もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2016年11月

イメージ 13

戦国時代の雄、朝倉氏。織田信長との戦いに敗れて壊滅したことは、戦国時代に少しでも興味のある人達にとっては常識と言って良い。その朝倉氏が本拠地を構えたのが福井市中心部から東へ約10km内陸に入った一乗谷である。今回紹介する一乗谷朝倉氏遺跡は、その一乗谷を現在に伝えるものである。

駐車場に車を停めてまずはぐるっと1周。思いのほか大きな遺跡にまずびっくり。唐門や朝倉館跡等を回りながら当時の面影を偲ぶ。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 7

イメージ 8


続いて入場料を支払って復元した街並みを見学する。単純に当時の街並みを再現するだけではなく、一乗谷の住人に扮したスタッフが寸劇を繰り広げたり野菜などを売っていたりして非常に面白い。

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6


最後に回ったのは庭園跡。諏訪館跡庭園などはかなり綺麗に復元されており、完成された室町様式の庭園を今に伝えている。

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12


全体として見所が多く、じっくり回ると1時間は優に超えそうな勢いであった。今回は車で訪問したが、バス路線も通じているので、機会を見つけて再度訪れてみたい場所である。

イメージ 1

イメージ 2

藤沢駅北口から左手の方角に歩いて5分ほどの場所にあるラーメン屋さんです。
道路の向こう側には強敵「松壱家」があり、苦戦を強いられそうですが、案外善戦しています。
私も「松壱家」びいきなのでこれまではスルーしていたのですが、先日立ち寄ってみると、意外と旨かった。
ラーメンは基本的に博多系ですが、トンコツスープはやや家系っぽい感じもします。
麺の硬さは7段階ぐらいあり、基本的には固い方に偏っています。
硬めの麺とトンコツスープとの相性は抜群。コクのある味ですが、クド過ぎない。良いスープです。

ウチの近所の中ではお奨めのラーメン屋さんです。

お奨め度★★★

イメージ 9年に1度のウォーゲーマーの祭典「猿遊会」。今年も数十名のゲーマーがタワーホール船堀に会しました。
計2日間の開催予定でしたが、私は仕事の都合で1日のみの参加としました。プレイしたゲームは「ラコックの陰謀」(TDF)。アニメ「太陽の牙ダグラム」をテーマとした戦略級シミュレーションゲームです。私は反乱軍(つまり主人公側)を担当しました。

前回まで-->こちら

20Turn

イメージ 10解放軍は、「ダグラム」と「ヘイスティ」「ブロックヘッド」等計6ユニットのCBAと歩兵部隊多数を率いてドガ西方のスタンレー高地へ攻め込んだ。それに対する連邦軍は、精鋭24部隊の「コーチマSP」、第6軍所属の「ビックフット」等、計6ユニットのCBAで迎え撃つ。兵力に勝る解放軍は、ここで一気に連邦軍を叩きたかった。しかしここで連邦軍は奮戦し、最新の「ヘイスティ」を含む5ユニットものCBAを撃破した。連邦軍の損害はCBAが3ユニット。この「スタンレーの戦い」は連邦軍の勝利に終わった。

イメージ 1


21Turn

連邦軍はスタンレーにおける勝利を受けて新たな作戦に着手した。海上からドガ市に対する侵攻作戦を敢行したのである。ドガ市の守備隊は微弱であったので同市は連邦軍CBA隊の支配する所となった。

イメージ 2


22-25Turn

イメージ 11上陸してきた連邦軍を撃破すべく、パルミナ大陸では解放軍がCBA部隊の再編成を進めた。計9ユニットまで強化された「ヘイスティ」隊は、ダグラムと共同で上陸してきた連邦軍の排除に努める。またそれを支援するため、解放軍歩兵部隊が首都大陸に対して逆進攻し、交通の要所たるサンドレアを押さえた。サンドレアを奪い返さない限り連邦軍がパルミナ大陸へ増援部隊を迅速に送り込む術はない。

