もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2014年12月

イメージ 1

イメージ 4イメージ 6主題のゲームをソロで試してみました。選んだシナリオは「ポート・モレスピーの戦い(1942年前半)」です。ダイス判定で両軍の登場機種を選択しました。日本海軍は零戦21型(A6M2)が6機、連合軍はP-40が6機とハリケーンが2機です。ちなみにP-40とハリケーンは、本ゲーム上の性能が全く同じです。いくらなんでも・・・、と思わなくはないですが、まあ仕方がない。ついでながらユニットの評価だけならF4FとP-40も全く同じ「顔」。うーん、と唸ってしまいますが、P-40がそれなりに「手強い相手」として評価されている点は好感が持てます。

イメージ 2


イメージ 5細かい経過は省略して結果だけを記すと、日本軍の損害は零戦3機を失い2機が被弾損傷。実に出撃機の8割以上が撃墜破されてしまいました。連合軍の損害はP-40が2機とハリケーン1機の損失。他に被弾損傷が若干。損害で比較するとほぼ同数ですが、登場機数で連合軍側が勝っているため、このシナリオの勝利者は連合軍でした。
こうして書くと日本軍が不利なように思われますが、日本軍としては特殊飛行を駆使してベストポジションからの射撃に徹するのが勝利の秘訣のように思えました。逆に連合軍としては火力と防御力の優位を生かしてヒットエンドラン戦法が宜しいかと思います。うーん、こう書くと何だか雰囲気が出ているかも・・・。

いずれにしても対人戦で試してみないと何とも言えません。

イメージ 3

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

麺屋「空海」は、東京・神奈川地区を中心に展開しているラーメンチェーンです。
先日、その一店舗であるランドマーク店に行きました。

ランチタイムだったのでランチセットを注文。これはラーメン、半餃子、炙り鶏丼のセット。税込で丁度\1000です。

ラーメンはトンコツですが、油濃さはなく少しアッサリしています。なるほど、女性や子供でもこれなら行けそう。麺は太目ですが、スープとの相性良し。餃子と丼も美味しかったです。

麺屋「空海」。お奨めです。

お奨め度★★★★

イメージ 1

Liberty RoadsはWW2におけるヨーロッパ西部の戦いを描いたシミュレーションゲームである。今回、その中で最大のシナリオである「キャンペーン・ゲーム」に挑戦した。これは1944年6月から翌年4月までを全24Turnで扱うシナリオで、D-Day以降の西部戦線をほぼ全域に渡って再現する。

今回私は連合軍を担当した。

6-13Turnの展開-->こちら
1-5Turnの展開-->こちら

14Turn(44年11月)

天候:曇天
イメージ 9先のTurn、陥落させられなかったダンケルクを再度の攻撃により陥落させた。ダンケルクの港湾はこのTurn終了時より稼働を開始する。この結果、連合軍の補給状況はさらに改善された。
そしてこのTurn、 西部戦線最大の港湾都市アントワープ(Antwerpen 3708)に対して英軍3個師団による攻略作戦を発動した。アントワープが陥落し、この港湾が稼働を開始すると、連合軍の補給状態は最良の状態となる。ダンケルク戦に引き続いて重爆撃機による絨毯爆撃を実施。「今度こそ」の思いで攻撃を実施したが、またもやダイス目に恵まれず(あるいは根性なしで)攻略に失敗。あと一歩なのに・・・。"

イメージ 2



15Turn(44年11月)

天候:曇天
戦場はベルギーからオランダ国境に近付いてきた。
ドイツ軍はアルベール運河(Cannel Albert)の地形を利用して二重防衛線を構築。最前線は弱小部隊2~3個のスタックなので防御力6~8程度に過ぎないが、運河の地形効果、さらにはその後方の森林地帯による防御効果も重なって通常の4倍程度の防御力にもなってしまう。さらに後方に予備部隊による2線防御。機甲突破も難しい。

イメージ 3


イメージ 10この鉄壁の防御線に対し、米英連合軍が精鋭12個師団を投入(英6個、米6個)。普通の戦闘ではとても戦闘比が立たないので、+3の強力空軍支援を使って無理やり戦闘比を立てた。
2カ所で仕掛けた攻勢によってなんとかアルベール運河渡河には成功するも、その先には進めなかった。

イメージ 11その南、ザール地方では、ルクセンブルクの南を抜けてメッツ(Metz 3820)を占領。同方面唯一の機甲師団である米第7機甲師団「ラッキーセブンス」(8-7-4)が機甲突破し、ナンシー(Nancy 3822)に布陣する独軍2個師団を包囲する。

