


イメージ 3


9Turn(3日目夜)

No2 Action(ソ連水上艦)

スカゲラク海峡でソ連バルト海艦隊の残存部隊とオランダの掃海艇部隊が交戦する。バルト海艦隊は優勢な砲戦力でオランダ掃海艇部隊を圧倒したが、これを壊滅させるには至らなかった。

第9Turnを終えた所で時間切れとなり、この場で終了となった。

イメージ 4


結果

この時点で時間もそろそろ、ということでお開きとなった。現時点でのVPを比較した結果が下記の通りである。

NATO軍VP

撃破

INT/ATK 3ユニット( 9Vp) Su27Bx2,MiG29Bx1
原潜撃沈 2ユニット(10Vp)
通常潜撃沈 1ユニット( 3Vp)
空母撃沈 1ユニット(10Vp)
水上戦闘艦撃沈 7ユニット(24Vp) CGx3,DDx1,COx1,PCx2
 合計=56Vp

輸送成功

主目標 70VP(SCx5.5,FCx1.5)
副目標 15VP(MPx1,AAx5)
 合計=85VP

総計=141Vp

ソ連軍VP

撃破

INT/ATK     13ユニット(36Vp)
空母撃沈     2ユニット( 6Vp)
水上戦闘艦撃沈 19ユニット(51VP) DDx1,FFx12,PCx6
非戦闘艦船撃沈 3ユニット( 6Vp) SCx1,MPx2
基地破壊     3個所  (30Vp)
 合計=138Vp

輸送成功

主目標 70VP(SCx6+0.5x2)
 合計=70Vp

総計=208Vp

結果

ソ連軍の辛勝

イメージ 10



感想

結果的にはソ連艦隊の勝利に終わったが、得点的にはギリギリで、反省点も多かった。
一番大きな反省点は潜水艦の運用であろう。特に防御力9、速力4を誇る最強のアクラ型高速原潜が殆ど無為に終わってしまったのはソ連側にとって痛恨の極みであった。如何に高速力を誇る原潜とはいえ、浅海域を高速航行する船団を追尾攻撃するのは容易ではなかった。そのような運用をするよりは、ノルウェー近海の艦隊決戦場に投入した方が有益であったと思われる。これは同じ新鋭原潜であるシエラ型も同じ。唯一オスカー型「ボルシャネヴァ」だけが大いに活躍したことを慰めとしたい。

空母「スベルドロフスク」の沈没も避けられた災厄だった。敵潜水艦の攻撃力を甘くみて、必然性の乏しい深追い攻撃をしたことが空母喪失の大きな要因となってしまった。空母機動部隊とはいえ、潜水艦の前には無敵ではない。潜水艦の集中攻撃を避けるためには潜水艦から距離を取るのが一番で、逆に潜水艦の包囲輪へ突っ込んでいったのは愚策の謗りを免れない。

それからランダムイベントも恐ろしい。半分の可能性で指揮混乱がどちらかの陣営に発生するということは、空母部隊と言えども裸になる危険性がいつでも存在していることになる。先にも述べた潜水艦の件といい、戦術支援ルールが改訂されたことによる攻撃力の強化といい、これまで無敵を誇った米空母部隊もうかうかしていられなくなった。潜水艦の集結海域で空母部隊の行動に細心の注意が必要になったといえよう。

イメージ 8


イメージ 9


イメージ 10

フリートシリーズの最終作"Third Fleet"。その最終シナリオであるシナリオ12「Soviet Offensive in the North Atlantic」をプレイしました。シナリオの詳細はこちらをご覧下さい。

今回の参加者は3名。下名はソ連側を担当しました。

前回までのあらすじ-->こちら

4Turn(2日目午前)

ランダムイベント

ランダムイベントでソ連側に指揮混乱発生した。痛い、痛すぎる。大西洋南部、スコットランド、ノルウェー海の各海域で「混乱」が適用され、それらの海域に対しては一切の戦略航空作戦任務が実行不可能になってしまう。さらにこれらの海域から発進する航空任務も実施不可能になる。「混乱」の影響は3TURN継続されるので、このままでは任務が遂行できない。仕方がない。スコットランド近海に展開中の我が空母機動部隊はノルウェー海方面に後退するしかない。

