もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2017年03月

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JR釧網線にはマニア心をくすぐる面白い駅が多い。以前に紹介した止別もそうだが、この北浜駅もそんな駅の一つだ。
北浜と言えば、大阪出身者は京阪電車と地下鉄堺筋線が交差している大阪の中心地北浜駅を思い浮かべるが、こちらの北浜駅は大阪の北浜駅とは全く異なった雰囲気の駅だ。大阪の北浜がビル街の真ん中にある地下駅なのに対し、こちらはオホーツク海に面した小さな集落の無人駅。駅の近くにコンビニとガソリンスタンドがあるのが、僅かに人が住んでいることをアピールしている。目の前には雄大なオホーツク海。冬になると流氷を間近で見ることもできる。

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この駅の名物は喫茶店「停車場」。駅舎を改造した小さなお店だが、そこそこ人気があるようで、休日になると待ち行列が出来ることもある。メニューは軽食と喫茶で、軽食といってもラーメンやピラフ、パスタといったそれなりの料理を用意してくれる。喫茶の方はコーヒー、紅茶等とケーキ類だ。

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私はケーキセットを注文した。ガトーショコラと飲み物のセットで、値段は680円。苦味の利いたチョコレートケーキと甘いクリームとの組み合わせが絶品であった。またケーキも冷めていなくて暖かい。コーヒーの渋い味との相性も良く、気持ちの良い時間を過ごすことができた。

お奨め度★★★


そういえば、この冬、釧網線に「オホーツク流氷物語」という観光列車が走っているそうだ。観光列車好きの私としては、どんなものが見てみたいので列車の到着時間に合わせて駅に行ってみた。期待の観光列車は、なんとまぁ、キハ54とキハ40の2両編成。内装は殆ど手を入れておらず、キハ54のシートが転換式クロスシートに代わっていたぐらいか。車内には一応売り子さんが乗務していたが、男子学生のアルバイトか地元のおばちゃんか、といった感じで華やかさはなかった。いかにもJR北海道のやる気のなさを表しているような観光列車で、地元の人も「あれじゃぁねぇ」と嘆いていた。

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珊瑚海海戦のテストプレイについてMust Attackで紹介した際、
「艦艇を対空戦闘の行う度に戦術マップに並べるのは面倒ではないか」
という意見が提示された。

考えてみれば、確かに艦隊シートの艦艇を戦術シートに並べて、戦闘が終わってまた艦隊シートに戻すのは面倒といえば面倒。余計な手順であることは間違いない。

そこで戦術マップを使わない方法を検討してみた。

まず戦術マップの代わりに「艦隊カード」を使う。「艦隊シート」にしないのは、戦闘の毎に艦隊シートを相手に公開すると、戦闘に関係ない艦隊の編制もバレてしまうためだ。「艦隊カード」方式にして、戦闘に関係する艦隊のみを公開する方法としたい。

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戦闘の解決方法は戦術マップの場合と同じ。ただし対空射撃のルールは戦術マップを使用しないので、少し変更する。

 (1) 艦隊を「スクリーン」と「コア」に分ける。その時、「スクリーン」の隻数は「コア」の隻数+6以下でなければならない。例:コアが2隻なら、スクリーンは8隻以下
 (2) 航空攻撃を受けた場合、狙われた艦が対空火力の2倍で射撃できる点は戦術マップ使用時と同じ。
 (3) 自艦が攻撃目標にならなかった場合、自身の対空火力を他艦に提供できる点も戦術マップ使用時と同じ。
 (4) 1つの攻撃に対して支援可能な艦数は以下の通り定められている。
  (a) 目標が「コア」の場合、支援可能な艦数は6隻で、そのうち「コア」は1隻以下
  (b) 目標が「スクリーン」の場合は、支援可能か関数は4隻で、そのうち「コア」は1隻以下
  (c) 攻撃目標が日本艦の場合、支援可能な艦数は、それぞれ4隻、2隻に減少する。いずれも「コア」は1隻以下。
 (5) 上記全ての場合において、耐久力2以下の艦船(駆逐艦等)は0.5隻としてカウントする。

例えば、珊瑚海海戦時の米機動部隊の場合、空母2、重巡5、駆逐艦8の計15隻だが、駆逐艦は0.5隻としてカウントするので、艦隊編成上は11隻となる。スクリーンはコア+6隻以下なので、コアは最低3隻必要(2隻ならスクリーンが8隻までなので計10隻になる)。コア3隻、スクリーン8隻という編制が可能だ。
例えば空母2隻と重巡1隻をコアに配置し、重巡4隻、駆逐艦8隻(4隻相当になる)をスクリーンに配置しよう。
この編制なら、コアの艦が狙われた場合は自艦の他に6隻が支援射撃してくれる。スクリーンが狙われた場合は4隻だ。

