もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2014年10月

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世界の傑作機No.160 コンソリデートB-24リベレータ

文林堂

B-24と言えば、「大空の要塞」と言われたB-17に比べるとやや知名度で劣り、搭乗員の人気もB-17の方が上だったと聞く。しかし実際B-24は4発爆撃機でありながら「第2次大戦で最も多くの機数が生産された航空機」であり、「連合軍の勝利に大きく貢献した機体」であることは間違いない。主戦場であるドイツ上空は勿論、熾烈を極めた地中海戦線や広大な大西洋での対潜哨戒。あるいは灼熱の南太平洋戦線から酷寒の北太平洋まで、「コンソリ」は枢軸軍を最も苦しめた機体の1つであった。
本書はそんなB-24を様々な角度から分析した著作である。同シリーズの他の作品と同じく写真とキャンプションが中心であるが、それ以外にも開発記録や機体解説、あるいはプロエスティ油田への攻撃任務についてなど、文書記事も豊富である。また単に事実を列挙してあるだけではなく、参考文献をちゃんと掲載してくれているので、さらに詳しく調べたい場合に重宝する。
最近の「世傑」は内容的に充実しており、コストパフォーマンスが良い。本書以外にも読んでみたい作品が目白押しだが、果たして本を収納するスペースが足りるかどうか・・・。

お奨め度★★★★

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京都風ラーメンといえば、アッサリしたラーメンを想像されるかもしれませんが、実は京都風ラーメンはコッテリ系が多いです。超コッテリラーメンで有名な「天下一品」も元は京都が発祥だし、今回紹介する「魁力屋」も京都が発祥の地です。

今回紹介する朝比奈店は2014年4月にオープンした比較的新しい店で、神奈川県下では13軒目になります。横浜横須賀道路の朝比奈ICを出て環状4号線を東に向けて1kmぐらい走った所の左側にあります。

私は餃子定食を注文。ラーメン、餃子、小ライスのシンプルなセットで、値段は税込\950です。

ラーメンの味については、他の「魁力屋」チェーンに比べても見劣りしません。十分に美味しいと思えるラーメンでした。

お奨め度★★★★

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「激闘、関ヶ原」については、凡そ1年ほど前に対戦レポートを紹介したことがある。ゲームシステムについてはその時の記事に詳しく記載したので、そちらをご参照頂きたい。

今回は「激闘、関ヶ原」を2人でプレイした。ユニット数はかなり多いセミビックゲームなので、1人のプレイヤーで担当できるかどうか微妙な所だが、取りあえずチャレンジしてみた。下名は東軍を担当する。

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1-2Turn

序盤、東軍は接敵を避けて間合いを取るように移動する。その間、調略戦で赤座以下4将を東軍側に寝返らせることに成功した。

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3-4Turn

頃合い良し。東軍は井伊隊、筒井隊を接敵させる。西軍小西隊、宇喜多隊の前衛と交戦状態に入った彼らだが、ここで予想外の事態が発生。西軍側の防御射撃で筒井隊の足軽(4-4-4)2ユニットが忽ち撃破されてしまう。やばい。焦った東軍は主力である福島隊を初め、松平忠吉隊、黒田長政隊も小西、宇喜多の正面にぶつけていく。しかし西軍の防御射撃の6ゾロ連発で次々と討ち取られていく。局面を打開しようと敵中に突入した本多忠勝(6-7-6)らの活躍もあって白兵戦で3ユニットを撃破した東軍であったが、その本多忠勝も西軍の包囲攻撃でまさかのモラルチェック失敗("6"の目を出してしまった)で討死。撃破されたユニット数は5:3で西軍有利な状況が続く。

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撃破されたユニット数の大小はゲーム上重大な意味を持つ。というのも撃破されたユニット数が多い場合と少ない場合で裏切りチェックのダイス(2D6)が2違うのだ。例えば小早川秀秋の場合、裏切りチェックの基本値は、5以下で東軍、11以上で西軍となる。その時東軍有利な修正(-1)が適用されると、それぞれ6以下、12以上になるので、東軍につく確率と青軍につく確率はそれぞれ15/36、1/36で東軍が圧倒的に有利となる。それが西軍有利な(+1)修正が適用されると、上記はいずれも6/36、6/36で互角となる。同様な修正が全ての中立武将に適用されるので、最悪でも相手プレイヤーターンの開始時点では自軍有利な損失比にしておきたい所だ。

