もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2015年05月

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以前に蒲田餃子"歓迎"を紹介した際、地元の方から頂いた情報に基づいて行ってみました。
蒲田餃子「金春」。
JR蒲田駅からは徒歩10分ほどでどちらかと言えば京急蒲田駅からの方が便利です。それでもJR側から行っても大したことはないのですが・・・。

取りあえず餃子の味を確かめたいと思ったので、焼き餃子と水餃子をそれぞれ1人前ずつ注文しました。料金は\810(税込)です。それぞれ食べてみましたが、これが・・・・、「旨い」。
宇都宮で食べる餃子も旨い店は旨いのですが、ここの餃子は格が違う。箸でつまむと肉汁がジュワーと出てきて、それだけでもう感激モノ。勿論食べてみても激旨でした。焼き餃子、水餃子、どちらが旨いかは難しい所ですが、個人的には水餃子の方が旨かったかな。

餃子も旨かったのですが、餃子以外の中華料理も旨そうだった(他のお客さんが食べているのをチラ見して)ので、機会があれば今度は「餃子+他の料理」でチャレンジしてみたいです。

お奨め度★★★★★

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Naval Anti-Aircraft Guns and Gunnery

Norman Friedman Seaforth Publishing

第2次大戦及びその前後における対空戦闘を扱った書籍である。対空戦闘と一言に言ってもその範囲は広く、戦術、火砲、火器管制、戦闘機誘導等多岐に渡る。本書の主なテーマは火砲による対空戦闘で、火砲の性能と火器管制に多くのページを割いている。特に火器管制についての記述はかなり詳細であり、高速化し益々撃墜困難になってくる航空機に対して、正確な火器管制を行うのが如何に困難かが所々で触れられている。特に厄介なのが急降下爆撃機と特攻機で、前者については地中海で英艦隊がその対応に苦慮し、後者については言うまでもない。対空射撃について体系的に理解するには好適な著作である。
こんなマニアックな洋書が電子書籍で読めるなんて。なんて素敵な世の中なんだ・・・。

ただし・・・、
正直な所、かなり専門的な内容でかつ英語なので、理解するのには苦労した。本当は半分も理解できなかったというのが本音の本音。

お奨め度★★★★

少し前の話になりますが、ゲームマーケットYSGAブースにお越し頂いた皆様。どうもありがとうございました。
個人的にあーいうイベントで何かを売るというのは人生初の体験でしたが、お蔭さまで用意してきたゲームはほぼ完売できました。

で、今回は、売る方ではなく「買う」方での戦果報告です。

Rommel in the Desert (Columbia)

積木ゲームを得意とするコロンビア社の北アフリカ戦線ゲームです。
マップは東はアレキサンドリアから西はエルアゲイラまで。スエズやトリポリは入っていません。1ユニットは師団規模。
補給ルールが特徴的なようですが、ルールはそれほど難しくはなさそう。
機会を見つけてプレイしたいです。

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SLGamer Vol.10

ワンコインで購入可能なゲームつき雑誌。三国志ものと「これ」があったのですが、こちらの方が面白そうだったのでこちらを買いました。
ノルマンディ戦を扱った同一システムのミニゲームが2本入り。その他に雑誌もついているのでお買い得です。

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とある精密空戦ゲームの和訳ルールブックです。
ゲーム名は伏せておきますが、兎に角すごいゲームです。(写真を見れば一目瞭然ですが・・・)
その和訳ですから、兎に角すごいです。

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卓上野球機構公式ルールブック

拙作PFBと同じく現実のプロ野球を舞台としたカードゲームです。
選手1枚が実在の選手1名を表しているのもPFBと同じ。
ルール的にはPFBよりも詳細で、投手・打者共に対左、対右で能力が違っています。またヒットやアウトの場合の打球の飛ぶ方向も選手毎に個性付けされています。その分、プレイ時間はPFBの方が短くて済みそうです。
より細かい野球ゲームを望む向きには良いゲームだと思いました。

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ラーメン青葉は旭川では結構有名なラーメン店。
その系列店が甲府駅前の駅ビルにあると聞いたので、甲府に立ち寄った際に行ってみました。
注文したのはシンプルな玉子ラーメン。醤油味。ゆで卵、チャーシューが入ったシンプルな一品です。
麺の方はそれほど感銘を受けませんでしたが、スープが旨い。透明感があるというかなんというかな感じの美味しいスープでした。

