もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2013年05月

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「勝」(まさる)は、京急線追浜駅から徒歩10分ぐらい歩いた場所にあるトンカツのお店です。
私がお世話になっている某ゲーム会でミニ例会を開く際の会場がこの近くにあるので、例会の際に何度か利用したことがあるお店です。

ロースカツ定食で\1,300。決して安いとは言えませんが、トンカツだったらまあこんなものでしょう。\1000未満でトンカツやカツ丼が食べられる店もありますが、少なくとも首都圏で\1000未満のトンカツにロクなものがありません。

ここのトンカツは、厚切り、柔らか肉、サクサク衣と、まさに「トンカツの王道」といった味です。

駅から歩いて行くにはちょっと遠いのですが、近くに立ち寄る機会があれば、訪ねてみるのも如何でしょうか。

お奨め度★★★★


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「ブダペスト45」(コマンドベスト#8)をプレイする

「ブダペスト45」(以下、本作)は1945年1月に行われたソ連軍によるブダペスト攻略戦とドイツ軍によるブダペスト救出作戦を描いたシミュレーション・ゲームです。スケールは、1ヘクス=2.5マイル、1Turn=2日、1ユニット=約1個師団を示します。
ブダペスト戦は、かつてHobby Japan社からBitter Endというゲームが出版されていました。Bitter Endはドイツ軍が連隊規模となり、1Turnも確か1日(うろ覚え)だったように覚えています。本作に比べて細かい部隊運用が可能ですが、プレイにはそれなりの時間がかかります。一方、本作はスケールが大まかになっていてマップもやや小さめなので、プレイの負荷はBitter Endよりも軽そうです。

本作については、随分前から槍隊と思っていたのですが、テーマがマイナーなせいか、なかなかプレイする機会がありませんでした。先日ルールブックを読む機会があり、読んでみたら意外と簡単そうでした。そこで「誰かやろうよ」と釣り糸垂らしたら、あらあら大きなお魚がバクり。

という訳で即興でブダペスト45をプレイすることになりました。下名はソ連軍を担当。兵力で押しまくってブダペストを落すぞー。

まあ細かい展開は省略します。初心者が勝てるほどゲームは甘くはない、ということで、ドイツ軍に完膚無きまでに(と言えば些か大袈裟ですが・・・)叩きのめされました。ブダペストもかなり押し込んだのですが、最後は救援部隊に外郭陣地を破られ、ブダペスト守備隊と救援部隊が見事に握手。見事なサドンデス負けです。

とはいえこのゲーム、面白いです。ソ連軍はもう少しブダペストの攻め口を研究せなあきません。それからシークエンスがちょっと癖があり、枢軸軍は普通に移動・戦闘・機械化移動なのですが、ソ連軍は違う。戦闘・移動の順で、しかも1ユニットは移動か戦闘かどちらかしかできない。従ってブダペストのような市街戦は兎に角、野外の戦闘で枢軸軍を捕捉するのは至難の業です。寄ってきた所を叩き潰すしかないのかなぁ・・・?。

Bitter Endとの違いは、難易度やプレイヤーへの負荷感(両方ともBitter Endの方が大きい)以外に、地形の重さがあります。Bitter Endの場合、北からの突破口は地形的に厳しく、殆ど成算はなさそう。それに対して本作は北方からでもそれなりに抜けそうです。

今回はボロ負けでしたが、もう少し研究して、再戦してみたい作品です。

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ゲーム終了時の状況。あきませんわ。

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Panzer(GMT)は2012年に発表された戦車戦ゲームである。前回に基本ルールと簡単なリプレイを紹介した。今回は上級ルールを取り入れたリプレイを紹介してみたい。

以前にも書いたが、Panzerは基本ルール20ページ、上級ルール43ページ、選択ルール14ページという構成になっている。この構成からわかることは、上級ルールが一番ボリュームが大きく、従って敷居が高いということだ。実際英文43ページものルールを読み通すのはかなり骨で、私自身数時間じっくりと取り組む必要があった。ルールとしては指揮統制、歩兵と砲兵、輸送、間接射撃、発展された徹甲弾射撃、榴弾射撃、航空機、対空射撃等が含まれている。これらのルールを使えば、Panzerに登場する全てのユニットを使えるようになる。いずれのルールも量は多いものの基本的な考え方はシンプルなので、一度理解しさえすれば、スムーズなプレイが期待できそうである(下名の判断では、英文ながらもASLやアドバンスド・トブルクの日本語ルールよりも余程理解が容易に感じた)。

それでは、早速シナリオをプレイしてみよう。

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シナリオ4「ポーランド1944 パート2」

前回紹介したシナリオ2の姉妹編に当たるシナリオで、前回の兵力に加えて歩兵部隊とその輸送部隊が追加になっている。ソ連側には82mm迫撃砲も加わっているので、間接射撃も可能となっている。今回はVASSALを使用したソロプレイ。今回は全ての上級ルールと、その他に選択ルール"7.8 Turret"、"7.9 Smoke Dischargers"を導入した。