チャンスとみた西軍は毛利、鍋島、長宗我部に対する参戦を促す調略を仕掛けるが、出目が悪く失敗。毎Turn確率1/12~1/6にダイスを3回ふり、1度でも的中すれば誰かが西軍側にたって参戦するだけに、2Turn連続で全員が参戦チェックに失敗してくれたことは、後の戦局に資すること極めて大であった。


5Turn

「うーむ、金吾め謀ったか・・・」「松尾山に鉄砲を撃て」
進退窮まった東軍は、一か八か小早川秀秋の寝返りに全てを賭けることとした。このまま推移してもいずれは毛利、鍋島、長宗我部のいずれかが西軍側で参戦するだろう。そうなれば調略表のダイス修正がさらに西軍有利になる。そうなってしまえば最早東軍が政治力によって西軍陣営を切り崩す可能性はなくなる。そうなる前に小早川秀秋を東軍側に寝返らせて、調略表のダイス修正を東軍有利に戻しておくしかない。ちなみに現在の戦況で小早川秀秋が東軍に寝返る可能性と西軍側で参戦する可能性は五分五分。東軍の振ったダイスによって小早川秀秋が西軍側で参戦する可能性もあった。かなりリスクの高い賭けだったが、ここは賭けるしかない。
渾身の思いを込めて振ったダイスは・・・・、外れ。このTurn、金吾中納言は未だ帰趨を明らかにせず、松尾山の山上から眼下の死闘を眺めていた。
その間にも東軍諸将は宇喜多、小西隊相手に苦戦を続けており、戦況の好転する兆しは見えない。

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6Turn

「内府が、内府が怒っている」「止むを得ん。只今より子細あって裏切る」
遂に小早川秀秋が動いた。東軍側に立って参戦。西軍右翼の大谷吉継隊に向けて松尾山を駆け下りた。小早川秀秋の裏切りによって調略表のダイスは東軍有利に変じた。これで政治的な状況はひとまず東軍有利に戻った。あとは兵力差にモノを言わせて西軍を各個撃破していけば良い。
「ふー、あの子倅め。ハラハラさせおって」

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7Turn

「違う、違うぞ金吾」
狼狽する石田三成を他所に小早川隊の矢面に立たされた大谷吉継の対応は水際立っていた。兵力に劣る大谷隊は無理に散開せず、側面に回り込んだ小早川隊に対して魚鱗の陣を組んで迎え撃つ。大兵力に物を言わせた小早川隊は大谷隊の左側面を抜けて西軍の背後に回り込もうとするが、その側面を大谷隊が痛打した。大谷隊の白兵戦力が炸裂し、小早川隊の鉄砲隊2ユニット、足軽1ユニットが瞬殺されてしまう。
「そ、そんなバカな・・・」
驚愕する金吾中納言。
こちらが敵を包囲しているはずなのに・・・。
包囲された側は圧倒的に不利になるはずなのに・・・。
軍事的常識では全く理解できない精強さを発揮する大谷隊を前に小早川隊は戦慄した。

小早川の裏切り、大谷の奮戦に刺激を受けた島津隊が遂に西軍側に立って参戦した。島津隊はすぐさま宇喜多隊の背後に展開し、側面から背後に回り込もうとする小早川隊を防ぐ。さらに戦線右翼では、黒田隊の侍大将後藤又兵衛(7-7-6)が小西隊の鉄砲射撃を受けて討死してしまう。

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8Turn

徳川家康が動き始めた。毛利の中立を確認することで背後の安全を確保した家康本隊が、西へ向けて粛々と前進を開始する。

9Turn

小早川隊は侍大将稲葉正成(5-5-4)が陣頭指揮の元、宇喜多隊、島津隊の背後に回り込んだ。白兵戦で宇喜多、島津隊と交戦状態に入ったが、ここで小早川隊はよりによって小さい目を連発してしまう。さらに士気チェックでは今度は6の目を連発してしまい、小早川隊の足軽が2~3個蒸発してしまう。
なんという不甲斐なさ。兵力では圧倒的に有利な筈なのに。所詮裏切り者の実力はこの程度か・・・。

