もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2019年02月

南北に広がる八ヶ岳連峰は、標高3000m近い高山を有する本格的な山岳なので冬場の積雪量は多いです。しかし位置的には太平洋側気候帯に属しているので晴天率が高く、つまり「晴れた日に本格的な雪山登山が楽しめる」という有難い所です。

中でも、今回紹介する北横岳は、ロープウェーで標高を稼げるという利点がある上、登山路の大半が樹林帯の中にあり、かつ登山路の斜度が小さいということで、雪山登山の入門用として最適の要素を備えた山になっています。

そんな北横岳に雪山デビューを目指す私がチャレンジしたのは、2019年1月半ばの晴れた日のことでした。

前夜のうちに近くに宿をとり、当日は茅野駅前発0755のバスを利用しました。レンタカーを利用した方が柔軟性や現場での機動力が確保できるのですが、今回はコスト重視でバス利用です。
バスの中でひと眠りした後、北八ヶ岳ロープウェー駅に着いたのは0840頃でした。ロープウェーの始発が0900なので、それに乗って一気に標高2200mの坪庭に上がります。ロープウェーを降りて外に出ると、まずはその景観に感動。青空と雪を被った白い木々のコラボレーションが素晴らしいです。

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雪道歩きになるので、早速軽アイゼンを装着。ちなみに今回の装備は、6本爪アイゼンとストックのみ。ピッケルは持参していません。入門コースなので大丈夫かなと思っていますが、ヤバかったら無理せず引き上げる腹積もりです。雪山登山は夏山に比べてリスクが高いので、兎に角「ヤバいと思ったら引き上げる」の鉄則で行動しようと思います。

アイゼンの装着に手間取り((;^_^A、漸く準備完了でさあスタート。まずは坪庭を歩きます。坪庭の景観も素晴らしいの一言。樹氷と青空、さらに遠景のコラボが素晴らしい。何度も立ち止まって写真を撮りまくりました。
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途中で北横岳に向かう分岐があるので、そこから左に折れて北横岳に向かいます。

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ほどなく道は登山道となり、樹林帯の中に入っていきます。緩やかな登りが続いて徐々に高度を上げていき、右手に坪庭がだんだん小さくなっていきます。その間にも雪を被った木々が青空に映えて美しい。

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1時間ほどで北横岳ヒュッテに到着。通年営業している山小屋で、予約すれば真冬でも宿泊可能です。

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ここからはやや登りが急になりますが、どうこういうほどのこともなく、10~15分ほどで北横岳山頂に着きました。さすがに山頂は遮る木々がないので吹き曝しであり、冬の強い風が吹いていました。しかし山頂から見る景観は素晴しく、すぐ近くに北八ヶ岳の主峰である蓼科山が見え、その向こうには北アルプスの山々も見えています。北横岳の山頂は南峰、北峰の2つのピークがあるので、両方往復しました。

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山頂でゆっくりしたかったのですが、風が強いので早々に退散。下山の途につきます。下り始めて最初の斜面が結構斜度がきつく、軽アイゼンで降りるのは少し難儀しました。真っすぐ降りると怖いので、足を少し斜めにして降りていきました。それも最初だけで、しばらく歩くと斜度が緩やかになるので、そこからは普通に降りて行けます。
北横岳ヒュッテに到着した後、少し道を逸れて七子池という池塘を見に来ました。池塘と言っても冬場は雪を被ったただの平原に過ぎないのですが・・・。

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北横岳ヒュッテから先は斜度が緩やかになるので、軽アイゼンでも問題なく下山できました。その間にも眼下に見える坪庭等を写真に収めます。

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坪庭には1130頃に戻って来ました。名残惜しいので坪庭を回ってさらに写真撮影します。

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ロープウェー駅前で軽く食事をし、1220発のロープウェーで下山しました。ロープウェーから見る山々の景観もまた素晴らしかったです。

今回の感想ですが、少なくとも今回の地形や天候の範囲内では軽アイゼンとストックの組み合わせで特に危険はないと思います。ただしウェアリング等では反省点もあり、その点は次回の山行に生かしたいと思います。

いずれにしても北八ヶ岳は関東地区からのアプローチも良く、その気になれば日帰り往復も可能。天気が良ければ素晴らしい景観を堪能できるので、私としても是非再訪したいと思います。

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薬に頼らずぜんそく・セキが止まるすごい方法

川井太郎 WAKASA PUB

「薬に頼らずぜんそく・セキが止まるすごい方法」。そんな方法があるのなら是非試してみたい。そう思って読んでみた。内容はエクササイズ中心の体質改善方法である。エクササイズが結構面倒なのだが、だまされたと思ってやってみよう。