アントワープに対して再び英軍が総攻撃。今度は歩兵5個師団を投入して4/1で攻撃するも、まさかの"3"(2D6)が出て失敗に終わってしまう。


16Turn(44年12月)

天候:曇天
イメージ 12冬の曇った空の下、いくつものパラシュートがオランダ上空に花開いた。場所はオランダ中部、アルンヘム(Arnhem 4407)~ナイメーヘン(Nijmegen 4308)街道上。ワ―ル川とアイゼル川に挟まれた平地帯である。ここはベルギーからオランダを経てドイツ本国へ向かう街道の要地。ここを支配することが本大戦の帰趨を決める重要な作戦になるはずだった。
降下を担当するのは英第6空挺師団(4-6-2)。ノルマンディ上陸作戦の初日に降下作戦に失敗して壊滅的な打撃を被った部隊であったが、その後再編成されて、このオランダ戦線に復帰してきたのだ。
英空挺師団は降下の際に対空射撃などでステップロスしてしまうが、降下自体は成功。要点を確保した。

イメージ 5


イメージ 13イメージ 14英空挺師団の降下に合わせて米第2装甲師団「ヘルオンホイール」(10-9-4)を始めとする米軍3個師団(機甲2、歩兵1)が、ナイメーヘン南西に陣取るドイツ第2SS装甲師団「ダスライヒ」(13-12-10)を攻撃する。河川越えのため火力半減の米軍であったが、航空機と重砲支援によって戦闘比を高めて攻撃を実施。攻撃は成功して「ダスライヒ」は壊滅。米軍はナイメーヘンとアルンヘムに至る連絡線を確保した。
その西方セルトーヘンボス('s-Hertogenbosch 4108)でもベテランの米第1歩兵師団「ビックレッドワン」(6-6-3)をはじめとする米軍3個師団(機甲2、歩兵1)が独軍の消耗した歩兵3個師団を攻撃して撃破。その後の突破前進によって米第2機甲師団がアルンヘムに、さらにその北西には米第28歩兵師団「キーストン」(6-6-3)が進出した。

イメージ 4


イメージ 15この一連の戦闘でブリュッセルからアイントホーへェン(Eindhoven 4109)を経てアルンヘムに至る道路網を連合軍が確保した。連合軍はベルギーからオランダを経てドイツ本国に至るハイウェイを得たことになる。
それに対してドイツ軍はオランダ国内の防衛線を失った。オランダに残ったドイツ軍10個師団以上は補給線を断たれて戦闘不能となり、一挙に遊兵下してしまう。

イメージ 6


その後

イメージ 17このTurnの戦闘が本ゲームの帰趨を決定づけた。ドイツ軍は組織だった防衛ラインの構築を半ば諦め、ドイツ本国へ向けた防衛ラインを解放し、残った主力はジークフリートラインとルール工業地帯の死守に絞った布陣に展開した。

イメージ 7


イメージ 16連合軍はほぼ無抵抗でドイツ国内に進入。ルール工業地帯の都市に立てこもるドイツ軍に対して連合軍は1つ1つ攻略していく作戦を行った。河川の多い地形や粘り強いドイツ軍の抵抗に苦しめられる連合軍であったが、所詮は時間の問題であった。連合軍が勝利条件を満足するドイツ国内7都市の占領に成功したのは、最終Turnから1Turn前の第23Turn。実際の時間にすると1945年3月後半のことであった。その後ドイツ国内に米英軍が殺到。勝利条件を満足させた連合軍の勝利によってゲームは終了した。

イメージ 8


感想

イメージ 18ゲーム時間はセットアップを含めて16時間ぐらいであった。2日間例会でプレイして、初日は夜7時過ぎまで、二日目は夕方までに終えることができた。今回は長考型のプレイヤーではなかったので比較的手早く終えることができたと思える。プレイヤーの慣れにも依るが、2日間でフルターンできるかできないかぐらいではないだろうか。1日でプレイする場合は全9TurnのD-Dayシナリオがお奨めだ。

ゲームとしては面白い。先にも書いたが展開が比較的安定しているので安心してプレイできる上、それなりに作戦眼を要求される点も良い。実力差がそれ程出ない作品のように思えるが、キャンペーンゲームとしてはこれぐらいで丁度良いと思う。CRTが2D6なので結果の差が激しいが、それでも「1でAE、6でDE」と言う程極端ではないので気にする程でもない。さらにチットシステムもゲームにアクセントを添えている点も良い。