このルールの良い点は、先にも書いた通り、一々戦術マップに移す手間が省ける点。それと日米の対空戦闘に関するドクトリンの違いが比較的容易に再現できる点にある。
逆にやや不自然な点として、支援射撃を実施する艦を艦隊側プレイヤーが選択できるので、常に最強艦が対空戦闘を行うことになる。攻撃側は最強艦を避ける選択肢がある筈なので、少し変な気はするが、防御側も敵の脅威軸に合わせて防空火力の優れた艦を配置するので、それほど変ではない。

ルールが多いのでプレイする際に戸惑うかもしれない。ルールの意図が理解できなければ、納得を得られない危険性もある。しかし対空戦闘が簡便となる効果は大きい、のだろうか・・・。

P.S. 艦隊カード方式を止めて通常の艦隊シートに戻そうとも考えている。この場合、艦隊シートから戦術マップへ移す作業は発生するが、戦術マップ上に一々並べるわけでもないので、負荷は左程かからない。艦隊カード方式と殆ど負荷は変わらず、しかもコスト面でも有利だと思うのだが、如何だろうか。

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鶴雅グループは、道東から道南一帯に温泉旅館を展開しているホテルチェーンです。
このサロマ湖鶴雅リゾートも鶴雅グループに属するサロマ湖畔のホテルで、その温泉施設は夕方までは日帰り入浴可能です。

先日道東を旅行した際、立ち寄りました。


入浴料926円の所を、割引カードを使って500円で入浴。
内部は内湯、露天風呂、サウナと一通りそろっていました。

泉質は無色透明ですが、すべすべ感があり、風呂から上がった後もホカホカした感じが残りました。このサロマ湖温泉と言い、以前に紹介した女満別温泉といい、網走周辺には魅力的な温泉が多いです。

お奨め度★★★★

今回は連続2日間の大型例会。やはり大型例会は良いですね。特に第1日目は気持ちに凄く余裕がある。
プレイしたゲームは以下の通りです。

ラコックの陰謀(TDF)

解放軍でなかなか勝てないので、何とか解放軍で勝筋を見つけるべく日夜奮闘中。詳細は別記事にて。

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賤ヶ岳戦役(GJ#38)

こちらは順当に羽柴方を担当して勝っても良かったのですが、不利と言われる反羽柴方で勝ちたかったので、反羽柴を担当しました。結果は中盤まで持たずにサドンデス負け。羽柴方に伊勢方面の城を次々と落され、最後は滝川一益が羽柴兄弟の連続攻撃を受けて壊滅です。敗因としては、柴田方が冬季出陣で大損耗してしまい、その回復で時間を要したこと。滝川一益が調子ぶっこいて長島から桑名に出て来たので、そこを羽柴兄弟に突かれたことかな。あとは羽柴陣営の活性化ダイスが結構走っていて、丹羽長秀、筒井順慶、池田恒興が結構早く出陣してきたことかな。うーん、なんとか反羽柴陣営で勝筋を見つけたいのですが・・・。

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信長後継者戦争(GJ#48)

ここからは2日目。参加者が昨日の4名から3名に減少しました。
まず最初にプレイしたのは「信長後継者戦争」。GMT社のサクセサーズを元に本能寺変後の信長後継者戦争を扱う異色作。対応プレイヤーが3人ということで選択しました。
ヘクスマップに比べるとP2Pのマップは見た目は派手でかつ機能的に思えます。しかし斬新過ぎるシステムになかなかプレイヤーが馴染めず、セットアップとルール説明で一苦労。漸く陣営が決まり、「では始めましょう」ということでゲームスタート。私は、柴田勝家、上杉景勝、滝川一益、織田信雄を担当しました。