かくいう私も15年近くもアレルギー性喘息に悩まされ続け、先日藁をもつかむ気持ちで本書を手に取ってみた。以来約3週間、本書で紹介されているエクササイズを続けているが、明らかに効果が出てきている。効果が出始めたのはエクササイズを始めてから2週間目ぐらいで、その後1週間でピークフロー値が300以上上昇した。今では息苦しさを全く感じない(2週間前は階段を1フロア登っただけでゼイゼイだった)。嘘みたいな本当の話である。

私にとっては、まさに干天の慈雨であった。

お奨め度★★★★★

自作空母戦ゲーム「海空戦、南太平洋1942」(以下、本作)。今回は、追加シナリオである真珠湾シナリオについて紹介する。
このシナリオは、2019年5月26日のゲームマーケット春で発売予定の「雑誌、海空戦No.2」に収録予定である。

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「海空戦、南太平洋1942」の概要については-->こちらを参照して下さい。
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前号まで

真珠湾攻撃シナリオである。史実通りだと一方的すぎるので、史実をややアレンジし、仮想戦とした。すなわち米側の防御態勢を史実よりもやや強化し、さらに実際には真珠湾近海にいなかった「レキシントン」や「サラトガ」機動部隊も真珠湾近海にいたものとする。従って日本軍にとっては、史実よりもやや厳しい状況としている。

第1Turn。日本軍はほぼ史実通りの攻撃編成で真珠湾に襲いかかった。しかし戦果は史実を遥かに下回るものとなり、戦艦5隻が中小破したに過ぎなかった。

前号の詳細は-->こちら

1941年12月7日(承前)

1000

イメージ 5偶々真珠湾北東海域を行動中であった米空母2隻(「サラトガ」「エンタープライズ」)は「真珠湾空襲さる」の報を受けて活動を開始した。日本機動部隊の位置は、米飛行艇の報告により真珠湾北方約200海里であることが既に判明している。そこで米空母2隻は別々の航跡を引いて日本艦隊を追う。さらに空襲を受けた真珠湾では、出撃可能な艦艇を結集して出撃態勢に入っていた。戦艦2隻、軽巡4隻、駆逐艦13隻からなる有力な水上部隊である。

イメージ 6両軍の索敵機が敵空母を求めて飛び回る中、両軍はそれぞれ求める敵の姿を捉えていた。先手を取ったのは米機動部隊で、真珠湾北方270海里の地点を北上中の日本空母を発見したのだ。2隻の米空母から日本艦隊の発見位置までの距離は150~210海里。攻撃には手ごろな距離である。日本艦隊から近い距離に位置する「エンタープライズ」からは戦闘機8機に護衛の元、SBD艦爆27機が飛び立つ。また距離の遠い「サラトガ」からは護衛を伴わない艦爆36機が日本艦隊へ向かう。

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イメージ 7最初に目標上空に到達したのは、「エンタープライズ」を発進した攻撃隊である。日本艦隊上空には100機近い零戦が網を張って待ち構えていたが、米攻撃隊は巧みにそれを突破し、空母「蒼龍」を急降下爆撃する。2発の爆弾が命中して「蒼龍」中破。発着艦能力を失った。しかし米攻撃隊も全軍の約半数を失う大損害を被った。

次に「サラトガ」から発進したSBD艦爆36機が日本艦隊上空に到達する。しかし攻撃隊は零戦の迎撃を受けて約半数が艦隊上空へ到達したに過ぎない。激しい対空砲火によって目標を逸らされた艦爆隊は、僅かに1弾を空母「翔鶴」に命中させたが、「翔鶴」の損害は軽微であった。

イメージ 8オアフ島から発進した米陸軍航空隊のA-20爆撃機18機が南雲艦隊を襲う。A-20は零戦の迎撃を巧みに躱したが、激しい対空砲火によって3機が撃墜され、残りも空母に命中弾を与えることはできなかった。

日本側の索敵機も同じ頃に米空母の姿を捉えていた。しかし米軍機の攻撃が激しく、日本空母は誘爆の危険があるので攻撃隊を飛行甲板に並べることはできない。

「エンタープライズ」の第2波攻撃隊はSBD艦爆、TBD艦攻各9機からなる計18機である。彼らは零戦の防御ラインを巧みに突破して空母「飛龍」を狙う。激しい対空砲火が米攻撃隊を包む。3機のドーントレスが撃墜され、他に数機が被弾した。「飛龍」を狙った爆弾・魚雷は悉く目標を逸れてしまったため、「飛龍」は九死に一生を得た。

イメージ 9しかし「飛龍」の幸運もここまでだった。続いて飛来してきたのは、オアフ島ハーバーズポイントを発進した米海兵隊のSBD、SB2U艦爆計27機である。零戦の迎撃を突破した米艦爆隊は、「飛龍」を狙った。訓練不足のSB2Uヴィンディケータ9機は超低空から緩降下爆撃を敢行し、SBDドーントレス隊18機は中高度から急降下爆撃を敢行する。零戦と対空砲火によって6機の艦爆が撃墜されたが、残りは「飛龍」に殺到した。
4発の1000ポンド爆弾が「飛龍」に命中した。空襲を予想していた「飛龍」は攻撃機を格納庫に戻して防空体制を敷いて待ち構えていたが、2万トン弱の中型空母が、4発もの大型爆弾命中に耐えられる筈もなかった。「飛龍」は辛くも沈没を免れたが、大破して戦闘能力を完全に失った。