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10-13urn

とはいえ、小早川隊は大兵力にモノを言わせて大谷隊を分断。隣接する木下隊、平塚隊等を討ち取っていく。そしてついに大谷刑部吉継(7-*-6)も小早川隊の鉄砲隊によって討ち取られてしまった。

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14urn

徳川家康本隊が戦闘に加わった。いよいよ兵力的に後がなくなってきた西軍。薄い戦線でなんとか東軍の突破を防いでいる。

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15urn

東軍福島隊が宇喜多隊の戦線を突破。宇喜多と小西を分断した。
大谷隊の生き残りである大谷頼勝(6-7-5)が赤座隊以下の包囲攻撃を受けて討死する。

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16urn

福島隊の侍大将可児才像(7-6-6)、まさかのA1で指揮チェックで6の目を出して討死(敵中に突破していたので退路がなかった)

18Turn

笹尾山戦線で島左近(7-*-6)が細川隊の鉄砲隊によって討死。西軍はいよいよ石田三成(7-*-4)本人が最前線に姿を現す。

19Turn

「ここで6ゾロを出したら終わりだね」
そういって実施した細川隊の鉄砲射撃が見事に6ゾロを出し石田三成討死。ここに関ヶ原の戦いは東軍の勝利に終わった。プレイ時間はセットアップを含めて約9時間。

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ゲーム終了時の状況。徳川本隊が戦線を突破し、西軍側は殆ど部隊が残っていないことがわかる。

感想

東軍の勝利に終わったが、損害は東軍の方が多かった。福島隊、松平隊等はほぼ壊滅状態。小早川隊も兵力の2/3以上を失い、細川、黒田隊も兵力の半数以上を失っている。西軍に至ってはいうまでもない。大谷隊は壊滅。宇喜多、小西もほぼ全滅。石田隊も同様で、唯一島津隊だけがある程度まとまった兵力が残っているに過ぎなかった。勝敗は決したもののボロボロの両軍であった。

基本的に裏切りのダイスで決まるゲームなので純粋に勝敗を競うには不向きなゲームである。
「人事を尽くして天命を待つ」そんな感じのゲームだ。
とはいえ損害の大小が調略の結果に影響するので完全なダイス勝負でもないのだが・・・。前回プレイした際には毛利が西軍に立って参戦したので東軍は苦しかった。今回はほぼ史実通りに小早川が裏切ってくれたので、展開も概ね史実通りとなった。とはいえ島津、大谷の精強さには舌を巻いたが。

反省点としては序盤にこちらから仕掛けたことか。相手が出てくるのを待って防御射撃で先を取った方が調略戦では有利だったかもしれない。まあ調略表との兼ね合いがあるので難しい所だが。

いずれにしても本作は面白い。多人数プレイも良いが、今回のようにマントゥマンでも十分楽しめる作品である。

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京急追浜駅から海に向かって歩くこと10分ほど。広い道路の右側に「とんかつ勝」があります。
とんかつ専門店なのでとんかつ系のメニュー以外はなし。
私は「ロースカツ定食エビフライつき」(\1,700+消費税)を注文しました。
旨い。
衣はカラッとしていて中身はジューシー。
「これぞトンカツ」という感じでした。

お奨め度★★★★

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Empire of the SunはGMT社が2005年に発表した太平洋戦争キャンペーンゲームです。
1Hexは実際の150マイル(240km)、1Turnは約4ヵ月(第1Turnのみ1ヵ月)を表し、ユニットは1個艦隊、100機前後の航空機、連隊から軍規模の地上部隊を表します。

2013年6月に開始したVASSALによる通信対戦。前回は1942年の後半の途中までプレイしました。今回約1年の中断を経て再開することになりました。前回同様下名は連合軍を担当します。

前回までの流れ --> こちら

6Turn(1943年夏)