ランダムイベントは第4Turn以降の毎午前TURN(第4,7,10,13・・・)に判定される。イベントの結果は、混乱、コマンド部隊による襲撃、衛星偵察、航空機補充の4種類があり、いずれもかなり効果が大きい。イベントは一方的にどちらかを利するものばかりなので、イベントの出方如何でゲーム展開が大きく変わる可能性がある。

戦略航空任務

当然ながら洋上行動中のソ連艦隊は尽く発見されてしまう。

イメージ 8


No1 Action(NATO水上艦)

NATO水上部隊がソ連主力機動部隊に対して反撃に転じてきた。幸い大きな損害はなかったもの、空母機動部隊をしてこれ以上スコットランド近海に留まる非を悟らざるを得ない。

No2 Action(NATO潜水艦)

フォクストロット型潜水艦「アルバトロス」、英新鋭アップフォルダー級通常動力潜水艦「ユニコーン」(HMS Unicorn 架空の艦名)の雷撃を受けて撃沈さる。

No3 Action(NATO航空機)

バルト海沿岸でオランダ空軍のF-16を新たに加えたNATO攻撃隊が強襲攻撃を仕掛けてきた。WP軍はこれを迎撃し、オランダ空軍のF-16を撃墜した。

イメージ 5


No4 Action(ソ連潜水艦)

オスカー型ミサイル原潜「ボルシャネヴァ」が英空母機動部隊に対してSSM攻撃を実施する。英軽空母「イラストリアス」(HMS Illustrious, R06)を撃破した。

No5 Action(ソ連航空機)

先の英空母部隊に対してTu-26バックファイアーがさらに追い打ちを仕掛けた。SSM攻撃にて英駆逐艦、フリゲート艦各1隻を撃破した。

No6 Action(ソ連水上艦)

英軽空母「イラストリアス」にトドメを刺すべくソ連水上部隊が長距離SSM攻撃を仕掛ける。96火力を集中した一大攻撃であったが、目標判定のダイス目で"0"を出してしまい、大外れ。くそー。

イメージ 1



5Turn(2日目午後)

No1 Action(ソ連航空機)

Tu-26バックファイア,Tu-16バジャーC,同バジャーGの波状攻撃をスコットランド北部近海(2605)を東航中の英艦隊に指向した。SSM攻撃により英フリゲート艦「ブレイブ」(HMS Brave< F94)、「アーガイル」(HMS Argyll, F231)が相次いで撃沈さる。事前備蓄船(MP)1ユニットも撃沈さる。

イメージ 6



No4 Action(ソ連潜水艦)

ミサイル原潜「ボルシャネヴァ」のSSM攻撃により 事前備蓄船(MP)1ユニット撃沈。

No6 Action(ソ連水上艦)

ソ連水上部隊が長距離SSMで英空母機動部隊を攻撃する。何度目かの正直。圧倒的なミサイル火力を浴びた軽空母「イラストリアス」は遂に撃沈されてしまう。勢いに乗るソ連艦隊は、さらに英艦隊との距離を詰めるべく前進する。超高速対艦ミサイルP-80"ズーブル"(NATOコードネーム=SS-N-22"サンバーン";)を搭載したソブレメンヌイ級駆逐艦3隻の威力を試してみたかったという気持ちもあった。その超高速SSM攻撃受けて英Type42型駆逐艦「ニューキャッスル」(HMS Newcastle, D87)が撃破される。しかし鳴り物入りの攻撃にしては、やや戦果が期待外れだった。

イメージ 3



6Turn(2日目夜)

No1 Action(NATO潜水艦)

2隻の英攻撃型原潜がソ連空母機動部隊に取りついてきた。最初に攻撃してきたのはトラファルガー級攻撃型原潜「トレンチャント」(HMS Trenchant, S91)で、魚雷倍火力攻撃が見事に功奏し、ソ連虎の子空母「スベルドロフスク」が大破してしまう。さらにもう1隻、スイフトシュア級攻撃型原潜「スプレンディッド」(HMS Splendid, S106)が「スベルドロフスク」にトドメを刺した。空母轟沈。ソ連空母機動部隊は、その主要な航空戦力を瞬時に喪失してしまった。

