もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2017年04月

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俘虜記

大岡昇平 新潮文庫

「レイテ戦記」で有名な大岡昇平氏が、自らの俘虜体験に基づいて記した小説である。小説といっても恐らくある程度事実に裏付けされた小説であり、単なるフィクションではない。
筆者大岡昇平氏は、京都帝国大学(今の京都大学)文学科卒業のインテリでありながら、一兵卒として徴兵され、フィリピンに送られた。そしてミンドロ島サンホセに暗号兵として赴き、1945年1月の米軍によるミンドロ島上陸に際して米軍の捕虜となり、レイテ島に送られる。そこでレイテ戦で戦った陸海軍の捕虜達と一緒になり、約1年間に渡る捕虜生活を送ることになる。
本書は捕虜の立場から見た捕虜達の生活を、少し滑稽に、少し皮肉を込めて、描いている。「日本人収容所長」として権力を奮った「イマモロ」(今本)、その腰巾着の「オラ」(織田)が代表格だが、その他にも様々な捕虜達が登場し、紙面を彩っている。また、筆者と関わりのある米軍関係者、ミンドロ島で共に戦った戦友達にまで話が及び、戦場及び捕虜という異常な環境下で筆者がどのように生きたかが生き生きと描かれている。
本書は、戦争という巨大な悲劇の中で繰り広げられる人間同士の喜劇を描いた作品であり、所謂「戦記」では描かれることのない戦争の一面を描いた傑作である。

お奨め度★★★★

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機動戦士ガンダムシリーズの第1作目である「ファーストガンダム」。その地上戦を扱った古典的な作品が、かつてツクダホビーから出版されていた「ジャブロ」です。HexやTurnのスケールは不明。1ユニットは1機のモビルスーツ、戦車、戦闘機等を表します。このゲームで特徴的なのはユニットの扱い。1ユニットが1機のモビルスーツを扱うというのは先に書いたとおりですが、その他にモビルスーツが搭載する各種外装兵器(ライフル、マシンガン等の銃器、サーベル等の白兵戦用兵器)がユニット化されていることです。これらのユニットを組み合わせることで、モビルスーツの様々なコンフィギュレーションを再現できるようになっています。

今回は、この「ジャブロー」をプレイした際の記録を紹介します。

シナリオ3.ジオンの脅威(第12話)

ガルマを倒したホワイトベース隊が新たな敵ランバ・ラルと最初に遭遇した時の戦いを描いたシナリオです。ジオン側はランバ・ラルの搭乗する新型モビルスーツ「グフ」1機と、アコース、コズンの操る「ザク」が2機の計3機。連邦軍は主人公アムロ・レイの搭乗する「ガンダム」と、カイ・シデンの乗る「ガンキャノン」の2機が登場します。「ガンダム」は固有の白兵戦用装備の他、ハイバーバズーカを装備。「ガンキャノン」は手ぶらです。一方のジオン軍は、「ザク」2機がザクマシンガンとクラッカーを装備。「グフ」は固有の白兵戦用装備です。
私は連邦軍を担当しました。

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序盤、視界の開けた場所に陣取った「ガンダム」と「ガンキャノン」は、距離20ヘクスの遠距離から、バズーカとキャノン砲による一斉射撃を仕掛けます。防御射撃、しかも移動目標という不利な状況でしたが、両者はいずれも「ザク」に命中(ランバ・ラルの「グフ」は技量が高くて命中は期待できないため)。この時期まだヘタレのイメージが強いカイですら、ゲーム上の評価ではベテランのアコースやコズンを上回っています。

直撃を受けた「ザク」はいずれも爆散。最近でこそ「ザク」人気で「ザク」の強さが強調されるようになってきましたが、ガンダム放映直後における「ザク」の評価はどうせこんなもの。ゲーム上の評価では、連邦軍の主力戦車である61式戦車ですら、「ザク」にとっては強敵です(1個中隊で1個小隊と相打ちになって大喜びしているどこかの連邦軍戦車兵に聞かせたい話です)。

残ったランバ・ラルの「グフ」に対しては、カイの「ガンキャノン」では勝負にならないので後退。「ガンダム」が白兵戦を挑みます。ヒートロッドを振りまわしてくる「グフ」に対して、ビームサーベルを構える「ガンダム」。

 「来た!!」

空中で両者が激突してスパークが走る。真ん中から切り落とされたヒートロッド。

 「やったか?」

叫ぶ「アムロ」。

 「やるな。ガンダム」

こちらはラル。シールドに手をまわしてヒートサーベルを取り出す。

 「なに!!。まだ武器があるのか」

驚愕するアムロ。突っ込んでくる「グフ」に対して「ガンダム」も再びサーベルを構え直す・・・・。

てな具合でゲームが進んでいきます。

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シナリオ7.追撃、トリプルドム(第23話)