前のTurnには「米国の戦意」に変化なし。そのまま第6Turnに突入する。連合軍の増援部隊は、新鋭戦艦、軽空母等で、他に地上部隊1個軍団(22-12)が登場する予定であったが、欧州情勢逼迫のため欧州戦線に送られてしまう。

イメージ 12連合軍の第1弾はアラフラ海方面での反攻作戦である。日本軍の守備兵力がニューギニア東部からソロモン諸島に集中している点を見越して、比較的弱体と思われる西部ニューギニア方面を狙った作戦だ。作戦名「Ash」。「燃えカス作戦」とでも訳するのだろうか・・・。目標は西部ニューギニアの油田地帯Vogelkop(3219)上陸作戦。英戦艦「ウォースパイト」(14-14)、米第13航空群の重爆隊(4-10-6)の支援の元、ニュージーランド陸軍第3歩兵師団(9-12)が上陸を担当する。少数兵力による奇襲上陸作戦である。
しかし通信傍受によって連合軍の意図を察知した日本軍は、強力な基地航空部隊3部隊と南雲機動部隊の主力を投入して連合軍を迎え撃った。戦いは一方的なものとなり戦艦「ウォースパイト」と米重爆部隊は壊滅。ニュージランド歩兵師団は這う這うの体で後退するしかなかった。

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イメージ 13連合軍は再び奇襲攻撃を行い、ブリューワーズ作戦でブーゲンビル島に航空攻撃を仕掛けた。しかし日本軍の暗号解読部隊は連合軍の暗号を解読。ブーゲンビル(4222)に航空兵力を結集して迎え撃つ。この戦いは連合軍基地航空部隊の奮戦によって兵力の劣勢を覆すことができたが、それにしても日本軍の情報戦能力に舌を巻く連合軍であった。

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イメージ 14連合軍はなおも諦めない。奇襲攻撃第3弾は「望楼作戦」。マーシャル諸島中心のクェゼリン環礁(4715)に対して機動部隊による機動空襲を仕掛けた。さすがに日本軍はこれには対抗できずに連合軍による奇襲が成功。クェゼリンを守る第24航空戦隊(10-10-3)は瞬時に壊滅。軽巡「天龍」(4-8)も撃沈されてしまう。
時を同じくして連合軍は中部太平洋方面に対して野心的な進攻作戦を実施した。第2海兵旅団(8-8)がミクロネシア東部のポナペ島(4316)を占領し、日本軍の主要な艦隊泊地であるマーシャル諸島とトラック環礁との間に楔を打ち込む。さらに連合軍は敵後背地であるサイパン島(3813)に対して奇襲上陸を敢行。海兵隊の精鋭、第1海兵師団(12-12)がサイパン島を瞬く間に制圧した。

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イメージ 15連合軍の奇襲上陸に対して日本軍は直ちに反応。南雲機動部隊の生き残りと残存水上兵力を結集してサイパンに対する逆上陸作戦を実行した。偵察機からの報告で日本軍の接近を察知した連合軍は迎撃艦隊を発進させる。新鋭軽空母「サンハシント」、新鋭戦艦「インディアナ」等、空母3、戦艦4、その他からなる機動部隊と、重爆撃機戦隊である。
「サイパン沖海戦」と呼ばれる戦いで日本軍は空母「翔鶴」、戦艦「大和」等多数の艦艇を失って敗北。強襲上陸部隊も艦隊が敗北したために途中で引き上げを與儀なくされてしまう。

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イメージ 16連合軍はさらに内南洋へ進攻を継続する。サイパンと同じく戦前日本の委任統治領であったパラオ諸島(3416)に対して米第2海兵師団(12-12)が上陸侵攻を実施した。ここもサイパン同様日本側の守備兵力がいなかったので米海兵師団はパラオ一帯を瞬く間に占領した。さらに第2海兵師団は日本本土の一部ともいうべき南鳥島(4110)を占領した。

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日本軍は反撃を行わず、「欧州戦線」カードを使って揺さぶりをかけてきた。欧州戦線レベルが最高値になり、かなり危険な状況になったが、連合軍は温存していた「欧州戦線」カードを使って反撃。ギリギリのレベルで持ちこたえた。