最初は明智陣営が謀反人、国力に勝る羽柴陣営が天下人ということで、両者に対しては攻撃の大義名分が立ちますが、我が柴田連合はそのいずれにも属さず、自由な攻撃権があります。とはいっても国境線に展開する中立大名は大義によって守られているので攻撃できず、自然と進撃路は限られてきます。琵琶湖に進出して謀反人明智光秀を討とうとしますが、何故か上手くいかない。上野に進出していた滝川一益が武蔵国を席巻し、北条から武蔵を奪いました。
そうこうしている間に「清州会議」開催となり、明智光秀に対する大義も失われたため、明智と同盟関係にある北条に対する攻撃の大義も失われてしまいました(明智光秀から謀反人のレッテルが取り除かれる)。国境線を押さえられた我々は、その代わりに独立勢力を使って北条領を侵食します。すなわち佐竹、里見の両氏を使って武蔵~相模一帯を侵食。相手の支配マーカーを取り除いた上で、滝川や上杉の本隊が進出するという算段です。この戦法には、さすがの北条陣営もまいったようで、特に独立勢力を前衛にするのが困ったらしい。というのも、本ゲームは「正統」という考え方が重視されていて、理由なき交戦は原則禁止されているのですが、これが独立勢力にも適用されるので、独立勢力を使って敵本隊の前面を塞いでしまうと、敵本隊は動けなくなる、という算段です。

結局第2Turn終了までプレイして我が柴田陣営優勢でゲーム終了。私的にはそこそこ面白かったのですが、他のプレイヤーの反応はあまり芳しいものではなかったようです。

参加者が一番違和感を覚えたのは、独立勢力や非織田勢力への攻撃すら正統性によって禁止されていること。例えば柴田勝家プレイヤーが指揮する毛利陣営であっても、柴田プレイヤーに対する大義名分(天下人、謀反人、反乱者のいずれか)が立たなければ攻撃できない(しても良いが、正統性を失い、ゲーム上著しく不利になる)。だから例えば毛利輝元が羽柴秀吉を攻撃するのは可だが、羽柴秀吉が毛利輝元を攻撃すると正統性を失うという非対称な状況になる場合がある。もっと酷いのは独立勢力で、例えば独立勢力を使って敵主力部隊の前面を塞いでしまうと、敵は独立勢力を撃破しなければ主力部隊を動かすことはできない。しかし独立勢力を攻撃すると、今度は正統性を失ってしまうので、敵としてはそれもできないとなる。こうして独立勢力を使った側は、労せずして敵主力を拘束できてしまうのだ。
それからこれもテクニックなのだが、例えば自分が天下人の場合、清須会議等で自軍が支配したエリアの中立陣営をあえて参戦させずに中立状態のままにしておくと、敵はその中立陣営を攻撃できない(正統を失うため)。結果として鉄壁の防御陣が出来上がる訳だが、これって合っているのかなぁ・・・?。

上記について後日デザイナー氏に確認した所、以下の通り回答を得た。
(1)独立勢力に対して攻撃しても正統性は失わない。
(2)中立であっても天下人の領地は攻撃可能。その場合、正統性を失わない。
(3)非織田勢力への攻撃は正統性を失う(プレイ時の解釈通り)

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謙信上洛(GJ#46/ツクダ)

「信長後継者戦争」を途中で切り上げて次にプレイしたのが「謙信上洛」。言わずと知れた上杉謙信による上洛戦を扱った作品です。詳細は別記事で。

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モンスターメーカー(将企画)

今回の締めとしてプレイしたのが、お手軽カードゲーム「モンスターメーカー」。ミルボーンタイプのゲームですが、往復の概念があることと、賞金の概念があること等が目新しい所。他にも魔法使いや様々なモンスターの存在がファンタジー色を強めている作品です。1回のプレイタイムは30分以下とお手軽で、今回は3人で4回プレイしました。ルールは簡単でお手軽に楽しめる作品だと思います。

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まとめ

今回は2日連続山科会ということで、山科会のノリを堪能できた2日間でした。会場を提供頂いた紙さんには感謝しきりです。また遊びに行きますので、宜しくお願いします。

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昨年冬、冬のサロマ湖に初めて行きましたが、その時にサロマ湖に沈む夕陽は美しいという話を聞き、それを見る機会を狙っていました。

この冬、網走から知床半島一帯を旅行した際、サロマ湖の夕陽を見る機会を得ました。
2泊3日の旅行期間のうち、2日目の夕方と3日目の夕方にそれぞれサロマ湖へ行きましたが、2日目は曇天の為アウト。3日目も昼間は雪が舞っていて結構危なかった。夕方4時前から少し晴れ間が見えて来たので、これは行けるかな、と思って網走からサロマ湖岸まで約1時間の行程を車を走らせました。

サロマ湖岸についたのは16:30頃。丁度雲の向こうに夕陽が沈もうとしている場面に遭遇しました。太陽の近くにある雲が夕陽を浴びて赤く輝くような景観は感動もの。そのまま雲の向こうに隠れるかな、と思われた太陽が、雲の間から姿を見せて沈んでいく姿を見た時は、もう大感激です。

結局太陽が湖の向こうにある山の背後に沈むまで、ずっと見ていました。寒かったけど。

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