マ・クベ隊との交戦で不時着を余儀なくされた「ホワイトベース」。そのエンジン修理と新型機輸送のためにマチルダ補給部隊が派遣されてきた。マチルダ隊の支援により戦力を回復させつつある「ホワイトベース」に対し、ジオンのモビルスーツ部隊が迫る。新鋭の局地専用重モビルスーツ「ドム」を装備した黒い3連星だった。

てな具合で、このシナリオは、ガンダムの中でも中盤のクライマックスとして名高いトリプルドムとホワイトベース隊との交戦を描いたシナリオです。ジオン側の兵力は「ドム」が3機。いずれもジャイアントバズを装備しています。対する連邦軍は、「ガンダム」「ガンキャノン」「ガンタンク」の3人衆が登場。「ガンダム」は飛び道具なし(一応バルカン砲はあります)、「ガンキャノン」はビームライフルを装備、「ガンタンク」は完全に手ぶらです。
今回も私は連邦軍を担当しました。

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序盤、今回先制攻撃を仕掛けて来たのはジオン側でした。ガイアだかオルデガだかが放ったバズーカの1発はハヤトの乗る「ガンタンク」に命中。愛機が単座型に改造されて「やっと一国一城の主だ」と張り切っていたハヤトでしたが、360mmの大口径バズーカ弾は「ガンタンク」の急所に命中しました。重装甲を誇る「ガンタンク」も運悪く爆発炎上。ハヤトの生死は定かではありません。
別の1発はカイの「ガンキャノン」にも命中しましたが、こちらはカイが被弾に耐えたので、何とか損害なしで切り抜けました。

連邦軍はカイやハヤトでは黒い3連星に勝てないこを実感。勝利条件上は3機に2機を撃破した方が勝利とあるので、とにかく「ガンキャノン」は物陰に隠れるべく移動します。一方「ガンダム」は飛び道具なしなので、得意の白兵戦に持ち込むべく「ドム」に接近。一方の「ドム」部隊。あんな化け物に敵う訳ないと、「ガンダム」との距離を保ちながら「ガンキャノン」を追いこみます。

「ガンキャノン」を両脇から挟んだ3機の「ドム」が左右から接近。一方、退路を失った「ガンキャノン」が苦し紛れに放ったビームライフルの一撃がマッシュの「ドム」に命中。これが「ドム」の急所を貫いて「ドム」爆散。史実通りと言えば史実通りで、3連星最初の犠牲者はやはりマッシュでした。

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一方の「ガンダム」。いじめっ子宜しく「ガンキャノン」を左右から殴る蹴るしている2機の「ドム」に対して、「ダメじゃないか」とばかりにつかみかかり、リーダー格のガイアの「ドム」をまずは軽く突き飛ばします。ガキ大将のガイア機といえども、史上最強のケンカ番長「ガンダム」の敵ではなく、早くも半身不随。

 「連邦のパイロットはタダものじゃないぞ」

と叫ぶのが精一杯です。

結局「ドム」3機から集中攻撃を受けた「ガンキャノン」は、半殺し状態になりながらも爆散を免れて行き残り、一方「ガンダム」から2度に渡って切りつけられたガイアの「ドム」もまた顔面血だらけになりながらも、なんとか行き残りました。

勝利条件的には引き分けです。

感想

まずは褒める所から。1シナリオのプレイ時間が1時間前後と短いので、短時間でプレイできる点が良いです。ルール的には結構細かいルールが多いのですが、シナリオの登場機数が少ないので(最後のメインシナリオ除く)、負荷感はそれほどでもありません。また劇中の場面がそれとなく再現されている点も評価したいです。

ゲームとして見た場合、真面目に勝利条件を考えてプレイした場合はどうしようもない部分が結構多いです。モビルスーツとパイロットの能力差が激しいので、対決自体が不毛なのです。例えば最初にプレイしたシナリオの場合、ジオン側の「ザク」2機は連邦軍に対してほぼ通用しないので、ゲームに出てきてもアムロやカイにキルマークを提供するのがオチです。であるなら、最初から登場させないか、あるいは登場させても物陰に隠れて置いて、ランバ・ラルが「キャノン」を仕留めてくれるのを待っていた方が良いでしょう。
「黒い3連星」シナリオについても、今度は「ガンダム」が強すぎるので、「黒い3連星」側にとって「ガンダム」と交戦するメリットが殆どありません。命中修正が激しいのでジャイアントバズを「ガンダム」に命中させるのは困難な上、運よく「ガンダム」に命中しても、戦闘修正の差によって有効打を与えるのは難しい。それなら「ガンダム」を相手にせずに「キャノン」と「タンク」を先に仕留めて逃げ切った方が良い。対する「ガンダム」はそれを阻止すべく・・・、うーん。

