もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2015年12月

今年もあとわずかです。今年も色々なゲームをプレイしました。
例年通り年始にたてた目標に対して、達成度はどうだったのか。
振り返ってみます。

1.目標達成度

まずは「年始に立てた目標」の達成状況はどうだったでしょうか?。

2015年の目標は-->(こちら)

優先度A

(1) 英文戦史の読破(10冊以上、大版1冊含む、目標12冊)
(2) 新作ゲームのデザイン
(3) 現代戦ゲームの大型キャンペーンシナリオを1つ以上完遂する
(4) 太平洋戦争大型キャンペーンゲームを1作品以上プレイする

これは(1)(3)は達成しました。(2)はまたもやダメでした。(4)もダメ。
達成率は50%でした。
(3)はAgean Strikeです。

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優先度B

(1) 未プレイの現代戦ゲーム3作品以上(作戦級の陸戦は除く)プレイする
(2) 陸戦作戦級ゲームを3作品以上マスターする(WW2又は現代戦)
(3) WW2海空戦ゲーム2作品以上プレイする(内1作品は初プレイ)
(4) プレWW2作品を2作品以上プレイする(内1作品は初プレイ)
(5) 有効プレイ率2.5以上
(6) VASSALによる通信対戦を3ゲーム以上プレイする
(7) ゲームの和訳を1本以上作成する
(8) 電脳ゲーム1作品以上マスターする
(9) VASSALモジュール1本以上作成
(10) 「ソロモン夜襲戦」VASSAL版完成

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上記のうち(9)(10)が未達です。達成率は80%でした。
(1)はWorld at War、Air Power、Flight Leader等です。
(2)は独ソ戦2、激闘スモレンスク攻防戦、Ukraine'43等です。
(3)は決戦聯合艦隊、ソロモン夜襲戦
(4)は真田軍記、姉萌え、国内戦役1814等です。
(6)はEmpire of the Sun、Ukraine'43、AirPowerです。AirPowerは中途で止まっていますが、ここはやや甘めに採点して・・・。
(7)はAgesan Strike、World at Warです
(8)はジェネラルサポートの「空母戦記2」です。

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優先度C

(1) COINシリーズマスター
(2) OCS又はGCACWシリーズのマスターー
(3) Zero!(GMT)のキャンペーンシナリオをプレイする
(4) 関西地区で4回以上
(5) PFB2015の年内完成

(2)(4)(5)は達成しました。達成率60%です

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[全体としては達成率66%。昨年から13ポイントのダウンしました。優先度Aを2つも落したのが痛かったです。
来年は80%以上復活を狙います。

それでは、皆様、良いお年を。

2014年は酷い1年でしたが、2015年はどうだったでしょうか。
取りあえず年始に立てた主要目標の達成状況について振り返ってみます。

1~2月

・山スキーを2回以上 --> 未達
・蔵王又は八甲田山で樹氷を見る(2月) --> 未達

3月

・丹沢、塔ヶ岳に登る --> 未達だが大山に登った。

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4-6月

・神津島、天上山に登る --> 未達
・九州の山に登る --> 雲仙に再登頂した

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6月

・礼文島でトレッキング --> 7月に実施

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7月

・岩手山に登る --> 未達
・石狩岳に登る --> 未達
その代わり仙ノ倉に登った

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8月

・空木岳に登る --> 未達
・鳳凰山に登る --> 達成

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9月

・大雪には2回以上登り、そのうち1回は縦走コースを歩く --> 大雪には2回登ったが縦走は断念した。

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10月

・裏剣、槍沢又は妙高山に登る --> 未達、その代わり雄阿寒岳を制覇

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11月

・英彦山(九州)で紅葉を見る --> 未達
・どこかの低山で紅葉を見る --> 大山に登った

12月

・六甲山に登る --> 8月に達成


まとめると、目標15件に対して達成4、部分達成4、未達7で達成率はどうみても50%以下。
これは酷い。
来年出直します。

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ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>

多田将 イースト新書

タイトル通り核兵器について純粋に物理学の立場から論じた著作。専門的な内容を扱っているにも関わらず可能な限り平易に書こうとしているので、難しい原子物理学に関する著作にも関わらず、読み通すのが左程困難ではない。1~2時間程度で読み通せるだろう。ただ核兵器という重いテーマを扱っているので、内容の凄さに時々クラクラする思いを感じることがあった。特に中性子爆弾に関する記述は、(事実を淡淡と記しているだけでも)寒気を覚えた。
読み物としてはそこそこ面白く、また核兵器という「身近な」(?)テーマを扱った著作なので、一読をお奨めしたい。