イメージ 9


先のTURN、止せばいいのに、空母機動部隊を敵に突っ込ませたのが裏目に出た。まさか一撃で沈められるとは思わなかったが、ややNATO潜水艦の威力を甘く見た感がある。後で計算してみたが、雷撃力30の英トラファルガー級攻撃型原潜の場合、魚雷の2倍火力攻撃を仕掛けると45%の確率で空母に損害を与えることができる。これが攻撃力22のスイフトシュア級原潜ならば損害確率が35%に低下するが、それでも脅威には違いない。

イメージ 4


No2 Action(NATO航空機)

NATO軍の猛攻は続く。今度はカデカット海峡を航行中のバルト海艦隊がその目標となった。2種類のトーネード戦闘攻撃機、戦闘機型と攻撃機型の混成編隊による爆撃によりカラ型ミサイル巡洋艦「ケルチ」が轟沈した。

No4 Action(ソ連潜水艦)

先ほど英原潜の攻撃により撃沈されてしまった空母「スベルドロフスク」の無念を晴らさなければならない。ヴィクター3型攻撃型原潜「アドミラル・カピタネンツ」が英空母機動部隊を襲う。その全力雷撃により英空母「インヴィンシブル」(HMS Invincible ,R05)が大破した。

No5 Action(ソ連航空機)

「インヴィンシブル」にトドメを刺すべくソ連海軍長距離爆撃機がコラ半島やバルト海沿岸の各基地から続々と発進していく。Tu-26バックファイア、Tu-16バジャーC/Gで計3回のSSM攻撃を実施したが、そのうち2回は目標判定時に"0"の目を出して大外れ。残り1回の攻撃も「インヴィンシブル」を狙うことができず、事前備蓄船(MP)1ユニットを撃沈するに留まる。

No6 Action(ソ連水上艦)

「インヴィンシブル」にトドメを刺したのはソ連空母機動部隊であった。打撃巡洋艦「キーロ」「スラヴァ」、ミサイル駆逐艦「ブルヌイ」「ソブレメンヌイ」から発射されたSSMが英空母「インヴィンシブル」に命中。「インヴィンシブル」は北海にその姿を没した。

イメージ 7


イメージ 2



イメージ 11

フリートシリーズの最終作"Third Fleet"。その最終シナリオであるシナリオ12「Soviet Offensive in the North Atlantic」をプレイしました。シナリオの詳細はこちらをご覧下さい。

今回の参加者は3名。兵力の大きいNATO側が2名、少数精鋭のソ連海軍を1名が担当します。下名はソ連艦隊を担当しました。確かにNATO側は兵力的には大きいですが、一番厄介な米空母が今回は登場しません。こちらでも書いたとおり、米空母は10日前の戦いで大損害を被り、北大西洋から引き揚げていたという設定です。まるで「レッドストームライジング」の世界です。

こうなってはソ連艦隊にとって向かう所敵なし。正規空母「スベルドロフスク」を初め、軽空母「キエフ」、打撃巡洋艦「キーロフ」「スラヴァ」といった強力な水上打撃部隊。オスカー型、アクラ型といった静粛性に優れた新鋭原潜群。そしてバックファイア、バジャーといった強力な長距離爆撃戦隊。正に「ソ連海軍士官が夢みた光景」が眼前に広がっています。

イメージ 4



SetUp

北方艦隊、先にも書いたとおり正規空母「スベルドロフスク」を初め、軽空母「キエフ」、打撃巡洋艦「キーロフ」を含む強力な空母機動部隊を英本土北方海域とノルウェー海に展開している。主要任務はノルウェー海の防衛と、可能ならば基地航空隊と共同で英本土北部を叩く。
潜水艦部隊は北大西洋から南下する輸送船団を叩く。場合によっては基地航空隊と共同で敵基地攻撃を実施する。その際の主兵装は対地巡航ミサイルとなる。オスカー型、アクラ型、シエラ型の各新鋭原潜に1~2斉射分搭載している。
バルト海艦隊は、やや旧式のミサイル巡洋艦2隻の他、グリシャ型、ペチャ型といった小型の対潜艦からなる小艦隊4つ、ミサイルボート、掃海艇部隊等からなるやや中途半端な艦隊である。彼らの任務は、バルト海からカデカット、スカゲラク両海峡を強行突破し、ノルウェー南部上陸を目指す友軍輸送船団を援護し、彼らの進攻作戦を支援することにある。

