
これまで3回の戦いはいずれも地球防衛軍の圧勝であった。それはそれで面白かったが、もう少し地球防衛軍が苦戦する場面も見てみたい。そこで選んだのがこのシナリオである。
ルールブックには書かれていなかったのだが、艦載機が無限に攻撃するのは違和感があるので、ミサイル攻撃も固定火器による攻撃もそれぞれ1回の出撃では1回までとした。また対空射撃でアボートした艦載機は、着艦するまで対艦攻撃は実施不可能とした。
ちなみにルールブックを読むと、特に艦載機の攻撃回数について制限はないように思える。しかしp14のプレイの例を見ると、ドメル艦隊の爆撃機がミサイル発射後に「裏返す」とある。プレイの時にはなぜ裏返すのかが不明だった。



1Turn



さらに重爆撃機がドリルミサイルを搭載して「ヤマト」の艦首方向に現れた。ミサイルは「ヤマト」の波動砲発射口に命中。「ヤマト」の内部に向けて突き進んでいく。

3Turn


そこへ「ヤマト」を発進したブラックタイガー隊が襲いかかる。対空砲火を潜り抜けて空母「クライツ」を襲ったブラックタイガー隊は「クライツ」を大破させた。
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4Turn


感想

艦載機のルールを自己流に解釈して「攻撃は1回のみ」としたが、そのルールを排して複数回攻撃できるようにすれば、ガミラス軍にもチャンスがあるかもしれない。(ただし、攻撃回数制限なしとすると、今度は「ヤマト」側がガミラス艦載機の長距離ミサイル攻撃を阻止する手段がなくなる)
このプレイから数日後に"BonsaiGames"のHPの存在を知り、そこに「ミサイルを発射した艦載機は自動的に損耗します」というルールが追記されていたので、ようやく上記の疑問が氷解した。その他にもこのエラッタには戦闘機による制空戦闘等、重要なルールが追加されており、ゲーム展開にかなり影響を与えそうである。"BonsaiGames"のHP
これまで本作について色々なシナリオを試してみたが、全般的には地球側に有利なシナリオが多いようだ。無論、あくまで感想に過ぎないので、ちゃんと研究した訳ではない。バランスは兎に角、「ヤマト」らしさを味わうことができる作品であることは間違いない。本作をプレイする場合は、あまり勝敗には拘らず、昭和の雰囲気に浸りながらプレイするのが良いと思う。
短いシナリオなら30分、長いシナリオでも2時間とかからない(さすがに土星決戦はもう少しかかるかも)ゲームなので、手軽に楽しめる所も良い。