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1Turn

先手を取ったドイツ軍は強力なパンター戦車を前進させてソ連軍の進路を塞ぐ形を取る。一方戦力に劣る4号戦車と歩兵部隊は敵から遠く小道に向かい、勝利条件目標であるStravrhevoyの村へ向かう。
ソ連軍は丘の上に突撃砲と戦車による火点を築いて独軍の進撃を阻む形を取る。

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2Turn

ドイツ軍はStravrhevoy村を早期に奪取すべくハーフトラックに乗せた歩兵と突撃砲1両を先行させる。対するソ連軍は距離1300mでドイツ軍ハーフトラックと突撃砲に臨機射撃を加えるが、小型目標故に命中率が低く、ハーフトラックの1両が履帯に命中弾を受けて動けなくなっただけだった。その間ドイツ軍はパンターと4号戦車を前面に展開させてソ連軍戦車部隊に対して火力を集中できる形にする。

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3Turn

先手を取ったのはソ連軍。距離600mからSU-100、SU-85、T-34/85計5両がパンター戦車2両を撃ちまくった。パンターの強力な前面装甲はT-34/85とSU-85の85mm徹甲弾を悉く跳ね返したが、SU-100の100mm徹甲弾が1両のパンターを撃破した。
独軍の反撃。4号戦車の75mm砲弾がSU-100重対戦車自走砲に命中したが、下から打ち上げたために威力が落ちて装甲を抜けなかった。別の4号戦車がT-34/85の正面装甲を打ち抜いてこれを撃破した。
ドイツ軍は歩兵部隊でStravrhevoyを目指す一方、戦車部隊を展開させてソ連軍を迎え撃つ。しかしソ連軍は兵力の優位を利用してドイツ軍戦車を接近戦で撃破せんとしている。兵力分散させたドイツ軍に危機が迫っている。

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4Turn

辛くも先手を取ったドイツ軍は、最も危険な敵であるSU-100重対戦車自走砲をまず撃破。パンターの射撃が別のT-34/85に命中したものの、損傷を与えたが撃破するには至らず。4号戦車の射撃はT-34/85 2両に命中。1両は燃料タンクに引火して炎上。もう1両は致命傷ではなかったものの、搭乗員が士気崩壊を起こして戦車を放棄、脱出した。戦果は3両撃破、2両損傷である。
一方のソ連軍の反撃も凄まじく、パンター1両が撃破された他、4号戦車も3両が撃破され、1両が損傷状態。これで独軍の損害はパンター2両、4号戦車3+1両、ソ連軍の損害は、SU-100自走砲1両、T-34/85戦車3+2両となった。
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5Turn

ソ連軍が先手を取った。T-34/85とSU-85の計4両がパンターの正面から700mの距離で射弾を集中する。しかし徹甲弾はパンターの前面装甲に悉く跳ね返されてしまう。別のT-34/85がパンターの履帯に命中弾を与え、これを走行不能にした。
ドイツ軍はT-34/85戦車をさらに2両撃破。ソ連軍の損害は、SU-100自走砲1両、T-34/85戦車5+2両となった。漸く危機を脱しつつあるか、ドイツ軍。

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6Turn

先手を取ったのはドイツ軍。パンターの1両がSU-85の正面装甲を貫通し、これを撃破。別のパンターはSU-85の砲塔正面をぶち抜いたが、こちらは致命傷にはならず。4号戦車の1両がT-34/85の履帯を撃破し、パニックを起こしたクルーが戦車を放棄した。これでソ連軍の損害は自走砲2両撃破、1両損傷。戦車6両撃破、3両損傷となった。
ソ連軍も意地を見せた。T-34/85の射撃が4号戦車の砲塔を貫いた。致命傷ではなかったが、クルーがパニックを起こして戦車を放棄。別のSU-85自走砲はパンターの弱点である車体上面に命中弾を与えてこれを撃破していた。ソ連の歩兵部隊が突撃を敢行し、動けないパンター戦車を混乱状態に陥れた。

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7Turn

ソ連軍が先手を取ったが、最早戦闘力はいくばくも残っていない。僅かに無傷で残ったT-34/85戦車を撤退させつつStravrhevoy村へ向かわせる。残ったのは傷ついた戦車と自走砲が計4両に過ぎない。彼らの懸命の射撃は功を奏さず、逆にパンターの射撃によってSU-85自走砲が1両、漸く戦場に現れた独軍3号突撃砲の射撃によってT-34/85戦車が1両撃破されてしまう。

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8Turn以降

この後の展開は概略だけにとどめたい。僅かに無傷で生き残ったT-34/85戦車の1両がStravrhevoy村に向けて突進。その途中でドイツ軍3号突撃砲1両を走行不能にする等の戦果を挙げたが、最後はパンター戦車の砲撃を受けて撃破されてしまう。

結果

ドイツ軍の損害

完全撃破:パンター3両、4号戦車4両
部分損傷:パンター1両、4号戦車1両、3号突撃砲1両、ハーフトラック1両
無傷で残った戦闘車両は、パンター2両とハーフトラック2両だけ