イメージ 1



1Turn

戦略航空任務

ノルウェー海、バルト海で我々が制空権を握った。ベルゲン(Bergen 3508)から撤退しようとしているNATO輸送船団(2DD,3FF,3SC)を発見し、その出航を阻止すべく、Il-38メイ対潜哨戒機やBe-12メイル哨戒飛行艇がベルゲン港外に機雷を散布する。アイルランドゾーンでは別のNATO輸送船団(MPx3、FFx3)を発見した。我が方は、軽空母「キエフ」を中心とする機動部隊(CVHx1、DDx5)が敵哨戒機によって発見されてしまう。

イメージ 5



No1 Action(NATO航空)

先手を取ったのはNATO側だった。英本土北部スコットランドにあるロジーマス(Lossiemouth 2607)基地からバッカニア2個中隊、ニムロッド2個中隊と、それを援護するトーネードF3戦闘機1個中隊、キャンベラ電子戦機1個戦隊の大攻撃隊が「キエフ」機動部隊を襲う。「キエフ」を守るYak-36フォージャーで対抗できる相手ではない。頼みの綱は対空砲火のみ。しかしどうしたことか、バッカニアの放った対艦ミサイルが大外れ。「キエフ」機動部隊は危うい所で虎口を脱した。

バルト海では西ドイツ軍のトーネード攻撃機がファントム戦闘機の援護のもと、戦爆連合で東ドイツ北部のデミン(DEMMIN 3720)基地に対して爆撃戦を仕掛けてきた。バルト海沿岸上空で防空スクリーンを構成していたWP軍戦闘機が有利な戦力比(1-1)で迎撃戦を仕掛けるが、出目悪く(最悪の0)迎撃失敗。トラの子MiG-29フルクラムがステップロスしてしまう。しかしデミン基地では対空砲火が奮戦し、爆撃侵入してきたトーネードをステップロスさせた上、NATO軍の攻撃意図を撃退した。
それにしてもバルト海西部海岸付近の我がCAP網が一時的にせよ撃破されたことは痛い。これは防空網が一瞬ガラ空きになったことを意味する。危機に瀕したバルト海沿岸地帯。しかしこの後NATOがWP側基地群に対して断固たる波状攻撃を仕掛けてこなかったことが幸いした。今回はこれ以上損害は出なかった。

イメージ 7



No2 Action(ソ連航空機)

先手を許したソ連軍であったが、その反応は早かった。最初の目標はノルウェー北部のオーランド(Orland 4205)航空基地。前回のプレイの際にはその無力化にかなり手間がかかってしまったので、その反省に基づいて「スベルドロフスク」機動部隊でオーランドのCAP網を覆うように配置した。空母艦載機の援護の元、長距離爆撃機がオーランド基地を無力化させるという作戦だ。作戦は功を奏し、最初のTu-26バックファイアーの先制爆撃に対してノルウェー空軍のF-16ファルコンが果敢に迎撃を仕掛けるも、「スベルドロフスク」を発進したSu-27フランカーの迎撃を受けてステップロスして後退。オーランド基地も爆撃で機能不全。その後長距離爆撃機の連続攻撃を受けてオーランド基地は壊滅する。

さらにベルゲン沖のNATO船団をソ連長距離爆撃機が繰り返し攻撃を行った。攻撃の中にはNATO側の巧妙な欺瞞に騙されて戦果のない場合もあったが(目標判定時に0か9を出してしまったということ)、Tu-16バジャーCの対艦ミサイル攻撃で西独フリゲート艦「ブレーメン」(F122 Bremen)を撃沈する。さらにTu-26バックファイアの対艦ミサイルで輸送船団(SC)1ユニットを撃沈する。

イメージ 8



No5 Action(ソ連潜水艦)