結局の所、シナリオの作り方が拙い。目的と手段のはき違えがあるから「敵機を全滅させれば勝利」等という訳のわからない勝利条件が適用されてしまう。今回プレイしたシナリオについても、例えば目標としての「ホワイトベース」(勿論動けない)を登場させて、「ホワイトベース」にxx打撃以上与えればジオン軍の勝利、というような勝利条件を設定すれば、もう少し緊張感のあるプレイが楽しめるように思います。

その他にもルールの適用に妙に煩雑な部分があったり、修正値が面倒等、今から思えば洗練されていない部分も散見されます。ただし、当時のガンダムファンの少年達(我々の事です)を熱狂させた作品であることは間違いなく(*1)、勝敗に拘らずに当時の気分に浸ってプレイするのが一番良いプレイスタイルなのではないでしょうか。

(*1)当時、AHのクラッシク500なら「嫌々付き合ってくれた」我が友人曰く、「このジャブローって面白いよ」。

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本能寺といえば歴史好きな人にとっては知らない人がないお寺です。そう。あの織田信長が部下である明智光秀の裏切りによって49歳の生涯を閉じた場所です。いわゆる「本能寺の変」です。

このように歴史上有名な本能寺なのですが、何故か観光地としてはあまり注目されていない。場所が京都市街地の真ん中ということもあるのでしょうが、それよりも現在の本能寺が、あの本能寺とは別物であることも大きいように思います。そう。「本能寺の変」の本能寺は、「本能寺の変」で焼失してしまったため、現在の本能寺は羽柴秀吉によって再建された別物なのです。

そんな本能寺を訪れたのは4月初旬のある日。桜の花を楽しみに京都に来ていた私ですが、今年は例年になく桜の開花が遅く、そのため京都の桜も殆ど「つぼみ」「咲き始め」の状態でした。仕方なく私が選んだ場所が、本能寺であった、という訳です。

「ホテル本能寺」という映画にも出てきそうなホテルの裏手に本能寺はありました。ビル街のまんなかという立地ながら、予想以上に大きいお寺で、一瞬往時が蘇ったのかと思ってしまいました。

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京都にはコーヒーが美味しいということで有名なコーヒー店が結構沢山あります。
今回紹介する「イノダコーヒー」もそんなお店の1つです。

地下鉄の京都市役所駅から徒歩で5分程度。大通りから少し中に入った場所に「イノダコーヒー本店」はありました。大通りからは少し離れた場所にあるにもかかわらず朝から既に待ち行列が出来ていました。私も待ち行列に入り、待つこと15分程で中に入れてもらいました。

ハムトーストとアラビアンコーヒーを注文。分厚いトーストでハムを挟んだハムトーストは期待通りの味。分厚いトーストが溶けたバターの味と良く絡み合い、それにハムの香ばしい味とが絶妙にマッチしています。2切れを食べ終えた時には大満足の自分がそこにいました。

アラビアンコーヒーもこくのあるコーヒーの奥深い味が味わえる一品。香りも絶妙でコーヒー好きには堪らない1杯でした。

「イノダコーヒー」で食べる。朝食。値段は決して安くはありませんが、それだけの満足感を味わえるお店でした。

お奨め度★★★

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旅先でお世話になっている宿のご主人から、
「古いシミュレーションゲームを処分しようと思っているのだが、良かったら引き取って呉れないか」
という何とも有難いお話があり、二つ返事で快諾。どれどれ、どんなゲームがあるのやら、と思ったら、これがまた「宝箱」状態。
ざっと上げると、

 ・Operation Typhoon(HJ/SPI)
 ・The Last Gamble(HJ)
 ・Road to the Rhine(HJ/GDW)
 ・Battle for Stalingrad(HJ?SPI)
 ・Patton's 3rd Army(SPI)
 ・Panzer Blitz(AH)
 ・フリードリッヒ大王(AH)
 ・Panzer Blitz(AH)
 ・War and Peace(AH)
 ・Patton's Best(AH/HJ)
 ・スコードリーダー(AH)
 ・戦国大名(EP)
 ・武田騎馬軍団(EP)
 ・装甲擲弾兵(EP)
 ・東部戦線(EP)
 ・ナポレオン・モスクワへ(AD)

とまあ、こんな感じだったかな・・・。

この中には既に持っているもの(パットン第3軍、装甲擲弾兵等)や多分プレイしないだろう(ラスギャン、ナポレオン・モスクワへ)、誰かが持っているから俺が持っている必要なかんべ(オペタイ)等もありますが、まあ誰かに進呈??すれば良かんべ・・・。ゲムマに持っていけば3枚ぐらいは返ってくるかも・・・。

それにしてもこのご主人。笑顔が素敵な好人物なのですが、何だかゲームの好みは結構マニアックだなぁ。オペタイは兎に角、ラスギャンなんて余程のマニアでないと買いませんで・・・。

人は見かけによらないものです。

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