お奨め度★★★

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大分市内の郷土料理店です。これまで何度か店の前まで行ったことはあるのですが、定休日だったり、逆に満員で入れなかったりして、一度も店内に入ったことはありませんでした。

今回は旅行前に万全を期して予約して席を確保しておきました。

注文したのは\3300のコース料理。生ビール一杯とお通しをつけて\4000強(税込)でした。
大分の郷土料理ということで、関サバ、関アジは勿論(写真4枚目)、とり天(写真5枚目)、だご汁(写真6枚目)といった定番料理が出てきました。さすがに関サバ、関アジは美味しかったです。

3枚目の写真は琉球という大分独特の魚料理で、醤油ベースのタレに漬け込んだ刺身料理です。タレの味が魚とよく絡まって独特の食感がありました。お奨めです。

全体的には可もなく不可もなくといった所ですが、大分の美味しい料理を一通り堪能できるので、そういった意味ではお奨めできる店です。

お奨め度★★★

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GMT社のUkraine'43の第2版をプレイしてみた。今回はドイツ軍を担当し、2日間にかけてキャンペーンシナリオに挑戦してみた。


14Turn(43/10/06)

天候=雨
イメージ 3またもや雨が降った。しかし雨の中、ソ連軍はポルタワに向けた決死の攻撃が続く。ソ連第5戦車軍その他の部隊が3面からポルタワに肉薄。1-1の戦闘比から雨、陣地により2シフトダウン。砲兵2個を投入して2シフトアップ。出目が"6"で結果はA1/D1。マンシュタインの振り直しを要求したが、今度は出目が"4"で結果はA1/DR。突撃砲大隊(2-2-7)をリードユニットにして死守を試みるも、出目"1"で失敗。ポルタワは遂に陥落した。
このTurn、ドイツ軍はパブログラード(Pavlograd 4123)も放棄したため、ソ連軍は2VPを獲得。VPの合計は16となり、ソ連軍サドンデスの可能性はやや遠ざかった。

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Turn終了時のVP=16(20)


15Turn(43/10/11)

イメージ 4ポルタワ西方でソ連軍が活発な行動を開始した。ソ連第5親衛戦車軍の攻撃を受けてドイツ第10装甲擲弾兵師団(6-7-7)と第101猟兵師団(5-6-5)が撃破されて後退した。
しかしこのTurnのソ連軍Turn終了時点で次Turnで勝利得点を1点獲得するのは困難と判断。可能性から言えばザポロジェダムか、あるいは(可能性は非常に小さいものの)ドニエプルペトロフスク(Dnepropetrovsk 3724)を占領できる可能性はあった。しかしその可能性は非常に低いということで両プレイヤーが合意し、ここでゲーム終了とした。

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Turn終了時のVP=16(21)


感想

イメージ 5苦しいと言われているドイツ軍で勝てたので満足である。序盤のドンバス防衛戦が比較的上手く行ったのでVPを回すのが楽になった。逆にソ連軍としてはサドンデスラインに追われるような戦いになったので、苦しかったと思う。
ドイツ軍もミスがいくつかあったが、いずれも致命的なミスにならなかったので良かったと思う。

イメージ 6途中でも書いたが、ドンバスで守っていて、ポルタワにソ連軍が攻めかかってきた時には、戦線が伸びきっていてきつかった。露骨に後退すると勿体し、相手にこちらの後退意図を悟られてしまうので、徐々に兵力を減らしつつ後退させていったが、さてさてどうだったものか。今回はソ連軍がVPサドンデスに苦しんでいたので陣地化された都市部に直接攻めてくれて助かった。しかしソ連のVPラインに余裕があると、ドンバスとドニエプル川の間を突破することで、ドイツ第6軍、第1装甲軍を片翼包囲することも夢ではない。そうならないためにはドイツ軍としてはドンバスを放棄して撤退せざるを得ず、ソ連軍としては労せずにドンバス一帯を手中に収めることができよう。そう言った意味では、序盤のソ連軍はやはり果敢な攻撃が必要であり、損害を恐れずVPラインをクリアしていく必要があると感じた。VPラインをクリアし続けることで自らの作戦自由度が増すと共に、相手の作戦自由度を奪うことができると思う。