甲府店にはラーメンだけではなく、甲府名物の鳥のモツ煮もあるので、サイドメニューとして如何でしょうか。
お奨め度★★★

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World at Warシリーズは、Lock'n Load社から発売されたゲームシリーズで、1985年前後における戦術レベルでの陸上戦闘を描いた作品群である。1Hexは実際の150m、1Turnは実際の5-15分に相当し、1ユニットは小隊規模の歩兵、戦車、装甲車両等を示している。

本作は複雑な現代戦を扱った作品で、砲兵、化学兵器、多目的誘導砲弾、攻撃ヘリ、航空支援、電子戦、指揮統制といった現代戦特有の様々な事象を再現しながら、基本システムやルールが驚く程シンプルなことに特徴がある。ゲームのエンジンはチットシステムで、フォーメーション(NATOは中隊、WPは大隊)を表すチットを引くと、フォーメーションに所属するユニットが活動(移動又は射撃)できる。射撃システムもシンプルで、攻撃側が射撃力に相当する数のダイスを振り、命中値以上の目を出した数がヒット数になる。撃たれた側はアーマーレベルの数だけダイスを振り、保護値以上の目が出た数だけヒット数を減少させられるというもの。射撃力と命中値、アーマーレベルと保護値の組み合わせでそれぞれの兵器の特徴を表現している。ちなみに歩兵や砲兵の場合、アーマーレベルは設定されておらず、地形別に設定された地形レベルで防御ダイスを振る。


カウンターパンチ(1)

イメージ 19今回、本作をプレイするに際し、プレイヤー3人でフォーメーションを分割してプレイしてみることにした。
最初に選んだシナリオは、Compendium誌Vol.1に掲載されている「カウンターパンチ」。米英連合のNATO軍がソ連軍に対して反撃を行うというものである。登場兵力は、ソ連軍が戦車1個大隊(第1戦車大隊)と機械化1個大隊(第48親衛自動車化狙撃兵大隊)。NATO軍は米軍が戦車1個中隊(チームヤンキー)、英軍が戦車1個中隊(ロイヤル竜騎兵中隊)と機械化歩兵1個小隊(第3クィーンズ連隊の一部)の計3個小隊である、兵力量から言えばソ連軍はNATO軍の約2倍だが、兵器の性能、そして指揮統制でNATOが勝っている。特に指揮統制の違いは顕著で、ソ連軍は各大隊につきチットを1枚ずつなのに対し、NATO軍はそれぞれの中隊が2枚のチットを持っている。単純計算では、NATO軍はソ連軍の2倍動けることになる。
「通常の3倍、ならぬ通常の2倍のスピード」
が文字通り実現できることになる。

今回まずは下名はソ連軍を担当した。

序盤、遠距離射撃戦で英軍のチェレンジャーと米軍のエイブラムスの遠距離射撃を受けて自動車化狙撃兵のBMP小隊5個が瞬時に昇天してしまい、NATO戦車の遠距離射撃力に驚愕したソ連軍。慌てて残った部隊を物陰に後退させる。

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イメージ 13その後NATO軍はソ連軍が立て篭もる市街地に接近。第5Turnの終盤にはチームヤンキーがアンハウゼン(Anhausen)に籠るソ連第1戦車大隊残存部隊を追い詰める。北のイリイチ(irlich)付近に籠るソ連自動車化狙撃兵大隊に対しては、英軍2個中隊がそれを圧迫する。

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イメージ 14しかしそこでソ連軍の反撃が炸裂する。森に潜んでいた狙撃兵達が不用意に森に入ってきたチャレンジャー戦車の小隊に肉薄攻撃を仕掛ける。歩兵の伴わない戦車単独のスタックは、近接突撃に対して驚く程脆い。チャレンジャーは2ユニット撃破、1ユニット大損害という壊滅的な打撃を被り、英ロイヤル竜騎兵中隊は瞬時に壊滅した。
この段階で攻撃力を損失した英軍の投了でゲームは終了。第1戦はソ連軍の勝利に終わる。


カウンターパンチ(2)

立場を入れ替えて今度は下名がNATO軍を指揮してみた。
まず序盤はチームヤンキーの遠距離砲撃が冴えわたり、ソ連第1戦車大隊のT-72中戦車のうち、半個大隊相当を撃破した。

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右翼からはイリイチに籠るソ連自動車化狙撃兵大隊を撃破せんと英軍2個中隊が接近する。エイブラムスよりも強力なチャレンジャー重戦車を英軍は装備している。