7Turn(1943年秋)

連合軍は先のTurn、サイパン、パラオを占領したので、ラバウル、ニューギニア、マーシャル諸島は一挙に日本軍にとって最前線に取り残された形となった。機を逸せず連合軍はウルシー環礁を無血占領し、西部ニューギニアからマリアナに至る航空路を確保した。

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イメージ 17さらに連合軍はトラック環礁を攻撃。南海方面司令部(South Seas HQ)単独で守るこの環礁に新鋭の米第3海兵師団(12-12)が上陸した。奇襲を受けた日本軍は、米海兵隊の侵攻に対応できずに司令部は壊滅。トラック環礁を連合軍が占領した。

トラック環礁で南海司令部が除去されたことによってソロモン諸島、マーシャル諸島、ウェーク島の日本軍は一挙に補給切れとなった。連合軍としてはこのチャンスにこれらの方面の日本軍を一掃していきたい所である。

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イメージ 18しかし欧州戦線がいよいよ破断界を迎えようとしていた。モスクワが落ちたのか、あるいは英本土に独軍が上陸したのか。詳しいことはわからないが欧州における情勢が危機的というレベルを超えて絶望的に近い状況になってきているらしい。チャーチルからは救援を乞う電報が矢の催促だ。
とにかく太平洋戦線では攻勢を強めて枢軸軍に対して間接的に圧力をかけ続けるしかない。しかも今までのような迂遠な方法ではなく直接的な方法でだ。サイパンからミクロネシア一帯を攻略し、日本本土と南西太平洋方面との連絡線を遮断した連合軍は、さらに日本軍の心臓部をえぐるべく台湾に上陸した。沖縄・フィリピンの守りを固めていた日本軍だったが、台湾には回す兵力がなかったらしい。台湾全土が無防備状態であった。このチャンスを突いて米海兵旅団(4-6)が上陸作戦を敢行する。護衛兵力は護衛空母1ユニット(6-8-2)である。作戦の重要度から比べると意外な程の小兵力だが、日本軍にそれに対応する術はなかった。

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8Turn(1944年春)

イメージ 19ハルゼー機動部隊が大規模な機動空襲を沖縄に対して実施した。沖縄には日本艦隊の残存部隊が集結している。海上機動戦力を撃破することによって日本軍の反撃兵力を封じておくのがその狙いだ。太平洋艦隊の大部分が参加するその攻撃によって日本海軍は戦艦「長門」、空母「大鳳」「天城」等、残存水上部隊の全てを失った。米軍の損害は正規空母1隻大破(ステップロス)のみ。沖縄空襲は米軍による一方的な勝利に終わった。

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さらに米軍は海兵隊3個師団を以てレイテ島に対する上陸作戦を敢行する。レイテには日本軍第18軍の1個師団(9-12)が守っていた。しかし彼らは連合軍の奇襲を許してアッサリ玉砕。レイテ島は連合軍の支配する所となった。

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この段階で南方と日本本土の連絡線がほぼ断たれた形となり、日本側の勝機がなくなったと判断。両プレイヤー合意の元、ゲーム終了となった。

感想

イメージ 20結論から言えば序盤戦が全てであった。仮に日本軍が序盤にオーソドックスに南方資源地帯を攻めていれば、日本側にも勝機があったと思われる。なんといっても1Turnにカード4枚では戦い様がなかった。資源地帯を押さえていれば1Turnに最低6枚のカードを取得できるので展開は全然違っていただろう。また欧州におけるドイツ軍の勝利を生かしてもっと有利な状況を作り出すことができたであろう。
それにしても欧州戦線での枢軸軍快進撃にはどうしようもなかった。これ程カードが集まることも珍しいが、こればかりはカード運が全てなのでどうしようもない。今回は盤面の状況が比較的有利だったので助かったが、仮に盤面が拮抗している状況で欧州戦線が崩壊したら、連合軍としてはかなり苦しかっただろう。

いずれにしもEoSは面白い。私としてはいつでもプレイしたいゲームである。

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