イメージ 3


西から迫ってきた「ダグラム」がドガ市を奪回し、「ヘイスティ」の大部隊がアンディ鉱山へ連邦軍を追い詰めた。

イメージ 4


26-30Turn

このままではモグラ叩きである。確かに個別の戦闘には勝ち続けている解放軍であったが、連邦軍の兵力が原則として減らない(撃破されても補充で確実に戻って来る)ので、戦い続けるだけでは光明は見えない。何としても支配域を広げて解放軍の存在をデロイア全土に広げなければならない。そのためには現在解放軍がほぼ支配を確立しているパルミナ大陸の支配権は確実に確保する一方、デロイアの首都カーディナルを速やかに占領する必要があり。

イメージ 5


イメージ 11まず解放軍は、パルミナ大陸の完全支配を実現すべく、パルミナ大陸西端にある港湾都市ガーランドに対して「ヘイスティ」の部隊が強襲上陸を敢行する。兵力はほぼ互角か、むしろ連邦軍の方がやや勝っていたが、解放軍は新たに解放軍参謀に就任したザルツェフの指揮とJロックの救援によって連邦軍を翻弄し、ガーランドを押さえた。

イメージ 6

イメージ 7


こうしてに順調に作戦を進めている解放軍であったが、情勢は予断を許さない。危篤状態であったドナンカシムが遂に死亡し、さらにフォンシュタインの突然の事故死?によってデロイア自治州における支配権を確立したラコックが、いよいよその辣腕を発揮し始めた。水面下では解放軍のカルメル一派との和平交渉を開始し、地球からは第6軍を呼び寄せ始めた。
急がねばならない。

イメージ 9「ダグラム」を含む3ユニットのCBAはドガを出航。連邦軍補給線上の要域サンドレアに強襲作戦を敢行した。ほぼ時を同じくしてデロイアで第2の反乱が発生し、サンドレアを守る連邦軍の一部が解放軍に寝返った。こうしてサンドレアを支配し、さらにカーディナルを伺う解放軍。

イメージ 8


しかし時すでに遅かった。カルメル陣営と和平交渉を進めてきたラコックは、遂にカルメル陣営との間に和平協定に漕ぎ着けた。解放軍主戦派のサマリン博士はカルメル一派によって軟禁状態となっていた。ラコックは腐れ縁のデスタンの凶弾を辛くも躱し、この戦争を有利な形で終わらせることができた。

結果:連邦軍の勝利

感想

イメージ 14結果的には敗北したが、最後までプレイできて大満足である。「ラコック暗殺」には失敗したが、今回のデスタンポイントは7ポイントしか溜まっていなかったので、暗殺失敗は致し方がない。4D6で7以下というのは確率的にはかなり厳しいのだから。

細かい点では反省点の多いプレイであり、ベストプレイとは言い難い状況であった。

・「ダグラム」のパルミナ渡航が3Turn遅れた。そのため、全体スケジュールも遅れが出た。
・「人民解放政府樹立」「アイアンフット社の協力」は1~2Turn前倒しに出来た可能性がある。少なくとも可能性のある段階でデッキに組んでおくべきであった。
・「ドナンカシムの危篤」を後回しにしたのは失敗であった。「ドナンカシムの危篤」は早めに使うべきであった。このために第6軍の早期投入を許すことになり、力押しが出来なかった。

その他にも細かいミスは多かったと思う。

イメージ 15特に終盤の戦略について甘さが目立った。本作に関するカード戦略については、以前にこちらの記事にも書いたが、基本的な線では間違っていなかったと思う。ただし終盤の戦略について少し詰めが甘かったので再度検討してみたい。
まず連邦軍の勝ち筋だが、軍事力で解放軍を潰すのは難しい(第6軍が完全登場すれば勝ち目が出てくるか)ので、「77.和平交渉開始」で逃げを図ることになる。これを成功させるためには、カルメルボックスに16p以上蓄積する必要がある。それなりに困難ではあるが、不可能ではない。時間をかければ確実に達成できる。解放軍としては和平工作が成立する前に軍事的に勝利を収めたい所だが、相手がある話なのでそんなにはうまく行かない。そこでカルメルボックスの溜まり具合を見乍ら、対策を立てることになる。
まずは「14.デスタンの狂気」である。これによってデスタンボックスにチットを貯めていく。次に「34.ラコック暗殺」である。デスタンボックスのチット数が3枚以上になったら「34.ラコック暗殺」をデッキに組んでおく。そして常にスタンバイしておき、「和平交渉開始」が出てきたらすかさず「ラコック暗殺」でリアクションできるようにすること。4d6の目がデスタンボックスのポイント数以下なら「ラコック暗殺」が成立して解放軍の勝利でゲームが終了する(史実通りの結果)。そのためにもデスタンボックスのポイント数が重要になってくる。