イメージ 19今回はノルマンディ方面での空挺降下に少し工夫し、6月中にアヴランシュ方面で突破できた。そのためボカージュ地帯で苦しむことはなかった。また突破の過程でドイツ軍の装甲部隊を包囲殲滅できたことがその後の展開を楽にした。
しかし、場合によってはボカージュ突破に史実以上に苦しむ場合もある。そのような場合、ドイツ軍の強力な装甲部隊が丸丸無傷のままセーヌ川に後退する場合もあり、連合軍にとっては史実以上に苦戦を強いられよう。決して連合軍楽勝ゲームでないことはご理解頂きたい。

最後にLiberty Roadsは比較的簡単なルールながら、エッセンスの効いたシステムで西部戦線を再現した好ゲームである。システムにやや癖があるので「慣れ」は必要だが、1~2度のプレイで勘をつかむことができよう。何といってもLiberty Roadsが現時点で最も歴史的に納得できる展開が期待できる作品の1つであることは間違いない。

ウォーゲーム好きなら万人にお奨めできる作品である。

イメージ 20

イメージ 1

電撃戦-グデーリアン回顧録(下)

ハインツ。グデーリアン 本郷健訳 中央公論新社

グデーリアン回顧録の後半戦は装甲兵総監としての立場からみた装甲兵器の発展、参謀総長の立場から見たWW2末期におけるドイツ陸軍の戦いぶり、そして第3帝国の崩壊までを描いている。特に圧巻は戦争末期におけるヒトラーとグデーリアンの対決場面で、本書に記述を借りれば敗戦続きで常軌を逸しつつある総統ヒトラーに対して毅然と振る舞うグデーリアンという構図が面白い。
当事者による著作なので誇張や勘違い等は含まれているとは思うが、それらを加味しても価値ある一冊と言えよう。

お奨め度★★★

イメージ 1

Liberty RoadsはWW2におけるヨーロッパ西部の戦いを描いたシミュレーションゲームである。今回、その中で最大のシナリオである「キャンペーン・ゲーム」に挑戦した。これは1944年6月から翌年4月までを全24Turnで扱うシナリオで、D-Day以降の西部戦線をほぼ全域に渡って再現する。

今回私は連合軍を担当した。

前回までのあらすじ-->こちら

6Turn(44年7月)

天候:雨天
イメージ 12またもや雨である。忌々しい。雨で飛行機が使えないので大人しくする。
ブルターニュ半島の付け根を西に進んだ米軍部隊が大西洋岸に到達。港湾都市ヴァンヌ(Vannes 0712)を無血占領した。またその南東部にある港湾都市ナント(Nantes 1016)に対しては、米第2機甲師団「ヘルオンホイール」(10-9-4)、第83歩兵師団「サンダーボルト」(6-6-3)の攻撃で占領。さらにロワール川を遡ったアンジェ(Augers 1316)を米第4歩兵師団「アイヴィー」が無血占領した。
ブルターニュ半島一帯は連合軍の支配下に落ちて行く。

イメージ 2



7Turn(44年8月)

天候:晴天
天候が回復した。航空機による支援を得た連合軍は、ノルマンディからパリ方面に向けた突破攻勢を開始する。
イメージ 13カーンを起点としてオルヌ川(Orne.R)渡河作戦を成功させたのは英軍の計6個師団(機甲4、歩兵2)。その先鋒である近衛師団(9-7-4)は海岸地帯を東に向かい、セーヌ川河口まで進出した。
その南、アランソン付近から攻勢を開始した米軍部隊は、第4機甲師団「ブレイクスルー」(9-8-4)を主力とする機甲師団1個、歩兵師団2個で攻撃を開始。独軍の装甲カンフグルッペを撃破し、アランソン東方の高地帯に進出した。この攻勢と先の英軍の攻勢によって消耗した独軍10個師団(装甲2、歩兵8)を包囲の輪に閉じ込めた。

大西洋方面では、港湾都市サン・ナゼール(St Nazaire 0815)を連合軍が占領。同地のUボート基地も奪われてしまったヒトラー総統は、またもやご機嫌斜めである。

イメージ 4


そして南フランスで連合軍は第2波上陸作戦を展開する。米仏の歩兵師団4個を投入した第1波攻撃でツーロン港(Toulon 2444)を直接攻撃した連合軍がこれを占領。後続波と併せて米仏連合の機甲師団2、歩兵師団7が南フランス一帯を占領した。

イメージ 3


イメージ 15ドイツではヒトラー総統が度重なる敗北に怒りを露わにして西方総軍司令官を解任。先に解任したルントシュテット将軍を再び西方総軍司令官に復活させる。

8Turn(44年8月)