ソ連軍の損害

完全撃破:T-34/85 9両、SU-85 2両、SU-100 1両
部分損傷:T-34/85 1両
戦車兵力はほぼ壊滅

勝敗

ソ連軍:608VP、ドイツ軍:1274VP、ドイツ軍の勝利

感想

ソ連軍の敗因はドイツ軍と正面から撃ち合ったことだろう。撃ち合いを避け、運動戦に持ち込み、素早くStravrhevoyを制圧すれば、勝機があったと思われる。ソ連軍の強みは足の速さ。対するドイツ軍でソ連軍の機動力に対応できるのはパンターだけなのだから。フットワークを利用して機動戦に持ち込み、狭い地域で戦うのが得策であったと思われる。

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ゲームそのものについてだが、前回の初級ルールだけに比べると、歩兵や間接射撃といった要素が入った分だけ時間がかかってしまった。また肝心の戦車戦についても、初級ルールほどシンプルではなく、高度の影響や特殊砲弾等、再現要素が増えている分時間がかかってしまう。プレイ時間は記録時間を含めると4時間強と言った所だ。

イメージ 5ルールについては慣れればそれほど苦にならないと思う。ただルール量が多いため、全てを使いこなすのはそれなりに大変だと思う。今回のように戦車戦力の大きなシナリオでは、歩兵の存在はおまけのようなものだが、それでもルール的に無視する訳には行かず、なかなか難しい。まあこの種の精密戦術級ゲームの場合、ルールを全て理解していなくても、知らなければ知らないでなんとかなるものだが・・・。
あと気になるのは、スタックの山が出来る事だ。1Hexに集中できる戦車は最大5両(ペナルティを受け入れるのならばさらなるスタックが可能)、さらに命令チット、砲塔マーカー、損傷マーカー等が載る。VASSALでプレイしていてさえ混乱しそうなのに、ボードでプレイした場合はどうなるのか。想像しただけで恐ろしい。

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今後についてだが、もう少し歩兵要素の強いシナリオをプレイしてみたい。例えばシナリオ7辺りはどうだろう。最初はソ連戦車隊の猛攻をドイツ歩兵が支え、途中でドイツ軍戦車が救援に現れるという展開だ。劇的な展開が期待できるかもしれない。その前にもう一度上級ルールを再確認しておきたいが・・・。

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本作の続編(Panzer Exp#1~#3)についてはどうするのか迷っている。Exp#3は西部戦線が舞台なので、まず「買い」は間違いないが、問題はExp#1~#2だ。いずれもテーマは東部戦線で、前者が純粋な基本セットの拡張版(舞台は1943年以降)、後者が1942年以前の東部戦線を扱っている。いずれも興味深い内容で、購入意欲はあるのだが、決断には至っていない。フルマップ2~4枚を広げてプレイする場所が一体どこにあるというのだ?。勿論、例会等でプレイすることは可能だが、和訳のない本作の対戦相手を見つける方が大変だ。
「和訳を作れば良いじゃん」
という声が聞こえてきそうだが、今の段階では、私は本作にそこまでのめり込む決断には至っていない。

とか何とか言っているけど、結局は「全部買っちゃうんだろうな・・・」

(こんなシナリオ見せられたら、誰だって買いたくなりますよ・・・)

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かつてこのブログで紹介したことがあるかもしれません。
小田原駅ビルの中にある魚料理の店です。
土日に行くといつも長蛇の列で、なかなか味わう機会がなかったのですが、先日たまたま平日に小田原駅で下車することがあり、夕食のために立ち寄りました。

お造り松花膳(\1764)という名の刺身定食を注文。内容は刺身の盛り合わせ、おしんこ、サラダ、茶碗蒸し、汁物、ご飯の6品でした。ご飯は普通盛の他、大盛りも無料でアップグレード可能。私は普通盛りにしましたが、普通盛りでも十分なボリュームがありました。

魚は相変わらず美味しかったです。ご飯や副菜類も良い。さすがに行列ができる店は伊達じゃないな、と、思いました。

お奨め度★★★

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沖縄、シュガーローフの戦い

ジェームス・H・ハラス 猿渡青児訳 光人社NF文庫

シュガーローフとは、現在では沖縄戦での激戦地で、那覇と首里の丁度中間地帯にあたる。沖縄戦当時は丘陵地帯であったとのことだが、現在では市街化が進み、ゆいレールの「おもろまち」駅を中心に大型ショッピングセンター、飲食店、映画館等がある商業地帯だ。
シュガーローフで戦った米軍は、米海兵隊第6海兵師団で、本書では第6海兵師団の目線から描いたシュガーローフの戦いを描いた著作である。本書の中でシュガーローフの戦いが如何に凄惨なものであったか、またシュガーローフを攻め落とすのが如何に困難であったが克明に描かれている。
沖縄戦の実相を知るには良い著作である。

お奨め度★★★

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