このTurn、日本軍は空母1隻大破、同1隻中破、同1隻小破の損害を被った。早くも保有空母6隻中、半数に相当する3隻が損傷を被ったことになる。しかも2隻は完全に航空機運用能力を喪失している。日本艦隊の前途に暗い影が降りてきた。

1400

イメージ 10南雲機動部隊は漸く攻撃準備を完了した。しかし何たることか。ハワイ北東海域は天候が急速に悪化。米空母群はスコール雲の下に隠れてしまった。
日本軍は真珠湾の沖合に敵艦隊を発見した。しかし空母の姿を認めない。恐らく真珠湾から緊急出港した戦艦群であろう。そこで日本軍は真珠湾に対する第2次攻撃を決意。零戦18、艦爆54の計72機からなる第2次攻撃隊を発進させた。攻撃目標は真珠湾の港湾施設である。航続距離の関係から、艦攻隊は出さない。敵空母出現に備えて温存する。
イメージ 11イメージ 12攻撃隊は真珠湾上空に到達したが、真珠湾上空には約50機の米戦闘機(P40、P36、F4F)が待ち構えていた。零戦隊は3倍の米戦闘機相手に奮戦したが、衆寡敵せず。零戦6機が撃墜され、米戦闘機の被害はなし。艦爆隊も対空砲火による被害も併せて24機が失われた。被弾機も多数に上り、味方空母に帰投した時に使用可能機は零戦9、艦爆18の計27機に過ぎなかった。
真珠湾では港湾施設と重油タンクの一部が破壊され(3Hit)、攻撃効果は上がったが(15VP)、日本軍にとっても失われたものはあまりに大きかった。

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1800

北方海域から帰還してきた空母「レキシントン」機動部隊がハワイ近海に姿を現した。これでハワイ近海に遊弋する米空母は3隻となった。日本空母は6隻残っているが、そのうち航空機運用可能なものは4隻。従って現時点での額面戦力では、日米双方はほぼ同等となった訳だ。
戦場は相変わらず悪天候が続いている。悪天候の下、合流を果たした米機動部隊に対し、日本空母はハワイ近海から遠ざかるように移動する。

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2200

夜になった。日本艦隊は損傷した2隻の空母に護衛艦2隻をつけて北方へ分離した。一方の米艦隊は戦艦2隻を中核とする水上部隊を北上させ、空母群との合流を目指す。
日本艦隊は翌日の作戦に備えて攻撃の準備を進めている。昨日の戦闘の消耗により、現在使用可能な機数は以下の通りであった。(合計257機)

 零戦: 86機
 艦爆: 63機
 艦攻:108機

日本艦隊の作戦はこうだ。翌朝艦爆隊を主力として真珠湾に対する攻撃を実施する。目標は真珠湾の港湾施設だ。残った艦攻隊は敵艦隊出撃に備えて待機する。もし敵艦隊が攻撃圏外なら艦攻隊も真珠湾攻撃につぎ込む。攻撃終了後、機動部隊は攻撃隊を収容の後、北西方向に向けて退避する。


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海軍水雷史

海軍水雷史刊行会

大東亜戦争時(太平洋戦争)における日本海軍の水雷について扱った著作である。1000ページ以上にも及ぶ大作で、大きく分けると「兵器」に関する部分と「制度、組織、用兵及び戦史」に関する部分に分けられる。扱う分野は「兵器」は魚雷、機雷、爆雷、「制度、組織、用兵及び戦史」については水上艦艇、航空雷撃、潜水艦、対潜戦、機雷戦、特攻作戦等に触れている。旧海軍の水雷戦についてはバイブル的な著作で資料的価値は大きい。また実際に水雷戦に関わった人たちの赤裸々な思いが綴られている著作でもある。旧海軍軍人の著作なので旧海軍に対する評価が甘く、特に戦果判定についてはかなり甘目の判定であることは否めない。
個人的に興味を惹いたのは、米海軍の魚雷に対抗する魚雷妨害装置に関する記述と、対潜戦に関する記述である。特に後者は「米潜水艦にやられっ放し」という評価が一般に定着しているため、筆者たちの「憤懣やるかたない」思いが伝わって興味深い。

お奨め度★★★★

鉄道と雪はよく似合います。そこで今回、北海道の冬をテーマに雪と鉄道の風景を撮ってみました。

留萌本線留萌駅

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函館本線滝川駅

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函館本線岩見沢駅

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函館本線小樽駅

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函館本線くっちゃん駅

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函館本線比羅夫駅

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函館本線蘭越駅

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函館本線長万部駅

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