おまけ

イメージ 12今回のプレイでは少なくとも2個所でルールミスをしていた。1つはカード「19.ネルオーダー社の援助」の使い方。これは毎Turnの武装フェイズにチット1枚分の武装ポイントが得られるという解放軍にとっては力強いカードだが、「56.ボナール財界の圧力」がプレイされた時点で廃棄される。にも関わらず今回のプレイでは終盤のプレイで使っていた。その分、解放軍側の軍事力が強化されることになった。

イメージ 13逆に解放軍が不利なルールミスは、アイアンフット社の二足CBA「ヘイスティ」の扱い。「30.アイアンフット社の協力」をプレイすると解放軍は強力なCBAである「ヘイスティ」を配備できるようになる。この時、既に連邦軍が「ヘイスティ」を配備していた場合、戦闘の結果除去された連邦軍の「ヘイスティ」は「ラウンドフェイサー」と交換になる、というルールがあった。このルールを適用しなかったため、解放軍はCBA戦力を一定以上に強化できなかった。

次回はこのあたりをミスしないようにしたい。

;
イメージ 16
この男がデロイアの未来を決定する。
太陽の牙ダグラム メモリアルブック
Get truth 太陽の牙ダグラム(1) (ビッグコミックススペシャル)
Get truth 太陽の牙ダグラム(2) (ビッグコミックススペシャル)
Get truth 太陽の牙ダグラム(3) (ビッグコミックススペシャル)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

こちらも荒島岳に登ったに立ち寄った場所です。大野市街の中心地にある小高い丘の上に築かれた城郭なので、遠方からも良く見えます。何でも「天空の城」と呼ばれているとか何とか・・・。ただ、兵庫の竹田城に比べると、地表からの高さが低いので、スケール感が小さい事は否めません。

城の下にはいくつかの駐車場があり、そこから石段を使って上まで登ります。石段の数を数えたのですが、天守閣の入り口までの段数が333段ありました(もう少し多かったかもしれない)。確かモグラ駅で有名な土合駅の地下ホームから地上に出る階段が500段弱だったので、それに近い段差になります。

はあはあ言いながら登りきった所が大野城。やや小ぶりな天守閣や石垣、城門等があり、最後の砦といった様相を見せています。眼下には大野市街と先程登ってきた荒島岳の姿が見える景勝地です。

イメージ 1

アメリカの航空母艦

平野鉄雄 大日本絵画

タイトル通りアメリカの航空母艦についての著作である。扱っているのはWW2に関係した空母までで、ミッドウェー級とサイパン級がギリギリ入っている。内容的にはイラストと解説による米空母解説本で、以前に出版されていた森恒英氏の軍艦メカニズム図鑑に似ている。米空母について各種装備や塗装、さらには運用についても触れているので内容的にはそこそこ豊富である。とはいえ、イラスト中心の著作なので、読み終えるのにはそれほど時間を要さない(2時間程度)。
本書で興味深いのは、米空母について日本空母と比較する形で記載されている点だ。本書を読むと米空母の優れた点や逆に日本空母の劣っていた点が良くわかる。視点を変えれば「米空母マンセー」的な記載にも取れるが、実戦における日米空母の状況を振り返ってみると、本書の指摘が的を得ていることが理解できる。個人的には爆弾用エレベーターの配置やガソリン庫の処理について日米の差が出ていて面白かった。
難点といえば、この会社の本でいつものことだが、値段が高いことだろうか。

お奨め度★★★★

↑このページのトップヘ