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イメージ 15次第に距離を詰めていくNATO軍。しかしソ連軍もさるもの。BMP-2の対戦車ミサイルがNATOの重戦車を狙い撃つ。単独では左程脅威にならない対戦車ミサイルだが、指揮官修正がつくと結構脅威になる。「ダイスを6個振って4以上で命中」。出目が揃えばエイブラムスでもチャレンジャーでも無事では済まない。気が付くとチームヤンキーのエイブラムスはその大半が撃破され、英ロイヤル竜騎兵中隊のチャレンジャーも1/3以上の戦力を失っていた。

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イメージ 16森に取り付いた英クィーンズ連隊の自動車化歩兵が下車戦闘に移る。小隊がスタックして森の中に潜むソ連兵を白兵戦で撃破していく。しかしどうしても数が足りない。英軍の戦車は強力だが、機械化歩兵はそれほどでもない。彼らの輸送車両たるFV432は兵員輸送車、つまり戦場のタクシーに過ぎない。米軍のブラッドレーのように歩兵と同等の近接戦闘能力があれば、歩兵を随伴して掃討戦に加われるのだが。そんなこんなで英機械化歩兵は少しずつソ連軍を食っていったが、その速度はもどかしいほど遅い。

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結局、NATO軍はソ連軍を撃破し切れずに時間切れ。NATO側の敗北が決定した。

熊への挑戦

イメージ 17次に挑戦したのが、Blood and Bridgeのシナリオ7「チャレンジング・ザ・ベア」。毎度おなじみの英軍クィーンズ連隊所属の機械化歩兵中隊と竜騎兵中隊のチャレンジャー戦車がソ連軍1個大隊が守る市街地を奪取するというもの。今回はソ連軍を担当する。麾下の兵力は1個中隊相当のT-80戦車と、2個中隊相当の自動車化狙撃兵からなる混成機械化大隊である。ソ連軍の任務は4つある勝利条件ヘクスの過半数(3個を守り切ることである)。

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イメージ 16攻撃側たるNATO軍は、右翼に機械化歩兵、左翼に戦車を配して接近する。まずは右翼から機械化歩兵が接近してきてソ連軍を挑発するが、ソ連軍は応じない。狙いはあくまでも英重戦車1本。チャレンジャーを撃破して英軍の打撃力を殺げば、元々機械化歩兵が非力な英軍は撤退せざるを得ないはずだ。物陰に隠れて近づいてくるチャレンジャー戦車を狙撃する機会を待つ。

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イメージ 15イメージ 13第4Turn。英戦車が遂に物陰から姿を現した。万を持して待機していたT-80戦車の125mm滑腔砲が火を噴いた。BMP-2からは対戦車ミサイル"AT-4 スピゴット"が飛び出していく。さらに歩兵部隊は"AT-5 スパンドレル"対戦車ミサイルを発射して追い打ちをかける。3個小隊あったチャレンジャー重戦車は十字砲火を浴びて忽ち保有戦車の半数を失った。いかなNATO軍とはいっても、十字砲火に身を晒すのは流石にリスクがやや大きすぎたか・・・・。
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イメージ 18さらに追い打ちをかけるかのように空からは爆弾を満載したSu-25フロッグフットが飛来する。F-15の迎撃、さらにはレイピア地対空ミサイルの迎撃を掻い潜った戦闘爆撃機がチャレンジャー戦車の小隊を攻撃。1個小隊を完全に撃破した。この結果、英重戦車中隊は瞬時に壊滅。突破力を失った英軍は、この時点で作戦遂行を諦めて投了する。

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感想

3シナリオを立て続けにプレイしたが、ここまでの所要時間は約6時間であった。1シナリオあたりのプレイ時間は約2時間。実質的には2時間弱でプレイできるだろう。もう少し大きなシナリオでも4時間もあれば終わるのではないだろうか。

システムはシンプルでわかりやすい。チット引きと移動、射撃の組み合わせで、そこに突撃戦闘が加わる。基本はそれだけなのだが、他に間接射撃、毒ガス攻撃、攻撃ヘリコプター、航空支援など一通りルールが揃っている。登場する国籍も米、ソ、西独、英、仏と言った主要国以外に、オランダ、スウェーデンといった諸国もユニット化されている。簡単なルールながらユニットの特徴も上手くデータ化されており、先に述べたブラッドレー歩兵戦闘車の有効性やチャレンジャー戦車の頑丈さ等も無理なく表現されている。ちなみにエイブラムスは、火力、装甲ともチャレンジャーよりも見劣りする。

簡単なルールで複雑な現在戦を上手く再現した秀作だ。次はもう少し大規模なシナリオに挑戦してみたい。

P.S. 本作の姉妹編でWW2を扱った"Nations at War"も興味がある。

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