イメージ 7ドイツ軍の立場から言えば、ハリコフ等の超重要拠点以外で都市の守備兵力に装甲部隊を使うのは良策ではないように思えてきた。確かにSS装甲師団のエリート修正は都市の防御力を高めてくれよう。その結果、都市を攻撃するソ連軍は攻略戦に苦労することになるだろう。しかし包囲された都市はいずれは落ちる。都市を守りきるためには、その後方連絡線を堅持しなければ無理なのだ。後方連絡線を守るためには、敵の突出部隊を叩く機動打撃兵力が必須である。そしてSS装甲師団はその機動打撃兵力の中核となる戦力になるのだ。
イメージ 10そう考えると都市部を装甲部隊で守るという選択肢は条件をつけて考えるのが良いように思う。すなわち都市への後方連絡線が確保されている間は守備兵力として装甲部隊を使うのは良い。しかし後方連絡線が遮断される直前に装甲部隊を後方に逃がし、歩兵のみによる防衛に方針を転換すべきだと思う。このあたり、撤退時期の見極めが難しいが、「まだ後方への撤退が可能なギリギリのタイミング」ということになろう。

イメージ 8ドイツ軍の機動反撃については、所謂「キラースタック」を作るのが有効だと感じた。装甲3個師団+重戦車大隊。これで攻撃力30以上を確保する。これで平地の敵に対しては通常で4:1以上、相手が戦車軍の場合でも3:1は確保できる。初期攻撃時にはキラースタック以外の兵力も加わるので5:1を確保し、機動襲撃で3:1での襲撃を実施すれば、戦車軍を含めた敵2個スタック以上を戦闘不能に持っていける。死守に成功されればどうしようもないが、初期攻撃で5:1を確保しておけば最初に躓くことはない。機動強襲途中での相手の死守は、たとえそれが成功したとしても、相手に余分に1ステップ損害を与えたということで良しとしよう。あと機動強襲中にキラースタックが被るであろう損害については、リスクの一部として割り切るべきだ。装甲ステップは確かに貴重だが、それと同様に歩兵ステップも貴重なのだ。装甲ステップと歩兵ステップの価値の違いに拘って機動反撃部隊の衝撃力を殺ぐよりは、装甲ステップの損害をリスクと割り切って機動反撃力を発揮した方が良いと思う。

イメージ 9そしてドイツ軍の機動反撃だが、所謂「三矢サイダーアタック」(相手をZOCボンドで囲んで退路を断って殺す)は、慎重に考えて実施した方が良い。チャンスだと思って安易に行うと、包囲されている相手を殺しきれに逆に包囲を仕掛けたこちらの機動部隊が逆包囲で殲滅されることになってしまう。兵力に余裕のあるソ連軍は「相互交換上等」でどんどん包囲を仕掛けていって構わないと思うが、ドイツ軍の場合は自軍兵力の消耗を招くような作戦は慎むべきだろう。「三矢サイダーアタック」は、(1)相手の残りが1ステップの場合(相手は絶対に消える)、又は(2)包囲を形成する友軍部隊全ての後退路が確保されている場合、のいずれかが成立する場合に限るべきだと思う。無論、常に「三矢サイダーアタック」の可能性を見せておいて、相手に脅威を与え続けることは重要であるが・・・。

その他、細かい点だが、今回気がついた点をいくつか列挙したい。
(1) Auto DSには気をつけよう。2面攻撃の可能性がある場合は最低6~7防御力、3面攻撃の場合は8~9防御力は欲しい。今回は致命的な問題にはならなかったが、結構ヤバイ場面はいくつかあった。
(2) マンシュタインのダイス修正は使う時に使うべき。
(3) 挟まれても諦めない。戦闘結果で失うのは1ステップだけなので、後退路さえ残っていれば、なんとかなる。

最後に今回2日間に渡ってお相手頂いた対戦相手氏には、心からお礼を申し上げたい。

おまけ

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図-1 両軍の保有ステップ数と戦力比

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図-2 両軍の損害

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図-3 原因別損失ステップ数

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