天候:曇天
イメージ 14英軍がセーヌ川(Seine.R)右岸を東進し、機甲突破セーヌ川を渡河する。先鋒となるポーランド第1機甲師団(10-7-4)がルーアン(Rouen 2311)占領。セーヌ河の渡河点を連合軍が押さえた。
そこから南に下ってルマン(Le Mans 1715)東方では、米軍部隊が空軍の支援なしでドイツ第10SS装甲師団「フルンツベルク」(11-10-3)を攻撃してこれを撃破。米英軍に包囲されたドイツ軍は、このTurnに約半数以上が撃破されてしまう。

イメージ 5


南フランスでは、ツーロンと並んで南フランスでもう一つの重要港湾であるマルセイユ(Marseille 2242)を包囲した米仏連合軍6個師団が4/1攻撃を実施するも、ダイス目に恵まれずに攻撃失敗。マルセイユ要塞はビクともしない。

9Turn(44年8月)

天候:雨天
雨で飛行機が使えないので積極的な攻撃はせず。
英軍はセーヌ川沿いに南下し、その一部である英第4機甲師団(10-7-4)がパリ(Paris 2515他)の一角を占領する。

南フランスではマルセイユが陥落。このTurnの間にマルセイユの港湾が稼働を開始した。ツーロン、マルセイユ両港を稼働状態にした連合軍は、次Turnから補給状態が改善される。

イメージ 6



10Turn(44年9月)

天候:曇天
このTurnから連合軍がボーナスで使える無料の航空支援(ただし晴天又は曇天のみ)が使えなくなる。これまで航空機の圧倒的な威力に依存していた連合軍にとってはやや苦しくなる。

このTurn、英軍を主力としてセーヌ=マリティーム地方の海岸線へ攻撃を実施。主要港湾であるル・アーブル(Le Havre 2010)、ディエップ(Dieppe 1411)を占領した。

一方米軍部隊はパリからセーヌ川沿いに南東方面へ進出。パリに対して南から脅威を加えている。

そしてこのTurn、ファレーズ東方の包囲輪に残っていたドイツ軍に対する掃討作戦が完了した。

イメージ 7



11Turn(44年9月)

天候:曇天
パリで暴動が発生した。暴動の混乱に巻き込まれたドイツ軍は同時にパリ攻撃を開始した米軍部隊に対して碌な対応もできなかった。パリ全域は連合軍の支配する所となる。

イメージ 8



12Turn(44年10月)

天候:曇天
イメージ 16パリを占領した連合軍は、東へ向けて前進を開始する。
英軍はベルギー領内に進攻を開始。シャルルロア(Charieroi 3511)を占領せんと空挺降下した英第1空挺師団「レッドデビルズ」(4-6-2)であったが、降下ダイスに恵まれず降下に失敗。部隊も全滅の憂き目を見ることになる。
また地上からシャルルロアに迫った英軍機甲部隊も5/1攻撃で出目に恵まれずに突破に失敗してしまう。

米軍戦区では、パリ東方のランス(Remis 3511)攻略戦に着手。この攻防戦でランスを占領していた。

南フランスから北上する米仏連合軍は、リヨン(Lyon 2632)まで到達。リヨンを守る独軍師団を6個師団で攻撃するも攻略失敗に終わる。

イメージ 9


このTurnからル・アーブルの港湾が稼働状態となる。

13Turn(44年10月)

天候:曇天
イメージ 17このTurnにシャルルロアを無血占領した連合軍は、ブリュッセル(Bruxelles 3610)南方の荒地帯で機甲突破を仕掛ける。まずナミュール(Namur 3713)では米軍3個機甲師団が攻撃を実施。その北2Hex(3711)では英軍6個師団(機甲4、歩兵2)がやはり攻撃を実施する。さらにナミュール後方では米第17空挺師団が(3-5-2)が空挺降下を実施。ドイツ軍の後方を遮断せんとする。

イメージ 10


米軍側の攻撃はとん挫するも、6個師団を投入した英軍戦区は突破に成功。独軍後方に回り込み、独6個師団を半包囲する。
ドイツ軍は空挺降下した米第17空挺師団に対して反撃を実施。損害を受けた空挺隊員達は後退していく。

その後方ダンケルク(Dunkerque 3107)では、要塞にドイツ軍守備隊に対し、重爆撃機の絨毯爆撃による支援の元、英歩兵師団3個が攻撃を実施。最高比(6/1)による攻撃であったが、出目悪く攻撃に失敗。あと一歩なのに・・・。

イメージ 11


南方はリヨンを落した米仏連合軍。その先鋒であるフランス機甲師団2個が突破挺進した。

↑このページのトップヘ