北海に潜むオスカー2型巡航ミサイル原潜「ボルシャネヴァ」が水中から巡航ミサイルを発射した。数発が英本土北部スコットランドにあるロージマス基地に命中した。攻撃は成功。ロージマス基地に1打撃を与える。その他の潜水艦や航空機も巡航ミサイルでロージマスを集中攻撃していたが、悉く外れ。「ボルシャネヴァ」のみが戦果を上げた。
ヴィクター3型攻撃原潜「アドミラル・カピタネンツ」がベルゲン沖でNATO船団を雷撃したものの、外れてしまう。

イメージ 9



No6 Action(NATO水上艦)

NATO船団がベルゲンより出港する。先ほど散布した機雷による戦果を期待したが、残念ながら機雷は外れてしまった。

イメージ 2



2Turn

No1 Action(ソ連航空機)

ベルゲンより出港したNATO船団をリガ基地から発進したTu-16バジャーCがSSM攻撃を仕掛ける。西ドイツ海軍の旧型駆逐艦「リュッチェンス」(D185 Lutjens C.F.アダムス級)を撃沈した。
先ほどのTURN、巡航ミサイルで損害を与えたロージマス基地に対しても長距離爆撃機による集中爆撃を敢行。さらに2打撃を与えた。しかし対空砲火によってトラの子Tu-26バックファイアがステップロスしたのが少し痛かった。

No3 Action(ソ連潜水艦)

英北岸地区でノルウェーを目指す英輸送船団を2隻のソ連ヴィクター型攻撃原潜(「アドミラル・ラプシン」、「アドミラル・A.E・ヤキムチク」)が捉えた。軽空母「イラストリアス」(HMS Illustrious, R06)を含む軽空母1、駆逐艦2、フリゲート艦7、事前備蓄船(MP)3グループからなる船団である。魚雷攻撃で英海軍自慢の新鋭Type23型フリゲート艦「アーガイル」(HMS Argyll, F231)を撃破した。

No6 Action(NATO航空機)

東ドイツ領内のデミン基地に対してNATO軍攻撃隊が再び攻撃を仕掛けてきた。しかし今度はWP軍戦闘機隊が奮戦し、西ドイツ空軍のファントム戦闘機を撃墜した。

イメージ 3



3Turn

No1 Action(ソ連航空)

北海の真ん中、グレートフィッシャーバンク付近(3011)でNATO船団を襲う。Tu-26バックファイアのSSM攻撃で西ドイツフリゲート艦「カールスルーエ」(F212 Karlsruhe)撃沈。船団にも損害を与えた。
ロージマス基地に対する爆撃を継続し、ついにこれを破壊した。

No3 Action(NATO潜水艦)

NATO側潜水艦が反撃に転じてきた。英トラファルガー級攻撃原潜「トレンチャント」(HMS Trenchant, S91)のASW攻撃を受けて我がヴィクター3型攻撃原潜 「アドミラル・A.E・ヤキムチク」が損傷してしまう。

No5 Action(NATO航空機)

英本土カーニングスビー(Coningsby 2415)航空基地から発進したトーネード3個飛行隊(F型2個、G型1個)がソ連空母機動部隊(1CV,1CVH,3CG,7DD)を強襲する。空母「スベルドロフスク」から発進したSu-27戦闘機が迎撃するが、トーネードF型の護衛に阻まれ逆に撃退されしまう。空母「スベルドロフスク」を狙ってきたトーネードG型1個中隊を対空砲火による迎撃で辛くも撃退した。さらにNATO軍哨戒機3ユニットがCAP網の隙をついてハープーンSSMで攻撃してきたが、これも対空砲火で撃退した。やや敵中に入りすぎた感がありか・・・。と、少し後悔した矢先、飛来してきた米海軍P-3CのSSM攻撃でミサイル巡洋艦「セヴァストポル」を撃沈されてしまう。

イメージ 10



No6 Action(NATO水上艦)

北海の真ん中で我がフォクストロット型ディーゼル潜水艦「アルバトロス」がオランダASW部隊の攻撃を受けて撃破された。

イメージ 6



↑このページのトップヘ